『奇跡をもう一度』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
僕は最近犬を飼い始めた。
お散歩ついでに公園で
待て、お座り、お手を教えていた。
昨日は出来てたぢゃぁーん!!
何度言っても無視をされる。
奇跡をもう一度…
「見せてくれー!!」
すると…
愛犬が突然走り出して
ランニング中の女性の元に行った。
なんとまぁ
これはある意味奇跡?
その女性は僕のどタイプだった…♡///
「あなたのわんちゃんですか?」
「あ、はい!
うちの子が邪魔してごめんなさい(汗)」
すると女性がお座り、お手を言うと
すんなりしたのだった。
「賢いねぇ〜、よしよし、可愛いですね♡」
何故か懐いてしまったので
ベンチに座りしばらく喋っていた。
女性はすごく喋りやすくて
まさかの…
「実は私も犬を飼ってるんです。
今日はお散歩してないんですけど
これも何かの縁ですね!
よかったら今度一緒にお散歩しませんか?」
と誘われたのだった。
「ぜひ!」
僕は迷う事なく返事した。
そしてLINEも交換した。
あぁ、僕の愛犬。
奇跡を見せてくれた。
いや、もしや分かってたのかな?
どっちでも良いかぁ〜♪
僕は諦めずに教え続けて良かったな
って変だけど愛犬に感謝した。
ソファから飛び出た足に革靴、コート掛けにはよく落ちないでいるものだと感心する芸術的なコート。前にもこんなことがあったと思い返しながら、自分の足の何周も大きいルームシューズを手にソファへ近寄った。
どこが神経質だ。唸る彼から靴を引っこ抜く。一応仕事場では常に気を張った緊張感の塊だと評されているらしいので、どうやら彼も人間らしく自分の家では気が緩むということだろう。
以前全く同じことをしたときは寝ぼけ眼のまま手を握られたのだった。共通の知り合いから本当に恋人なのかと定期的に確認されるほどに恋人らしくない私たちにとっては、そんなことすらも珍しい。
少し、欲張ってみたくなってしまった。
屈んで指先からそっと頬に触れる。起きない。ゆっくり滑らせて、無造作に崩された髪に指を通した。時々やけに頭を撫でたくなる瞬間があるのだが、起きているときにはできやしない。
睫毛を押し上げて薄く瞳が覗いた。期待に躍る胸を抑えて見つめていると、長い腕に抱き寄せられる。そして彼は甘えるように体を引きずって、擦り寄ろうとした。
どすっ、とソファから彼の体がずり落ちて呻き声が漏れる。乱れた髪の下で呆けた顔は、今までに見たどんな顔よりも愛おしかった。
『奇跡をもう一度』
たそがれ
黄昏時 夕暮れ 人生の盛りを過ぎた頃とも
私が十代、二十代の頃、今の私の歳の方は
おばちゃんだった。
おばちゃんはおばちゃんであり、
せいぜいテレビのワイドショーを見て
煎餅をかじる、くらいのイメージしか
なかった。
何かを成した、若しくは成している最中、
なんて思いもしなかった。
今の私は、どうなのだろう。
何を成して、何を成している最中で、これからは何を成すのだろう。
奇跡をもう一度
逢いたい人がいる。
徐々に、歩く道が分たれてしまった人。
突然に、引き裂かれてしまった人。
あの世に逝ってしまった人。
あの世に逝ってしまった人には、
もう少し待ってもらうとして、
勇気を出して、
逢える人には逢っておかないと。
コロナ禍のようなことがまた起こらないとは限らない。
縁は、結び直せるものかもしれない。
この世界に、産まれたのが
まず…I番の奇跡。
奇跡が、繋がって連鎖して
広がって…私は私を作り上げて
そして、知る。
世の中にある、沢山の考え方と
愛情と人それぞれと。
奇跡は突然に起きる事も
成し得て、起こす事も出来る。
だから、もう一度なんて望む
ことなど.私には無いかもしれない。
世の中には、驚くほど
奇跡は溢れていて
自分に、奇跡が起きないなんて!と
悲観する事も、腹立たしい気持にも
ならないんだ。
【お題:奇跡をもう一度】
奇跡をもう一度
ある秋の甲子園
我々、岳〈たけ〉学園野球部は、まとば市代表になった
代表になったのは奇跡と言える
九回裏絶望的な局面
俺が打ったボールは空高く舞い客席へ
ホームに帰った時得点板を見た
1点勝っていた
ここで試合終了のブザーがなった
俺はチームの人達と喜び泣いた
監督もマネージャーも一緒に喜んだ
俺も含めて皆『奇跡』を感じたのであった
まとば市代表として
我々岳学園野球部は都大会に出場し
見事優勝した
都代表と賞状を貰った
今度は日本甲子園に俺たちは立っている
我々を1つに、そして勇気をくれたこの言葉
『奇跡』を...もう1度...
奇跡のような日々だった
と後になったら思うのに
奇跡だとつゆも思わなかった
そんな無防備さがつまり奇跡だった
#奇跡をもう一度
今日も休まずに仕事に行けました。
自分のことめちゃめちゃ嫌いやのに、接してて苦しくなるのに頑張って行ってる気分はエライ!
奇跡をもう一度
奇跡を願ってもいいけど
起こらないことも覚悟しとかないと
その奇跡が
奇跡だと思えただけで
ただの必然かもしれない
奇跡が偶然だとして
奇跡の再現を出来たら
それはもう当たり前の現象になる
奇跡ではなく確率なら
試せるだけ試すしかない
試さないと起こせない
チャレンジしないものには何もない
でもほとんどは何もない
何もないからこそチャレンジするのかも
その奇跡ってのが
どれだけのものなのか
私にはあまり想像が出来ない
案外ちゃんと調べたら
実は奇跡ではないのかも
ただ何も知らなかっただけで
それは常にそこにある
既にここにあるように
ただの視点かもしれない
奇跡だと思えたことはどんなこと?
清廉な風が散らした花弁を
ゆっくりと口に含んで
紅く染まった唇は弧を描いた
学生帽との対比
思春期の不可思議
口元を拭ってこちらを
こちらの向こう側を睨めつける
あなたの仏頂面
百年と五十年ほど前のことでした
ひとしずくの奇跡を、もう一度。
わたしの
人生に
奇跡
なんて
あったのかな?
と
思っていた。
けれど
最近
妊娠
を意識して
生活し始めて
つくづく
思う。
わたしの
人生が始まったこと
そのものが
奇跡だった。
わたしも
授かれたらいいな。
#奇跡をもう一度
・奇跡をもう一度
この世に、幾つの数字が存在するんだろう。
0から9までの、たった十つの文字と、コンマ、スラッシュ、πなんかの記号の組み合わせで、無限大の可能性を生む。
さて。
その中から選び取った、たった一つの数字が、テスト解答と一致する確率は、どれほどか。たった一度だけ、ヤケクソで埋めた答案に丸がつけられていたことがある。
あの時の感動は忘れられない。あの奇跡を、もう一度。ほぼ白紙の答案を睨みながら、僕は心の中で唸っていた。
テスト時間終了まで、残り二分。事件が起こったのはその時だった。
ハラリ。
隣の席の女子生徒が、解答用紙を床に落としたのだ。何気なく目をやってしまい、僕は反射的に目を逸らした。どっくん、どっくん。心臓がうるさい。先生が慌ててそれを拾いにやってくるけど、もう遅い。ばっちり見てしまった。
残り一分。どうしよう、どうしよう…
震えながら、シャーペンを握り直し、急いで解答用紙に滑らせる。
書き終えた途端、チャイムがなった。
結局、書いたのは女子生徒の解答とは全く別のものだ。
ほんの少しの後悔は、熱い高揚の前に氷解してしまった。
「ねえ。大問1の(2)って、××であってる?」
例の女子生徒だ。こっそり耳をすます。
「え、〇〇でしょ」
マジでー⁉︎と、彼女が悲鳴をあげる。
ああ、そうか。奇跡など、あてにするものじゃない。次はもう少しマトモに勉強しようか、なんて、実現性可能性が極めて低い思考が頭をよぎった。
私は3億分の1の奇跡により、今ここで息をする。
今日もまた、地球の何処かで同じ奇跡をもう一度。
新しい笑顔が生まれることをただ願って。
【No.5 #奇跡をもう一度】
【奇跡をもう一度】#63
その瞳を見る時は
もう二度と刻まれることはなかろう。
眩しいと目を瞑るには
十分すぎるくらいの光の輝きに覆われた
あの奇跡の瞬間をもう一度、もう一度
そう心に願いながら奇跡を待つ。
だが運命というもの
いくら待っても訪れない。
必要なのは、自分にそれを引き寄せること。
奇跡は待っていたって起こらないよ 。
貴方が起こすの。
たとえ困難が待っていても、 貴方ならやれるから。
だからもう一度 __ 。
昔科学博物館で地球の始まりの展示を見た時
その途方もない年月と確率をくぐり抜けて
今こうして存在している地球や
その中の細胞のような僕が確かに存在する事に
畏怖の念を抱いたのを覚えている
容易く想像できない可能性の中で
こんな僕の生まれた少し後に
遠くの街で君が生まれて
たまたま僕の町へやってきて
それからもう20年近くも変わらず側に居て
そんな星屑みたいな奇跡を思うと
僕は怖くなってしまうと同時に
その奇跡を守り続けたいと願ってしまう
もう一度なんて言わないから、要らないから
この奇跡が一分一秒でも長く続きますように
「奇跡をもう一度」
公園で見かけた親子
記憶の中の私と同じ
その次に思い出す記憶は
今でも続く地獄だ
いつから変わったのかあの人も私も
いつから崩れ落ちたのだろうか
戻れないとわかっていても
あの日に戻れると期待している
私が何処かにいる
「奇跡をもう一度。」
奇跡はそう簡単には起こらない。
分かっているのに
ずっと願ってしまう自分がいる
それぐらい君のことが大好きでした。
奇跡をもう一度くれるなら、どうか私を過去へ飛ばしてください。
今の私を知っている人が一人もいない、そんな世界へ。
雨が降ったら普通に傘をさして。
虹が出たらはしゃいで写真を撮って。
家に帰ったら今日の出来事を両親に笑顔で話して。
夜はただ明日が楽しみだという気持ちで寝た。
そんな日々をもう一度。
どうか、お願いですから。
奇跡をもう一度
ただ、祈ったのだ。
寂れたその扉を開けた先で、私は別の世界を体験した。どことなく同じようなのに、全然違うその世界はひどく優しくて。
不意に戻ってきたあのときはショックで思わず泣いてしまった。でも、それくらいあの場所が大好きで、大切だった。
何度も何度も、この扉訪れては何も起こらないと肩を落とした。
それでも、信じ続けたのだ。あの世界は絶対に存在する。夢なんかじゃ、ない。
奇跡を、もう一度。そう祈って、寂れた扉を開ける。
その先には、懐かしくてあたたかいあの世界が広がっていた。
心地よくない感情を手放す作業
これは目を覚ましていくには
必要なことなんだ
玉ねぎの皮むくような地道な作業
でもこれを習慣にしてみよう
嫌なことが起こった時だけでなく
心地よいか?心地よくないか?
100%自分の感情に向き合っていよう
そうしていればね
今年の冬至を過ぎても
手放す作業をした分
玉ねぎの皮はちゃんと剥がれてくれる
気が向いた時だけやるみたいに
中途半端にやっているとね
冬至を過ぎると
いくら手放す作業をしても
自分では玉ねぎの皮を
むいてつるつもりでも
ちゃんと剥がれなくなっちゃうんだ
やった分だけ
かろやかになる
つらい上り階段にも
踊り場がやってくるから
そこで一息ついて
また上っていこう
奇跡?
すべて自分が創り出している世界
だから奇跡なんて…ね
〜奇跡をもう一度〜