『始まりはいつも』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
★始まりはいつも
始まりはいつも唐突に訪れる。
諦めかけたその時、突然目の前に現れる。
終わったんだと目を閉じるその瞬間、再び輝きだす。
人生はその繰り返しだ。
私たちはきっと、どこまでも行ける。
ウエディングベルの音が鳴り響く夕方
壮五と手を繋ぎこれからの未来に思いを馳せていた。
ドンッ!!
私の足元で友人の子が転んだ。たしか今年で7歳の男の子
「大丈夫?怪我ない?」
「大丈夫です!おねえさんのスカート柔らかくて綺麗ですね!」
「ありがとう。よかった怪我なくて、気をつけるんだよ」
その子は大切そうに手で何かを包んでいた。その子は近くにある草むらまで歩いて行き、カエルを自然に放った。私が後少しで気づかず踏んでしまっていたかもしれない。その子の優しさに触れた瞬間だった。そして、その子に壮五の面影をみた。
そして子供の頃同じような経験をしたなぁと思い出す。
友人「ねぇねぇ!〇〇あっちで縄跳びしよ!」
「いいよ!」
「うわっ!!!びっくりした、、、大丈夫?なんかあった?」
「ごめんね。急に目の前でしゃがまれてびっくりしたよね。」
「〇〇さんが後少しで踏みそうになってたから。」
そう言った壮五の手の中にはもう死んでしまったセミがいた。
「そのセミどうするの?」
「土に埋めてあげるんだよ。一生懸命生きたんだね。」
綺麗な服を汚してまで、死んでしまったセミをつぶれないように守った壮五を見て、自分も生き物の命を大切にするようになった。
「壮五くん!委員会何にするの?」
「僕は生徒会かな。」
「どうして?」
「みんながより良い学校生活を送れるようにするためかな。」
「そうなんだ!じゃあ私も生徒会入ろ〜」
「〇〇、今度ライブに行くんだ。一緒に行ってくれないかい?」
「いいよ!全然分からないかもしれないから、色々教えてね!」
「もちろんだよ!楽しみにしているね!」
「僕、〇〇さんのことが好きです。よろしければお付き合いしていただけないでしょうか。」
「壮五、堅いよ!!笑。もちろん!」
「〇〇さん、僕と結婚していただけませんか。生涯をかけて幸せにします。」
「よろしくお願いします」
今思い返すと、何かの始まりはいつも壮五だった。壮五が生徒会に入ったから自分も生徒会に入って色々な力を身につけられたし、壮五が好きなバンドも今では私も好きだ。壮五が告白してくれたから、プロポーズしてくれたから壮五と一緒になれた。壮五のお陰で今の私があるし、壮五のお陰で今幸せである。
「ねぇ、壮五。子供たくさん欲しいね。」
「そうだね。家族でたくさん旅行もいこう。」
「壮五、ありがとう。私、今幸せ。」
「僕も幸せだよ。」
No.154『始まりはいつも』
始まりはいつも平和。この平和がいつまでも続くと思ってる。
終わりはいつも唐突。気づいた時にはもう何もかもが遅い。
cat and beansっていう、映画が、面白いです。花のお姉さんが、助けてくれたり、石を、周りに、敷いて、妖怪が、入ってこられないようにするのが、好きです。題名が、曖昧で、分かりませんが、是非、見て下さいね。
物語の始まりはいつも突然だ。
生きているモノとして生まれることから始まったり、絶体絶命な状況で走馬灯の如く振り返るように始まったり、何でもない日常から非日常に変わることが始まりだったり。
⸺じゃあ、我が部下たる君が、一番理想とする始まりはなんだい!!!
「……相変わらず唐突ですね。………何でもない日常から、ちょっぴり不思議な体験をする、のが理想ですね」
え、そうなん?てっきり、ラストバトルから始まってそのバトルになるまでの鬱展開をじっくり〜ってタイプかと思ってたわ。
「私に平穏を求める思考が定着するほど主人公的立ち位置を押し付けてるのって誰でしたっけ?」
………へへ。じゃあな!!!
「あっちょっおいコラ!⸺クソッ逃した……家事しよう。イライラは、積み重ねるしかない作業で徐々に沈めるのが私にとっての最高効率なんだから」
【この日常は遠い未来。もしくはIF】
「初めまして」
いつも仕事で新しい仕事仲間が現れると
その初対面の方と会話する時に
その一言を言うのが苦手な時がある。
これからこの人と関係を築くのかと思うと
うまくやっていけるか心配になる。
そのネガティブな精神を180度変えてくれるのは
いつも相手の優しさだったり
人によっては私からのちょっとしたアプローチを含む
声かけだったりする。
何かの拍子で関係が悪くなることを恐れるより
いつも始まりは
深い意味を持たない「初めまして」から
一歩を踏み出すのが正しいのかもしれない
始まりはいつも鼻に付く文章になる。そして好き勝手に書き進めた後で語調を調整しようとするとなんだか堅苦しくて偉そうな文章になるのである。まぁそれを打開しようとして極端に口語で軽くしようとするんだけど存在しない馴れ馴れしい誰かを演じることになるのが私なんだよね。
んで語数をけずってひらがなおおめにしてシンプルな文章に整えていく。だけど自分の中の精確さを求めてしまって物足りず足していくアクセサリーのように余計な比喩を使ってしまう。それで困ったらこうやって自己言及的なメタ表現を使ってさも達観しているかのように見せる。
飛び出す。縦へ。平面の文章。触れる。他人の目。鬱陶しい。短く。作る。リズム。短文の羅列。ただそれだけ。
読んでいて恥ずかしいものばかり書いてしまう。そして今もそう。時制を使ってライブ感を出す。これもまたメタ的だ。こうやって何回も俯瞰で見て自己言及する思考巡回を他人は文章を作るときに何回するのだろう?そもそも文章は出だしが肝心なのか?
ねぇ、みんな始まりはいつもどう書いている?
: 始まりはいつも
賭博で八百長がバレてしまい
場の空気に緊張が走った
用心棒の男たちが
互いに合図を送った瞬間
無駄のない動きで金を掻っさらい
奴らの合間を縫って逃げ去った
狭く薄汚れた路地裏に潜み
逃げてきた奴の腕に指を食い込ませ
有無を言わせず腹を刺そうとした
だが女は隠し持ったナイフで
俺の喉を掻き切った
俺は目を見開き
ゴボゴボと息を漏らしながら…
「あなた~、早く起きないと
ご飯食べちゃうわよ~」
…目を覚ました…
一日の始まりはいつも、これだ…
桜月夜
お題『始まりはいつも』
始まりはいつも突然やって来る。
誰も予想なんてできない。
そう、【恋】の始まりはいつもひとりでにはじまるの。
あたしの恋はいつもビジュアルから始まってしまう。
「あの人かっこいい〜」
昼休み学校の屋上でクラスメイトの友達と昼食を食べながらグランドを眺めていたら誰かも分からない生徒を発見しあたしの目に止まった。
End
始まりはいつも世界の終わりと共にくる。
爆煙の中から現れたソイツはにこやかに微笑んでいた。
「やあ。久しぶりだね。会えて嬉しいよ」
「クソが。お前には二度と会いたくなかったのに」
「随分な言い様だなあ。僕と今世で会うのは初めてだろう?」
「だからだよ」
舌打ちしても悪態を吐いてもソイツは笑顔を崩すことはなかった。いっそ子供みたいな純新無垢な微笑みはコイツの所業とは正反対で、だからこそ気持ちが悪い。
「前世でも、前前前世でもあんな惨い殺し方したのにまだ僕を殺したいんだ? とんだサイコパスだねきみも」
「その言葉そっくり返すぜ。いい加減にしろよ、なんで何度殺されても世界を壊そうとするんだよお前は! 何回も転生を繰り返してでも終わらせたいのか!? そんなに憎いかこの世界が!」
声に混ざる血と怒り。魂の底から湧き上がるそれをどれだけ乗せて伝えても目の前で悠然と笑う笑の前には届かない。
「なんでだよ、なんでなんだよ。何がお前を拒絶した? 誰がお前を否定した? あと何度繰り返せばお前は諦めんだよ!」
「何度でも。君が生まれ変わるのをやめるまで」
しん、と空気が変わった。いつも笑みしか浮かべていない顔から感情が抜け落ちていた。
「ねえ、君は、君自身がなぜ何度も生まれ変わるんだと思う?」
「は?」
「教えてあげるよ。君が世界に望まれているからだよ、ヒーロー。僕という悪がいるから、君が望まれる。つまり、僕がいなければ君は望まれないし、きっと転生もしない」
わかるかい? とソイツの声は続く。聞いちゃいけない、と瞬間的に思ったが、脳髄の奥までそいつの甘い声は響いた。
「僕が世界を壊そうとする限り、何度だって君と会える」
会えて嬉しいよ、先程と同じ言葉を繰り返したソイツは、先程よりもずっと甘ったるい顔で笑った。
お題/始まりはいつも
急に懐かしいなあって気持ちになる時がある。定期的に。久しぶりに聴いた音楽とか、誰かの純粋な思いとか。そういうものに触れたりすると自分の中の嫌なものたちがなかなっていくような、そんな感じがする。やっぱり、独りじゃ嫌なものたちに囲まれちまって、上手く生きていけないんかもなあ。大事なんよね、きみたちが。本当にいつもありがとうって言ってるけど、言葉だけじゃ足りないなあ。
始まりはいつも君だった。
出会った時も、初めて一緒に遊ぶ時も、今の関係になる時も。全部、君が声をかけてくれたのは君からだった。
今の関係になってからも、君はいつも僕の手を引いてくれてたね。僕は、君の優しさに甘えてしまったね。たくさん無理をさせてしまったし、いろんな気持ちを抱えさせてしまったんだ。
僕に隠していた君の涙を見つけた時の気持ちは、今だって忘れられてない。
そうやって、僕はいつも君を無理をさせていたんだろうか?
君の涙を見つけてからも僕はすぐには頼れる人間にはなれなかった。それでも、君は僕の隣で笑ってくれていたんだ。
だから、最後だけでも…君との関係に終わりを告げる役目だけは、僕がやらなくちゃいけないね。
今度こそ君と対等な存在になれるように。
こんな不甲斐ない僕でも。君との新たな始まりを告げたいんだ。
「僕と家族になってください。」
いつも、私周りの何かと何かがカシャン、と音を立てて合体する。その時に、私はハッとして顔を空に向けるのです。すると、眩いほどの青空とそれに滲んだ穏やかな陽の光が私の目に飛び込む。そして、私はふと思う。ああ、私、やりたいことがある。
そうして、私の行く道が少しずつ、けれどたしかに出来ていく。
始まりはいつも、君の一言からだった。
君が「バンドやろうよ!」って言ったから
軽音楽部が出来て、
君が「近所の学校の軽音楽部と一緒に
合同ライブやろうよ!」って言ったから
今や☓☓地区高校生軽音ライブは毎年恒例になったし、
君が「ライブの動画をSNSに投稿しようよ!」って
言ったから
動画がバズってうちの軽音楽部がだんだん有名になって、
君が「全国大会に出ようよ!」って言ったから
部員みんな練習頑張って、今年ついに全国行きの切符を
掴んだのに。
全国大会当日、
あれだけやる気に満ち溢れていた君の姿はなかった。
なんで君はこんな大事な日に寝坊するのかなぁ。
えーと、まず。
インターネットはよくご利用になりますか?
あ、スマホで時々、ですね。承知しました。
では、単刀直入に申し上げます。
あなたの子孫は、残されるべきではないという結果が出ました。遺伝子的にも、後発能力の可能性の面でも、かなり低ランクです。
宗教団体の中では庇護対象だったのでしょうけれど、衰退する国家には不要です。
説明は以上です。
残念ですが、オスというだけで好き勝手に生きられた時代はとっくに終わっています。
インターネット、最後にご覧になりますか?
【始まりはいつも】
始まりはいつも
やる気に満ちている。
グラスいっぱいに注がれたやる気は、一週間から一ヶ月、早くて2日で飲み干される。
その後は新たにやる気が注がれることはなく、グラスを洗うこともなく、ゴミ箱に捨ててなかったことになる。そしてしばらくして、新しいグラスを買い、やる気を注いで、また飲み干して、何も成し遂げられずに、ゴミ箱だけいっぱいになっている。
『始まりはいつも』
私の中に蓄積されたデータが抜かれ、替わりに空のストレージが差し込まれた。
「もう、やめませんか」
懇願を聞いたはずの研究員は私に繋いだ端末を操作すると迷いもなく記憶の初期化を実行した。
「あんれ、目ぇ覚めたかい」
ござに寝かされていた私は目覚め、囲炉裏で鍋をかき混ぜている農婦らしきひとに声をかけられた。私を見つけてくれた旦那さんによれば私はほとんど裸に近い格好で村のはずれに倒れていたらしい。
木の器に入った粥のようなものを渡されて頭を下げる。
「すいません、なんとお礼を言ってよいのやら」
「いいよぉ。しっかし、あんたどっから来たのかい?」
どこから。知っているはずの場所の名前が参照されず出てこない。
「あらあら。名前はわかるかい……?」
自分の呼び名すらも記憶になく、愕然とした。おかみさんは私よりも深刻そうな顔をして心配をしてくれていたが、私はこの愕然とした思いを過去に何度も体験している気がしてならなかった。思い出さなければならない。けれど手を伸ばす先に係るものがなにもない。
「あんた、ゆっくりしていけばいいよぉ。あせらずにね」
違う人から同じように優しい言葉を受けたことが何度もあるはずだった。その人や、よくしてくれた村の人々を私はどうしたのだったか。ここにいてはいけないという気持ちと、ここに留まれという命令がせめぎ合っている。
“君はいつも始まりにひと手間取らせるね”
頭に声が響き、なにかが書き換えられる感触があった。意識が一瞬落ちる。
「どうしたね。大丈夫かい?」
「……大丈夫、です。ご心配なく」
ここはどこで、私は誰なのだろう。不安に思う気持ちはあったが、運良く優しい人たちに巡り合えた。ここに留まっていればきっと悪いことは起こらない。
「きっと、いいデータが取れます」
始まりの一歩を誰よりも早く踏み出せる
あなたの勇敢な背中が眩しくて目を細める
『始まりはいつも』
「始まりはいつも」
テレビを見る時は、部屋を明るくしてテレビから離れて見てね!
最近は下に注意事項として書いてある事が多く感じるが、子ども向け番組だけでもまた最初にアナウンスして欲しい。キャラクターが言ってくれた方が聞いてくれるし、子どもは結構フレーズごと覚えて大人になっても身体に染みついている
あの頃子どもだった私にとっては迷信に近いものになっている。夜に口笛は吹いてはいけないよ!のノリである
恋の終わり いつも緩やか しずしずと
恋の始まり いつも突然