『好きな本』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
好きな本には、魔法がかかっている。好きならば一生の宝物、一生の大切な物。私は、その本を持って人生を歩む。
彼が勧めてくれた本の1文、
何ともない日常の片鱗をまるで真珠を事現すかのような比喩表現が、私の世界をひっくり返した。
一目惚れでした。
好きな人が、本をくれた。
「これ、面白かったから読んでみない?」
小説を読むのが苦手な私は、読むかどうか悩んだ。
「読むの遅くなってもいい?」
私は本を受け取った。
その日からあっという間に2週間が経過していてしまった。
仕事の忙しさが、本を読むのを後回しにしていた理由。
その日は酷く疲れていた。
部屋の隅に座り込むと、雨が降り出す音が聞こえた。
何となく、君が本を読むなら今だよ、なんて言ってるような気がして、小説を手に取った。
その本の主人公は、私みたいな人だった。
自信がなくて、いつも投げやりで、人間関係に悩む女の子の話だった。
その物語は、とても心に刺さって、最後は幸せを掴むお話だった。
私もこんなふうになれたらいいなと思ったけど、私じゃ無理なのかもと、やっぱり自分に自信がなかった。
“本、読んだよ、泣いちゃった”
彼にメールを送った。
するとすぐに電話がかかってきて、「どうだった?俺の小説」そう言った。
なんと彼は小説家だった。
私をイメージして書いたらしい。
「私もこんなふうになれるかな」
私はティッシュで涙を拭きながら言った。
「なれるよ、俺が幸せにしてやる」
それを聞いて、私は嬉しさに心が踊った。
もらった小説は、私の好きな本になった。
『すきな本』2024.06.15.20:01 天野沙愛.
好きな本
昔好きだった本はあるけど、
いまは好きな本はないの…
色々見て、好きな本探して
いきたいな…
好きな本
私には、大好きな本がある。内容は小説だけど、買ったのは中身じゃなくて表紙に惹かれたからだ。美しく繊細なタッチで描かれた主人公の女の子。彼女に一目惚れしてしまった、というのが正しいだろうか。あるいは、彼女を描いた人に惹かれて。いずれにせよ、運命的な出会いだったのに間違いはない。
もちろん中身も読んだ。しっかり読んだ。何度も読んだ。駆け抜けるように何度も読んでしまうほど、読みたくなるほど、私はその内容にも惹かれた。主人公の生き様に惹かれた。本当に表紙も内容も、何もかも好きな本である。
何度も読み返すうちに私は気づいた。間違いない。
私はこの女の子に恋をしている。
私は彼女をお高めのブックカバーに入れ、鞄に入れて持ち歩いた。彼女が近くにいてくれる気がしたからだ。あの本を、あの本に描かれた彼女を、私は愛している。
表紙にしか描かれていない彼女の顔。文章としてしか存在しない彼女の存在。彼女の生き様。どうしようもなく好きな彼女が、本という形をとって私の手の中にいる。なんだか素敵なことだと思った。
しかし、私はあまりにも彼女が好きになってしまった。1冊で完結してしまう、私とは違う世界に住む彼女。私の愛する彼女は、私からあまりにも遠かった。彼女と一緒にいたい。もっと近くにいたい。その欲望はだんだんと私の心に満ちていった。ついに臨界点に達した。
私は、私も文章になるという選択をした。
文章というのは素晴らしい。「そこにある」と表記するだけで、登場人物にとっては本当に「そこにある」ようになる。単語の数だけ、無限の可能性が広がっている。筆者が言葉を紡ぎ、読み手が言葉から思い描く。その範囲内で、登場人物は自由自在に踊れるのだ。あなたが今そうしているように。
私の欲望は、次の1行を表記するだけで全て叶ってしまう。本当に素晴らしい世界だ。
私は愛する彼女と共に、同じ世界でずっと幸せに暮らした。
好きな本
星々
星座の本が
好きな本
宇宙も
壮大で
良いなあ
なな🐶
2024年6月15日1497
好きな本ならたくさんある。
図鑑も小説のハードカバーも文庫もマンガも、
紙の本がやっぱり好き。
今読んでるのは「図書館のお夜食」。
マンガも大人になってから好きになった。
子どもの頃はあんまり読まなかったけど、
「SLAM DUNK」はやっぱり好きだった。
あれ教科書にすればいいのに。
あとは小説だと島田雅彦さんのはよく読んでた。
高校生の時、もろに影響受けたw
父が本好きな人だったから、色々読めたのは良い環境だったと思う。
三島由紀夫さんも夏目漱石さんも、宮沢賢治さんも好き。
いまだにたまに読むのは「注文の多い料理店」。
大好き。
エッセイも好き。
「すてきなあなたに」も時期を合わせて読んだりする。
絵本も好き。
「アリスの不思議なお店」って知ってる人いるかな?
「あけるな!」っていう本も面白い。
定番だと「しろいうさぎくろいうさぎ」がめちゃくちゃかわいい♡
本が好きな人とお友達になりたい。
好きな本
さすがに
この年になると
多すぎて
絞れません
漫画でも
小説でも
読書は
私の人生そのもの
好きな本
私は本が本当に好き。
私にとって本とは生きがいだ。
お母さんが言うには、
小さい頃から本が好きで、
読み聞かせをしようとすると奪って読んでいたらしい。
文字はなかなか書けなかったくせに、
読むのは小学校に入る前からある程度漢字も読めたみたい。
小学校に入ると、
一年生は絵本しか借りてはいけないというルールが不服で、こっそり普通の小説を借りようとして先生にバレ、怒られた。
仕方がないから毎日のように図書室に通い、毎週のように文庫に行き、毎月のように図書館にいった。
気づけば三年生になる頃には
文字があるだけで幸せを感じるようになり、
文字があるからという理由で勉強をするようになった。
なかば活字、本依存症。
時間があれば、ではなく
食事中は横においてある新聞をよみ、給食なら牛乳パックを読み、
お風呂はシャンプー、
歩けば店の看板、張り紙……と、本だけでなくそこら中の文字を読んだ。
本も、寝ないといけないのに手放せず、
電気を消して、懐中電灯で読んでいた。
そのせいで視力低下。
今はだいぶマシになった。
相変わらず、目の休憩といいながら本を読み、
目の休憩になってないと言われるけど。
そんなどうしようもないほど本が好きな私だけれど
実をいうと一番好きな本、というものがない。
感情移入して、泣いたり笑ったり
登場人物になりきったりするけれど、
どれも好きだから選びようがない。
しかも、どんな気分かでも変わるし。
だから好きな本はない。
けれども、本が好き。
テーマ「好きな本」
好きな本と手に取り、読む時間が好き。
色々な物語の世界に入り込むことが好き。
ファンタジーの世界、恋愛の世界、友情の世界
ホラーな世界、悲しい世界。
色んな始まりがあり、色んな終わりがある。
Happy ENDもあれば、BAD ENDもある。
そんな世界が好きだ。
もしかしたら、この世界も
1冊の本なのかもしれない...
『好きな本』
あわよくば、
君の運命の相手が
私であれ。
斜陽が照らす。四畳半の神話。
あの時の星の王子は何を見て、何を感じたのか。
アルジャーノンでさえも知らない。
晴れ時々雨。クラゲを乞いながら、君の膵臓の話をしよう。
図書館での戦争は、内乱で。
推しが燃えたのは、二木先生のせいだ。
あの日、また、同じ夢を。
好きな本
「好きな本」
本はやっぱり電子書籍じゃなくて紙がいい。
質感、におい、色褪せ具合。好きな本なら尚更。
#好きな本
今日もまた、辛い1日が始まった。
道を眺めながら重い足で歩く
いつもと変わらない、つまらない通学路
前方にクラスメイトが群れて歩いていたため、
反射的に道を変えてしまった
これも一種の拒絶反応だろうか
そんなことも考えた
何人かが一緒に行動しているのを見かけるたびに
自分がとても惨めに見えてくる
なんで私はいつも1人なんだろうと
本当は寂しい。
誰かと話したい
でも、こうやって自分から道を断ってしまう
学校に着いた
もちろん誰もおはようとは言ってくれなかった
自分から言う勇気もないのだから当然か
木製の椅子に座って小説を読むのが日課だった
もともと、読書はしなかったのだが、こうやって
暇を潰しているうちに好きになった
本は現実とは全く違った世界に連れ込んでくれる。
ミステリーの世界
恋愛の世界
娯楽の世界……
何がいいって、それを第三者目線で見られることだ
面倒ごとにも巻き込まれなくていい
だから私は今日も本を読む。
こんな現実から離れるため
自分だけの世界に入るため
寂しさを忘れるために
「好きな本」
最近読んだ本の中で一番好きな本は「縞模様のパジャマの少年」。ドイツがユダヤ人を迫害していた時代を描いた本。この本の面白いところは物語がドイツ人の少年目線で描かれており、子供ながらに自分の国のやっていることに気がついていくところ。主人公がベルリンから引っ越した先はきっと「アウシュビッツ収容所」の近くだと考えられる。これがわかってからより面白いと感じた。最後のシーンもあーそういうことかと理解したときすごい本だと思った。この本は映画化しているので一度映画でも観てみたい。
ご飯やデザートなどの、美味しそうなイラストがたくさん載っている本が好きです。カラフルで食欲をそそり、レシピがあれば作って実際に食べてみたり。
美味しい!をあなたと共有できたなら、
それはとても素晴らしいと思うのです。
好きな本
調べるに、どうやら“漫画”は“本”ではないらしい。残念極まりない。
「比較的絵の多い本」だと認定されたなら書きたいものはあれこれと思いつくのだけれど、そうもいかないらしい。
ではお題に従って“本”の話。
今までの私の投稿文を読んでくださった方々ならお気づきだろうが、私には知識、教養がない。そのうえ礼儀作法というものまで知らない。救いようがない奴とは私のこと。
誰かに聞けばいいじゃないかと言う勿れ「誰に聞けばいいのか、いや、聞けるわけない、この歳だぞ」ちっぽけでしょうもないプライドだけはしっかり身につけて今日まで来てしまった。
可哀想な私。
ということで「本」に頼ることに。
彼等は私が知識や教養がないことも礼儀知らずな女だということも分かった上で、寡黙に真摯に教えてくれる。それも極秘に。
これ以上ない助っ人である。
そんな強力な味方を備えた私は無敵だ。
どんな敷居が高い会席の場であろうが、高級ホテルのディナーであろうが、そこに総理大臣がいようがへっちゃらだ。無敵である。
ただ一つ気がかりなのが、いざという時にそれらの内容をまるっと忘れてしまうのではないかということだ。
私がどの本より読むべきは「記憶力向上」のノウハウ本かもしれない。
てことを、かなーーり最初の方の投稿文にて書いた記憶がある、ような、気がするが定かでない。
さてと。記憶力の本、買いに行くか。
end
大好きな本があった。何度も読んだ。人生を変えたなんて陳腐なことは言いたくないのだけれど、確かにそれは人格形成に大きな影響を及ぼした。死ぬまで持っていたいと思っていた。だから、その本を手放した。おそらく死ぬときは一人きりだ。近日中に突然死でもしない限り、看取ってくれる存在がいないのは間違いなかった。そうして人知れず処分すべき物体となって、この体と同じようにどこかへ捨てられてしまう。もう誰にも読まれることなく。そんな想像をすると耐え難かった。本は燃やして灰にするべきではない。朽ちるまで、本として存在できなくなる日まで、誰かの手元にあってほしい。知識や感情を誰かに継いでいってほしい。でも託せる相手がいなかった。だから、その本を手放した。大好きな本があった。いつか己の手でそれを絶やすことが恐ろしくて、その本を自ら手放した。どこかで誰かがあの本を読んでくれている。そしてまた誰かに託してくれるだろう。そんな夢想の中で消えていきたかった。
話が思いつかないから私のことを書きます。
私は、タナトフィリアです。
タナトフィリアというのは、自分自身が死に向かって性的嗜好であり死性愛を意味するそうです。
まあ、実際に死ぬ勇気はないです。
今が気にってるので死ぬつもりもありません。
別に、タナトフィリアは自殺志願者ではありませんよ。
私は、刺されて死にないなあ〜とか思っているだけですし、こう、刺されて死にそうな時最初血がいっぱいに出て体に血を巡らそうとて血が出て、心臓がドクドクなっていてだんだん冷たくなっていくという想像するとものすごく興奮します。私は。
変と思いますか?おかしいとか気持ち悪いと思いますか?
でもこうゆう人もいると覚えておいてくれたら嬉しいです。
本を読むのは苦手だった。
長い文章を読んでると眠くなっちゃうし。
漫画ならスマホで読んでるけど、絵がない本は私には難しい。
でも、最近気になる彼は逆みたいで。
教室でも電車でも、いつも分厚い本を読んでいてすごいなーって思ったんだ。
それに、本を読んでる時の表情がすごく真剣で楽しそうで。
私が知らないだけで、そんなに面白いものなのかと。
私も読んで見たら、ワンチャンお近づきになれるかも!?とか考えちゃって。
とりあえず学校の図書館に行ってみることにした。
彼もよく通っている図書館。
(本って色々あるんだなぁ、どれも難しそう。面白くて読みやすい感じの本があればいいんだけどな)
どこに何の本があるかもよく分かってないけど、とりあえず図書館をウロウロしてみた。
(……彼は、どんな本が好きなのかな。やっぱり分厚いやつがいいのかな)
そんなことをぼーっと考えていると
「田山さんも本読まれるんですか?」
「へっ!?」
小さな声で話しかけて来たのは、まさに今考えていた彼。
「あっ、驚かせちゃってすみません。図書館にいるの珍しいなと思って」
「う、ううん!全然平気!!なんか読んでみたくなっちゃったんだ」
いつも目で追うだけだった彼と話している。
静かな図書館だからか、ドキドキと鳴る心臓の音が五月蠅いほど頭に響いた。
「どんな本読むんですか?」
「それが、普段読まないから、何を読んだらいいのか分からなくって……。島崎くんは、いつも何読んでるの?」
「僕ですか?色々読みますけど、最近は近現代の文学なんかにハマってよく読んでます」
「きんげんだい……。何だか難しそう」
その本のことはよく分からないけど、きっと難しい本なのだろうなと思った。
「たしかに難しいのもありますが、読んでみると意外と面白いですよ。それに、漫画で読めるものもあるので、長い本が苦手ならそれもおすすめです」
「本当!?漫画なら私でも読めそう!」
「たしかこの図書館にも置いてあったはずなので、見に行きましょうか」
そうして、島崎くんにオススメされた中から一冊選んで借りることにした。
また明日と別れの挨拶をして、借りたばかりの本を胸に抱いて、ワクワクしながら帰った。
初めて自分から読みたいと思った本。
好きな人が選んでくれた特別な一冊。
島崎くんの言う通り、読んでみると結構面白いもので、その本は私の好きな本第1号になった。
お題『好きな本』