『大空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「やぁ、来たよ」
誰も知らない小高い丘にいる友に会いに来た。
彼は返事もせずにじっと佇んでいる。それは、生前に腕組みをしていた堅物な姿を彷彿させて、私はつい笑ってしまった。
この墓石は私が勝手に建てたものだ。組織に知られても問題ないのだが、彼の妻に知られたら厄介なので秘密にしている。
彼の妻は、彼の死を受け入れていない。亡骸が未だに見つからない状態だから無理もないが。
「最近忙しくてね、なかなか来られなかった。すまない」
彼の好きだった酒をかけてやる。そんなに要らん、と言われそうだ。
手を合わせて彼を悼む。
皆の前では努めて冷静に振る舞ったが、私だって辛かった。彼は初めて友人と呼べる存在だった。こんなバケモノの私を友と呼んでくれたのだ。
生前、私は彼に「君が死んだら、亡骸を食べていいかい?」と聞いたことがある。ものの見事に断られたけど。死んでしまったら抵抗もできないから食べてやろうと思ったが、亡骸が見つからないのでは仕方ない。諦めるしかあるまい。
「もしかして、私に食べられたくなくて姿をくらませているのかな?」
笑っても返事はない。
「冗談だよ、怒らないでくれ」
拓けた丘で大空を仰ぐ。晴れ渡り、雲ひとつない青は清々しく……まるで彼のようだった。
太陽が眩しくて空に手をかざした。
「またここに来るよ、寂しくなったらね」
雨が頬を伝ったと思ったが、気のせいだったようだ。今日はこんなにも良い天気だ。
【大空】
私は大空見上げるの凄く好きなんですよ。
ミスをして自分を責めてしまうことがあっても
「世界って広いから、全然大丈夫!」って思えるし
辛いことがあったときは
「今日は真っ青で綺麗だなぁ」って癒やされて。
スマホの写真のフォルダにはいくつか
空の写真があるぐらいです(笑)
大空といえば、個人的には
「アイカツ」の大空あかりちゃんを思い出すなぁ。
みなさんは「アイカツ」知ってますか?
世代じゃない人もいるのかなぁ‥。
私の周りは世代だった子が多くて
「アイカツ」の話をすると結構盛り上がります。
アニメにしては、歌詞が良いのが多かったりして
あとは、アイドルのドレスとかが綺麗だと
見入っちゃって‥
昔は「あんなドレス着たい」って思ってました。
‥みなさんは、小さい頃に見て
今でも好きなアニメってありますか?
私はそれこそ、「アイカツ」かも。
昔からアニメを沢山見るわけではなかったので。
あとは、「ドラえもん」とか‥
だいぶ前に遡ると「プリキュア」とか‥。
でも、それぐらいしか見たこと無くて‥
だからこそ、可愛くて。
あの頃の私からしたらすごく、大人っぽくて
大好きなアニメだったかもです。
ではでは(^^)/
ずっと遠い空に憧れて
手を伸ばして
掴もうとして
届かないと知って
諦めて苦しくなって
それでも憧れて
ずっとずっと見上げ続けた
あの大空の美しさを
偉大さを
思い知って
そうしたらいつの間にか
もっと近いところにある
大切なものを忘れていた
今あるもの
必要なもの
過去と少し先の決まりきった未来
手が届くものから
叶えて行かなくちゃ
きっと何も届かない
叶わない
#51『大空』
すぐに「大空jump!」と元気な声が頭に浮かんだ。(引用開始)
「せーので!おもいきっり笑って
もうおもいっきり泣いちゃって
走って 気づいた 私らしい道
がむしゃらな自分が
もう大好きになってる」(引用終了)
泥臭くてもいい、努力して結果を出してみせる彼女は可愛くてカッコよくて、幼い頃からずっと憧れで大好きだ。私ももっと高みを目指していきたいな。
大空を飛びたい
自由に
どこまでも
たとえ太陽に翼を焼かれ死のうとも
今を生きることにやる気も希望もないのだから
ならどこまでも広がる自由な空を飛びたい
そんなことをいつも思う
からっぽな息に摺り込む空の青
うつろな科白が
嗚呼、そらぞらしい
/お題「大空」より
「大空」
地上は
嫌な事ばっかりで
辛い事ばっかりで
苦しい事ばっかりで
悲しい事ばっかりで
悔しい事ばっかりで
騙されてばっかりで
羨んでばっかりで
妬んでばっかりで
比べてばっかりで
きれい事ばっかりで
足の引っ張り合いで
お世辞言い合って
みんな腹黒くて
もう疲れた
だから
穏やかで嘘のない
大空の向こう側に帰りたい...
大空にむかって思い切り叫びたい
気に食わないことを、
大嫌いなことを、
苦しみを悲しみを、
腹が立ってることを、
全部全部誰もいないところで叫びたい。
月並みだけど
上を向けば
真っ白な雲
青い空
あなたの瞳
どこかで、同じ景色を見てる
言葉がなくても
会えなくても
不思議と寂しくはない
どこかでつながっているから
走って、走って、逃げて、逃げて……。
何に追われているか、私には分からない。
直感が警告する。
これに捕まっては成らぬと……。
無我夢中になって廊下を走り抜ける。
角を曲がった先には、モルタル調の部屋が広がっていた。
大きな白枠のすりガラスの窓から、光が差していた。
私は、その白く差す光の美しさに立ち尽くした。
何故かは、分からない。
いつもは、こんなことには目もくれないはずなのに。
この時は、とても惹きつけられた。
あっ、見つかった。
逃げなくては……。
この部屋のドアは、一つしか無かった。
気が動転し、私は血迷った。
逃げたい一心で、窓へ一直線に走った。
窓ガラスを突き破る。
すりガラスは、粉々に砕け散った。
下を見ると、森の木々が見えた。
落ちる。
そう、思った時だった。
無意識に両腕で羽ばたいていた。
両腕から白い羽が生え、翼に変わっていた。
後ろを振り返る、私を追う、
何かは私を見上げ、立ち止まった。
無我夢中に成って、上へ、上へ、上り、飛んでいた。
上空から見る 海沿いの町は小さく、
ダムから流れる水は 涼しい風を運び、
豊かな森からは、様々な鳥の鳴き声が聞こえた。
嗚呼、空を飛ぶことは こんなにも気持ちいい。
私を追うものは、もう私を追ってこない。
それは、とても自由だった。
そして、色々なものがよく見えた。
世界とは、こんなにも美しいものだった。
色々な地を放浪し、色々なモノたちに出逢った。
それは、刺激に満ち、感動的なとても幸せな日々だった。
しかし、その日々は とても孤独だった。
外に出て上を向くと、吸い込まれてしまうような深い青が広がっている。
そこでふと、こう思う。
大空って、どの状態を大空っていうの?
快晴の空。大空かな。
雲もあるけど、晴れてる空。大空。
曇りは?大空‥?
雨、雪。おおぞ…ら?
大空の定義って、なんなんだろう。快晴の空で大空なら、曇ってたって同じ空なんだから大空なんじゃ?
人によってその考え方は違うし、世界で見ても、その違いは曖昧。他の言葉とか、人の行動もそうじゃない?何て思う。
僕や、君、この世界は、曖昧で出来ている。その曖昧を、どう理解して、支え合えるか、そこが大切だと思う。
二次創作です。
『俺さ……この大空の下でこうやって
なんにも考えずにゴロゴロしたいんだよね〜』
彼はそうやっていつも仕事をサボって
屋敷の屋根の上で昼寝をしてた。
『戦ばっかりじゃ心も体も疲れちゃうでしょ〜。
君も俺の隣でゆっくりしようよ。ほらおいで』
そんなことをニコニコ笑って言ってたね。
私は大空を見てつぶやいた……
[ ねぇ…
全部終わったよ。
貴方が望んだ世界になった… ]
『 うん。
見てたよ。
全部
よく頑張ったね 』
大空に響いた俺の声は
君には
聞こえない
今日のテーマは『大空』
子供の頃は宇宙に色はないのにどうして空は青いのか、なんて疑問を持っていた記憶がある
父さんに質問をしたときは「ずっと空が暗いよりはいいだろ?」と冗談交じりに言われたが、確かにそれだと夜も朝も関係なくなってしまうだろう
まあ案外星空を眺めながら過ごすのも悪くはないかもしれない
ただずっと星空が見えるならプラネタリウムを美しいと感じることもなくなってしまうんじゃないだろうか
それは少し悲しい
やはり朝と夜、メリハリがあるからこそ、普段は見えないからこそ貴重というもの
残念なことに都会では無数の明かりが星空をかき消してしまうが、それもまた自然を美しいと思う要因になるなら悪いことでもない
なんて発言はちょっとロマンチスト過ぎるだろうか?
では今回はこんなところで
300字小説
君を待つ
人に捕まり、空を見上げるだけだった竜の僕の檻に君が忍び込んできたのが出会いだった。
「逃がしてやるよ。だから、一度で良いから俺を乗せて飛んでくれないか?」
それから僕は一度だけでなく、何度も君を乗せて空を飛んだ。常夏の南の島。東洋の桜の山。雪に覆われた北の大地。でも、いつの頃からか君は僕の背に乗れなくなり、そして、土に還ってしまった。そのときからだ。空を飛ぶのが楽しくなくなったのは。
今日、僕は久しぶりに翼を広げた。旅のお坊さんが言っていた。人はいつかまた生まれ変わる。そのとき、空から君を見つける為に。いつも空を見上げていた君に見つけて貰う為に。
もう一度、君と一緒に飛ぶ為に、僕は大空に飛び立った。
お題「大空」
大空
人は何故空を見上げるのだろう
嬉しいとき、悲しいとき
誰かを想うとき
大空はただ青く、広く
何もかも包みこんでくれる
青さに飲み込まれ
溶けていきそうだけど
私たちはこの大空に飛び立つこともできず
ただ
空を見上げ
思いを馳せるのみ
大空
雲がない空
快晴
障害物がない場所
空は空のまま
空に大小はない
空から見たらそのはず
何処を空と捉えてるのか
何から見て大きいのか
大きさは何を示しているか
どれにしても
見ている誰か
そんな問題がある
問いとはつまるところ
問う姿勢の問題で
そこに応えがなくても
まずはそこから始まる
ここから生まれるとも言える
その問いに含まれる様々が
多様性を生む
答えが1つではなくなる
混ぜては駄目なものもある
だけど混ぜたからこそである
私達は生まれながらに
これと言う答えを持たない
応えはするけど
色々なものに囲まれて
色々なものに混ざっている
唯一ではない
唯一とは常に多数からを示す
しかし私とは唯一である
唯一であるのなら
まずは違うことをも受け入れなきゃね
空は何も区切らない
確かに大きいかもしれない
僕の創作法
創作に関する専門書などを読み随筆を書く。
この「僕の創作法」も随筆。
what(事象→帰納)何を書くか、テーマは何か→
how(テーマ→演繹)どう書くかの順番で考え、
writing執筆(表現、再び事象に落とし込む)する。
what(帰納法)
何を伝えるかを考える↓
お題(感動したor依頼された事象) 例「大空」
感動とは事象が心象の深いところ、心の琴線(本質、普遍の法則)に触れ、美しいと感じたということ。
こういう(事象に感動する)経験の積み重ねでテーマ(深層の心象)は育っていく。
本質のみを最初から知ることになっても感動はしない。本質に至る過程によって感動は起こる。だから、最初から専門書を読んで本質、普遍の法則を知っても心象に良い影響は少ない。自分の裏打ちされた経験を通して、自分の体で感じ取る過程の先で本質に至ることが感動を得ることに繋がると思う。すると心象に仮定としての本質が浮かびやすくなり、自分だけのテーマを見つけやすくなる。
お題(事象)がどんなものなのか見つめ、
お題(事象)の一次資料に触れ学び随筆を書く↓
随筆によるモチーフ(事象と心象の中間) 「」etc
モチーフの土台テーマ(仮説の本質)を考える↓
哲学書などの専門書の土台テーマ(巨人の肩)
例「言語の恣意性」etc
一次資料に触れ深く調べ学び、リラックス出来る場所 でぼーっと1人で考え事をして自分の心の中、心象を見つめる↓
自己テーマ(心象に浮かぶ仮説の本質)(オリジナル)
「」etc
how(演繹法)
どう伝えるか、執筆方法を考える↓
随筆を書いたり専門書を読み、さらに随筆を書いたりする。
ジャンル
全ジャンルを調べ性質を分析、随筆を書き活かす。
例 ショートショート etc
プロットパターン
カートヴォネガットなどから学び、随筆を書き活かす。
構成を考える。起承転結。
例 マンインホール型 etc
サブプロットパターン
プロットパターンの色んなところに含ませる。
キャラ
体癖分析など(巨人の肩)を学び、随筆を書き活かす。
例 ソシュールと町民 etc
世界観
多くの地理•歴史の書物(巨人の肩)を学び随筆を少しずつ書き活かし、舞台を決定する。
決めた舞台を知るために一次資料を調べ随筆を書き、活かす。
例 ドイツの街 etc
タイトル 一番重要!一番時間をかけて良い場所。
タイトル名の付け方を学び随筆を書き、活かす。
例 「虹」
執筆法
単語やレトリックなど日本語の作文技術についての書物など(巨人の肩)を学び、随筆を書き活かす。
効果的な表現法を選択し書く↓
構成ごとシーンごとに使う言葉、執筆技術を考え選択する。
例 比喩•隠喩•提喩•倒置
writing(howを表現、形(自作の事象)にする。)
実際に執筆し、推敲を繰り返す。
例
えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧えつけていた。焦燥といおうか、嫌悪といおうか。
大空
夜も昼も
そこにあるのは
大空
なんだけど
私のイメージはどうしたって
青空になってしまう
でも
同じ空
鳥は空を知るだろう
人も空を知っている
なら小さな小さな微生物は?
大空を認識することなく
生きて死ぬの?
私が住んでいるところは田舎だから、空と大空はほぼ同じ意味。
でも都会出身の友人に言わせてみると、都会のビルの隙間から見る空と大空はぜんっぜんちがう!との事。
先日、用事で渋谷に行った時そのことをふと思い出して空を見上げてみた。視界には空以外に建物や看板、といったたくさんの情報。
そもそも、正面に建物があるせいで真上を見上げないと空が見えないなんて!
空なんて全部繋がっていて同じだと思っていたけど、これを大空と呼ぶのはちょっと憚られる。
大空と空は違うかも、私もそう思った。
#大空
うつむいた足もとに
涙の水溜り
そこには流れる雲
波立つ風の囁き
私の小さな空
顔をあげるのが怖くて
広い世界が怖くって
気になるくせに見ないフリしてた
でも何かに呼ばれた…
そんな気がして
ふと見上げた空は青く広かった
そして時の流れにのり
色を変え映すものも変わる
変わってもいいんだね
変わることを楽しまなきゃ
大空に問いかける
応えは無いけれど空だって
泣いたり笑ったり…
生命あるものと同じ
今日の私の空は明日に続く
希望の大空