『太陽のような』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
そういえば小学生の時、2分の1成人式で私は
「太陽のような燃える心で、みんなを笑顔にする人になる」と将来の夢を語った。このクサい台詞は同級生の男子たちにからかわれたなぁ。その度に怒って彼らを追いかけ回す私も幼かった。
あれから月日は流れ、私は高校で失敗し、少し大きな病気を患い、辛い別れも経験した。あの頃豪語した「太陽のような燃える心」を志す気力はもう無い。まず病気のせいで燃えるような生活は出来ない。
そして、思えば、あの頃とは世界の見え方が何もかも違う。
あの頃は光だけが見えていた。
今なら……かつては見えなかった陰も見える。
物陰や木陰があってこそ、陽は輝きを増す。
今の将来の夢は何かと聞かれれば、こう答えよう。
燃え盛る太陽のような人にはなれずとも、時に陽だまりのような暖かさを、時に木陰のような涼しさを与えられるような、そんな人になることだと。
腕の痛みは消えた、猫の日。
2024/02/22㈭
そういえば、昨日は
水仙を見ているノラさんと遭遇した。
お楽しみの所を邪魔したら
悪いので顔は見えず、後ろ姿だけ。
それでも可愛らしさが漂っていた。
僕の住む町は、結構ノラさんが
いるし、家猫さんも飼い主さんと
散策している。
手袋を持たずに出掛けたら
今日は寒くって。
油断したな。
小学生の男の子がマフラーを
頬被りしていた。
顎で結んでるんじゃなくて、
輪に通して頬被りしてるの。
おしゃれ上級者?
可愛かったな。
君も油断したんだね?
でもマフラーを活用して賢いね。
ここを使用し始めて、ひと月が
経ちました。
いつも半径5キロぐらいのつまらない事しか、書いていないけれど、
読んでくれてありがとう。
おやすみ。
「太陽のような」
どんな悲惨な話も
笑い話に変えてくれた
太陽みたいな君だから
私には眩しすぎて
噛み合わなくて
そりゃそうよ
私は北風のような女
太陽のような 太陽のような笑顔のあなた、いまは、小さな箱の中
「ねえ、坂上くん」
僕は声の主の方を見る。
それはクラスのアイドル佐伯さん。はじけるような笑顔で僕を見ていた。
「は、はい、何・・・?」
僕はいつも、彼女のそのはじけるような笑顔に惹かれて、元気づけられている。
輝くその笑顔は、周りの人をひきつけて、佐伯さんの周りはいつも人が溢れている。
みんな佐伯さんの明るさと優しさを愛しているんだと思う。
僕には少しまぶしいから、その光を遠くから眺めているだけだ。
僕のおずおずとした反応に、佐伯さんは、ニコッと笑って小さな紙を渡してくる。
「はいっ、私ね今度の文化祭で体育館でチアダンスすることになってるんだ。今クラスの人にチケット配ってるの。よかったら坂上くんも来てね」
小さく切られた紙に、文化祭、チアダンス発表会チケット、と印字されている。
「へえ、佐伯さんってチアダンス部なんだ」
僕は佐伯さんの入っている部を知らなかったからチケットを見ながら意外に思う。
でも、よく考えると佐伯さんにピッタリだよな。
「そうだよ、毎日練習頑張ってるよっ!来たら絶対後悔させないようなダンスを踊るから、良かったら来てね」
また、まぶしい笑顔を僕に見せる佐伯さん。
ただ話しているだけなのに、佐伯さんを前にすると、何となく落ち着かない気持ちになる。
「も、もちろん行くよ。友達誘って行くから頑張ってね」
何とか声に出して応援の言葉を口に出来た。
「ありがと〜!」
そう言うと、佐伯さんは、僕の手を両手でかしっと握りしめてくる。
「はっ・・・えっ!佐伯さんっ!?」
僕が赤面して佐伯さんに言うと、彼女はハッとしたように手を離す。
「ごめん、ごめん、ついつい嬉しいとやっちゃうの。じゃあ、待ってるからね!」
僕に手を振ると、佐伯さんは自分の席に戻って、早速友達に囲まれている。
笑顔で会話してる佐伯さんは、相変わらずこちらの席から見ていてもとてもまぶしい。
僕は、佐伯さんの隣にいられなくてもいいから、彼女の光を遠くから見ていたいと思っている。
まるで光に憧れる植物のようだ。
光に憧れて、そちらへ伸びていこうとする。
でも、僕は彼女に近づいたりはしない。
佐伯さんは、僕にとっての憧れというだけで充分だから。
僕は手の中にあるチケットを見下ろす。
遠くから彼女のダンスを見届けたい。
それ以上を決して望まないように。
ホント?本当に?
心の中で小さな囁き声がする。
僕はあえてその声を無視した。
気持ちに蓋をして鍵を頑丈にかける。
これでいいんだ。
君は太陽のように僕には眩しすぎるから
『太陽のような』
太陽は
明るい時間を作ってくれる
太陽は
陸や海をあたためてくれる
太陽は
生きる源となってくれる
私は 太陽のようになれるだろうか
貴方にとって いなくなったら
生きていけないような存在に
温もりの ひと時を
与えられる存在に
もうこの星は全てを燃やし尽くしてしまったのです。
人間は火を求めて歩きます。
1000年前より太陽が随分大きくなったそうです。
しかし1000年前と違うのはそれだけではありません。
人は技術の限りを尽くして君を作りました。
君は人口太陽です。
人間は私を求めて歩きます。
1000年前の太陽とは随分違ってしまったようです。
人は技術の限りを尽くして私を作りました。
私は人口太陽です。
私は無限のエネルギーを得て生まれました。
人は無限のエネルギーを使いました。
私は人のために生まれた人口太陽ですが、
膨らみ続けるあの太陽に人は勝てません。
もうこの星は全てを燃やし尽くしてしまったのです。
「太陽のような」
久しぶりに書いたのでわけが分かりません( ᐛ👐)
「書く習慣っていうアプリやってる人おいで!!!!」
というオプチャの管理人です!
誰でもど〜ぞ!!
明朗快活を絵に描いたようなひとの
心の柔らかな部分を傷つけて、
太陽のような笑みが陰るのを見た時
私は初めて、己の過ちに気づくのだ。
太陽のような人って言ったら、それは間違いなくほめ言葉だよね
みんなを温かく照らす明るくて優しい人、みたいな
でもさ、本物の太陽は燃えているんだよね
すごいよね、巨大な星が延々と燃え続けているなんて
そして、地球にも莫大な影響を及ぼし続けている
太陽のような人とは、桁はずれにエネルギッシュで、絶大な影響力を誇るスーパースター、って言ってもいいかもしれないね
太陽が、大嫌いだった。
億劫な今日がまた始まったことを知らせて、
孤独な夜がやってくることを訴えかける太陽。
太陽は、わたしの敵だった。
でも、太陽みたいに明るく笑うあなたに、
本気で恋をしたの。
あなたが太陽だとしたら、わたしはきっと月だ。
どこまでも眩しいあなたは、
いつだってわたしを照らしてくれた。
だからあなたが笑えるように、
次はわたしがあなたのことを救ってみようと思うの。
くそぅ…。
むかつく…。
むかつく…!
最後まで本気で頑張らなかった自分に…!
過去の自分に…!
頑張ろうにも頑張れないじゃないかよ…。
頑張れる時はとっくに過ぎちまったんだから…。
過去の葛藤も、怒りも、全て分かるから
責めることもできないけど…。
やれること、諦めずにしてほしかった…。
今は見ることのできない分岐、見てみたかった。
そうすれば、もしかしたら、
この怒りを感じずに済んだかもしれないのに…。
くそぅ……!
強いだと…?
強いだと…!?
どれだけ強かったかもわからない!
自分の実力さえわからないんだから
分かるわけがないよなぁ!?
なに冷静に考えてる!
「先を考えると…」なんて冷静になったふりして。
悔しさをバネにもしないで。
大切な人に、不甲斐ない姿見して…。
それが最後だったんだぞ…。
その次はなかった…。
同じこと…、繰り返してるんじゃない…!!
太陽のような
日差しが強くて…
つらくなるの
少量だけで…
あとは
暗闇や夕暮れ
を多く取り入れるの
落ち着くから
太陽のような笑顔って
きっと彼のことを言っているんだろう
だってこんな僕にまで声をかけてくれるんだよ?
そして、キラキラな笑顔を見せてくれるんだ
でもね、きっと僕と関わってわいけないよ
君がきっと次の標的になってしまうから
僕を今日まで生かしてくれた君へ
太陽のような君がいてくれてよかったよ
もし、来世があるのなら
君と親友になりたいな
300字小説
地下都市の小太陽
住民が全て他惑星に移住したという開拓惑星に調査に降り立つ。
ここの住民は突然の気候変動によって、初期ドーム基地を利用して地下都市を造り移住した。しかし、所詮は初期基地。増えた人口に対応出来ず、銀河連邦と宇宙開発機構が中心になって、受け入れ惑星を探し移住させたのだ。
『……荒れてますね』
『移住末期には最後まで残された人々が日常的に暴動を起こしていたというからな』
仕方がないとはいえ、地下都市の建物は一部ライフラインに必要な施設を除き、ほとんどが崩壊している。
その向こう、郊外に当たる場所に整然と整備されたままの公園が残されている。
『……綺麗』
そこには太陽のような向日葵が天井に大輪の花を向けて咲いていた。
お題「太陽のような」
雨が好き
月が好きだし
冬が好き
太陽のような
あなたのそばで
お題☆太陽のような
太陽のような
私は太陽のような明るい君に恋をしてる
太陽のような、月のような。
「どっちなんだよ」
よく昼間に出ている。
「ならそれは太陽だ。太陽が出ているから昼になるんだ」
よく欠けたり、穴の空いたような形になったりする。
「ならそれは月だ。月は半月や三日月になったりする」
だがそれは、月ではない。
「月ではないのなら、月ではないのだろうな」
そして、太陽でもない。
「一体それはなんなんだ」
そう、それは…
太陽のような。
太陽のような
まーとん。
いつも
眩しい。
太陽のような
眩しい人
眩しすぎる人
あまりに近いと
こちらが焼けてしまうけど
いなくなると
困る
難しいね
さりちゃんカワイイって。さりって、私の名前。
ゆかちゃん頭いいって。ゆかって、私の幼なじみ。
大人しくて、三日月みたいな目とぷにぷにのほっぺがかわいい子。
ずっと一緒だった。私達の関係は、優しくてカワイイさりちゃんと、優しくて頭が良いゆかちゃん。
「卒業しても友達でいてね」
当たり前じゃん、学校一緒なんだから。
「さりちゃん!」
「ゆかちゃ――」
え
長い睫毛が影を落としている。三日月の目は向日葵の筒状花みたいで、お母さんの目が綺麗だったことを私に思い出させた。
太陽が居る。
「中学生になったらさりちゃんの隣に相応しい女の子になろうと思って」
白い手が私のこわばった両手を包む。
「かわいい? 勉強したてで、上手く出来てるかわからないんだけど」
お勉強はゆかの得意分野だ。……これが?
カワイイのは、さりだけでいい。
「ねえねえ名前なんて言うの」「え、ゆか? 名前もカワイイ〜!」「てかゆかちゃんさ――」
ゆかに話しかけるのは、さりだけでいい。
ゆかの代わりにさりが話してあげてたから、ゆかは誰とも話さなくて良い。
話すの苦手って言ってたじゃん。さりとだけ素で話せるんでしょ? ……なんで?
握られた手よりずっと酷く、喉がじりじりとした熱を持つ。
「ゆか……っ!」
取り巻きの知らない女の子が一斉に振り向く。……可愛い女の子。
太陽と月なんかじゃない。私はあの取り巻きの子たちみたいに照らされて輝くことも出来ない。
照らされた影が黒く濃くなっていくのを感じる。
焼ける蜜蝋の翼。さよならだ、俊敏なる青き春よ、私の特等席よ。
【太陽のような】2024/02/22