『夢が醒める前に』
目を覚ました。
ガチャッと寝室の扉が開いて、夏目が入ってきた。
アレ?なんで夏目が俺の家にいるんだ?
平日だよな、、、?
なんか頭がボーっとする。
夢かな?
夏目の方に腕をのばす。
パジャマの袖が目にはいる。
あ、俺、パジャマ着てる。
やっぱり、寝てたんだ。
なんだ、、、
でも、夢ならいっか、、、
「起きたの?
悠人さん?」
近づいてきて跪いた夏目の顔に手を伸ばす。
「え、、、ちょっ、ちょっと、悠人さんっ、、、」
「司、、、」
夏目の頬に触れる。
あったかいな。
夢なのに肌の温度まで感じるってスゴイな、、、。
まるでリアル。
両手で頬を挟んで引き寄せた。
「ま、待って、、、悠人さんっっ、、、」
3/20/2024, 12:02:35 PM