『夏』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
青く、青く地平線まで続く空。季節の始まりを告げる太陽。待ち焦がれた青の一ページが開かれる。
苦い過去も、途切れた恋も、振り返ってみれば足跡。
開かれたのは何も無い青の一ページ。このページの彩り方、何を貼るのか、何を施すのか。切って、貼って、塗って、破いて、付けて。その繰り返しの一瞬。一瞬だが、それは淡い思い出。陽の光と暑さによって合図された僕らの物語。
僕らの夏の物語だ。
"夏"
赤煉瓦の高架橋を抜けた先は、図書館に続く緩い坂道になっていた。
坂の途中にはフェンスで囲われた空き地があって。
今頃の時期になると緑が眩しくて、のんびり眺めながら歩いたっけ。
誰かが手入れをしていたのか、たまに草木の顔触れが変わっていたりして見ていて飽きなかった。
向日葵だとか、オニユリだとか、露草だとか。
茱萸はたまに実を失敬していたけど。
中でも、見たことのない蔓がフェンスに巻き付いているなぁと思っていたら、ある日、時計のような花を咲かせたのには驚いた。
時計草。十字架上の花、受難の花とも言われるけど、実物を見るとびっくりするよね。
あの空き地はまだ残っているのだろうか。
フェンスの奥に今も花が咲いていたらいいなぁと思う。
夏と聞いて皆さんは何を連想しますか?私はカゲロウデイズプロジェクトです。
夏は嫌いだ。
夏祭りも、花火も、海も、風鈴の音も。
暑くて、騒がしくて、辟易する。
昔は、そんなに嫌でもなかった。
でも、もう窓辺に風鈴をつけてくれるやつはいない。
一緒に夏祭りへ行こうと誘ってくれるやつはいない。
アイスを買ってきてくれるやつもいない。
全て忘れてしまいたいのに、この季節が来る度に思い出してしまう。
夏祭りも、青い海も、線香花火も、帰り道のアイスも、 全てあの日々を思い出してしまうから。
どれだけ待ったって、あいつは帰ってこないから。
だから、夏は嫌いだ。
夏
海も川も雲も青空も虫も風もぜーんぶ夏のもの。
夏と一緒にいると
面倒だと感じるほど世界が美しくなる。
私はそんな夏を離したくない。
夏
暑い
コンクリのせいか?クーラーのせいか?
pcのせいか?
無理やり過重労働を課せる企業のせいか?
暑い
この世が全て、1日休みになったら社会はまわらないが
そうしたら気温下がらないか?
オゾンに向けてオゾン強化するビーム撃てないか?
でもそうすると
クーラー、売れないし
日傘も防止も日焼け止めも売れない
かき氷も、アイスも売れない、海の家も儲からない
プールにも人は来ないし
遠い家族からの電話もない
でも、
少し不慮の事故が少なくならないか⋯
夏
眩い朝日が顔を出す。
空の端が桃色に染まる。
もうすぐ夜が明ける。
朝日が連れて来る夏の匂い。
夏の煌めく太陽に、
恵まれた人々は、
何処か開放的になる。
一握りの選ばれた人間が、
夏の陽射しに、
笑顔を浮かべる、
その影で。
持たざる者は、
泥沼の中でのたうち回る。
眩い光は、容赦無く、
隠したい過去も、
傷だらけの心も、
白日の下に曝け出させる。
正しさは時に暴力となり
真実は、鋭い刃となり、
弱き者を、躊躇いなく
切り刻むのだ。
そして、
夏の早起きな太陽は、
疲れ果てた者が、
束の間の休息を得る、
夜の闇の安らぎさえ、
削り取って行くのだ。
朝日が登る。
星は姿を消し、
空は青くなっていく。
残酷な夏は…。
始まったばかりだ。
【夏】
青い夏が来た。
部活の青春、恋愛の青春、友達と青春。
青春って楽しいな。
額から滴る汗が
提灯の灯りに照らされる夜
甘い心地よさを求めて
ほおばる君の横顔
しゃりしゃりと冷えて
じわじわと火照る
《夏》
スポーツドリンクとサンドイッチが2つ。
休憩時間に自転車の横の木陰で一服。
イヤホンからなるロックンロールと過去の自分。
くっきりとした影
澄み渡る青空
ふわふわなわたあめ雲
ああ、夏が来たなあ
「夏」
夏~は来ぬ~♪
って歌あったな。
来ぬ(きぬ)って来たって意味だって
音楽の教科書か歌集に
注意書があったように記憶している。
「~ぬ」だと否定のような気がするが
夏は来ないじゃ話にならない。
これを「こぬ」と読んだら
来ないんだけどね。
まあ、昨今の地獄のような夏なら
夏はこぬ方がありがたいかもね。
(夏)
入道雲に飛び蹴りしたかった。
学校のプールに飛び込んだ。
水面の入道雲は揺れながら、笑っていた。
あの頃、夏は永遠に続くようで。
籠った熱がぬけないように
毎日がとても息苦しかった
終わらないものなどないのだけれど、
それが分からなかった
もう夏💦💦水分補給大事なのでしっかりミネラルとかがある麦茶(茶`・ω・´)とか飲みながら過ごしてください!💦水とかは麦茶とかで摂取したミネラルとかを薄めちゃうらしいので麦茶などをオススメします💦ちゃんと暑さを対策する首を冷やしたりするやつだったり風が吹く首にかけるファンみたいなの持ったりとかも大事ですよ!!けどそういう首にかけるファンとかは1回落としてまた使ったりして火が出てくることがあるので1度壊した時は使わないのがいいと思います💦今年の夏も乗り越えましょう!みんな頑張れ( o≧д≦)oガンバレー!!
『夏』
ある夏の日。
その日はとても暑くてイラついていてついあんな事を言ってしまったのかもしれない。
「お母さんなんか大嫌い!!」
お母さんに向かって私はそんなことを吐いた。
その数時間後、お母さんは職場で倒れてそのまま。
原因は過労だったらしい。
お父さんがいない母子家庭で育ったから、お母さんへの負担が大きかったのかもしれない。
私と兄はその時はまだ学生で部活にも入っていて忙しく、お母さんを手伝っている暇なんてなかった。
そして、そんなお母さんに私はあんな暴言を吐いた。
今思えば、なんで喧嘩したのか分からないけれど。
兄はその事に何も言わなかった。ただ、「お母さんはちゃんと分かっているから」と言いながら私の頭を優しく撫でただけ。
私は少し後悔している。あの時、お母さんが倒れることを分かっていればあんな事を言ったりしなかったのに。
でも、私は今、目指しているものができた。
それは、医者になること。
お母さんが倒れて分かった。
私がしっかりとした知識を持っていれば、もう少しお母さんのことをしっかり見れていればお母さんは死んだりしなかったかもしれない。
今、猛勉強している。その夢を叶えるために。
だから、あの夏の日のことは不謹慎だと言われるかもしれないけれど後悔はしていない。
兄も応援してくれている。
私は今、お母さんに会えたら伝えたいことがある。
一つ目は私たちの面倒を見てくれてありがとう。
二つ目はあんな事を言ってしまってごめんなさい。
そして、三つ目は私に夢を与えてくれてありがとう。
取り柄のない私が唯一叶えたいと願うことの出来た夢が医者になることだから。
だから、私は今でも後悔することはあるけれど前を向いて生きていこうと思う。
今年も、太陽の日差しが照りつける暑い夏がやってきた🥵
外に出る時は、水分補給を忘れずに!
『夏』
ぁ〜〜〜〜〜〜…………
だ、誰だよ…、
「夏」のシフトを 多く入れたヤツ…
せめて…
せめて増やすなら「冬」にしてくれ…
あつは なついねぇ…
…なんて軽い気持ちで言えやしない
マジで死者が出る…
地球の温度調節気…どこだよ
温暖化の治し方…まだ足りねぇのかよ
みんなで何とかしねぇと
手遅れになっちまうぞ……
とりあえず
残さず食べるところから……
うん、それだけでゴミが減る
出来る事からコツコツと〜
…あーだめだ…気が紛れねぇ…
あ……あちぃ〜〜〜〜〜〜………
〜シロツメ ナナシ〜
太陽は眩しくて、いやになる
でも、君はそんな太陽の光を、スポットライトみたいに浴びて
キラキラしたどこかのスターみたいに、俳優みたいに生きている
いつでも日陰を探している僕とは真逆の存在だ
そんなことを君に話したら
じゃあ君は私のマネージャーで、音響さんで、ディレクターでスタッフだね
と言って笑ってくれた
そんなことを言って笑ってくれる君は、花火やイルミネーションなんかより、よっぽど綺麗で
まるで、青春映画のワンシーンを見ているようだった
夏
浴衣は着るまでが楽しみで
着たら暑くて脱ぎたくて
りんご飴よりいちご飴
花火よりも目の前のかき氷
あなたの背中を追いかけないと決めた
だって私の夏はまだあるもの
打ち上げられた大輪の花が夜に溶ける
明日も変わらず来るのだけど
まだもう少しこの花を味わいたい