『夜明け前』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
どこから来たの?
どこへゆくの?
そんな問いかけを
誰でも無い自分にしてる
どんな答えだって今は空しいのに…
やがて明の星が紫色のベールを
纏いながら光を連れてくるだろう
応えのない答えを探して
思いあぐねて夜また超えた
いつかはわかるだろうか
さあね?
そんな囁きが聞こえた気がした
夜明け前
瞳を瞬かせて目を見張る、それは美しい空だった。
夜明け前の黒い雲。濁流に溺れそうな心を落ち着かせる、夜の海と同じ色をしていた。ベランダの手すりに身体を預けながら、淹れたての煙立つ珈琲を味わう。熱い珈琲に冷たいミルク。白が少しずつ広がりながら溶けていくところがなんとなく好きだ。
電柱で羽根を啄んでいた烏は身動きもせずに遮るもののない空の果てを見つめていた。
ぼんやりと微睡んでいたせいか、気付けば水平線に静寂の空気を断つ暖かな光が少しずつ闇を呑み込もうとしていた。
一日の始まりを待つ時間が愛おしかった。
/ 夜明け前
9/13「夜明け前」
闇が終わりを告げ、薄青が支配する特別な時間。
お母様の言いつけどおり、私は帰る。静まり返った森を抜けて、町から少し離れた館へ。
ここは誰も来ない。町の住人には恐れられている。時折、命知らずの冒険者がやって来るだけ。
カーテンを閉めて地下に降り、彼らのための罠のスイッチを入れて、私はお母様の棺を開け、隣に横たわる。
「お帰りなさい。また入って来るの、甘えっ子ね」
そう言いながらお母様は私を抱き寄せる。
「今日は4歳の子どもを吸ったの」
「そう。美味しかった?」
「とっても!」
もうじき夜が明ける。どんなに甘い血の味がしたかをお母様に報告して、私は次の夜まで眠りに就く。
(所要時間:8分)
夜明け前
明けない夜はないなんて
誰が言い出したのだろうか
この街はついに長かった夜が明けようとしていた
城壁の上から見下ろせる限り
先程までの喧騒が嘘のように静まり返っている
だけど、確かに
今この瞬間城の中では
最後の戦いが行われているのだ
追い詰められた城主は
志の高い若者に倒され
街は圧政から開放される
長い夜が明けた時
若者はどのような夢を語るだろうか
傍観者はただ静かにその時を待っていた
夜明け前
夜明け前まで起きてる時は友達と電話して深夜テンションのまま楽しく朝を迎えようとしているときか、病んでて寝たいけど寝れないまま朝を迎えようとしているかのどちらか。私の場合は基本後者。今も彼氏?元彼?と色々あってしんどくて眠たい寝たいでもモヤモヤして色々考えちゃって寝るのが遅くなる日々。彼氏と過ごす夜明け前はすごく幸せで。少しずつ明るくなっていく窓を横目に見ながら抱きついてた。本当に幸せいっっぱい溢れてた。あんな日々に戻れたらいいな、
夜明け前。
じわじわ空が暗闇を吸っていく。
月と星にさよならをしなくては。
太陽が昇っていく様子は瓶から溢れ出した蜂蜜みたい。
世界が少しずつ目を覚まし始めた。
新聞配達のお兄さんがカタンと郵便受けを鳴らす。
今日はどんなニュースがあるかな。
パンケーキにたっぷりの蜂蜜をかけながら読もう。
少し眠いけれど…。今日も素敵な1日を。
『夜明け前』
夜明け前の静かな朝が好き
不思議と笑顔になれる。
あなたの夜明け前は静かな朝ですか?
夜明け前
大好きな時間
ひぐらしが鳴き始めたり
鳥がさえずり始めたり
朝日が昇り始めるときの
空の特別な時間
そんなときに飲む一杯は
格別
夜明け前
小学2
年生、夜明け前、ナオヤは私に言った。
「絶対に迎えにくるから。待ってて。
必ずまた君に会いにくる。」
「本当に?本当に迎えに来てくれる?」
「あぁ、約束だ。待っててくれる?」
待ってるよ。待ってる。
小学2年生だった私たちは涙ながらにお別れをした。
私達は幼なじみだった。
お互い親は仕事ばかりで私達のことなんてどうでもいいんだ。
子供ながらにそう思ってたから親に泣いたりわがままを言ったりはできなかった。
でも、幼なじみのナオヤだけは私と同じ境遇にいてナオヤといる時だけは楽しかった。
それなのに・・・・・
ナオヤの母親が引っ越すと言ったらしく、ナオヤも当然ついていく。
だから私たちは離れ離れになった。
だけど、君は迎えに来てくれないね。
あれからもう7年も経っちゃったよ。ナオヤ。
お互いもう高校生だよ。
ナオヤは今どこで何をしてる?
小さい頃の約束なんてナオヤの中でなかったみたいになってる?
でもね、ナオヤ。
私はあの頃からナオヤのことを忘れたことは一度もなかったよ。
だからさ。もう一度会いたいよ。
会いたいよっ!ナオヤ。
「会いたいよ・・・・・・・」
「会いに来た。迎えにきたよ。遅くなってごめん。」
えっ?ナオヤ?
少し大人びた、でも小さい頃から変わらないナオヤの声が後ろから聞こえた。
ナオヤっ?
後ろを振り向くと微笑んだナオヤが立っていた。
「遅くなってごめんね。」
「っ!ばかっ!おそいよ!待ってた。ずっとずっと。」
「うん。」
涙を流しながら抱きしめ合った。
ありがとう。また私の前に来てくれて。
end
ふと目が覚める。覚めてしまった。
昨日はあまりの疲れに、10時前には布団に入ったはずだ。外はまだ暗い。
今の時刻が12時か、3時かでは、心の余裕が違う。
では時計でも見てみようか。
いや待て、それで朝の4時とかだったらどうしよう。後1時間で起きなければならない。起きたら仕事に行かねばならない。イヤだ。
横に目をやれば、賑やかな音を立てて寝ている同居人の姿。
コイツは確か今日仕事が休みだった。くそ羨ましい。
もしかして、このイビキに起こされたのか...?
「......ちっ」
何にせよ、何時にせよ、まだ起きるには早い。
とにかく再び眠らねばならぬ。
同居人の鼻つまみ静寂を取り戻すと、布団を被った。
夜明け前
まだ薄暗い空には灰色の雲が形を変えながら流れていく
見渡しても辺りの景色はぼんやりしかわからなかった
吹き抜ける風をうけながら
歩道橋の手すりに寄りかかって
何時間もお互いの夢や悩みを打ち明けたり、将来も語り合ったよね
「お互い30歳になって独身だったら結婚しようか」
「いいね!保険みたいな感じで!約束ね!」
やがて水平線から太陽が登り始め
優しく包み込むような光が広がっていくのを見ながら
2人共に交わした約束は果たされないだろうと…
この関係が終わる事がないと
まだ若い私達は信じていたから
書く習慣/160日目。
「 夜明け前に 」
黎明の剣をかかげよ、
朝日がくるぞ…
夜明けの前に、まず光が見えてくる
とても清々しい陽の光が漏れ出て
太陽が昇り上がる…
ガイア…GAIAの夜明けだ…
この瞬間お前は永遠をてにする
踏氷渡海真君は、
日の出へと向かい走る…
「あ、珊瑚宮さま…」
2人は、凍結し沈んだ。
・・・
(。-ω-)zzz. . . (。•ω•) ハッ!
私「ハ…ユメカ…」
外はまだ夜明け前…
^ω^)「よし、寝るか」
夜明け前に寝る…(2度寝)
↑
これいつも習慣。
では、また明日…
夜明け と 蛍 (♪)
ガイア ちゃん
夜明け前
開け放たれた窓から徐々に自動車の音が増えていく
暗闇の中机のライトをつけ、参考書を開く
問題を解いては答え合わせをする。それの繰り返し
今日という日が終われば無事、定期テストが終わる
最後の足掻きをするその人影は休むことを知らない
今日はまだ、始まったばかりだ
【夜明け前】
今日もまた、眠れない。
僕は夢遊病でいつも人を傷つけ迷惑をかけてしまう。
それがきっかけで眠る事が怖くて怖くて、
眠るという事が難しくなってしまった。
だが、その日はいつの間にか眠ってしまっていた。
そして夜明け前、僕は目が覚めた。
僕は眠れたことに安堵を覚えた。
だが、それも一瞬だった。何故なら、
右手に、血の付着した出刃包丁が握られていたから。
隣には、母の遺体。
夢なら幸せなのに。どうか数時間前に戻してくれ。
頭の中の整理がつかず、1人で部屋をくるくる回り
必死に考えていた。僕はこの瞬間から人殺しなんだ。
だが、この時の僕は知らなかった。
全てが母の手の内ということを。
これを愛と呼ぶべきか、僕への執着と呼ぶべきか。
僕は永遠に母に囚われ生きるしかないんだ。
#毎日の小説の題名で長編小説に! #恋愛
#余命1ヶ月23日
『はあ…』
結局、夜までつきあわされた。
知らんおじさんの前でニコニコするの意外と
体力いる。なんなら、普通の運動よりキツい。
私の豆腐メンタルが……。
ピロン!ピロン!……
『ん…』
やっば、半分寝てた。
誰だよ。LINEにメッセージ送りすぎだろ。
は、だれ、まじで。眠。
返事しとかんとな。
『は…?』
重い体を起こすと、ありえんメッセージが届いてた。
彼からのメッセージだった。
[これから、会えない?]
え?なんで?
これ、きたの。22:43。
『今の時間…!』
23:01。あ~!寝てんなよ!私!
楓山公園か。近いから、言ってみよ!
急いでいったら会えるかも!
『ハアハア……』
やば。久しぶりに走ったかも。
……誰かいる?
暗すぎて見えん。……男かな?
彼だったらいいけど。今の時間、23:24。
全然足遅いし、私。走ってもだめだったわ。
それにしても、私、夜のほうが好きだな。
なんか世界に立ってるって感じする。
なんだか世界がきれいに見える気がする。
なんだかせかいを好きになれる気がする。
でもやっぱり彼に会いたかったな。
『……会いたかったな』
……待って、誰か走ってくる…怖。
いや。待って。まじ。
「……来てk……」
『いや、あのちょっと通報しますよ!』
スマホ持ってないけどぉ〜!
「いや…ちょ……」
『私、ホントに無理です!』
『好きな人いるんで!』
「………は。」
『ビクッ』
さっきと違う声色だったから。
顔を上げると、機嫌の悪そうな彼がいた。
コレがのちに
〈夜明け前の誤解〉となるのだった。
【夜明け前】#7
もうずいぶん経つが、あるきっかけから夜に眠れなくなってしまった時期があった。夜は起きて日中は眠る生活。必然、他人との交流は減り、部屋に籠ることが増えた。
当時住んでいたマンションは、窓から鉄道車両基地が見下ろせた。夜通し聞こえる点検の音。扉が開くときのチャイム。レールをゆっくり進む音。ブレーキ。
まだ日も昇りきらないAM4:55、始発電車が走り始める。その音を聴きながら、段々と色を変えていく空を見るのが当時のわたしの日課だった。
暗闇だと思っていた空が次第に群青色に明けてゆき、僅かに星々の輝きを残したまま、仄かに紅く染まる。太陽が登りきってしまえば消えてしまう色に、思わずシャッターを切る。
スマートフォンに群青色と紅色を収めたのを確認して、ようやく眠りにつく。それがわたしの「一日の終わり」の日課だった。
今では夜明けの空を眺める機会はずいぶん減った。夜明け前から徐々に増してゆく生活の気配にまどろみ、朝陽に起こされる。旅先の興奮で珍しく早起きをしたときに、偶然目にするくらいだ。
あの空の色を眺めていた日々は、わたしにとっての夜明け前だったのかもしれない。世間から逃れるように眠りながら、それでもきっと諦めたくなかったのだ。
あの夜明け前からずいぶん経つ。わたしは日の光を浴びて、笑ったり泣いたりしながら日々を生きている。
夜明け前……。
夜明け前の空気は、必要以上に冷たく感じる。
あのゲスの心のようだ。
人のおもいを躊躇いもなく踏みにじった売女……犯罪者・今井貞夫の娘、人でなしの今井裕子。
夜明け前……。
星が綺麗に見える。特に……、冬などは。
お題:夜明け前
夜明け前というか夜明けの時になるけど、そういう時間に外に出ると昼とも夜とも違うちょっと不思議な光景を見ることができるから結構好き。
そういえば猫は夜行性だっていわれているけど、正確には「薄明薄暮性」というらしい。つまり夜明け時と夕暮れくらいに活発に動く。うちには猫居ないし無縁だけど、知っといて損はない…と思う。めっちゃ早い時間帯に散歩したら猫ちゃんに会えるのか…と思ったら散歩もしたくなる、かも。
家を出た。まだ日が目を覚ましていないこの時間。
家を出て最初の心の目覚めはもうあと少し
夜明けは、すぐそこにある
夜明け前
【夜明け前】
最近、やけに寝れなくなっていた。
それに気づいた君は、深夜にも関わらず
ずっとメールをしてくれていた。
今日は日曜日。天気予報によると、昼から雨らしい。
「今日はあまり外に出られないね」と送った。
数分後に君は、こうメッセージを送ってきた。
『じゃあ、夜明け前に一緒に会おうよ。』