『太陽』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
太陽は熱い。
熱いけどみんなはアツアツで死んじゃうよ。
じゃあ、海に入れば?
お水だってめっちゃ熱いから火傷しちゃうよ。
じゃあ、月に行って月をコップにして、太陽を丸石にしたらいいじゃん。
なんでー?
なんでゆわないで。
絵文字とか出すの?
ぶ。
じゃあ俺が絵文字出すよ、次に。
だーめだーめ。
まぁいいや、絵文字出しちゃお。
🇯🇵😺😸😹😻😼😽🙀😿😾😵💫🕳️💙❤️🩵✨💖🧡💖💚💛💌🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌪️🌪️🌀🌀❄️❄️❄️❄️
あああー!!😱🤬🤬🤬😡
だってあずきちゃんが絵文字出したかったもん。
じゃあ、deleteする。ゴミ箱。
何の意味もない。no ka yo imi aru jyan
違うよ。
「太陽」
「あなた地球と太陽はどっちが動いてるかわかる?」
「太陽は動いてなくて、地球が太陽の周りをくるくる動いてるんでしょ。急になによ」
「知ってるみたいで安心したわ。太陽が動いてるとか言われたらどうしようかと思った」
母からの突然の抜き打ちテスト
普段はこういう質問はしてこない母が私に確認してきた一般常識
当時小学校高学年だった私は難なく正解したのだが、正解したのに全く嬉しくなかった。馬鹿だと思われている可能性をひしひしと感じ「流石に知っとるわ」と反したが「よかったよかった」と機嫌の良い母
突然何だったのか。気味の悪い思い出である
みくのしんというWebライターがいる。彼は明るくて、感受性が豊かで、自分の気持ちにとても素直な男だ。
彼の太陽のような性格は周りの人に元気を与え、画面越しに見ている私のことも元気づけてくれる。時には寄り添ってくれる。ネガティブになってもいいと心を暖めてくれる。
私も彼の数百分の一でも、自分の心の中に明かりと温もりを宿せるようになり、自分のことを助けてあげられる人になりたい。そうした先に、人に喜びや温かみを与えられる人間になれると信じている。
太陽
結婚して、中々子供が授からなかった私達夫婦に念願の赤ちゃんが誕生した。
太陽のように明るい女の子に育って欲しいと、名前を陽菜子と名付けた。
陽菜子は活発な女の子で、男の子に混じって外遊びが大好き、スポーツ大好きで健康でのびのびと育ってくれた。
お転婆だったから、ボール投げした先のお宅のガラス戸を割って、菓子折りを持って謝りにいったこともある。
相撲で相手の大輝くんを投げ飛ばして、打ちどころが悪く捻挫になり、これまた親子で謝りに出向いた。
とにかく体を動かすことが大好きで、小学校ではミニバスケ、高校ではサッカー、大学ではハンドボール…どうも球技が得意らしい。
そんな娘の活躍を、夫はいつもそっと見守ってくれていた。ひとりっ子だからと、甘やかすことはなく礼儀に厳しかった。アメフト部でキャプテンを務めた体育会系の血筋は陽菜子に遺伝したのかもしれない。
そんな似たもの親子の夫が、倒れたのは陽菜子が大学1年の冬。くも膜下出血だった。夫の死はあまりにもあっけなかった。
泣いている暇も無いほど、葬儀の準備に追われた。
初七日も済ませ、抜け殻のように沈んだ様子のわたしを見て、「お母さん、大丈夫だよ。窓の外を見て、太陽があんなに輝いてる。空もこんなに広い。お父さんがいなくなってどうしようもないほど寂しいけれど…私がいるじゃない!一緒に生きていこうよ…お父さんの分まで。泣きたい時は思いっきり泣いていいんだよ。お母さん。」
そう言って笑顔を見せた陽菜子は、太陽のように眩しく頼もしかった。
冬から春に近づく気配がした。太陽が高く高く昇っていた。
太陽
光照らし
暖かく
皆に元気を与える
影を作り
暑く
熱く
近づくことなど到底できない
何事にも距離は大切ということか
太陽
照らすのに近づけない
花を育てるのに枯らす
太陽みたいな人って
ある意味届かないって話
:太陽
生きるよ、ちゃんと生きてくよ。苦しくても、吐いても、辛くても、泣いても、それでも生きるのをやめられないから、僕はちゃんと生きていくよ。暗がりでうずくまりながら太陽を求めて手を伸ばして生きていくよ。
泣き喚いても、叫んでも、落ち込んでも、全部僕だから。ちっぽけでも、ボロボロでも、それでも希望を探してるから、楽しい気持ちになれることを探してるから、抜け出そうと藻掻いてるから。苦痛でも希望を探して歩いてく。上手く生きようとすることを諦めて、手放して歩いていく。
どんな僕でも僕だから。僕の気持ちは他人も僕自身も否定できないから、どんなに辛くても生きていく。どんな僕でも僕でしかないから。歯を噛み締めるのも、暴力的なのも、人を刺したいのも、僕自身を攻撃するのも、赦したいのも、赦されたいのも、優しくなりたいのも、優しいのも、柔らかいのも、脆いのも、破壊的なのも、認められないのも、どんな僕でも僕だから、僕でいいから。
後がなくても、茨の道でも、どんな道でも僕の人生だから。
いつか死ねるその日まで僕はちゃんと歩いてく。
いつか死ぬその日まで太陽の光を浴びて生きていく。
太陽みたいに明るい彼。月みたいに自分だけじゃ光れない私。彼と私は真逆と言えるほど違った。人目が怖すぎて授業すら手を挙げれない私と自ら積極的に発表する彼。そんな彼にどんどん惹かれていった。いつも教室では休み時間になるたび話しかけて、満足してから友達のところへ行く。そんな生活してた。
夏休み中、彼に七夕祭りに行かない?と誘ってみました。すると「OK」。嬉しかった。その日はいつもより学校頑張れた。当日には17時から19時という長いようで短い時間を過ごした。ちょっと告白も考えてたけど、まだ入学してから3ヶ月しか経っていなかったのでやめました。
彼とはまた少し仲良くなったと思う。誕生日とかお土産のやつだけどプレゼントを渡し合いました。
それから1月。ここでは言えないけど、彼といろいろあって気まずいなと思うようになりました。告白とかじゃないけど、私が悪い事しちゃったなって後悔もするようになりました。私から少しのあいだだけ離れようと思って、離れたけどそれがつい最近まで1言も話さなかった。おはようの1言も無し。この時机前後だったけど休み時間なるたび友達のところへ行くようになった。その時はほんとに彼の事がどうでもよかった。とりあえず「少しのあいだだけ離れよう」という事ばっか考えてた。そして私が同時期に起立性調整障害になって学校を休んだり、遅刻で昼から行くようになった。
そして4月。クラス替えだ。そう。彼とは離れた。でも隣のクラスになった。「あーたまに出会うなー」って考えてたけどまた少し日にちが経ち、どこか寂しいななんて頭によぎってしまった。クラス替えをして、友達が前のクラスの子しかめっちゃ仲いい子いなくて私が学校休んでる間その友達も1人になっちゃって新しい友達を作ってた。別にそれはいい。でも私が学校に行ったときも、ずっと新しい友達と話してて、私が1人になってしまった。学校休みがちだから新しい友達も出来なくて1人だった。そこでなんか寂しいと思った。でも友達もこんな気持ちだったのかな。と自業自得なのかもと思うようにしてた。でも寂しいもんは寂しいから学校に行くのが憂鬱になっていった。
そんな時、私は思い出してしまった。彼と少しだけ離れているつもりが半年も離れてしまって何もアクションを起こしてないことに気づいてしまった。そんな事に気づくと彼とまた仲良くしたい欲が出でしまった。だから話しかけようと思った。でも私は初めにも言ったけど自分1人じゃ何も出来なくて、友達でも誰でもいいから背中押してもらわないと何も出来ない。そんな事してるうちに、1ヶ月が経ってしまった。夏休みまであと1週間。私の中でこの夏休みが過ぎてしまってから言うのは何となく悪い意味で時効だと思ってた。それでやっとの思いで伝えた。
「あの時はごめんなさい。
実は体調が悪くて学校を休みがちになってしまいました。最近は頑張ればもう行けるよ。
話し変わっちゃうけど、七夕祭りどうですか?」
って聞いた。七夕祭りは塾があって行けないみたいだったけど一応仲良くはしてくれるみたい。七夕祭り無理だったのは悲しくて家で泣いちゃったけど、言えて嬉しかった。でもクラスも違うし、関わること無いからもう仲良くはなれないかも。また泣いちゃうね。
最近は前以上2泣いちゃう事増えたの。涙がでてきちゃうの。そして彼の事思い出すと泣いちゃうの。もう仲良くできないのかーって考えると。思いでを思い出すとね。ここ1年は結構辛いことばっかりで、落ち込む事も増えたの。寝れないっていうか寝る気になれないというかわからないけど未だに起立性調整障害治ってない(?)ちょっとピンときてうつ病かな?って半分本気で面白半分っていうか遊びでセルフ診断やってみたら、27点中6点でちょっと軽いうつ病かもしれないで私が16点だった。結構重症らしいうつ病だって。行けるならすぐ病院に行ったほうがいいらしい。でも親に言わない。起立性調整障害の時も「体調管理が出来てないからなるんだよ。」「ただの怠け病なだけ」と言われてしまった。それもあってストレスになったかもしれないけどまたそんな事言われたくないから隠しとく。1人の時は泣いて、家族の前とか友達の前とかはちゃんと笑顔にしてるからバレないはず。でもいとこにだけは言った。11日にいとこくるからそれまでは頑張るつもり。
こんなに長いのに読んでくれた人がとうございます。朝5時に寝て10時に起きて4時から塾っていう毎日を過ごしております。正直、塾はやめたいです。結構きつくて塾ある日はなぜか体調が悪くなってしまいます。でも最近好きな物を買ってくれる代わりに夏期講習に休まず行く約束をしてしまいました。休めません。やめれません。どうしたら良いでしょうか。鬱かもって言ったら休ませてくれるのかな。
まぁ皆さんも頑張ってください。お仕事に行ってる人も、お家で子供てみてお世話してる人も、学校の宿題やってる人も、とりあえずお盆休みまで一緒に頑張りましょう。
太陽は
どんなに良いことをした人でも、
どんなに悪いことをした人でも、
対等に誰の上にも毎日欠かさず登るもの。
つまり私が何を言いたいかって、
太陽は私たちを忘れることなく毎日私たちを照らしてくれる。
そうやって気づかなくても自分を忘れないでいてくれる誰か、それは自分でもいい。
その人を忘れないこと。
人生において大切であると、私は思う。
「よし!やっと外に出られる!」
そう思って僕は羽化したのに。
とてもじゃないけど鳴いていられない。
羽が焼けちゃうんじゃないか!?ってぐらい熱い。
折角外に出られたのに……。
次はたくさん…そとにで…………………。
ーーーーーーーーー。
グシャッッ
【太陽】
雲ひとつない空に太陽は輝いている
ジリジリとした暑さに汗が噴き出る
本当は今すぐにでも逃げ出したいが
その気持ちを抑え込み一歩踏み出す
叶えたい夢のため努力できる者にも
自分をうまく見つけられない者にも
今を生きるに等しく日光は降り注ぐ
『眩しい…』朝日を見ながらそう呟く。
昼夜逆転生活をしていた私にとって朝日は3週間ぶりだ。
いつも夕方の太陽しか見ていなかったから、
少し新鮮な感じがした。涼しげに吹く涼しい風。
今日は気分がいいな。
『太陽から得られる力』
太陽が好きだった。
自然の太陽じゃなくて、中学校の時クラスメイトだった太陽くん。
今、どこで、何をしてるのか。
私が、何も言わずに転校をしたからもう分からない。
でも、太陽の幸せを願ってる。
ずっと、私の心に残ってる。
『太陽』
「水、虫除け道具、地図、コンパス、タオル、
菓子……よし、準備万端です。主」
「完璧ですわ、セバスチャン。日焼け止めも
塗りましたし、いつでも行けますわよ」
魔術師から還らずの森の奥地にある
『神秘の泉』へ冒険に行かないかと誘われた
悪役令嬢と執事のセバスチャン。
『蚊やダニやヒルにご用心を。
動きやすい服装で来てください』
機敏性と優雅さを兼ね備えた特注の冒険用
ドレスに身を包む悪役令嬢と、通気性に優れた
スーツで身を固めたセバスチャン。
待ち合わせ場所でご対面した魔術師は、
いつも通りの黒い陰気なローブ姿です。
「その格好で大丈夫なのか」
「見るからに暑苦しいですわ!」
「全身に冷却魔法の薄い膜を張っているので、
何のそのです。さあ、行きましょうか」
森に足を踏み入れる三人。
悪役令嬢たちの暮らすヘザーフィールドと
魔術師の暮らすリルガミンの狭間に広がる
還らずの森は、夏でもどこか鬱蒼としています。
「神秘の泉には妖精や森の動物たち、
運がよければケルピーなども現れますよ」
「この森には珍しい魔物も暮らしているんだな」
セバスチャンと魔術師が話していると突然、
悪役令嬢が森の中を指差しました。
「見てください、ユニコーンがいますわ!」
人前には滅多に姿を見せない幻獣ユニコーン。
太陽を浴びて輝く銀色の身体は、
神々しく幻想的です。
「ユニコーン……初めて見ました」
「くっ、素材が欲しいですが、
今回は我慢しましょう」
道中歩いていると、葉っぱの影から小人たちが
顔を覗かせ、『どこ行くのー?』と三人に
声をかけてきました。
「泉へ行くのですよ」
『案内しようか?』
「遠慮しておく」
丁重にお断りするセバスチャン。
森の住人である小人や妖精は大変いたずら
好きで、安易について行ってはいけません。
長い道のりを経て、一行はようやく泉に到着。
エメラルドグリーンの透き通った泉が太陽の光を
受けて煌めく姿はまさに神秘そのもの。
涼しげな空気が旅の疲れを癒してくれます。
「ここで休憩しましょう」
柔らかな敷物の上に、たまごサンドイッチや
クリームチーズ、オリーブ、生ハムをのせた
カナッペやローストチキンが並べられます。
魔術師はその辺に生えた草を乾燥させ、
沸かした水で即席のお茶を淹れます。
「……毒は入っていないだろうか」
「安心してください。ちゃんと
厳選したものを使っていますから」
「あらこのお茶意外とおいしいですわ」
食事を味わいながら、泉にやってきた鹿や
うさぎ、ピクシーやホビットを観察する三人。
太陽の優しい光と清らかな水の音、
素晴らしい自然の恵みのもと、三人は
冒険を楽しんだのでありましたとさ。
Original №3 『翠縹《すいひょう》の君』
⚠️注意⚠️必ず読んで下さい。
※この物語には死ネタ、夢の表現がある為、
読む際にはご注意下さい‼️
もし、読むとしても作者は一切責任はとりませんので、読者様の自己責任でお願い申し上げます。
大丈夫!問題ない☺️という方のみお読みください
ふわふわと男にしては長い黒髪を纏め、
大して目が悪くないのに周りと違う瞳の色を気にして黒縁メガネを掛け、黒のチョカーと瞳と同じ色のピアスを付けた不良のようでそうでも無い優しい彼。
薄い硝子の向こうにある翠縹の瞳に俺は何時からか目を離せなくなっていた。
それと同時にその奥に映る情の欠片に気づいてしまったが、同性...しかも年の差もある年下の青年だと抱いてしまったこの心に言い聞かせていた。
言葉にすれば変わってしまうこの関係を恐れて、俺は今日も彼の気持ちに気づかないフリをする。
彼のバイク〖ハーレイ〗の点検作業を請け負い、弟たちと語らう彼を横目に見ながら作業をしているとふと彼と目が合う。
緑と青の織り交ざった夏の翠縹の色がキラキラと宝石のように輝いて俺を写す。それと同時ににこやかに笑っていた表情がふにゃりと柔らかくなり頬に赤みが増して、俺の名前を呼んだ。
(あぁ、そんな表情《かお》をされてしまうと折角隠していたこの気持ちが揺れてしまうじゃないか。)
何処も赤くなっていないことを祈りながら、どうしたと作業をしていた手を止める。
どうやら、買い物に行く妹の付き添いとして出かけるようで何か必要な物はないかと確認で呼んだそうだ。
ココ最近、弟の1人が作った不良グループと他のグループの抗争が近い為、何かと身内だからと目をつけられやすい妹の護衛として付き添いを彼が申し出たのだ。何かと腕っぷしのある彼は負け無しの弟と互角に空手を打ち込み合うほどの実力なので、こちらとしては頼もしい限りだ。妹を頼むとつげ、友人たちと喧嘩する弟たちと共に彼を見送り、お礼として代金を割引かと作業を再開する。
何かと強い彼なら大丈夫だろうと安心して・・・・。
この時、少しでも彼を心配していれば...
1人ではと信頼する友人たちを共に行かせてやれば...
後悔なんてしなかったのにッ・・・・。
『花垣アソタさん。
2月22日 19時39分...ご臨終です。』
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《花垣 アソタ》女性
▶2月22日、当時抗争前の不良グループのメンバーが東京卍會の総長の戦意を削ぐ為、総長の妹を殺害しようと計画。計画当日、2人がかりでバイクの勢いにて鉄バットで妹を撲殺しようとし、それに気付いた花垣氏が妹を庇い、後頭部を殴打され意識昏倒。
無傷であった妹が近くにいた兄弟に助けを呼び、救急車を要請。5分後、現場に救急車が到着し、応急処置をするも意識は回復せず、近くの病院にて緊急搬送。
●●病院に搬送されるも19時39分、○○医師の下死亡が確認される。
死因は後頭部による鉄バットの殴打だと考えられる。
現場を目撃した人の証言の下、花垣氏を撲殺した容疑者2名を緊急指名手配し、警察は捜査を進めるが、
☆☆年♢月※※日、○○建物内にて指名手配されていた未成年者2名が無惨に殺害されているのをその建物の管理者が発見。ご遺体には手足を拘束した状態で何度も殴打された跡が見つかっている事からご遺族またはその関係者による怨恨での犯行でもはないかと亡くなった花垣氏の関係者を調査するも手掛かりは掴めず、未だに2人を殺害した犯人は見つかっていない。
容疑者2名の死因は撲殺ではなく、頭部に残った銃痕から銃殺と断定。
﹦﹦﹦﹦﹦﹦﹦﹦﹦
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12年後...
その日はお盆を零したように連日の雨で、
義姉の墓参りには向かない天気だった。
だが、行かないという選択肢はなくおれは草臥れた黒いスーツに身を包んで手向けの花と傘を抱えて石段を1人歩く。
あの日、総長の妹の未来は姉が置き換わるように亡くなり、おれはその知らせを聞いたと同時に未来へと帰った。何度も変えられない義姉の未来はおれの知らない所で死んでいく。
だが、今回だけ義姉の死を身近に見てしまったッ。
総長の妹さんの叫びに急いで駆けつければ、そこには地面に横たわり動かなくなってしまった義姉。
義姉の頭と横たわった地面は血まみれでおれはその場を動けずにいた。
気づけば目の前には白い布を被った義姉がいた。
そこからはどうやって未来に戻ったのかハッキリと覚えておらず、未来に戻ったと同時に別居している両親から義姉の命日だと電話越しに告げられて今に至る。
トラベル以前たった1度の喧嘩で疎遠となってしまった義姉についておれは何も知らなかったと未来を渡る度に気付かされた。
今回だって姉が好きだったという花も知らず、結局は花屋のオススメに任せて持ってきた。
義姉の墓は花垣家ではなく、義姉の本当の母の実家である『紫陽家』の墓に埋葬されているらしい。
どうやら母方の祖母が葬式時に態々頭を下げてまでお願いしたそうだ。娘と同じ墓に入れてあげたいという願いに両親は賛成し、義姉は紫陽家の墓に眠りについている。
少々遠い場所を駅を乗り継いでやってきた。
『紫陽家』という墓石を探しながら歩いていくと、目の前を傘も刺さないでいる全身真っ黒な男性が通り過ぎる。ふと男の耳に飾られる緑色のピアスが目に入り足を止めた。
義姉も同じものを付けていたなぁと思い出しながら、再び足を進め、視界と悪い中やっと『紫陽家』の墓を見つける。
すると、墓の前に1本の黒い薔薇が置かれているのに気づいた。
黒色の薔薇に少し気味悪さを感じたが、
これは一体誰が置いたのだろうか?
私の太陽は死んでしまったわ、沈んでしまったのね
私は月だから、太陽がいないと、
貴方が居ないともう輝けない
日食のように一緒になれたら幸せだったと願ったわけど、それは過ぎた願いだったみたいね
なら、もう望まないわ
月と太陽のように一生共にならなくていい
だからお願い、太陽を返して
「太陽」
太陽の光は平等に降り注ぐし、昼も夜も平等。
なのになんでこんなに不平等で不条理なのだろうか。
太陽のように美しく輝いてる君に触れた瞬間私の手は燃えるように熱くとても痛かった。
あの日、僕の世界には、決して明けぬ夜が訪れた。
僕を中心とした、深く、暗い、闇い夜だ。
気が付けば何時だって、
姿と声と匂いと温度を思い出して、
瞼の向こう側と間違い探しをしている。
何百、何千、或いはそれ以上の出会いを以てしても、
たった一人分の穴が、こうも寂しいものだとは。
彼が太陽だとすれば、僕は月だっただろう。
そう、“俺達”は彼岸花に似ている。
太陽のような人だ
太陽のようなって何?
熱ければいいの?
でかければいいの?
意味わかんない
わかんないはずなのに
私は今君に向かって
太陽のような人だ
そう言った