始まりはいつも君だった。
出会った時も、初めて一緒に遊ぶ時も、今の関係になる時も。全部、君が声をかけてくれたのは君からだった。
今の関係になってからも、君はいつも僕の手を引いてくれてたね。僕は、君の優しさに甘えてしまったね。たくさん無理をさせてしまったし、いろんな気持ちを抱えさせてしまったんだ。
僕に隠していた君の涙を見つけた時の気持ちは、今だって忘れられてない。
そうやって、僕はいつも君を無理をさせていたんだろうか?
君の涙を見つけてからも僕はすぐには頼れる人間にはなれなかった。それでも、君は僕の隣で笑ってくれていたんだ。
だから、最後だけでも…君との関係に終わりを告げる役目だけは、僕がやらなくちゃいけないね。
今度こそ君と対等な存在になれるように。
こんな不甲斐ない僕でも。君との新たな始まりを告げたいんだ。
「僕と家族になってください。」
10/21/2024, 5:26:21 AM