『天国と地獄』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
天国と地獄どっちに行きたい?
んーそうだな
真ん中行きたいかな
なんで?天国じゃダメなの?
真ん中ならどっちに行った人とも会えるだろ?
閻魔様跳ね飛ばして真ん中いくよ
お題『天国と地獄』
天国と地獄
今までの人生で、そんな究極の選択を
したことはない。
恋愛にしろ、仕事にしろ、人はそこまでの
勝負をしないはずだ。
たとえ、それほどまででもないにしろ、
そのつもりで勝負したことは、何度かある。
現実ではなく、気持ちの問題だ。
どちらに行くにしろ、納得すれば、それでいい。
どちらも見てみたいと思うのは、不謹慎だろうか?
人は無くなれば、無になると思うけど。
「天国と地獄」
父が死ぬまで、自分は幸福だった。父が死んだのは自分が高校に上がった頃か、或いはまだ中学の頃で、そんなガキの言う幸福なんて大袈裟な話ではあるが。
父は人望に溢れ、常に人の中心に居た。家には毎日のように父を慕う人間が訪れ、自分にもよく話しかけて来た。彼等がそう言うように、自分もいつか父のようになるのだと信じていた。
父が死ぬまでは。
父が死んで、父を慕っていた筈の人々は揃って掌を返した。気付いた時には家から金も金目の物も消え去っていた。母は現状を受け入れられずに過去に閉じこもってしまった。その後しばらくの事は、自分の記憶にも無い。
ひとつ確かなのは、人間なんてどいつもこいつも信じられないと言う事だ。
天国と地獄
初アプリ。お題が、有名曲のようで面白い。
天国は、いつもの猫様、むがいること。
地獄はよくわからない
天国に行けばしあわせになれるの?
地獄に落ちたらくるしいの?
優しいから天国に行くの?
卑しいから地獄に行くの?
答えは何もわからないけれど
きっとあなたは明日もわたしのそばにいてくれる
天国と地獄
同じ駅前で
同じオフィスビルで
同じフロアで
ただ上司が変わっただけなのに
急転直下でブラック転落
話しかけにくくて
高圧的で
自分の思いどおりにならない人材は
いらないと
何重にもベールを
かけた巧妙な伝言ゲーム
薄くなった酸素の中で
私はいつまで生きていられるかな
高層ビルの窓は今日も開かない
お題:天国と地獄
真っ白な部屋。
真っ白な、窓も、ドアもない静かな部屋。
真っ白でふかふかの毛布にくるまって、真っ白な壁を見つめる。
微睡がうつらうつらと脳を掠める。
温かい部屋。温かい食事。温かい愛。
ここには全てある。
もふもふのぬいぐるみも。真っ白な紙を束ねたスケッチブックも。丸く削られた鉛筆も。
ぼんやりと壁を眺める。
今、何時だろう。
この部屋に時計はない。
ベッドの傍らの小さなテーブルの上に、白いカップとソーサーが置かれている。
カップからは白い湯気が立っている。紅茶の葉の香りが漂っている。
私はコーヒーを飲めない。
だからこのカップの中味も紅茶なのだろう。
ここに来て何日経ったのだろう。
外から微かに雨の音が聞こえる。
軽く身体を揺する。
かちゃり、足についたままの鎖が音を立てる。
「…起きてたんだ。体調はどう?」
いつのまにか、彼女がこちらに微笑んでいた。
「うん、普通かな」
私が答えると、彼女は愛おしそうに目を細め、天使のように笑って、良かった、と囁く。
「外はまだ危ないから、ここにいてね」
私は黙って頷く。
そして渡されるまま、紅茶を啜る。
彼女が、私の何を気に入っていたのか分からない。
傷だらけで、でも守られるほどしおらしさも可愛げもなくて、常に素っ気なくてテキトーな私の何が、彼女の琴線に触れたのだろうか。
「私、貴女にどうしても生きてほしかったの」
初めてこの部屋で気がついた時、彼女はそう言って、今みたいに愛しそうに笑った。
彼女は私をとにかく大切に扱おうとする。そしてとにかく、ここに留めておこうとする。
いつも最後は、私を毛布に包み、優しい声で子守唄を歌いながら、彼女は私の首を撫でる。腕に、脚に、確かめるように触れる。
その時の、熱のこもった、冷めたような視線を覗くと、私はいつも背筋が寒くなる。
私は今、何も不自由していない。
しかし、どうしようもなく不自由だ。
私は、まるで真綿に包まれた宝石のように、大切に守られている。
私は、自分を包む真綿に首を絞められている。
ここは天国。ここは地獄。
天国と地獄。どちらとも言える、不思議な空間。
彼女の子守唄が聞こえる。
彼女の手がそっと頸に触れる。
意識が遠くなる。
白い壁の輪郭がぼやけていく。
最後まで、彼女の声が耳朶を揺する。
私は、ゆっくり目を閉じた。
天国と地獄 5/27 21:37
人には人の地獄があるよね。
天国もそれぞれにあるのかな?考えたことなかった。
地獄はさ、痛みとおなじように、中々理解してもらえないと思うんだよ。
私も、私の痛みが人にわかるなんて思ってないし、なんなら簡単にわかってほしくないよね。なんて思ってて。
でも天国はさ、感じてることは違えど共存できるよね。
同じ時を一緒に過ごしたり、それが「幸せ」と感じたり、幸せを与えあったり、自分自身に幸せを与えてあげたり。
きっと、こんな考え方ができる自分がいるのも、幸せだからだろうな。ありがたいな。
さっきまで暗いことばかり考えていた。自分の地獄の中にいた。いや、今もいるのかもしれない。
けど、地獄の中にも幸せってあるのかも。いや、天国の中にも地獄があったのかも。
どこに何があったっておかしくないよね。そう思う。
真逆なものって、以外と身近にどっちもあったりする。
色んなこと、まだまだ考えられるけど。
無理に書かないでおこう。疲れちゃうから。
今日は、ここまで。
天国と地獄
いつかの未来と
いくつかの過去
キミがいる世界と
キミがいない世界
[天国と地獄]
この世に本当に天国と地獄があるのかな?
天国はあっても地獄はない気がするな
ていうよりかはない方がいいな
地獄に行って死んだ後まで苦しむ必要ある?
私はみんなが天国で安らかに眠っていることを願ってる!
地獄へは共にゆけない
私には あなたがいれば天国だから
【天国と地獄】
天国と地獄と言えば、運動会の定番BGMだろう。
他に真っ先に思い浮かぶ曲がないくらい、
定番なBGMだと思う。
この曲がかかっている時の競技と言えば、
玉入れとリレー、障害物競走ではないだろうか。
赤い玉と白い玉がグランドを飛び交い、
籠を支える先生や高学年は容赦ない流れ玉をくらう。
リレーでは足の早いクラスのエースを応援したり、
はたまた予想もしない人がエース達を抜いていくのに驚かされる。
障害物競走の借り物でハゲ散らかした教頭先生が借りて行かれたかと思えば、
くじ引きのところで出た女装の出立ちに扮装させられて笑い者にされる。
そんな光景が一瞬でよみがえる曲だと思う。
#天国と地獄
天国と地獄 5/27 月
天国と地獄は何が違うか
神様に好かれてるか好かれてないか?
いいや、そうじゃない
前世の自分の行い次第だろう
善意をもって人に福を与えることができたならば
天国に送ってくれるだろう
だが、悪意で人へ害を与えたのならば
地獄へと送られるだろう
今の自分の行いはどうか
考え直してみてはいかがだろうか
誰かがスポットライトに当っている時、暗闇には何人もの涙が隠れている。
地獄から這い上がれるための蜘蛛の糸は、全員分ある訳では無い。
誰かの成功の裏には、誰かの涙がある。
どんなに頑張っても、他の人に蜘蛛の糸を奪われ、天国には、高みへ行くことは出来ない。
天国と地獄
天国は、誰も争わず、自分の成功に浸っている人達が沢山いる場所。
だから、その人たちは口を揃えて言う。「人と比べてもいいことは無い」と。
もう疲れて、蜘蛛の糸へ叢る人達を見ていたら、そこは本当に、地獄のようでした。
きみとなら地獄に堕ちたって構わないって、変な言葉だと思わない?君がいるならどこでも天国なのにね。
今日の地獄と戦った自分に
天国をあげよう
毎日の仕事内容より人間関係で疲れてしまう。
10人10色、いろんな人が居て当たり前。
分かっているけど、いろんな人からたくさんの話を聞く。誰もが違うことを言っている様にみえてしまう。誰を信じて良いのか分からなくなっている。
自分の味方が欲しいのか?
毎日誰かの裏切り、足の引っ張り合いばかり見聞き、体験する。
人はみんなそうなのかな。
助け合ったり協力したりしないの?
表では上手くやってる様に見えるけど実際は違うのか。
自分は不器用だからそんな仮面をつけた日常は無理だ。
そんな事を考えながら毎日仕事をしている。
まさに地獄。
家に帰ったら地獄と戦った自分へのご褒美を。
今日はどんなご褒美で天国を味わおうか。
『失恋』
久しぶりに彼からの呼び出しがあった。
天にも昇る気持ちで、はやる気持ちを抑えて約束の場所へ向かう。
(もしかして今日こそプロポーズが貰えるのかな?いやいや、遅めの誕生日プレゼントをサプライズで渡してもらえるのかも)
期待しながら辿り着いた居酒屋で、私は地獄に落とされた。
決まりの悪そうな彼の、口をつけていないソフトドリンク。どれも現実的じゃないのに目に焼き付く。
別れ話ならちゃんと嫌いになってからしてほしい。
「君は僕にはもったいない」
そんな言葉で誤魔化され、作り笑いでさよならを言った。彼は早々に去り、私は一人居酒屋に残された。
天国から地獄に来た気分。いいえ、うすうす分かっていたけど気づかないふりをしていただけね。
彼の態度がそっけなくなったのは誕生日に会えなくなった時からわかってた。プレゼントなんかないって本当は知ってた。
でも私は恋をしていたかった。愚かな恋に溺れていたかった。彼のことが好きで、私のことが好きな彼が大好きだったから。
一人残された居酒屋でハイボールを飲みながら私は現実に戻ってきた。
「ああ、恋は辛いなぁ」
ハイボールが喉に染み渡る。大人な苦味のある発泡酒は彼の思い出とともに嚥下され、胃の奥にストンと落ちていった。
#天国と地獄
チケットはどちら行きか選べます
みんなの前で聞くもんだから
つい手に取った地獄行き
こっそり聞いてほしかった
「天国と地獄」
#433
キミは悪魔だと思っていた
ボクがやることにいちいち口出しをして
キミの通りにやったら
主体性がない
とダメ出しの毎日
何度キミのことが嫌になったか数えられない
けれどある日
厳つい先輩に絡まれているキミを見かけて
居てもたっても居られなくて助け出した
手足だけじゃなくて声までも震えたけれど
誰かが嫌がっているのを見るのがボクが嫌だったから
いつもいつもキミに怒られてばかりで
情けなくてへっぴり腰になりながらも
先輩にキミが嫌がっていることを伝えた
先輩は
偉そうにとか思い上がるなとか言っていたけれど
ボクは先輩がその場から立ち去ってくれただけで安堵して聞こえなかった
だからキミがあのときなんて言ったか覚えていない
でもキミはまるで天使のように微笑んだ
いつも悪魔みたいなキミが
ボクに微笑んだ
そのときボクはキミの虜になったんだ
『天使と悪魔』
天国と地獄
今日のあいつは機嫌がいいらしく、朝から陽気に鼻歌なんか歌ってやがる。
これなら、オレのおねだりにも期待が持てるかもしれん。
だが油断は禁物だ。
場合によっては機嫌が悪くなる可能性だって秘めているからだ。
オレがあいつに要求することだと?
『お小遣いを増えたらいいなぁ』とか、
『もう少し料理のレパートリー増えたらいいなぁ』とか、まぁ、そんな些細な願い事もあるが、
今日オレが要求したいことはそんなことではない。
しかし言い方次第では地獄を見ることになる。
新婚ではあるが、長年付き合ってきて、
お互いにケンカっ早い性格なところもあるせいか、
だいたいの地雷は分かる。
だが押せば意外と弱いところもあるやつだから、
これは押すしかない!
「朝風呂、一緒に入ろう!」
まだまだ恥ずかしがり屋なあいつには、
無理難題な要求だったようだ。
ビンタを食らった頬を撫でながらも、
いつかは恥じらう姿を見せてくれるだろうと妄想するのも楽しいものだ。