好きな本』の作文集

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好きな本』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

6/17/2024, 2:08:59 AM

好きな本

学生の頃、本はあまり読んでこなかった。
文字を読むのがあまり楽しく思えず教科書を読むので精一杯、本の何が面白いんだろうと思っていたから。

本が面白いと思えたきっかけは、高校の時に友達が貸してくれた「ダレン・シャン」だった。
小説も教科書や読書感想文くらいしか読んだことはなかったが、不思議と物語にのめり込むことが出来た。
人間の主人公がヴァンパイアになるというファンタジーなストーリーだが、ヴァンパイア界が集まる場所があったり、人間と共存する派閥とそうでない派閥がいるなど、戦闘や政治的な部分もあって奥深いなと感じた長編小説だった。

それからは歴史小説などを読んでいたが、いつ頃か漫画に触れるようになってからは漫画ばかり読んでしまっている。

それでも、ジャンルはファンタジーや歴史ファンタジー、戦闘ものなどを率先して読んでいる。
好きなものは昔から変わらないようだ。

もっと、好きなものを増やしていけたらと思う。

6/17/2024, 12:33:29 AM

_好きな本_


今日は彼と一緒に図書館へ行った。少し不思議な構造の建物。本が置いてある棚は何処となく散らばっているように見えて、まるで迷路みたいな、神秘的な場所。なのに凄く居心地がよく落ち着いた。

「ここはね、俺がよく通ってる図書館なんだ。本当に色々な本があってね___」

彼は夢中になって私にここの図書館の良さを教えてくれた。ずっと昔から本が好きだったもんね。

「こうやって、智也と図書館に来るとあの時のことを思い出すなぁ」

初めて貴方を知った日、貴方を好きになった日、貴方と仲良く慣れた日。全てがあの思い出のある図書室だった。

「あぁ、そうだね。毎日図書室利用してたなぁ」

「ふふ、まさか私に会うためじゃないよね」

いたずら気味に言うと、彼は少し目を逸らしてすぐに答えた。

「そうだけど。」

「…へ」

私、てっきり普通に本が好きできてたのかと…まぁ一時期もしかして私のために来てるかも…!って思った時もあったしな。

「ふふっ良くないヨォ?」

「え、何でだよ笑」

私たちの一番の共通点は本を読むことが大好きなこと。
これからは、私達の世界にたった一つしかない物語、これが私達にとって分厚い本になっていく。一番好きな物語。

6/16/2024, 4:09:10 PM

ふと気づくと、目の前は本の山。
図書館、だろうか。
広い部屋にたくさんの書架。それを隙間なく埋める、本。

「お待ちしておりました」

背後から聞こえた声に振り返れば、すぐ後ろには空色の妖の姿。
喜色満面の笑みを湛え、手を握られた。

「え、と…ここは?」
「わたくしの書庫にございます。貴女様に来て頂きたくて」

連れてきてしまいました。と頬を染めて告げられる。

「ここにはわたくしが集めた本や、炎のお話を書き留めたものを収めてあるのです。ここで貴女様とたくさんお話ができればと、そう思っておりました」

随分と好かれてしまったようだ。
とはいえ、私はあまり話す事が得意ではなく、むしろ不得手な方なのだが。聞き役でも問題ないのだろうか。
上機嫌な空色に手を引かれ椅子に座らされながら、少しだけ不安になる。

「わたくし、貴女様に感謝しているのです。炎のお話を聞いてくださいまして。とても、とても」

そう言って、自らも椅子に座りながら一冊の本をテーブルの上に置いた。
達筆な文字で書かれている為に、その本の内容がどんなものかは分からない。

「これはわたくしが炎が紡ぐお話を書き留めたものです。わたくしが一番好きな、恋の物語」

愛おしげに本の表紙に触れながら、空色の妖は詠うように言葉を紡ぐ。

「炎のお話はすべて本当にあった事なのですよ。鬼も、龍も、そしてその愛し子も。本当に存在しているのです」
「…うん。そんな気は、してた」

緋色は何も言わなかったけれど。それでもどこかで気づいていた。
紡がれていく物語はきっと、兄達と一緒になって遊んだあの山のいつかの記憶だ。
誰かが言っていた。昔は山奥に村があったと。誰にも辿り着けない、隠された不思議な村があるのだと。

「わたくし達妖は、人間と違い永久にあるモノです。しかしそれは絶対ではない…貴女様は妖が人間の望みに応える理由をご存知ですか?」

首を振る。
緋色には聞いた事はあったが、その理由までは知らなかった。ただ漠然とそういうモノなのだと認識していた。

「妖という存在は、人間の認識によって成り立つのです。人間から忘れられた、認識されない妖が消えていく様をわたくしは数多見てきました。ですから妖は人間が妖を認識する事を対価にその望みに応えるのです」
「認識…」

空色の着物を揺らし、妖は微笑む。

「わたくしは本が好きです。言葉よりも文字は永く残り、多くに広めてくださる。そしてだからこそわたくしは貴女様が好きです。妖と知っても恐れず、炎のお話を覚えていてくださる、優しい貴女様の事が大好きなのですよ」

真っ直ぐな好意の言葉に頬が熱くなる。けれど視線を逸らす事は出来ず。
恥ずかしさはあるけれど、その好意を、感謝を視線を逸らす事で否定してしまいたくはなかった。

「少々湿っぽい話になってしまいましたね。申し訳ありません。わたくしこんな話ではなく、もっと好きな本などの楽しいお話をしようと思っていたのですけれど」
「今から、でも。良いんじゃない?」
「お心遣いありがとうございます。ですが時間が来てしまいました」

その言葉の意味を聞くより早く。急な浮遊感と背後から伸ばされた腕に、誰かに抱きかかえられた事に気づく。

「荷葉」

いつもより低い声音。
振り返れば、どこか険しい顔をした緋色の妖の姿。

「少しお話をしていただけです。申し訳ありません」
「うん。本の、話を、してた」

張り詰めたような雰囲気に、何か言わなければと水色の妖の言葉を肯定する。
いつもより鋭い鈍色に、それでも視線を逸らす事はせずに。

「まだ、話していて、だめ?」
「……もう終わりになさい。これ以上は帰れなくなるわよ」

深い溜息を一つ吐いて。
緋色の纏う空気が緩み、いつものような気怠さを纏い始める。

「分かった。え、と。また、ね?」

出口に向かう緋色の肩越しに、そう言葉をかければ。

「!はいっ!また」
「本当に、馬鹿な仔ね」

対照的な緋色と空色の妖の言葉に、思わず笑みが浮かぶ。
今日の事にまだ少し心が浮ついているようだ。
だから、

「あまり深入りするものではないわ。戻り方を忘れてしまえば、壊れるのを待つだけなのだから」

緋色の微かな声を、苦々しく吐き出された言葉を、理解する事が出来なかった。



20240616 『好きな本』

6/16/2024, 3:32:04 PM

好きな本はハリーポッターだ。
陰陽師も十二国記も森博嗣も星新一も宮部みゆきも好きだが、ハリーポッターは人生を変えた。

英語に興味を持った。
英語で原書を読むことが目標になって、努力して、達成した。近くの本屋に取り扱いがなくて、新作の原書を買うのにアマゾンを利用したのも初めてだった。

高校では英語の本を読める生徒の一人として、先生方に認識されていた。英語の先生方からも、よく本を貸してもらっていた。英語だけ成績は抜群によかった。お陰で英文科の大学ではずっと最上位のクラスに入ることができた。

ハリーポッターが完結したのは、すっかり大人になった頃だったけれど、英語で読めた。衰えていなくてよかったと思ったものだ。

好きな本じゃなきゃ、人生なんて変わらない。
好きな本じゃなきゃ、こんなに頑張れない、という話。

6/16/2024, 1:59:35 PM

「石田くんっていつもどんな本読んでるの?」


同じクラスの彼女は席が隣ということもあって良く話しかけてくる。


「別に決まったジャンルはないよ」


こんな時もっと上手い返し方があるんじゃないかといつも思う。
せっかく話しかけてくれた彼女もこれではつまらないだろう。


「そっか。そしたら今まで読んだ中で好きだった本はある?」


それでもなお話を続けてくれる君に柄にもなく心が弾む


「そうだね。カフェで提供される食べ物からその人の記憶を探す物語とかは結構面白かったよ」


「素敵な話だね!今度私も読んでみようかな」


「それなら僕は一度読んでいるし、良ければ明日貸そうか」


提案すると彼女の表情が綻ぶ。


「いいの?ありがとう。楽しみにしてるね」


話の区切りがついたところで丁度よく始業のチャイムが鳴る


「ふふ、また後でね」


授業中にも関わらず僕の気に入った本が君も気に入ってくれると嬉しい、なんてふと考えた。




-好きな本-

6/16/2024, 12:54:37 PM

書くことは、好きでは無い。
自由に書くことが出来るのならば書いてみたいと思った。
子供の頃から、病気がちで入退院をしていた。
保育園、小学校出席日数は少なめだった、
学校行事も、あまり参加出来ず過ごしていた。
遠足の日、友達と一緒に歩いてる行けると思っていたけれど
退院後で、少し遠い公園だったため、公園まで車で移動した。
お弁当を食べ少しゆっくりしたら、また車で学校まで移動
友達は疲れているけど、歩いていない私は元気だった。
毎年、歩いたことはない。
皆んな一緒に歩いて遠足にいきたか。

6/16/2024, 12:08:19 PM

好きな本

君との出会いは、大学の図書館だった。
お互い好きな本が一緒だったことから
友達になったことを今でも覚えている

6/16/2024, 10:26:42 AM

【好きな本】君の好きな本は漫画だよね。コレクション
 してるの知ってる。面白いとおもったら、すぐ爆買い
 して堪能してるよね。ただ私とはほぼほぼ縁がない。          
 逆に、私の好きな本は、君の好きな本リストに
 はいらないよね。君の好きな本が、私の好きな本に
 なればいい話なんだけど、もし、私が○○という本  
 読み始めたんですって、言ったら、嬉しそうに
 話しのオチをいいそうなんだよね。それで、
 君のことの距離が少し縮まったら・・・
 なーんてね(笑)

 3年後のpure

6/16/2024, 10:06:41 AM

初投稿!好きな本!結論!決まらないから自己紹介とちょこっとお題に関する雑談を!
どうも、四季野 花輪、読み仮名はシキノハナワと読みます。しきはーとでもお呼び下さい。
趣味は読書と作文とゲームと以下略!苦手ジャンルはサイエンスフィクション!
そして本垢は低浮上のプリ小説。流行遅れって部類の人間ですがよろしくお願いします。
自己紹介が終わりましたので、私の好きな本について。
なぜ決まらないのか。読み過ぎて覚えていないのもあるし、面白い本はいくらでもあるので
ジャンルごとに分けても決まらないったら決まらないから。
ですがそういうのも取り敢えず以下略しまして、面白かった本を挙げていきます。
あとお題は好きな本ですので、ホラーの一冊のみにします。
角川つばさ文庫、佐東みどり先生と鶴田法男監督作、「恐怖コレクター」。
子供向けの本ということもあり、本格的に怖いのが少ないのが玉に瑕ですが、それを裏返すような
感動や濃厚なストーリー性が面白く、オススメの一冊(という名の愛読書)です。是非読んで下さい。
あるあるだけどついついよんじゃいますので。これで終わります。ありがとうございました。

6/16/2024, 10:00:01 AM

「書く習慣アプリ」なんてものに手を出しているくらいなのだから、昔から読書は大好きである。
好みのジャンルを読み漁った末に「自分も書いてみよう」と、ペンを取るなり、パソコンやスマホで執筆するようになったのは、皆似たような経緯ではなかろうか。
近頃は疲労が貯まるばかりで。小説にしろ漫画にしろ、ビニールカバーを剥いてすらいない積ん読が増えていくのが悲しいところである。
本を広げたまま居眠りしてしまうなんて昔は無かったのになあ。
通勤時間の合間だけじゃなく、腰を据えて、寝食忘れて夢中に読み進められる時間と体力が欲しいものだ。

さて、「好きな本」か。浮かんでくるものが多くて絞り切れない。どの本のことを話そうか。
うーむ。
こうやって文字を打っているくせに、先に浮かぶのが漫画で申し訳ないが、やはり田村由美先生の「BASARA」は外せないバイブルの一つだ。
私の世代が読むには少し一昔前となる作品で、多分自分の興味だけでは出会うことは無かった作品だ。

切っ掛けは、知り合いのお姉さんがオタク卒業を機に、断捨離のように大量に譲ってくれた古い漫画本の中に入っていたのを見付けたところからだった。
後の「7SEEDS」やその他の短編にも共通するように、様々な登場人物たちが織り成す群像劇はとても魅力的で。
段ボールから取り出しては、目が離せないストーリー展開に夢中になったものだ。
そうして最終巻だと思い、覚悟して読み進めた十五巻。何とそれは超気になるところで終わる物語の転換部で。
驚いて段ボール内を探すもその続きは入っておらず。
続きが読めない事態にショックを受けたのを今でも覚えている。
当時はまだ単行本からの文庫版化もされておらず、電子書籍版で読むという手段もない頃で。
連載が終了して旬を過ぎた作品の続刊を書店で買い集めることは難しく、その先を読み進めることを一度は泣く泣く諦めた。

しかしながら、その後に奇跡が起きた。
ぽろっとその事を友人に漏らしたところ、何と友人の姉が全巻持っているという巡り合わせがあったのだ。
友人と通う大学は別だったものの、通学で一緒になる最寄駅で示し合わせては貸し借りをして。
無事最後まで読破をした思い出が懐かしい。

そんな思い入れもあり。晴れて文庫版も発売された現在は、ばっちり買い揃えて本棚に収まっている大事な本である。
近年は「ミステリと言う勿れ」のドラマ化や映画化で話題となり、大好きな先生の作品が注目されて、ファンとしても嬉しい限りだった。
それだけに、ドラマ化に際しての改変は物申したいところがあって残念である。
ただ、そうは言っても、菅田将暉扮する整くんの活躍をもっと見たいとも思っているので、映画化記念の単発ドラマのように、いつかまた続きを製作してもらえたらな、と期待している。


(2024/06/15 title:039 好きな本)

6/16/2024, 9:59:07 AM

自分の好きな作品は、梶井基次郎の「檸檬」だ。感性の鋭さや描写の美しさや発想の面白さが綺麗な文章で綴られているのが読んでいて楽しい。

6/16/2024, 9:56:48 AM

好きな本

昔から本が大好きな子どもだった。
本があれば何も要らないと思うくらい。

だから好きな本はどれ?という質問はとても困る。いっぱいあり過ぎて、答えられないからだ。

その好きな本がまったく読めない時代があった。
およそ10年。
仕事しながら、妊娠、出産して、子育てをしていた時。
本を読みたいという気持ちさえ無くなって、
それが寂しいとも、
そもそも本を読んでいないことさえ気づかなかった。
何年か過ぎて、初めて気がついて、
あれ? 私、このまま本を読まない人になるのかな?
…それも仕方ないか、と諦められるほどだった。

きっかけはわからないけれど、
子育てが一段落した頃から、少しずつ本が読めるようになり、今はまた読むことを楽しんでいる。

物語に没頭する、
懐かしいあの感覚が戻って来た。
本は私を忘れていなかったんだ。
久しぶり、また会えて本当に嬉しいよ。

6/16/2024, 9:56:07 AM

「好きな本」

 80年代だった高校生の頃、洋楽が流行っていて、私も意味もわからないのに毎日聴いていた。
 特にマイケル・ジャクソンが大好きで、お金を貯めて、いつかコンサート(今の言い方ではライブだろうか)に行こうと思っていた。
 また当時は海外旅行ブームだったのか、海外の国を特集したテレビ番組が多く、これらを見るのも大好きだった。
 田舎の高校の図書室の蔵書の中に、地理の参考図書として、すべての国ではないものの、各々の国の特徴とカラー写真が載っている図鑑のような本があり、これが当時の私の好きな本だった。これを放課後に何度も覚える程繰り返し見て読んでいた。
 この本にあったシルクロードで有名な敦煌に行きたかった。

 今思うと浅はかな考えだったのかもしれないが、これらの夢を叶えるべく、お金を貯めることを目的に看護師の道を進んだ。想像以上に多忙を極め、夢を馳せる時間が少しずつ減り、いつしかなくなっていた

 10年以上の月日が流れ、私は結婚し、家事や育児や仕事で、慌ただしい日々を過ごしていた。

 ある日、テレビを見ていたら敦煌の町が映っていた。私は信じられなかった。あまりにも賑わい発展している都市となっていたのだ。
 そして数日後にはマイケル・ジャクソンの訃報が報じられたのだった。
 その頃の私の好きな音楽は童謡や子ども向けの歌、好きな本は子どもと読む絵本だった。

 さらに20年以上過ぎた今、自分をどこかへ置いてきてしまったような喪失感のようなものを感じている。
 今の私の好きな本は小説になった。

 いつかの「好きな本」はもうないだろう。

6/16/2024, 9:41:42 AM

「好きな本」

スケールとアルペジオ
大阪音楽大学=編

ピアノのテクニック
安川加寿子 訳編

リトルピシュナ 48の基礎練習曲集
坂井玲子 校訂

ピアノテクニック
〜中級からの大練習〜
原田敦子 編著

全訳ハノンピアノ教本

6/16/2024, 9:39:34 AM

好きな本
(今日のお題の下に前回のお題(あいまいな空)と前々回のお題(紫陽花)の創作を書いときます。)

私の好きな本は『はじめての』と言う本です!!
「はじめて〇〇した時に読む話」と言うコンセプトで
4作品あります。
4作品1つづつを元にした曲を、YOASOBIさんが出してます。
その曲も是非聴いてみて下さい!

私だけの所有者/島本理生  (Mr.)
ユーレイ/辻村深月     (海のまにまに)
色違いのトランプ/宮部みゆき(セブンティーン)
ヒカリノタネ/森絵都    (好きだ)
※作品名、作者名、曲名が間違っていたら申し訳ございません

1話から14話見たこと無い方は1話から!!
創作)15話   紫陽花/あいまいな空

--6月7日--
前古志音織:おはよー
八木千尋:おはよう、前古くん
志音織:そういえば昨日会長とどっか行ったん?
千尋:うん、あじさい園に!紫陽花って、6月全般の誕生花なんだけど、もっと言うと、6がつく1日らしいから、、あんまり良い花言葉は多く無さそうだけどね…
志音織:何かあげたん?
千尋:うん、帽子をね、ヘアピンも…前古くんは絵だっけ?
志音織:うん!千尋くんの絵ー!!
千尋:え、そうなの…?まぁ、そっか
志音織:あ、誠くんに聞いたんやけど、千尋くんって会長のこと振ったんやって?
千尋:(あいつ…!)…う、うん、
志音織:そんな相手を気安くデートに誘って良いんかなって思うんやけど…
千尋:うん、それは分かる、…僕も会長と色々行きたいし、好きだよ、でも会長とは意味が違ったり、まだ気持ちがあいまいな感じが残ってて、心が晴れないんだよね…
志音織:…そっか、やっぱ色々あるよね…、あー!なんか曇ってきたくない?
千尋:今日は天気が変わりやすいって予報で言ってたね。
志音織:えー!傘持って来て無いよー…
千尋:もし降りそうだったら貸すよ、会長も持って来てるだろうし、家近いから入れて貰うよ
志音織:う、うん、ありがとーなー!(そういうとこやでー…)

✍新情報!!会長は6月6日生まれー!!

6/16/2024, 9:38:14 AM

小学校の頃から、本が好きだ。朝読書の時間が好きで、学校に早く着くように頑張っていた。高校生になってから、朝読書の時間はなくなったけど、その分登下校のバスの中で本を読むようにしている。朝に本を読むと、「今日も一日頑張ろう」って思える。本って、魔法みたい。

6/16/2024, 9:32:19 AM

出会えればシアワセかも

家族のように
部屋にあるのが当たり前のように
居場所がある

毎日、読むわけではない
でも、わたしと一緒に生活している

ホントにたまに
読み返す
内容は知ってるのに…

『好きな本』は
『好き』を超えてるのかも

6/16/2024, 9:30:39 AM

半分バカにしながら買ったアドラーの超簡単な解説本

中古屋にて入手 自己分析用のページの項目に前の持ち主がちゃんとチェックを入れているのが残ってて可愛かった

背伸びする為に買ったポスト構造主義の哲学書

フリマアプリにて入手 他の出品物やアカウント情報を見るにおそらくゴリゴリのサンリオファンの方が出品されていて人間の幅を感じた

ホテル清掃で入った部屋に置かれていた洋書

入手するとクビになるのでホテル側にお預け 添えられたメモ用紙に殴り書きの英語で「この本は本当に素晴らしい!読んでくれ!メキシコよりxx/xx/20xx」と書かれていた 後で調べたあらすじはつまらなかったが表紙は綺麗だった

好きな本

6/16/2024, 9:29:47 AM

グリモワール―――フランス語では一般的に、魔導書を表す言葉。
 そんな、厨二心を擽られる書物に出会った俺は、未だかつてない焦燥感に駆り立てられていた。
 部屋の中を漁れば、真偽が不確かな魔術の書や、怪しげな液体の入った小瓶や、髑髏をあしらった水晶などが山程出てくる俺という人間は、もちろん本物の魔導書というものに憧れを持っていたし、それがどんなに危険な道程になろうとも、いつか手に入れたいとさえ思っていた。
 そんな俺がだ。どうして件の、憧れの人―――ならぬ、憧れの本に出会って、一体何故焦燥感を覚えるのだと、疑問に思う方は大勢いると思われる・・・、無理もない、先刻まで、魔導書をものにしたいとまで思っていた男がである。
 しかしだ。
 もしも、読者諸君の中に、魔導書や、その類のものに、少なからず憧れを持っている方がいたとしよう―――それを前提に、もし君たちにきょうだいがいると仮定して、そんな、姉ないし兄ないし妹ないし弟ないしetc・・・が、怪しげな言語で構成されている書籍を持っていたとしたら、一体どんな感慨になるだろうか?
 因みに、俺はこう思った。
 これはまずい、と。
 ・・・まあ、この際真偽のほどは置いておくとしよう。
 これが仮に本物だとしても、偽物だとしても、俺の状況がまずいことに変わりはないのだから。
 おそらく、きっと、いいや確実に、俺は殺される。
 仮に。
 君たちにきょうだいがいたとして、そのきょうだいにえらく甘やかされ溺愛されていたとしたら話は別だ。全く心配する必要性はない。今日の夜はなんの不安に取り憑かれることもなく、なんならぐっすりと眠って、疲れを癒すこと違いない。
 しかし、だ。
 俺のきょうだいは、一つ上の姉で、しかも俺は溺愛されてなんていないし、なんなら邪険に扱われていると言ってもいい。
 この文だけを見れば、姉のいる読者諸君には薄々察してもらえるだろう―――察してほしい。
 姉がガチの魔導書を扱うような、凡庸という言葉には欠片も当てはまらないような、所謂特別な人間だとしてみる。
 その場合、俺はおそらく、口封じやらなんやらで殺される。理由がなくても多分殺される。
 何故なら相手は、世にも恐ろしい魔術を駆使するのだから―――!
 しかし、この想像が俺の杞憂だった場合でも、残念ながら、そうやすやすと息をつくことは出来ない―――姉と弟というものは、いつの時代場所限らず、姉の方に権力が集中するものなのだ。
 そこから導き出される答え―――もし姉が、俺と同類なのだとしたら、俺はやっぱり殺されるに違いない。この場合だと、姉は俺の死体処理に面倒を被ることになるが、しかしその程度の苦労は、俺を抹殺することに比べれば容易いことであろう。
 ていうか、俺が姉の立場だとしたら、自分の趣味なんて見られたら、窓から羽ばたきたくなるもんね。姉の場合、それが実の弟を殺すという行動に置き換わるだけ。
 そう、それだけの話。
 いやどんな話だよ。
 というわけなので、うん・・・まあ。
 殺されるのは真っ平ごめんなので、俺はさっさとトンズラこくことにするぜ!
 元々、俺は姉の本を勝手に借りようと目論んで、姉の部屋に忍び込んだので、例の本を見つけようが見つけたいが、重症を負うことは必然的だからな!
 それじゃあ読者御仁、アデュー!

 ―――ガチャ

6/16/2024, 9:29:04 AM

「お、おわ…おわっ…た……!」
「…おつかれさん。」
ついに、ついにやったぞ…。読破した…!
ものすごい達成感だ。そして、
「つかれた…。とにかくつかれた…。」
「だろうな。分厚い、しかも文字が小さい。漫画すらまともに読めないお前には無理だと思っていた。」
そう。昔から本は苦手だ。活字は目が滑る。漫画は頭が疲れる。でも今回は違う。
「愛の力だ。愛が奇跡を呼んだのさ…。」
「大げさだ。」
「俺にとっては奇跡なんだ。」
「…感想も用意しておけ。」
「…だよなあ。」
正直今は疲れた、以外の感想が出てこない。でも、いつのまにかこの本は俺の日常に溶けこんでいた。
ふとこの本の登場人物のことが頭をよぎったり主人公たちが見た景色を想像したり。そう、だから。
「この本を返すときには今よりましな感想を伝えられると思う。彼女がいちばん好きな本だ。俺もいちばん好きになったよ。」
「…そうか。そりゃ、まあ、よかったな。」
そう言って俺の目の前の友人は手元の本に視線を戻した。でかい体を小さくして真剣に読んでいるその本にはたくさんの動物たちのぬいぐるみの作り方が載っている。見覚えのある本だ。こいつの去年の誕生日に買ってやったやつだ。以外に高かったことを思い出した。
「それがお前の好きな本?」
「…そうだな。2番目に好きな本だ。」
「なんだよ。1番じゃないのか。」
「うちにある大量の手芸本の中で2番は名誉なことだ。」
こいつの優しい笑顔は昔から変わらない。この笑顔に免じて2番でもまあ許してやるか。
「1番はどんだけすごいんだ。」
「俺が初めて自分で買った本だ。マスコットの作り方が載っている。」
「そっか。そりゃかなわないな。」
「ああ。あの本があったから今の俺がいる。宝物だ。」
そういえば彼女はあの本を古い友だちのようなものと言っていた。本って不思議な存在だな。
「いいな。2人がうらやましい。」
「…お前、あのゲームの攻略本のことを以前話していただろ。あれだって立派な本だ。」
あ、そうか。そういえばそんなものがあった。
「実はいま彼女にゲームと一緒に本も貸しているんだ。忘れていたよ。」
「ん?俺に貸してくれるんじゃなかったのか。」
「え、あ…ごめん。それも忘れていた…ごめん。」
「…その本はちゃんと返せよ。」
「…はい。」


好きな本

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