Open App

昔科学博物館で地球の始まりの展示を見た時
その途方もない年月と確率をくぐり抜けて
今こうして存在している地球や
その中の細胞のような僕が確かに存在する事に
畏怖の念を抱いたのを覚えている

容易く想像できない可能性の中で
こんな僕の生まれた少し後に
遠くの街で君が生まれて
たまたま僕の町へやってきて
それからもう20年近くも変わらず側に居て
そんな星屑みたいな奇跡を思うと
僕は怖くなってしまうと同時に
その奇跡を守り続けたいと願ってしまう
もう一度なんて言わないから、要らないから
この奇跡が一分一秒でも長く続きますように

10/2/2023, 2:27:23 PM