『天国と地獄』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
天国に行きたい。
死んだら、天国に行きたい。
死んだ友達に会いたい。
でも、どっちに落ちるかは天間様次第。
2024 5 27 #4 天国と地獄
叶流
目をとじる、夢をみる、目をひらく。
/『天国と地獄』
天国と地獄
私がイメージする天国は、発売禁止になった事で有名になった、フランス映画の「美しき緑の星」の中に登場する地球ではない平和な星。
地獄は、湿度が高く過ごしにくい日本の夏、マウント取り、空気を読まないといけない同調圧力、お金が9割の世の中、生きづらい世の中。
誰かが行動して変わるのを待っていても変わらない、自分の意識が変わって気にならないようになるか、引っ越しするか。。
引っ越ししても自分の内側が変わらないと、どこに住んでもまた同じことで悩む事になる。
天国と地獄
自由だ!どんな時間に寝てもいい。
腹の探り合いは無くなった。
もう魔王はいない。誰も僕のことなんて知らない!
たくさんの挑戦を!たくさんの経験を!僕はする。
化かしあって苦しんだ。ペアになれない集団行動は
まさに地獄であった。伝えられないもどかしさ、
己の愚かさ、生きる希望などなかった。
しかしあの地獄があるから解き放たれた自由がある
ここは天国か。分からない。
ただ僕は生きる。
「天国と地獄」
「君の思う天国と地獄ってなんだろう?」
病室で君は僕に言った。
僕は答えられなかったが、今なら分かる。
君と一緒にいたあの時間は、天国だった。心から楽しかった。
でも君がいなくなってからは、さみしく、辛い。今は地獄だ。早く君のもとへと思いながら、空に手を伸ばす。けれど、君は僕がそうするのを許さないだろうし、望まないだろう。
以前、君は自分がいなくなっても僕が笑って過ごしてほしいと言っていた。
さみしいし、辛いけれど、笑って過ごせるようになるといい。地獄から天国へと少しずつ変わっていくかもしれない。僕は、君の事を忘れない。
この世からいなくなった大好きな人、動物達
みな天国にいったと信じている
この人生を終えた暁には
私もその場所に行きたい
みんなにまた会いたい
天国や地獄が本当に存在するかは
今の私に知る由もないから
せめて天国にいけると思える人生を
天国と地獄があるとして
そのどちらにいけるか
少なくとも地獄にいくかどうかは
自分にもわかるはず
55:天国と地獄
天国と地獄
天国と地獄は紙一重な気がする
私の思い浮かぶ天国は
宝くじ一等が当たり
好きな食べ物を好きなだけ食べ
旅行に行きたい所へ行く
欲しい物を満足するまで買い
大好きな人達へお礼の物を渡したいだけ渡す
これが私の天国であるが
宝くじ一等が当たればそれを嗅ぎつけて詐欺師が寄ってくるだろう
好きな食べ物を好きなだけ食べたら糖尿病になるだろう
旅行に行きたいだけ行ったら疲れ果てて普通を見失うだろう
欲しい物を満足するまで買うなんてエンドレスで切りが無い
大好きな人達へのお礼もほどほどにしないと相手に嫌な思いを与えるのだ
天国と地獄は紙一重である
良い事と悪い事はきっとちゃんと自分でコントロールして
操縦しないと
思い通りに良い事だけを味わえない
人は一つの出来事に対して良く考えてその場に合った行動をしないと
上手く人生は歩めないのだ
天国が良くて
地獄が悪い訳では無い
でもせっかくなら天国を味わいたいから
人はよく考えて行動をするのである
貴方は私の天国であり、地獄だった。
平凡な私なのに、ジェットコースターに乗せられたみたいに。
喩えるならメリーゴーランドとお化け屋敷。
聖と俗。
そんな貴方に揺さぶられているうちに私は身体の芯がしっかり定まっていく様に感じている。
もしかしたら、貴方もそうなのかもしれない。
大人になりそこねたふたりはいつも遊園地で終わりのない夢をみている。
#天国と地獄
#3話
天国と地獄は、三角形△らしい。
天国に行く人が少なくて
地獄に行く人が多い。
これを聞いてああいやだなと思った。
でも、おじいちゃんは違う解釈をしてた。
「それ、逆三角形▽なんじゃない?」
そんな風に考えた方が
これから楽しいんじゃない?
と続いて言った。
地獄に行く人が少なくて、
天国に行く人は多い。
そう考えると、息をするのが
楽になった気がした。
みんなも楽しく生きてね!
天国と地獄 天国は地獄 天国も地獄
天国の地獄 天国が地獄 天国で地獄
天国に地獄 天国な地獄 天国や地獄
天国へ地獄 天国を地獄 ・・・・
どれがいい?
「私はきっと、天国には行けないね」
徐々に薄れていく意識の中、彼女が消え入りそうな声で呟いた。
たしかに、俺たちは大きな罪を犯してしまった。
けれどそれは、自分たちを守るために仕方がなかったことだ。
本当は、彼女はこんな最期を迎えていいような人間じゃないのに。
本当は、誰よりも優しくて、いつも人のために自分を殺して。
そんな優しさに漬け込んだ、アイツが悪かったんだ。
罪の重さに耐えきれなくなった彼女に着いてきたのは、世間が彼女を否定しようと、俺だけは彼女を信じていることを伝えたかったから。
……あぁ、そういえば、他にもまだ言えてないことがあったな。
「天国でも地獄でも、一緒に行ってやるから安心しろよ」
そう言うと、彼女は泣きそうな顔で笑った。
それが、最後の記憶だった。
お題『天国と地獄』
【天国と地獄】
突然ですが、人って死んだらどこに行くか知ってますか?よく耳にするのは"天国と地獄"ですよね。天国は、生前に良い行いをした人が行けるところ。地獄は、生前に悪い行いをした人が行くところ。皆さんはどちらに行きたいですか?私は地獄に行きたいです。1度でいいので経験してみたいですよね。皆さんは1度でもアリを踏み潰したことがあるはずです。罪のない生き物を殺している時点であなたは地獄行きと決まっているのです。それでは、地獄へ行ってらっしゃい。
『君と僕の終末論』
「なぁ、明日世界が終わるとしたらどうする?あ、終わるのはどう足掻いても変わらないものとして、な」
虚空に言葉を放つ。さぁ、どう返ってくるか。普段からのほほんとしている此奴の事だ、どうせいつも通り過ごすとか、せっかくだから寝るとか、慌てふためく人間を観察するとか言うんだろうな。
「抱き潰す、かも」
しばらくカップの縁をなぞりながら出した結論が、これだった。時々予想の斜め上を行くこの男は、隣にいて飽きがこない。
「最期になるなら、全部を君で埋めつくしたい」
よくもまあそんな事を真顔で言えたものだ、少しくらいいつもの腑抜けた顔をしても良いのに。だけど、最期まで此奴の射貫くような双眸に見つめられ、溺れるくらい愛されるのなら。
「最高じゃん」
これ以外の答えは見つからなかった。
中学生の頃までは
天国だったかもしれない
自我を外に出せたから
高校に入って
親が離婚して
母親の毒によって
心の病にかかってしまった
そこから地獄
今は
血縁から離れて
やっと
社会に復帰出来てきている
人生は天国と地獄
自分の心に刻む
繰り返さない
天国と地獄。
そんなものは本当にあるのだろうか?
もしかするとそれは誰かが作った幻想かもしれない。
天国と地獄
地獄しか知らないなら、それは地獄なのか。
天国を知ってるから地獄になり得る。
天国しか知らないのならそこは退屈な地獄ではないだろうか。
天国と地獄が入ったカップを神様がシェイクする。
その小さな世界の米粒にも満たない私。
あんま考え過ぎるな。
【天国と地獄】
何をもって
誰にとって
天国と地獄と言えるのか?
誰が決めるのだ?
人それぞれ価値観は違う
ある人には天国でも
ある人には地獄だったりするのだ
今、正にこの世はそれらが入り混じっている
戦争を放棄した国もあれば
戦争真っ只中の国
どちらかが欠けても
恐らく成立はしないのだろう
世の中って…結局、そんなもんさ
天国も地獄とそう変わらないよ
この世界で生きていても天国に行っても地獄
なら、
××島。ギャングの街。あちこちにギャング達の“シマ”があり、日々抗争と戦略が繰り広げられている。
この島1番の若頭である彼は、目の前で命乞いするこのガキに嫌気がさしていた。
「おねがいだから!お兄ちゃんはびょーきなの!!」
「…で?だから?…俺らのシマに勝手に入り込んだのに?」
「あっちから逃げてきたんだよ!僕が出来損ないのせいで、どこのシマにも入れて貰えなくて…」
「そんだけの理由でタダ飯寄越せってか。ここはそんな甘くねぇよガキ」
「…な、なんでもする!なんでもするから!!」
「じゃあここで兄ちゃん見捨てて俺らんとこ来いや」
「そ、れは…っ……」
「もう大丈夫、…𓏸𓏸だけでも、生きて…」
「やだよ!お兄ちゃん!!」
「……はぁ…」
ずっとこんな調子なのだ。若頭はガキ共を無視して拠点に戻ろうと背中を向けた。すると後ろから背中にゴツンっ!と鈍い痛みが襲う。どうやら弟の方が若頭に頭突きをしたようだった。
「…なんだテメェ」
「そんなんでここの頭かよ!僕らを助けられる自信がないんだろ!!」
「……はぁ?」
「………ここの島の人達に頼ろうとした僕が馬鹿だったんだ。お兄ちゃん、僕が守るからね。ちゃんと背中に乗っててね」
「ありがとう…」
そう言って弟は兄をおんぶすると、ゆっくりした足取りで、確かに前へ進み始めた。若頭はふっ、と笑うと弟の前に立ちはだかる。
「……なんだよ、どけよ」
「気に入った。お前ら2人の面倒見てやるよ」
「…いまさら何だよ」
「俺のガキの頃にそっくりだ。そうだよ、この世界では周りに頼っちゃいけねぇ」
「だからたよらないよ、どいてよ」
「この世界では、生きてんのも、死ぬのも、地獄なんだよ」
「……だから何」
「…ただ、同じシマの同胞には、時に優しく、時に厳しく、成長し合っていく。そんでもって俺らだけの最高の世界を創っていくんだ」
「…うん」
「その同胞に入れてやる」
「………上からめせんだね」
「ンはは、生意気なガキだ。とんでもねぇ逸材だなぁ?」
「こっちからもじょうけん」
「なんだ?」
「………気に入らなかったらでていく」
「おぉ上等だガキ。地獄しか知らねぇお前らに天国ってモンを教えてやるよ」
「…教えれるもんなら教えてみてよ」
若頭は自分の子供の頃にコイツらを重ね合わせる。同情はしてはいけないが、実の兄を見捨てた自分と違って、こいつの目があまりにも真っ直ぐだったから。
「ちゃんとついてこいよ、ガキ共」
「すぐに追い抜かしてやる」
「おーおー、いい心構えなこった」
「とりあえずごはん」
「人には頼み方ってもんがあんだろ」
「めし!」
「お前…っ、このガキがぁ!」
「あはは!おこったぁ!」
「…ちっ……はぁ…とんでもねぇ拾いもんしちまった…」
殺伐としたシマの空気に、久々の笑顔。地獄でも、思えばそこは天国になるのだ。
『天国と地獄』
今日の天国はカップヌードルチリトマト味の蓋の下に広がってました。
今日の地獄は落ちた壁掛け時計のかかっていた穴の先に栄えていました。