『夏』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
1ヶ月なんてあっという間だと君は言う
僕はそれが寂しくて笑って誤魔化す
君と並んで見上げる花火は
どれほど綺麗で切ないんだろうと
想像している今がきっと一番幸せだ
こんなにくだらない、ぬるい生活の中でも
少しずつ周囲の人は変わっていって
いつの間にか夏至は終わっていて
茹だるような夏が来て
その後の形なんて
今は考えたくはないな
まだ考えたくはないな
君に会うまでに二重になりたいだとか
ちょっとは痩せておきたいだとか
身に余る熱で日々を浪費している
今がきっと一番幸せだ
猫があくびをする
扇風機の回る音が部屋に響く
ラムネの水滴が落ちる
防波堤を裸足で歩きながら
夏風を感じる
『夏』
【⠀夏 】
もう夏ですね、
私は夏が好きです、
木の下の木陰でよく休むのです、
本を読んだり、ピクニックなんてどうでしょう?
どれも素敵でしょ?
だけど私にも嫌いな事ってあるんですよ、
夏ってこんなに爽やかのように見えて実は真っ黒なんです!!
ライバルの女の子と戦ったり
部活での争いごと
クラスでの争い
親との言い争い
友とのすれ違い
自分の居場所探し
どう?
真っ黒でしょ?
だけど私はこの夏が好きなんです、なんででしょう、
今年も夏は暑いですね、皆さんも、熱中症に気おつけてくださいね?
悩みがあったらあったでこの夏も乗り越えますかぁ!!
~夏~
待ち望んでいたのに
いざ来ると堪らない
終わって欲しいのに
去るのは名残惜しい
アイスクリームじゃなくて
かき氷が旨い
それが夏
乗り遅れ
~ここではないどこか~
自分の想いを書き留めて
今ではない いつかの
ここではない どこかの
自分ではない 誰かの
心を打つ
そんな物を残せたら
嬉しい
乗り遅れ
~君と最後に会った日~
君と会った日が
人生の最後の日になるなら
今までのどんな一生も
良かったと思える
そんな君と逢える日を
待っている
吸血鬼の肩身が狭くなる季節。
いつだったか日曜日のヒロインが、「太陽は人を傷つけるものではない」と断言していたが、今やそれも全く響いてこない。親の仇とでも思わなければこうはならないだろうと疑いたくなるような、無慈悲な火の玉が迫ってくる。ただ生きているだけでも命の危険が引き起こされる、最も攻撃的な試練の季節。
【夏】
玄関のドアを開けると熱気を感じ、すぐに部屋に戻りたくなった。
家から駅まで歩いている間に溶けてしまわないだろうか。数歩歩いただけで背中を汗が伝っていった。
スーツのジャケットを手に持って歩いている会社員。こんな暑い中、ジャケットなんていらないんじゃないか。スーツを正しく着て当たり前、なんて上司に言われたりしてるのだろうか。
駅までの間に小さな公園があった。公園の木々から聞こえるセミの声が夏の始まりを告げた。
/夏
夏はしずく
垂れ落ちそうなしずく
さかさまの青空と木々
闇にちる火花
小さな小さな中にぜんぶ映す
誰ひとり気づかぬままに
落ちる寸前の
世界のしずく
今年の夏は 学生最後の夏
来年からはきっと社会人
だから思いっきしはしゃごうとは思う
出来れば 自分の恋に素直になりたいんだけど
そんな勇気を誰か分け与えてくれませんか
でもやっぱそんなことより
夏といったらフェスだよ
ハチャメチャはしゃぎたい。
_ ₈₂
四季があるなら
3ヶ月で季節は変わる
あと3ヶ月後は秋だ
なんて
プログラムみたいに簡単に変わればいいのに
季節も暑さも湿度も
思うように変えられない
だから
変えられるものを変えていこう
たとえば私の機嫌ひとつ
明日の夜はお高い素麺でも食べながら
“夏”
それは、汗が鬱陶しいぐらいに付き纏っていた頃。
部活で校庭にいて、涼しくない訳でもないような感じのぬるい風が頬を掠った。
マジで暑くて天を仰いでいたら、ある人と目が合った。幼い頃から一緒にいた人。つい、手を振ってしまった
よく見たらなんでかあの子は顔が赤くなってた
あの子は顔を隠しながら手を振り返していた
『手を振っただけなのに?』
『暑いのかな?』
などと色々考えていたら、友達に呼ばれた。
すごく気になるが、部活をしなきゃいけないから仕方なく考えるのをやめた。
戻ってる途中、もしかして...と考えた。
俺のこと、少しは意識してくれたのかな……?
夏
うだるような暑さの中、流れる汗がキラキラと太陽に反射して、手を差し出して笑う君が誰よりも眩しかった。
天気は快晴で青空と呼ぶにふさわしい空で、雲一つなかった。
こんな暑さだと言うのに、はしゃぎ合って、走り出したくなる衝動にかられながら、いつもの場所へと急ぐ。
大人たちが近づかないその場所は、子どもたちにとって秘密基地みたいなもので、好き勝手やって遊ぶのが好きだった。
夏なんて、ただ暑い季節で、早く涼しくなればいい、と思うことが増えていって、走ることなんてもうしたくないと体が悲鳴を上げる歳になった。
それでも、あの頃の僕らは、大人なんかにはわからないその刹那を、誰よりも楽しんでいたと思う。
夏
「こんにちはー!今年の夏休みもきたよ!」
がらがらと扉をあける。
「いっぱいの荷物そこにおいておいてー!」
隣の座敷の部屋に荷物をおく。
部屋につながる縁側の先をみると大きな陶器のかめがあった。去年、田んぼや川でおじいちゃんとどじょうやえびをとったときにいれたあのかめだ。
今年も、そう思うと胸がどきどきする。
そのまま目線を外にやると、
目の前には隣の家の畑、わさわさと生えるトマト。
その後ろに見えるは遠くにはえる桜の木と
もくもくのくも。
ちょっと湿度がまじったつめたいような風。
「雨がふるかもねぇ、洗濯とりこんでくる」
とばあちゃん
こんな天気で雨が降るのかと思っていたら暗くなってきて、ゴロゴロと音が聞こえたと思ったら
ザーっと大粒の雨がふってきた。
わーほんとに雨だ。
懐かしい夏の始まりの1ページ。
この家が、それから10数年先になくなるとは
このときは思いもしなかった。
今日のテーマ
《夏》
「あっつい……」
「暑いねえ」
青い空。白い雲。
照りつける太陽はジリジリと肌を灼き、茹だるような蒸し暑さは容赦なく体力を削いでいく。
道の先には陽炎がゆらゆら立ち上っていて、公園の花壇では向日葵さえも心なしかげんなりして見える。
ハンディ扇風機で僅かな涼を取りながらだらだら歩いてたわたし達は、少しでも暑さから逃れるべく、通り沿いのコンビニに避難した。
「ああー涼しいー」
「生き返るぅ」
冷房の涼しさに思わず声を上げると、近くにいたおばさんに笑われてしまった。
ちょっと恥ずかしくなったけど、外はそのくらい暑かったし、店内は本当に生き返る心地がするくらい涼しかったんだからしょうがない。
わたし達は更なる涼しさを求めるように、自然とアイスの売り場に足が向かう。
冷凍ケースの中、お馴染みの棒アイスへこれもまた自然に手が伸びた。
わたしが選んだのはみかん味のもので、相方が選んだのはいがぐり頭の少年がトレードマークのソーダ味。
水分だけじゃなくて塩分も補給しないとね、と、干し梅も一緒に手にしてレジに並ぶ。
本当は店内のイートインコーナーで食べたいところだけど、消費税の2%が惜しいから外で食べることにした。
入口の脇、日陰になってる庇のある場所で早速アイスを袋から出す。
「やっぱ夏はこれだよね」
「いや、こっちのが定番だろ」
「それはそう。でもわたしはみかんの方が好きなんだよね」
「オレ、梨も好き」
「そういえば今年はまだ見てないね」
そんな他愛ない話をしながらも食べる速度は落とさない。
この暑さじゃ、ゆっくり食べてたらあっという間に溶けてきてしまう。
と、突然隣で彼が眉間を押さえた。どうやら急いで食べてキーンときてしまったらしい。
わたしも気をつけなきゃと思いながら、少しだけ齧る分量を減らして調節する。
「もうすっかり夏だよね」
「まだ梅雨も明けてないけどな」
「でも暦の上では5月から夏じゃん」
「オレは8月が暦の上では秋だって言われてもぜってー認めねー」
「それな」
笑いながら言い交わし、一口ずつお互いのアイスを交換する。
つきあい始めて2度目の夏。
さすがに間接キスだの何だのと恥ずかしがるようなことはない。
まあ、つきあう前からお互いそういうことをあまり気にするタイプじゃなかったけど。
でも好きになったばかりの頃は妙に意識しちゃってたっけ。
平気な顔してジュースの回し飲みする彼に、好きなのはわたしだけかとがっかりしたのも今となってはいい思い出だ。
「どした? ぼーっとしてると溶けるぞ」
「うん……去年の今頃は、こんな風にアイス交換するのもドキドキしてたなあって」
そっちは全然平気そうだったけど。
そう言って茶化すと、彼もまたアイスを食べる手を止め、ふいっと顔を背ける。
何か気に触るようなことでも言ってしまっただろうか?
窺うように覗き込むと、暑さのせいばかりとも思えない赤い顔。
「平気なわけないだろ」
「え?」
「平気なふりしてただけ! 変なこと思い出させるから暑くなってきちゃったじゃんか」
そんなことを言いながら照れを誤魔化すように頬を擦る。
彼のそんな態度に、こっちまで照れが伝染したかのように顔が熱くなってきてしまう。
ドキドキ高鳴る胸に落ち着かない気分を味わいながら、わたし達はアイスを食べ終わるまで沈黙を守ることとなった。
アイスで涼を取ったはずなのに、食べる前と変わらないくらい――ううん、食べる前よりもずっと赤い顔をして。
春夏秋冬、全部きらい。夏は歩くだけで全身がじっとりと汗ばむし、電車は人間の匂いがもわっとたちこめていて、予定外の駅で降りることもしばしば。
子どものころは夏が好きだった。なかでも心踊るイベントはラジオ体操。普段学校へ行く日は早起きなんて出来ないのに、毎朝しっかり六時に起きて町内会のラジオ体操へ向かった。夏の朝はすっきりとしていて気持ちいい。汗ばむこともない。なにより密かに好きだった男の子に会える。普段、見ることのできない眠たげな顔を見るだけで今日も来てよかったなと思えたし、クラスメイトの知らない時間が増えていくことが嬉しかった。
そういう思い出もまるっと込みで、子どものころは夏が好きだった。
夏
私は暑いのが苦手。
汗かきだからベタベタで最悪。
冬は気が滅入るけど寒い方が好き。
寒い中に電気毛布かぶってるのが好き。
こたつでアイスも好き。
夏は嫌いだ
暑いし、虫がたくさん出る
暑いと、歩いているだけで
汗がにじみ出てきて、服が気持ち悪くなる
夏が来るたび、
冬が早く来てほしいと
強く願う…
――夏――
太陽が強く生命を叫ぶ光で
夏蝉の声が弾み響く
草木の色も由り引き立つ
無機な教室まで暖かく照らしてくれる叫び声
世界も誰かの叫ぶ声で
何処か誰かの居る心室を温めていってくれるから
私は今日も着飾った叫びを放ち続ける
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LINEオープンチャットにて
「美しい言葉と生きる人達へ」
というオープンチャットをつくりました。
創作をしている、していない関わらず、文学系統に興味がある方を待っています。
夏と秋がゆきかう空の通い路には、どちらかに涼しい風が吹いているのだろうか。
あなたとサヨナラのキスをしたとき、遠い昔の故人が詠んだ、そんな詩を思い出した。
まだ夏の真ん中で、まるで秋空の上澄みをすくったような風が夏草を揺らしていた。
その心地よさを頬で感じながら、私は深く瞼を閉じる。ああそうか、と思った。
季節は一方的に過ぎ去ってゆき、とどまることを知らないのだ。
ひと夏の恋とはいうけれど、これであなたと逢うことはないという予感も、ある意味で必然的なのかもしれない。
私は刹那を生きる夏虫で、燃える火に飛び込み身を焦がす。はたまた、水草のかげから月をみる川底の魚。にぎやかで、儚くて、命の影が濃い。
何もかもがキラキラと輝いているから、
よけいに切ない。
あなたの唇がはなれてゆき、
夏の匂いを遠くに感じる。
夏
今年の夏はあなたがいるから…
記憶に残る夏になりそう。
もう少しだけでいいから、
このままの距離でいて。
夏はあっという間に過ぎ去るから、
大切に過ごしたい。
私は暑さが苦手で、毎年夏になるとよく体調が悪くなるんです。
近所に住んでいる幼馴染と一緒に夏祭りやプールに行くためにも体調管理を人一倍やらないと行けないくらいです。それでも1回は行けるようになったのでその幼馴染の子も喜んでくれるようになりました。
もっと喜んでもらえるようにこの夏も体調管理をしっかりやっていこうと思います。