『太陽の下で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【太陽の下で】
「楽器はこれで全部か?」
「はい。」
今日の部活動は野外コンサート。
カラッと晴れた空の下、街中の広場で演奏をする。
「よし。まずはスタンドを片っ端から組み立てるぞ。」
「『はい!』」
4月に入部してから、もう半年が経過した。
私が所属する打楽器パートの人数は、引退と退部で3人に減った。
先輩はこのパート唯一の2年生だけど、とても頼りになる。
目つきの鋭さから、最初の1カ月くらいは怖がってしまった。
言い逃れができない程度には、距離を取ってしまった自覚もある。
それでも先輩は、いつでも優しく声をかけてくれた。
さっぱりした気質の人なのかもしれない。
「鍵盤の高さ、こんなもんで大丈夫か?」
『はい、ありがとうございます。』
「どうした?緊張でもしているのか?」
『そりゃあもう…。』
「いつも通りやれば問題ない。大丈夫だ。」
野心を秘めたような瞳にも慣れた今、
いつも爽やかな先輩は憧れになっていた。
楽器を扱う所作からは、何処となく品を感じる。
曲と向き合う真っ直ぐな姿は、勇ましくさえ見える。
つい先程も、パートリーダーとして指示を飛ばしていた先輩。
『…先輩って太陽みたい。』
「なんだ急に。」
『ほら、運搬も組み立てもさ、先輩が中心になってるじゃん。』
「それはそうだけどよ。」
『太陽を中心に、太陽系の惑星は公転しているから。』
「あぁ、そうきたか。」
同級生と駄弁りながらも組み立てを進める。
楽器のセッティングが終わると、じきに本番を迎える。
先生の指揮棒が上がり、各々が楽器を構える。
屋内での演奏と違い、反響するものがない。
だから精一杯、楽器を鳴らそう。音を響かせよう。
果てしなく広がる空で輝く、あの太陽にも届くように。
遥か遠くに感じる先輩に、少しでも近づけるように。
太陽の下でもう一度
お前と笑い合うことができるなら、
俺は過去に戻ることを望む
でもこのマシーンは、
お前に会うために
お前を救うために作ったのに
それはできない
未来を変えることは誰にも許されない
太陽の下で
太陽の下でまどろむ私の、まっさらな四肢
太陽の下で照らされるあなたの、琥珀色の瞳
いつまでも こうしていたかったのに
「洗濯物干してくる」
「ああ」
いつものようにベランダに向かう背中に、いつものようにPCに向かったまま答えた。
月が変わって最初の休日。
天気はすこぶる良く、絶好の洗濯日和だ。季節の変わり目で増えた洗濯物に同居人はむしろやり甲斐があると言って笑った。
窓から差し込む日差しは確かに暖かい。経理の為にPCに向かう手もかじかむことは無く、集中すればあと一時間ほどで終わるだろう。昼食はどこかに食べに行ってもいいかもしれない。
違和感に気付いたのは、少し経ってからだった。
足音が聞こえない。
洗濯物を広げる音も。
不審に思い、そちらに首を巡らせる。
「――」
真っ青な空。一枚だけ干してある白いバスタオル。
そして·····。
ベランダに手を掛けたまま、長身の背中が微動だにせず立ち尽くしている。言い知れぬ不安を感じて、思わず歩み寄った。
「·····どうした」
「·····」
答えは無い。恐る恐る覗き込むと、同居人は澄み渡る空を見上げながら目尻に涙を浮かべていた。
「ごめん。太陽が·····眩しくて」
ぽつりと力無く落とした声は、それが本当の理由では無いことを伝えている。
眩し過ぎる光。強い輝き。
それは恩恵を与えてくれるが、同時に苛烈に人を責める光でもあった。
「後は私がやっておくから休んでろ」
腕を掴んでなかば強引に部屋に連れていく。薄いレースのカーテンを引いて光を遮ると、もう一度「ごめん」と呟く声と共に同居人はベッドに沈んだ。
後ろめたい事など何も無い。
互いに互いの手を取る道を選んだ。それだけだ。
けれど·····あの眩しく輝く太陽は、罪を暴く炎のように私達を照らし出す。
青い空を睨みつけながら、許されなくても構わないと、そう思った。
END
「太陽の下で」
あなたと太陽の下で
手をつないで歩きたい
私のささやかな願い…
【太陽の下で】
あの日
太陽の下で笑っていた向日葵は
いつしか
冷たい地面を静かに見つめるようになっていた
坂マニアではないが、夏、自転車でダラダラ汗かきながら坂を上るのは好きだ。
夏が好き。夏の太陽が好き。
でも歳かな?災害級の猛暑のせいかな?この夏、何年ぶりだろう、久し振りに夏バテした。
自転車で汗だくになって坂を上り
頭からかぶる水 生きてる!
#80 太陽の下で
太陽の下で陽光を浴びると暖かい。体だけではなく心も温めてくれる。寒い時期にはそう言えるが、暑い時期にはとてもそんなふうには感じられない。人間は勝手だ。
自戒をこめて
他者から嫌われる覚悟がないくせに
他者から好かれようとするな
なにに侵されることなく
ただ笑っていて
_太陽の下で
あの温かい太陽の下で、貴女が明るく笑って生きている姿を見ているだけで、俺たちは心から満ち足ります。
どうか、どうか。幸福に生きていってください。
俺のいちばん愛しいひと。
寒いなーなんて身を震わせる季節でも
太陽の下は暖かくて気持ちがいい。
心地良さに身を委ねて、
ついつい思い出してしまうのは君のこと。
#太陽の下で
太陽の下で
人に、よると思うが
その言葉を聞くと、ようやく日の下にでてきた、そんな情景を
思い浮かべる
それは、植物の根だったり
蝉の幼虫だったり
要するに、達成へ経過地点であり、それは未だ通過でしかないが
強い希望なのだ。
険しい山の登山で手に届きそうな頂きが見えた時だとか
フルマラソンでゴールが見えた瞬間だとか
どんなに計算式や化学方程式を組み重ねても
見つからない結論のピースが見つかった時だとか
あと一歩じゃないか、という驚きと呆気なさと
枯渇していた力が、どこから沸き起こる。
すべて使い切ったうえで最後に燃えるのは、太陽に感化された魂だ。
焼けただれそうな強い光であってのも
激しく打ちのめされて、自分の欠片や自分の螺旋を
諦めそうになる刹那
世界の魂が耳に木霊し、自分の振動に共鳴し
奮い立たせる
それが太陽の下だ
笑顔 泣き顔 時々怒り顔
拾ったり 捨てたり 迷ったりで
みんな同じ太陽の下
【太陽の下で】
大きな太陽がありました。
私の人生の半分を照らし、笑わせ、時に感動させ、時に身を灼き、されど視野をあかるくし、8月の31日まで私を導いてくださった、あまりにも眩しかった太陽が。
14色の光からなるそれは、毎日私を照らしました。私はそれに付き従い、崇め、奉り、あぁ我が神よ愛しい貴方と見つめておりました。
太陽が写し出したのが歴史だったので、歴史を学びました。
太陽にあてられた同胞が産み出した物語に心打たれ、同じく物語を綴りました。
太陽の光が減れど、帰ってくるものと信じて、その色をあるものとして描き続けました。
愛しい存在でした。何よりも輝くこの世の主役でした。中でも一等明るい中心の黒い光と、その右にある冷たく優しい赤い光のことを、不躾ながらお気に入りだと思っておりました。穏やかされど芯のあるミルクティーの光も、鮮やかでいち早く世界を彩るスカイブルーの光も、全て、私の心の一部となっていました。
眩しかった。その輝きは年を追う毎に強くなっていきました。新しい色を迎え入れ、更なる発展を確信していたのです。
いつからか。彼らを直視せず、地に落ちる像だけを見つめていたのだと気がついた時には、もう全てが遅かった。
突如、太陽は崩れ落ちました。
かの輝きは人工物でした。
光は人間でした。
荒々しい暑さが残る、夏の終わりのあの日のこと。
どうしようもなく、人間でした。
私の信仰は死んだのです。
あれから紆余曲折七転八倒右往左往天地逆転、様々なことがありました。
赤い光は月の元、青、黄緑、黄、紫、ミルクティーの光と共に自由に暮らせる賑やかな夜の街を作っています。
橙と桃と青緑の光は、それぞれ星として人々を導いています。
深緑の光は安寧を求め、光であることを辞しました。
白い光は数年振りに、その優しい輝きを見せてくださいました。
薄水色と薄藤色の光は沈黙を貫いています。
黒い光とスカイブルーの光は、太陽の欠片に破片を継ぎ足して、たまに光量調節を間違えつつ新たな太陽を作ろうと画策しています。
多くが、前を向いています。私以外の多くが。素晴らしいことです。健康的なことです。
ただ、それでも。月や星ではやはり、私の愛した輝き足り得なかった。悲しいほどに明確に。
私の愛した太陽と、その神話は終わってしまったのです。
これを持って、かの太陽に焦がれる心にとりあえずの終焉を。
愛した私への冥土の土産として。
太陽の下で
真っ暗闇も落ち着くけれど、それと同じくら光に照りつけられる太陽の下も好き。自分に自信がないから、存在を包んでくれる空が好き。中途半端な自分が見えるより、夏の暑さに気を取られるような。寒くて肌恋しくなるより、暑さ故に溶けてしまいたいと思う。
老夫婦、思うところがあって北国に移住しました2
「何を見てるんだい?」
こたつに入ったばーさんが、にこにこして手にしているものを見ていた。
「ああ、これ? お隣さんからいただいたんだよねえ。孫が、二人学校でもらってきたから、一つどうですかって」
下敷きのようなものをぺらりと見せる。
「学校で?」
「りんご下敷きだって」
見ると、黄色、赤、赤黄混じったやつ、3×5=15個のリンゴの写真と品種名が載ったカラー下敷きだった。
「へええ」
こんなに種類があるのかということに驚く。ばーさんは老眼鏡の奥の目を細めて、
「ふじ、つがるは有名だよねえ。最近、若い女の子のタレントさんの、なんだっけ」
「王林?かい」
「そうそう、これも聞いたことあるわ。黄色い品種なんだねえ」
ほかにも、世界一とか金星とか、聞き慣れないものもある。あ、これは知っとるぞ……紅玉。アップルパイとかで使われるやつじゃな。
「ぐんま名月なんてのもあるな。群馬産かな?」
「たくさんあるんですねえ、りんごって」
見ているだけで、楽しい。そうか、こっちの小学校の子どもたちは年に一回りんご下敷きをもらうのか。
これをノートに敷いて勉強するところを思い浮かべると、なんだかほのぼのした。
勉強に飽きたころ、ぺらんとノートをめくってこの色とりどりのりんごたちを見たら……。ちょっとほっとするんじゃろうな。
「明日、スーパーでりんご買って来ようか。びっくりするぐらい安いからな、東京に比べると」
「いいですね。私、この【トキ】って食べてみたい。由来は国鳥のあの鳥かしら?」
「さあて」
どんな味がするんじゃろうな。日にいっこずつ、ばーさんと食べ比べするのも楽しそうだ。
太陽の下、光を集めてすくすくと育った赤黄の果実がにっこりと微笑んだ気がした。
#太陽の下で
実話のみを更新していきます。
太陽の下で
秋の終わりの陽射しは、夏のそれに比べて、何処か、弱々しい…あのギラギラ感や、力強さも無い…明るさも、何となく透明で、頼り無い…
そんな、透明な光を浴びながら、深呼吸をすると、鼻の奥がひんやり冷たい…微かに感じる陽の温もりと、この冷たさに、冬の知らせを感じる…
小さい頃は
どこでも嫌なことがあったら
大声で泣きわめいた。
でも歳を重ねると
夜誰にも見られないところで
声もあげずにひっそりと泣くようになった。
その泣き方は
泣いたような気がせず、
モヤモヤとして
余計泣きたくなった。
寝る時間を早くしたのに
起きる時間は変わらない。
日に日に瞼が重くなっていく。
毎日眠くてしかたがない。
明日が怖い。
今日も怖かった。
じゃあどこにいればいいんだろう。
そう考えたら
また泣く。
泣きたくないのに
溢れてくる。
私は自分を叩いた。
泣いたところで変わるものなどない。
それなら泣かない方がいい。
泣いたら損だ。
水を飲み干して
ベランダに出た。
流石に夜は寒いし、
真っ暗だ。
気を抜いたら寝てしまいそうだけど、
冷たい風に当たると
なんだか夜更かしができそうな気がした。
食べかけのクッキーを全部食べて、
また泣いた。
今度はベランダで。
"Good Midnight!"
せめてまた
太陽の下で泣きわめけたら。
『太陽の下で』というテーマについて…
太陽の下ではごく普通の生活を送っている…
太陽に浴びると気持ちいいね…
太陽も色々な太陽がある…
ギラギラ太陽…
ピカピカ太陽…
爽やかな太陽…
過ごしやすい太陽…色々ある…
私は色々な太陽の下で幸せに過ごしている…
自分が思う『太陽の下で』っていうテーマかもね…