『夢が醒める前に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
いつか小説のコンテストで受賞したい
いつか書籍化されたい
できることならプロの小説家になりたい
それが僕の切ないくらいの夢
あきらめる前に認めてもらうことができたらいいのに
もうそろそろ夢から醒めてしまいそうだよ
◆夢が醒める前に◆
思いきり抱きしめて離したくない
もっともっと一緒にいたいの
お願い
私の皮膚に爪が食い込んでも
ぷつりと血が盛り上がってきても
ああ、でも、
夢に出てきてくれたのね
もう会えないと嘆いていたけど
出てきてくれたのね
夢が醒める前に
もう少し
キミの首にある小さな鈴を抱きしめながら
そっと揺らす
夢が醒める前に
あなたに会いたい
あなたに会って、話せたら
手を握ってくれたら
これが夢ならば
永遠に醒めないで欲しい…
【夢が醒める前に】
夢の中では
あなたに会える
この夢が醒める前に
あなたと手を繋ぐ
光溢れるあなたの背中に
夜明けを思った
300字小説
夢の終わり
『起きたまま見る夢』といえばバーチャルワールドだ。しかし、多くのVWが乱立する時代、サービスを終了するものも多い。そんな一つ、結婚前によく行ったVWから、VRグラスに終了の通知があった。
「懐かしい……」
息子を連れてアクセスする。最新のVWと比べると古臭いが、水彩画のような背景グラフィックが好きで、夫とよくデートをした。そんな美しい風景のなかに当時の私と夫が浮かぶ。
「誰?」
「お父さんよ」
宇宙探査に従事する彼をモニター越しでしか知らない息子が目を輝かせた。
『夢が醒める前にもう一度、楽しまれたのなら幸いです』
メッセージがグラスに浮かぶ。息子と共にコメントを返す。
『最後まで楽しかったです。ありがとう』
お題「夢が醒める前に」
夢は願望の表れだとか、夢は深層心理を見せるとか、まぁ色々言われているね。
じゃあ、夢で自在に動ける私は、どんな願望を抱いているのだろう? 私は深層心理で何を考えているのかな? 夢を介して君にこうして会いに来ている私は、何を考えているのだろう?
むせかえる花の香り。
昼でも夜でもない時間。
君を招いて、こうして会って、また現実に送り返す。
私はいったい、何がしたいんだろうね?
おかしいだろう?
他人のことはよぉく分かるのに、自分のことはてんで分からないんだ。ただ、ね。
君の感情の一欠片·····それを垣間見るたびに、ココがちょっと、軋んだみたいな音がするんだ。
ねえ。夢が醒める前に、君と確かにここでこうして会ったんだと、私だけがわかる印を刻みつけてもいいかい?
END
「夢が醒める前に」
君が私を好きでいてくれるなんて、こんなの夢に決まっている。
夢なら醒めないでほしいけど、きっといつか目覚める時間が来る。
きっと私はこの夢を、一生大事に心に秘めて生きていく。
さめられるよりさめるほうが怖いんです。
夢を見ているのなら、夢だと気づきたくない。
あなたを好きなままがいいな。
醒めてしまったら、すぐに色褪せる。夢の賞味期限は短い。
だから、とびきり長い夢にしてね。
夢を見続けたまま、次の長い眠りにつけるような。
最後の瞬間に、最高の夢だったなぁ、って呟けるみたいな。
したいことはある?
醒める前に。今しか出来ないことを。
夢の深さはいつだって変わっていくから。
【夢が醒める前に】
日記をつけてみる
思う存分、夢を楽しむ
この時間を噛み締める瞬間
夢を醒ますではなく自己暗示で現実にし塗り替える
この記憶が無くなる前に
脳裏に焼きつけ大切にして行きたい
寝ても醒めても記憶さえ保てればあるも同然
私も活キ活キ、貴方も活き活き、みんないきいき
そんな世界が何処かにあるとワタシは信じる
ユメという不思議な世界で
目を醒まさず深い眠りに就く…。
夢が醒める前に
子供の頃に『将来の夢は?』とよく聞かれた
心からやりたいと思うことがなかったので当たり障りのない職業を挙げて将来はこの仕事がしたいと言っていたものだ
大人になって夢を、いや、目標や目的意識を持つことがいかに大事だったかを知った
特にスポーツ選手の活躍は素晴らしく、子供の時から早々に目標を決めて真剣に取り組んできたのだろう
それに比べて自分は適当な仕事につき、満員電車で日々通勤を続けている
もう夢なんか醒め切っているんだ、、、
でももう一度真剣に自分のやりたいことを目指したいと感じた
何故目指すのか?
それは自分らしくいるためなのかもしれない
【夢が醒める前に】
coming soon !
"夢が醒める前に"
嬉しい、楽しい、幸せだなと思うとその度に『夢なんじゃないか』と思う。
そう思い始めると、嫌な考えが湧いてきてしまう。
感化されたのだろうか。いつからか、夢から醒めるまで現実で思い残す事の無いように楽しもうと考えるようになった。『折角の素敵な夢だ。楽しまなきゃ損だ』と、少し前までの俺では考えられない事を考えるようになった。
これが良い変化なのか分からない。けど、そう考えるようになってからは、以前の自分と比べて、心が少し軽くなっている気がする。
#2
いい夢を見た時に限って、夢の内容を思い出せない。いい夢を見た、ということは感覚的にわかるのだが、どうしても内容が分からない。それはどうしてなのだろうか。1度、真剣に考えたことがある。実に暇人である。
当時の私はかなりメルヘンチックな考え方で納得していたけれど、今の自分が考えてもそれで納得が行ってしまうのが、なんだか成長していないみたいで悔しい。まあでもポジティブに考えれば今でも少女のような若い心でいられているということだ。だから、その若い心を皆さんにも共有したいと思う。
いい夢を見た時、内容まで思い出せてしまうと、続きが見たくて二度寝してしまう。一方、悪い夢はもう見たくないので目が覚める。私は二度寝するとなかなか起きられなくて遅刻確定なので、二度寝は絶対にする訳にはいかない。だから、私の二度寝を防ぐためにいい夢の記憶は現実に持って帰れないようになっているのだ。
それに、いい夢を見た日はなんだか朝から気分が良い。夢の内容が分からないモヤモヤもどうでも良くなるくらいには気分が良い。きっと私は、夢が醒める前に、私の朝を応援してくれているのだろう。夢見た私の応援に応えるため、私は今朝も頑張る。
(テーマ:夢が醒める前に/キツネ)
ねぇ…
キスして…
ほしい…
明日の現実に目覚める前に
ねぇ…
お願い…
これが恋でないなら……
ねぇ…キス…
してくれないか…
Kiss Me please
……
昨日は
車の中で寝た彼女と…
手を繋いで
市営グランドの駐車場2人で
毛布にくるまって…
スローバラード 忌野清志郎
「僕と付き合ってください!」
終わる前に伝えようとそう思った。
「え……」
「ずっと前から好きでした!」
戸惑う彼女をよそに続ける。
「わ、私でよければ……」
「!」
「あ、ありがとうっ!」
嬉しいなぁ。
この幸福が終わらなければいいなぁ。
あ、そうだ。また新しく出来たカフェに行きたいや。
デートに誘ってみようかな。……
昼起きた場所はいつも通りのゴミ屋敷。
今日も地獄の始まりです。
【夢が醒める前に】
『夢が醒める前に』
目を覚ました。
ガチャッと寝室の扉が開いて、夏目が入ってきた。
アレ?なんで夏目が俺の家にいるんだ?
平日だよな、、、?
なんか頭がボーっとする。
夢かな?
夏目の方に腕をのばす。
パジャマの袖が目にはいる。
あ、俺、パジャマ着てる。
やっぱり、寝てたんだ。
なんだ、、、
でも、夢ならいっか、、、
「起きたの?
悠人さん?」
近づいてきて跪いた夏目の顔に手を伸ばす。
「え、、、ちょっ、ちょっと、悠人さんっ、、、」
「司、、、」
夏目の頬に触れる。
あったかいな。
夢なのに肌の温度まで感じるってスゴイな、、、。
まるでリアル。
両手で頬を挟んで引き寄せた。
「ま、待って、、、悠人さんっっ、、、」
冷たい貴方の唇に
もう触れられぬ唇に
どうか、 どうか。
夢が醒める前に
最後のキスを。
ここじゃ温かい貴方の唇に
伸ばせば届く唇に
どうか、どうか。
夢から醒める前に
何度だってキスを。
「夢が醒める前に」
夢で会えたら…
夢みてることに気づかないで
夢で会えたら…
夢の中温かく見守って
夢で会えたら…
夢なら醒めないで
見えるものすべてが嘘というのなら夢が醒める前に教えてよ
夢が醒める前に
夢が醒める前に貴方と話をしたかった。
夢が醒める前に貴方と手を繋ぎたかった。
夢が醒める前に貴方に触れたかった。
夢が醒める前に貴方に愛されたかった。
夢から醒めると。
私はたった独り。
残酷な現実が待っている。
貴方が私の隣にいたのは、もう戻る事の出来ない遠い過去の事。
パステルカラーの思い出とは真逆の、モノトーンな日常に忙殺される。
いっそ、永遠に夢から醒めなければ良かったのに。