『大切なもの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
大切なものに、
気づかない僕がいた――。
これは歌の歌詞の一部です。
人は失って初めて気づく。本当に、可哀想な生物。
何が大切なんだろうと考えている今
この時間ありがたいと思う
日常は日々普通に過ぎて行く
この普通にあたりまえに
快適に過ごせている
日々の時間がとても大切だと感じる
あの頃の思い。
ずっと忘れられない、小さな夢。
どれだけ遠くまで歩いて来たとしても、
決して失くしてはいけない、始まりの勇気。
「大切なものを絵に書きましょう。期限は3週間後です。皆さん、課題はしっかり提出してくださいね。成績に関わりますから」
選択科目である美術の時間では、課題が渡された。大切なものと言われても、特に浮かばない。強いて言うなら本のカバーぐらいだろうか。
「ね、秀。何にする?」
横から声が聞こえた。出たなジャジャ馬娘。相変わらず耳がキンキンするほどうるさい。
「本のカバーにするつもりだが」
「本のカバー!盲点!」
休み時間でテンションが上がっているのか、僕の周りをぐるぐる回っている。やかましいぞ。
「そういうお前は何にするんだ?」
「私?私はね〜…クマの人形とか?ほら、秀がクレンゲームで取ってくれたあれ!」
茶色くて無駄にふわふわしてるクマのぬいぐるみ。あれのことか。というかまだ持っていたのか。
「ぬいぐるみか。無難でいいな」
「ふふん。私なりにちゃんと考えたからね。」
「珍しいな。明日は槍が降ってくるんじゃないか?」
「酷!?」
そんなこんなで休み時間が終わった。授業中、ずっと考えていた。大切なもの、とは。
茶色の髪に目は黒色の、うるさくて耳がキンキンする声を持ってる…
ぼん、と顔が赤くなった。
「大丈夫か?顔が赤いぞ。熱か?」
と心配されたがこれは違う。自発的に、無意識的に出たものだ。矛盾しているがな
僕が考えている間、授業は容赦なく進んでいく。後に必死でノートを書くことになったのはまた別の話だが。
お題『大切なもの』
23 「大切なもの」
あなたには大切なものはありますか。
家族や友人、趣味のものなど、色々あるとは思うが、
私はやはり家族が一番大事だ。
だって、家族がいなければ、私は生まれてこなかったし、
この世界を見ることもなかった。
この世界を見せてくれた家族には“感謝の気持ち”しかない。
だから、これからも「大切なもの」を
大切にしていけるようにこれからも生きていきたい。
2026.4.2.Thu.
大切なものってなんだろう?
大切な人はたくさん思いつくし、大切なことは生きていくうちにたくさん学んでこれた。
でも大切なものって?
お金?
酸素?
友人がプレゼントしてくれた服?
きっと全部大切なものなんだと思う。それ無しじゃ生きていけなかったり、無くなったら嫌だなって思うもの。
大切な人が私にくれたから大切な「もの」
大切なことを守ったり実行したりするために必要な大切な「もの」
そもそもそれ無しじゃ生きていけないから無くなったらいけない大切な「もの」
人生
大切なもの
わたし
こども
おっと
かぞく
いえ
あかり
おひさま
宇宙
最近、絵を描くことが自分にとって大切なことだと再認識することができた。やらなければいけないことがかさみ、忙殺されていたため、今まで何をしていた時がいちばん楽しかったか思い出せないほど追い詰められてしまった。それで何にも興味を示せなくなったときに、なんとなく絵を描きたいと思った。人に見せられるほどの技術も創作力もないが、集中して何かを生み出すということが楽しく感じ、夢中で絵を描いていた。そこから回復してまた活動再開できている今も、気が向いた時に絵を描いている。もちろん上を見上げれば常に誰かがいて、その上にも誰かがいる。うらやめば羨むほど天井は高くなって、首が痛くなる。自分の醜態に目を逸らさず、誰かの目を恐れないようになれた時、自分が生み出した物語を目に見える形に起こして、誰かに見せてみたいなと思う。
「ねえ、あなたの一番大切なものって何?」
人生で何回か言われたことのある質問。
職場のおしゃべり好きな先輩からこの質問をされた時は正直またかと思ってしまった。
それを訊いて何になるのか、何のためになるのかはわからないけれど、私の返答は既に決まっている。
「美味しい食べ物です」
「食べ物? そんな食いしん坊だったっけ?」
「違いますよ。美味しい食べ物は生きる楽しみとか明日への活力に直結するんです。
先輩も限定スイーツとか好きでしょう?」
「あー……なるほど? ……そういうのもあるんだね」
どうやら初めての答えだったらしく先輩は少し首を傾げていた。
先輩的には何と答えてほしかったんだろう。
やっぱりお金とか時間とか愛とかそういうものを求めていたのかな。
……というか、本当にこの質問ってその人の何のためになるんだろう……?
大切なもの
小夜の中には十四歳で止まったままの少女がいる。
十四歳は彼女にとって辛い年だった。
小夜は卓球部だった。部員は多く、レギュラーなんて夢のまた夢。公式大会に出るにはリーグ戦で勝ち上がらればならない。しかも顧問の教師によってすんなり十位以内の部員が選ばれず、十二位から十位が団体戦、十位から九位が個人戦。
小夜はこの制度をひどく憎んだ。
――何故、何故! 下の奴らになぞ譲らねばならない!
いっそ、十位から下は切ってしまえばいい!
小夜は残念なことに下から数える方が早い順位だった。
一年、二年の途中まではレギュラーに入れず、悔しい思いをした。だから、努力した。休日には自主練をしたり、練習本を使って、サーブの研究もした。
そして、三年の春、小夜は十位。本来ならば団体戦に出場できる権利を得たはずだった。
だか、結果は初戦敗退。
初戦敗退! 小夜は出場することなく春を終えたのだ!
――嗚呼、口惜しい! 悔しい! 私以外の三年生は皆、出場するのだ、したのだ! 例え、初戦で負けようと出場したという事実は変わらないのだ。 私が成し得なかったことをあいつらはやすやすと越えていく! 今すぐ口汚く罵れたら、誰かに当たり散らせたら、どれほど溜飲が下がるだろう!
春の大会後の写真はいまだ、小夜の手元にある。周りの人間共は皆、笑顔。しかし小夜の顔には不服以外はなかった。
――あら、懐かしい。そうだわ、そうでした。私は出場出来ませんでしたわね。皆の笑顔ほど腸が千切れそうになるほど腹が立つことは、今のところこれかもしれません。
春の屈辱を果たすべく、小夜は六月の最後の公式大会に出場すべく、周りの人間を仲間だという認識をほぼ捨てた。同期も後輩もこの大会を最後に関係性なくなる! そう思えばおもうほど、小夜は燃えた。
彼女は通っている塾のニュースに公式試合に出場した時の写真を撮影して欲しかった願望もあった。
春に果たせなかったことを成し遂げるべく、小夜は体の不調を出しながらも、非公式大会に出場し、己の技術を向上させていく。
そしてリーグ戦! 結果は八位!
小夜は遂にどちらのレギュラーになれる権利をとれたのだ。
周りの人間共はさぞかし驚いただろう! 愚鈍な小夜に負けたのは、ある種の屈辱だったかもしれない。
小夜は嬉しくて堪らなかった。
――最後になってしまったが、出場出来る! 今まで写真に滅多に撮られなかったが、今回は私の記録が残る!ようやくだ! ようやく私も記憶を残される存在となったのだ!
小夜は、己の価値を見いだせた気でいた。
現実は、上手くいかない。
個人戦、一回戦敗退。
団体戦、初戦敗退。
写真は小夜だけ撮られなかった。
――嗚呼、嗚呼、嗚呼!! そうか、そうか、これが現実か!! 残される記録は大したことなく、自身の記憶すら撮影されないのか! 理由は分かっているさ! 個人戦は己の驕りと傲慢が招いたものが原因で。団体戦はそれを引きずり切り替えることが出来なかったのが原因!! 何故、何故、何故!? 一勝することもせず終わった私の六月! そうだあの時、負けてしまったとき泣いたからか? きっと同期も後輩も、顧問も唖然としただろう。お前らには分かるまい。私の下克上のなれのはてを。分かってたまるか! お前らなんぞに、私の気持ちが分かってたまるか! 撮影者も撮影者だ。何故、何故、何故、私だけ、私だけ! 撮ってくれなかった!他の子は撮られているのに! 他の人間がなかったら私は諦めがついた! どうして私だけ、撮ってはくださらなかった。分かっております、分かっております。撮影の方のご事情は。ですが、でも、だが、だが! だが!
どうして、私の努力は報われなかったの!
嗚呼、十四の小夜…わたくしが叫んでおります。
いくら年月が経とうと、止まったままなのです。
わたくしが今出来るのはこの子を抱きしめ続けることです。
誰かにお話をすれば、捨てたほうがいいと言われるでしょう。
楽になると。
しかし、わたくしには出来ませんでした。これから先も出来ないでしょう。
『十四歳の小夜』はわたくしにとって、たいせつなものです。
わたくしの『今』はこの子を抱えて、未完成のままで生き続けているのですから。
光り輝くコインを一つ
ポケットに入れて歩き出す
一針一針祈りをこめて
美しい模様が生まれていく
色とりどりの紐を編み
願いをこめて肌身離さず持ち歩く
草をかき分けイレギュラーを探す
四つ葉の栞は幸運の証
心配性な君がくれるお守りたちは
今日も僕を勤勉に見守っている
クラスの投票の結果、私たちのクラスの合唱曲は"大切なもの"になった。
学生時代に気付けなかった友情などの大切さを歌った割とメジャーな曲だ。
私はこの歌は歌わない。指揮者になったからだ。
これもまた、投票で決まった。
9月の後半にある合唱祭に向けて、金賞を狙う私達はかなり早い段階から練習を始めていた。
が。
長い夏休みが終わり、学校の授業を身体が思い出し始めた9月の頭。合唱曲は未だ未完成だった。
原因は主に2つ。
一つ目は合唱祭への思いにムラがあること。
二つ目はクラスのとびきりの音痴、村上くんの存在だ。
村上はいつも教室の隅でぼんやりしてるタイプの男子だ。話せば答えるがいまいちノリが分かっていない感じがするので、みんな積極的には話しかけなかった。
なので誰も知らなかった。こいつがこんなに音痴な事も。それをあまり恥じないタイプだということも。
クラスには村上のせいで合唱が上手くいかない、みたいな空気が出来上がってしまっていた。
皆で合わせる度に村上の方をチラチラと見て、クスクス笑ったり、不満の目配せをしたり、とにかく良くない空気だった。
その日の練習もそんな空気のまま終わるかと思われた。
私が楽譜台を片付けていると、片山さんが女子を引き連れて嵐の如くやってきた。
片山さんはこのクラスのボス的存在だ。彼女の言葉がクラスの言葉になる。私を指揮者に推薦したのも彼女だ。
「ねえ、前田さん。村上のことどうにかしてよ。」
「、、、え?」
「わかってるでしょ?あいつがいると空気悪いんだよね。口パクにするか、当日休むか説得しといて」
片山さんはかなりご立腹の様子だ。
彼女は誰よりも合唱祭に熱を上げている。よく男子を叱って泣くというパフォーマンスをなさる。
「いや、村上くんも頑張ってるし、、、」
「はぁ?そういうの要らないから!今クラスがどういう雰囲気か分かってないの?」
「それは、」
「あんた指揮者なんだから、そこら辺もしっかりして貰わないと困るから。とにかく、次の練習までによろしくね」
言いたい事だけ言って踵を返す。下ろした髪が見本のようにふわりと広がった。人の気持ちも知らず周りの子達と楽しそうに笑っていってしまった。
私は片山さんと反対方向に踵を返した。気力なく振り返っただけなので、髪は広がらなかった。
次の練習は明日の朝だ。つまりこの後すぐ言わなくては間に合わない。腹を決める時間もなくフラフラと学校を彷徨っていたら、見つけてしまった。
いっその事もう帰って入れば言い訳も出来るというのに、トイレから出てくる村上くんとかち合った。
「あ、村上くん。あの、」
なんというべきか。本人を前に歌が下手だから口パクで歌って欲しいなんて言えるわけが無い。
言葉を考えながらもごもごと喋っていると、村上くんの方から話しかけられた。
「彩雨さん、ちょうど良かった。合唱の事なんだけど」
「えっ?」
「彩雨さん、指揮もうちょっと大きくやった方がいいと思うよ」
「、、、えっ?」
「あの曲、ゆっくりとしたテンポだから小さい指揮だとハモリがズレる。」
「、、、はぁ」
「サビのところは特に大きくすると、かっこいいと思う」
顔に血が集まり、名も無き激情に踵が浮いた気がした。
文句を言おうとした相手に、逆に文句を言われるなんて
悔しい。そう思った。
指揮が小さいなんて。何よりそう思ってるのは私だ。片山さんに押し付けられた指揮者だけど、本当はやりたくて仕方がなかった。
片山さんが言い出した時には、笑いそうになるのを必死で堪えたくらいだ。
でもいざ指揮をするとなると、想像以上に皆の視線が集まって、緊張で身体が縮こまる。それでズレる。焦る。小さくなる。その繰り返しだった。
「む、村上くんだって、もうちょっと練習した方がいいんじゃないっ?音全然ズレてるし、」
言い終わって不味い、と思った。
焦ってたとはいえ、言っていいことと悪いことがある。
怒るかな。慌てて言葉を足す。
「最初よりはよくなったけどね!?入りのとことか!」
村上くんの顔なんか見れなくて、ぎゅっと手を握る。
変な事言わなきゃ良かった、、、!
しかし、返ってきたのはあっさりとした口調の言葉だった。
「うん。そうだよね。もっと練習する」
「、、、え?」
「カラオケとかで練習してるんだ。よく分かるね」
「あ、うん。誰よりも聞いてるからね」
思わず村上くんの顔をじっと見つめると、向こうは少し悩むようにしてから、言ってきた。
「彩雨さん、そういうのもっと言った方がいいんじゃない?」
「アドバイスってこと?無理だよ!」
片山さんもいるクラスにアドバイスなんて言えるわけが無い。見つめられる視線を思い出すだけで緊張する。
「でも、いつも思ってることあるよね?言わないだけで」
「まぁ、ないことは無いけど、、、」
「なら、言うべきだよ。彩雨さんが思うより皆は君に期待してる気がするし」
特に片山さんとか。と言いつつ、まっすぐこっちを見つめてくる。
「きっとクラスの空気を変えれるのは彩雨さんだと思う。俺も頑張って練習するから」
肩の力がどっと抜けて、初めて村上くんの顔をまっすぐ見つめた。嘘をついてる訳でも、からかっている訳でも無さそうだった。
そう思ったから言った。きっとただそれだけなんだろう
だからこそ、信じれた。やってみよう。そう思った。
「頑張ろうね、彩雨さん」
そう言うと村上くんは呆気にとられた私を置いて、スタスタと行ってしまった。
そういえば村上くんは私の事を名前で呼ぶ。そんな些細なことも気がつけなかった。
私は息をグッと吐くと、村上くんと反対方向に振り返った。髪がふわりと広がった。
やっぱり私はこの歌を歌わない。歌えない。
学生時代が終わる前に、友情や大切なものに気がつけそうだから。
大切なもの
大切だった。
だから、鍵をかけた。
檻は逃げ出さないようにではなく、
外側から傷付けられないようにだった。
大切だった。
だから、高い場所に置いた。
見上げればそこにいる、
女神のような存在にするために。
大切だった。
だから、歩けないようにした。
わかりやすい『弱さ』を与え、
誰かが手を差し伸べてくれるように。
全て、嘘だ。
どこにも行って欲しくなかった。
お前がいなくなったら、壊れてしまう。
一番大切だったのは、自分の心だけ。
お前自身はどうでもいいのさ。
お前自身は……。
大切だった。
だから、恨まない。
これだけは、本心だ。
空っぽの檻の中、腹部を刺された男は血を流し、やがて息絶えた。
大切なもの
大切なものも
いつかはいらなくなるんだって
分かっていたのにのめり込んで
勝手に何もかも手放した
あなたの1番にはなれないって
分かっていたのに
心のどこかで期待した
大切なあなたのことを忘れたい
忘れて早く楽になりたい
でも、そんなことできないくらい
こころが苦しいのも捨てられないくらい
あなたの事が大切なの
過去にできないくらい輝く大切な時間だったの
"それ以外の全て"と天秤にかける必要はない。
何かを大切だと思うことに、資格は不必要である。
『この空欄に当てはまるものは?』
A.
或る人はそれを愛だと云い、
また或る人はそれをお金だと云う。
彼女は友人だと云うかもしれないし、
彼は恋人だと云うかもしれない。
貴方は……何と云ったのだったか。
巫山戯てわたしが訊いた時、
貴方は小さな声でボソッと、
聞き間違えでなければ……、と云った?
それはともかく、わたしはこう答えよう。
それは貴方だと。
Q. あなたの一番大切なものは何ですか?
【大切なもの】
タイトル「大切なもの」
皆さん、誰しも何か一つは大切なものがあるでしょう。
僕の中で唯一大切なものは「愛情」です。
何故かと言うと、これは昔の話になります。
僕は学生の頃、家族・親からの愛情がほぼ無縁な状態だと、
勘違いしていました。
両親共々、共働きで家事は全般やって来ました。
それを、当たり前かのように受け入れる家族。
料理を作っても、洗濯物をやっても、お風呂掃除をしても、
「ありがとう」の言葉が聞こえてきませんでした。
そんな僕も学生期間が終わり、就職の為家を出ることに。
僕は、やっと家族から離れられた。そう思っていました。
入社式が終わり、飲食店に就職だった為宿泊研修があり、
全てが終わった時に、自店舗の店長と合流し、
お店に行く流れでした。その流れも終わり、
自分の家(寮)に帰ると誰も居らず、寂しさを覚えました。
無言ではあったが、家族の騒がしさ・疎ましさを思い出し、
ほんの少しだけ泣きました。
そんな中、仕事の日々が続きやっと連休に入ったので、
久しぶりに実家に帰ってみることにしました。
「ただいま」
と、発した声に
「おかえり」
と、返ってきました。
あぁ、これが家族なのかな…そうしみじみ思いながら、
家に入っていきました。
家族からは、体調の心配・仕事の話等夜ご飯を食べながら、
会話をしました。
酔った父から発せられた言葉を未だに覚えています。
「お前にはこれまでキツく当たって来てしまったのは、
今でも後悔している。それでも、ここまで強く育ってくれて
ありがとう。お前からしたら愛されてないって思ってた
かもしれないけど、言葉にはしなかっただけで、
ちゃんと愛情は注いでたつもりだった。
それが間違いだったのかもしれない。」
そう泣きながら話す父。
それに対して僕は、その言葉を受け止めて泣いてしまった。
それから父とは色んな話をした。
僕は、愛情の汲み取り方を間違えていたのかもしれない。
そんな僕には今、ちゃんと大切な人がいる。
まだまだ人間として未熟な上、
社会人として約束事を破ってしまう子供な僕。
正していかなければと思いながら奮闘している中で、
支えてくれて、愛情まで注いでくれる彼。
僕は、この人に「愛情」を注ぎたい。
そう思いながら「大切なもの」を、
これからも築いて行きたい。
大切なもの
そんなものから無くなっていく
消えていく
いつか忘れてしまうんだろうか
あの日の思い出も
あの人のことも
No.55
いつも大切なもので溢れている
だけど手放したものだって
今も思い出として大切なままだ
君と僕 僕と貴方の心の壁はきっといつまでも
破られることはないだろう
そんな馬鹿げた言い訳に近いなにかを考えて
自分の弱さを呪い 君と貴方の美しさを心に焼き付ける
ただもう一度 否 あと百度 君を見て、僕を見て欲しい