『好きな本』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
好きな本ですって? そりゃもう山のようにあるわ。比喩でもなんでもなく、ほんとうにそうなのよ。家に置いた私の背丈よりも高い程度の本棚じゃあ全然足りない。学校の図書館の書架みーんな使ったって足りない。だから好きな本の中から泣く泣く厳選して選び抜いてやっと家に置くものを決めないと、私の家なんてそれはもう私の家じゃなくて本の家になっちゃうってくらいにはね。
でもね、ある詩を知ってね、そりゃあ私の家がそんなふうになっちゃうのも当たり前よって納得したの。
あなた、知ってる?
“世界は一冊の本”って。
「好きな本」
本って良いよね。
あの独特の匂いとか紙をめくる動作、質感が五感を通して、脳に情報が行き渡って満たされる感覚。
それは自分を一瞬にして本の世界に閉じ込めてしまうようにすら思えてしまう。
この感覚が好きだから自分は本を読むんだろうなあ。
好きな本はありすぎて話すと長くなってしまうから書かないけれど、ただ一つだけ話すとしたら自分が初めて読んだのは絵本かな。
あの時の感動は生涯忘れたくのないものだね。
ワクワクする
悲しくなる
楽しくなる
虚しくなる
たくさんの気持ちを届けてくれる
1冊の言葉の綴り物
そんなもので私達は満たされてしまうー。
「好きな本」
私は一度読んだ本はもう読まない。
読まないのに好きな本はずっと手元にある。
本がたまってきたので、本棚を整理をしようと
読まない好きな本の処分を考えている。
処分する前にもう一度読み返してみた。
処分して後悔しないように。
それで気づいた事がある。
好きな本は、好きな本でなくなってしまった事。
最初に読んだ時と明らかに感じ方が違う。
だから処分もしやすくてよかったのだけど…。
私も年を取ったということかな?
僕は本田句天。僕は本を読む。めっちゃ本を読む。ほんの虫というにふさわしいほど本を読む。別に友達がいないわけじゃないわけじゃないけど、、、でも僕以外にもたくさん本を読む奴はいる。少し遠くの席にいる本村琴羽だ。いかにも本を読みそうな名前だろ?まぁ、あんまり人のこと言える身じゃないけど、あいつはいつもハリーポッターみたいな分厚い本をずうっと、じいっと読んでる。僕は化学系とか勉強系の本はよく読むんだけど、物語系は全くと言って良いほど読まない。僕が読むのは六法全書とか心理学の本とかそういうのを結構読む。よし、この本も読み終わってしまったことだし、図書室に返しに行くか。こうして僕は昼休みになると同時に図書室に急いだ図書館に着いた僕は度肝を抜かれた。本がほとんど抜かれている。しかもよりによって残っているのは僕がまったく読んだこともない物語本だらけ、勘弁してくれよ。そう心の中で思いながらも僕は一冊だけ物語本を借りてみた。僕はそのまま図書室に留まり借りた物語本を読み進めて行った。うーんやはり面白くない。僕は中盤までは読んだが、だんだんつまらなくなってきて、あくびをし目を瞑った。目を開けるとそこは図書室ではなかった。だが夥しいほどの数の本があった。僕は一瞬目を輝かせたが、すぐに正気を取り戻し、僕は自分が置かれている状況を整理し始めた。でもここが僕のいた世界とは違う世界だということ以外はわからなかった。だが僕はそんな状況を焦ることなく逆に楽しそうだという感情を僕の頭の中を埋め尽くした。だが僕はこの多くの本がある場所を抜け出す術がないことに焦りを覚えた。とにかく僕は心を落ち着かせるためにもこの夥しい数ある本の中から何か本を見つけ出そうとしたが、運の悪いことに物語しか本はなかった。なので僕は仕方なくさっき図書室で読んでいたあの物語を見つけ出し続きを読んでみた。すると、何か急に眩暈に襲われ気を失ってしまっていた。目が覚めれば他の世界にいた。よくある異世界転生とかそういう奴だろう。そう思ったんだが少し違うだろう。だって世界観が僕が読んでた本とまったく同じなのだから、それにしても物語で読むならまったく面白そうだとは思わなかったが実際自分が物語の中に入ってみるとまったく違う視点で見れる物なんだな。えぇっとあの僕が読んでた物語のあらすじは、、殺し屋の主人公が自分の主人を殺すために旅に出る話だったよな。という事は僕は今は主人殺す旅に出る主人公ってことか。中盤までしか読んんでなかったんだけど、大丈夫かな?それにしてもこの物語の主人公は確かナイフを使って相手を倒すんだっけ?という事は!・・・ハハやっぱりだ!腰のベルトにナイフが夥しいほどあるぞ!まぁ、僕はこの物語がどうなってしまおうがどうだって良いんですけど、なんで、さっさと主人を殺して自分の世界に戻りますよ。まぁ、戻り方なんてまったく見つかってないんですけどねwでもあのクソみたいな奴らが夥しいほどいる世界から解放されるっていうのは良い事だな・・・何はともあれ、僕はこの物語が少し好きになりそうだ。
【好きな本】
辞書みたいな分厚い本
コンビニに売ってそうな本
美術品として保管されている本
君の好きな本は?
え、僕?
そうだな
世界史の本が好きかな
なんでかって
うーんそうだな
人間って愚かだなってわかるから
そう言った彼の顔は
ニタニタと口が裂けながら笑っていた
お題『好きな本』
好きな本
作者の気持ちがつづられていて
作者の言葉が腑に落ちて
私の中でハッとさせられた時
この本と作者は
私にとってとても大好きな本と作者になり
この本に出会えた事
この言葉を発した作者に
とても感謝をします
心を動かした本は凄い本です
好きな本
好きな本を選んでいいよ
その言葉はいつだって
試練であり、呪いだった
男の子っぽい内容だから
まだ難しいと思うから
何かと理由をつけて
本当に好きな本を
選べたことはなかったから
何が好きなの?
私は何が好きなのがいいの?
自分で自分がわからない
ただ
今私は図書館で
何度も何度も同じ本を読んでいる
誰にも見られないように
【好きな本】
好きな本を
一冊、鞄に入れておく
お守り代わりに入れておく
好きな世界が
いつもそばにいてくれる
好きな本かぁ。
色々あっただろうに、今聞かれるとうーんと唸ってしまう。記憶がだいぶ風化されてるな。
いろんなジャンルを読むし、ハッピーエンドが基本的に好きだけど考えさせられて余韻を楽しめる本も好きだ。
「風が強く吹いている」三浦しをん
箱根駅伝に初出場する大学生たちの物語。青春ものでとても熱くて好きだ。
「蒼穹の昴」浅田次郎
新王朝末期、主人公春児が浮浪児から西太后の側近の宦官へ上り詰める話。壮大な物語で続編があるけどまだ読めてない。
「王妃マリーアントワネット」遠藤周作
フランス革命でマリーアントワネットが処刑されるまでに市民感情がどう動いたのか分かりやすく描かれている。中学生の時に読んだけどまだ衝撃が残っている。
「火車」宮部みゆき
多重債務、現代の闇…人間はこうまで他人になりすませられる。問題作で昔の作品だが現代でも通用する。人間は本当に怖い。
「空中ブランコ」奥田英朗
主人公の医師が本当にとんでもなくて笑える作品。難しい本を読んで疲れた時によく読んでいた。
「果てしない物語」ミヒャル・エンデ
小さな時これを読んでワクワクした。竜に乗っていつか冒険できるのかもと思わせるリアリティがあって夢中で頁をめくった。
とまあ、書き綴ったけど、ハッピーエンド思ったより少ないな笑
大人になった今はハッピーエンドが好きだけど、昔は考えさせられる本をよく読んでいたかもしれない。あー、入れなかったけど星新一はバイブルです。
きみがすきだと言った本
読んだらきみを 知れますか
きみ自身もまだ知らない一部分
内緒話みたいでなんだか楽しい
好きな本
好きな本があるというのはとても良いことだ。
小説でも漫画でも自己啓発書でも雑誌だっていい。
上司にガミガミ説教されている苦痛の時間も真面目な顔して頭の中で好きな本を思い出しながらページをめくっていればあっという間だ。
しかし今日はいつにも増して長いな。
もういいじゃないか。
・・・やっと静かになった。
子供へのプレゼントにお昼休みに買ったこの大ボリュームの宇宙図鑑、さっそく役に立った。
【好きな本】
分厚く重い扉を開くと、そこには沢山の本が入った本棚が、壁一面に広がっている。
三階建てで、吹き抜けの作り。上の方まで背の高い本棚が埋まり、全ての棚には本がある。
(景観だ)
言葉の使い方はちょっと違うだろうけど、この光景が好きだという気持ちは、なんと表すのだろう。
中に入り、いつもの机に鞄を置いて。見慣れた背表紙を眺める。今日はどれを読もう。
「よお」
不意に、声がかかって、びくっと振り返ると、同じクラスの男子がいた。声を潜めて、
「なあ、本好き?俺課題で読む本決めてないんだよねー、お勧めない?」
高い背をこちらに合わせて屈め、早口に聞いてくる。確かに彼が読書のイメージはない。頷いて、やや分厚いが児童文学に近い、要は読みやすい本を見せる。彼は手に取り、パラパラとめくって、
「読みやすいかも。サンキュ」
ニッ、と笑って貸し出し窓口に去って行く。その背中は広い。
(あの本、返ってきたら読もう)
少し、胸がドキドキしてきた。
【好きな本】
マキアート片手にページを捲る
何も書かれてない真っ白なページ
空想の中ならなんだって出来るって教わったから
登場人物は1つと1人
舞台は常に音楽が流れていて
その曲ごとに景色が変わる
直接触れ合って
直接言葉を伝えて
直接音楽を届けられる
ある日科学の限界を超えてやってきたきみと
何も持たなかった”僕”とのお話
このお題も見たことありますねえ。
「親戚の男の子に『キンタマってなんで金色じゃないの?』って言われた俺はどうしたら」
えwちょww小学生レベルすぎるってwwww
ひぃぃひひひーwww
ちょっとだけ読んでみよ(真剣)
……まそう言うしか…ないよな…
逆にそう言わなかったら…ただの…やばい奴だもんな…
てか主人公結構若いな。まだ奥さんじゃなくて彼女なんだ
「えっえっあれ深狐都くんじゃない…!?」
ホアッツ!?!?
「え、どれよ」
「ほらあれ!」
「えっ?えガチ…!?」
ちょ待てよ!!!!
隣にある本で表紙隠そ!!!!!!
「えーなんの本読んでるんだろうね?」
「むずかしい本でしょー、深狐都くんだし」
「あ、あんたが探してた本これ?」
「え?あ!そーそー!!」
……ふー…助かった…
びっくりするじゃないか…!!
はあ…
※深狐都はキン俺を図書カードで買いました。
#2024.6.15.「好きな本」
ハイスペック深狐都くんの災難()。
本も含め全てフィクションです。似てる本があったらすみません。
深狐都くん→高2、イケメン(中身はアホ)、定期テスト2位の実力者、バスケ部レギュラー
本当に漫画で読むようなキャラです。
定期テスト1位さんはこの先どこかで…。
本を読まなくなって大分経つが
好きな本はたくさんある
昔は恋愛小説が好きだった
こんな恋愛してみたいとか
こんな人に出逢いたいとか
今は図鑑が読みたい
電車、鉱物、植物、世界遺産、カクテルなど
一つの図鑑に無数に広がる世界
すぐイメージが出来る写真
好奇心がくすぐられる
逆にミステリーやファンタジーを読むのが苦手だ
きっと想像力や推理力が足りないのだろう
好き嫌いなく
たくさんのジャンルの本を読めたら
世界はもっと広がるのに……
好きな本
彼の好きな本が変わった。
図書委員をしている私には分かる。
彼の好みの本を。
学校一の秀才と言われている彼は、
純文学から推理小説など勉強や思考を巡らせるような、
そんな本が好きだったはずだ。
だけど、そんな彼が最近「恋愛小説」を手に取るようになった。
最初はたまには違うものでも読みたいと思ったのかと考えていたけれど、どうやらとある女子の影響らしい。
というのも読書週間が始まり、そのとある子が持ってきた本と同じだったからである。
勝手な憶測が頭に飛び交う。
その子のために読んでいるのだろう。
話題を作るための口実なのだろうか?
時に表紙を手で拭う様は、彼女の綺麗な手を撫でているようにも見えた。
嫌なものを見た。
見なければ良かった。
遠目から見た挿絵のページは、今日の読書の時間に彼女が見ていたページと同じだった。
あの時の彼女と同じように微笑む彼の顔が、私に取ってはこの上もなく毒だった。
僕は、検死や治療法などについて書いてある本が好きだ。
将来そういう職業につきたいというのもあるが、様々な知識を身につけたいというのが大きい。
だが、そういう本を読んでると友達に
「何?お前病んでるの?w」
「死ぬ系好きとか怖すぎw関わりたくないわ」
って言われたりする。
僕は亡くなってしまった方の役に立ちたいだけなのに、こうやって勝手に変なイメージをつけられて、避けられて影で色々言われたりするのは思っていたよりも辛いな。
好きな本。
好きな本は
なんだろ?
星新一?
漫画は
小さい頃に読んだ
ジャンプ?
マガジン?
今でも楽しみな
【モーニング】。
クラスメイトの中に、本が大好きな子がいる。授業の合間、朝と帰りのHRが始まる前、挙句の果てには授業中に読み出すような子だ。
授業中に読んで大丈夫なのか?とは思うけど、その子は成績は安定しているようだから、先生も特に咎めるようなことはしなかった。その子の読んでいる本は、週によって変わる。
ある時は心理学の本、ある時は文庫本、ある時は言葉選びの辞典……そのすべてに繋がりはないし、ジャンルもバラバラだ。傾向なんて読めやしない。
その子とは席が近いしブックカバーをしていないから、読んでいる本のタイトルは目に入る。思わず目を疑うようなタイトルが飛び込んでくることは珍しくなかった。そんな私の視線に気づき始めたのか、その子は私に話しかけてくるようになった。
「これ気になる?」
その子は持っていた本を私に手渡した。
「貸すから読んでみて。多分、気に入るよ」
有無を言わさず席を立ち、どこかへと姿を消してしまった。残された私は渡された本のタイトルに目を落とす。
***
学校の時間では到底足りなかったので、その子にお願いして、持ち帰って読ませてもらうことにした。本なんていつぶりに読むかな……なんて、渡された時は思っていたし、すぐ飽きるんじゃないかと考えていたのだが……。
思いのほか面白くて、気づけば数時間が経過していた。仕草や話し方から分かる感情や、座る場所から分かる思いなどがその本に載っていて、読めば読むほど引き込まれる。
底なし沼に落ちる感覚ってこんなんなのかな。絶対違うとは分かっているけど、そんな気がする。結局、渡された本は3日かけて読み切ったのだった。
***
「面白かったでしょ?」
休み時間に本を返した時、その子はそう言った。
「うん。すごく」
「勉強になるし時間も潰せるし。一石二鳥だよね、読書って」
この子は読書をそういう風に捉えているようだ。私からすれば、苦手な活字を読むだけの苦行でしかなかった。だけど、今はちょっと違う気がする。
「こういうの、まだまだあるからさ。よかったら書店とかで探してみなよ。オススメ知りたいなら貸すから」
こうして、その子との繋がりが生まれた。
***
好きな本は何か?と聞かれた時、私はこう答えるしかない。
「いろいろです」と。
1つには決められない。
あの子に貸してもらった心理学の本だけでなく、病気に関する本、コミックアンソロジー、生物の大図鑑、有名な作品の小説などなど……上げればキリがない。
でも私はそれでいいと思ってる。好きな本、なんて抽象的な質問をされても、一つだけ選ぶことは難しい。好きな本が沢山あるなら、それでいいと思ってる。
さて、今日は何を読もうかな。
2024/06/15
好きな本