『変わらないものはない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「変わらないものはない」
いやいや、自分の中の5歳児みたいな感性は
変わってないと思う
「変わらないものはないんだよ。」
「過去も変わるの?」
「過去か…過去は変わらないかもな…。
何事も例外はあるからね。」
「じゃあ私の、君が好きって気持ちも例外?」
「……」
『変わらないものはない』
埃を被った学習机の引き出しを開けると大事に大事にしまい込んでいた宝物の数々が出てきた。つやを失って変色したキーホルダーに、白けてしまったプラスチックの人形。いい香りのするティッシュはもうただのポケットティッシュだ。部屋を見渡せば住み着いた小動物のふんでどこもかしこも汚れてしまっている。
「持っていく物、何かあった?」
「いや、なんもないね」
こども部屋を共用で使っていた兄はだよねぇと相槌を打って隣に並んだ学習机の引き出しを閉じた。
生まれ育った一軒家はもうじき解体されてその跡地には兄夫婦の新しい家が建つ。古びた思い出を捨て置くことに後ろめたさはあるけれど、いつかは手放すものなのだと誰に言うでもない言い訳をする。
玄関から外に出ると父が感慨深げな顔つきで家を見上げていた。つられて見上げた家は小さな頃と比べて少しだけ縮んで見えた。
世の流れは常に変わり続け、変わらないものなどないように見える。
ただ、私は変わっているように見えてその本質は変わらないように見える。
人々が安寧の生活を送るための技術は進歩しているが、それは人々がより良くあろうとした結果だと思う。
なので、人々の想いはきっと、変わらないものであるのだろう。
変わらないものは無い。その事実は、何よりも恐ろしく、何よりも綺麗だと思う。人も老いる、物も廃れる、土地だってどんどん変わっていく。私自身も、いつ何があって死んでしまうかも分からない。それはとても恐ろしくて、怖い事だ。それでも、不滅というのは絶望だと思う。自分だけ取り残されていくのを、何度も、何度も繰り返すのは。だから、死は救済、とまでは言わないけれど、いつか訪れる死というのは、一部分的に救いなのかもしれない、というくらい。
《変わらないものはない》
どうしようもないくらいに失敗して
明日が来て欲しくないと思うことがあった
でも 20年経った今では 笑い話です
大丈夫
未来は変えられる
過去もあなたの成長とともに変わっていく
人は大きくなるにつれて変わる。
物は年月が過ぎてゆくごとに壊れていく。
どれも歳をとってなくなる。
だから変わらないものはない。
#『変わらないものはない。』
No.17
変わらないものはない。この前掛け布団と毛布を買い換えたことを書きたかったからちょうどいいお題だ。
この前までは安い掛け布団と毛布を使っていたけどふと買い換えたくなった。毛布の肌触りや掛け布団の性能に疑問を抱いたからだ。
今年は暖冬だったけど最近はそれなりに寒い。そんな寒さの中で布団に入っていても寒さを感じる時があった。
それで掛け布団の性能を疑問に思いいっそ毛布ごと買い換えようと思い立ったわけだ。
予算は掛け布団二万くらいで毛布は適当。そんな感じでどんな掛け布団がいいか調べるとニトリの羽毛布団にたどり着いた。
どうしてニトリかというと単純に近くに店があるからだ。別に他のメーカーの商品を通販で買ってもよかったけど店で買う方がなんとなく楽だしすぐ手に入るからニトリにした。
ついでに言うと今使ってる枕がニトリの物で体に合っていると感じているというのもある。枕についても書こうと思ったけど長くなるから省略。
掛け布団と毛布はニトリで大体一万五千円と五千円の二万円程度に収まった。値段は安すぎず高すぎずでいい感じだ。
何日か使ってみた感想だけど値段分の価値はあったと思う。羽毛布団は羽の様に軽く暖かさをキープする。羽のようにというか実際羽だな。
毛布は肌触りがよくこれも暖かさをキープしてくれる。良いものを買えて満足だ。
ただ正直言うとまだ違和感がある。今までの掛け布団は重くて毛布はごわごわしていた。だから急に軽く肌触りがよくなって若干気持ち悪さを感じている部分もある。
でも慣れれば間違いなく今の物のほうがいいはずだ。今回はいい買い物ができてよかった。
変わらないものはない…。
本当は何も変わらないのに、日常の中で一生懸命変わろうとしてるいるのかもしれない…。
本当は何も変わらないのに、変えたい自分と戦っているのかもしれない…。
本当は何も変わらないのに、変わって欲しいと期待しているのかもしれない…。
本当はどのように変われば良いのか分からないのに…
変わらない方が安心する。
なのに、現実は無情だね。
変わらないものは無い。
変えたくないものは有る。
僕の隣は僕の好きな人だ。
笑顔が素敵で、誰にも優しい。
僕にも優しい。
放課後、部活のある人たちは何故か
よくクラスに残り、
適当な雑談をしている。
ある日はその中に珍しくその人がいた。
僕は勇気を出して言った。
「今日、カフェに行かない?」
彼女は言った
「いいよ」
待ち合わせの午後4時。
変わらない笑顔で、
「おまたせ」
カフェの扉
開けば広がる人々の騒々しさ
案内された机
メニューを広げ、彼女と僕は
「『何頼む?』」
被ったセリフに笑った。
新たな世界を見た気分になった。
届いた2つのコーラ
薄い青色と白色のストロー
2人だけの世界
他人の声は伴奏
2人の声こそメイン
そう感じるオーケストラ
そこにいるように感じた
食事中に彼女が言った始めのセリフは
「一緒に来れてよかった」
でも次のセリフは
「伝えたいことがあるんだけど
実は私、引っ越すんだ」
2人だけの空間が
崩壊していくのを感じた。
「いつ?」
「いつかも分からない
明日かもしらないし、」
〝変わらないものはない〟
帰り際、ボールペンのインクが切れたのを思い出した。
流石に愛用品が使えないのは困る。
私はスーパーに足を向けた。
しかし、耐え難いことに、替芯が消えていた。
替芯を売っているのはここだけだったのに…。
ここの品揃えが変わることはないと思っていたが、
やはり変わらないものはないのだろう。
少しだけ手を合わせ、適当なペンを買って帰った。
「お前はそのままでいてくれ。」
かつての幼馴染が私に言った言葉。
もう遠くに逝っちゃって会えない幼馴染。
「そのままで、かぁ。」
無理だよ。もうあの時の私じゃない。ずっとずっと変わらないなんて無理に決まってる。
幼馴染が逝ったその日から私は貴方が羨ましかった。美しい見た目のまま空へ飛び立った、自由になった貴方が。
もう何もかも変わったんだよ。
街並みも、年齢も、そして私の心も。
「あの頃は幼馴染に死なないでと、死ぬのはダメだと言っていたけど今は、」
早く会いたいなぁ。
なんて呟いて飛び立った。
_2023,12,27
『変わらないものはない』
万物流転 諸行無常 諸法無我
有為転変 色即是空 生成変化
それぞれの概念がどう違うか?
うーん どれも大して変わらないよ
#7
『変わらないものはない』
あの人と私の関係性。
昔と真逆になっちゃった
昔は仲良く過ごしてたのに、今じゃ碌に会えなくて。
会ったら家族に心配されて辞めときなって言われる始末。
なんでこうなっちゃったんだろうね。
変わらないものはないっていうけれど、
これは変わらないで欲しかったなぁ
貴方がいつまで経っても
振り向いてくれないから
貴方を想う私の心は
うつり変わってしまったみたいだよ
"変わらないものはない"
「君がどんだけ変わろうと、友達なのに変わりないからね」
強さに固執した君に一番伝えたかったことだ。強くなくていい、何も考えないで、もう一度、前みたいに、自分と、…。
「変わらないでよ」
よーく考えたんだ。そしたら気づいた。
全部君のせいだったんだ。
君にとったらどうでもいいよな。間違ってないだろ。
俺は間違ってない。
_2023.12.27「変わらないものはない」
変わってない奴と変わった奴。
主人公 ライバル
変わらないものはない
どこまでも続く空
それでも夜になれば星が現れる
月が現れる
朝方になれば太陽が顔を出す
この世に変わらないものなんてきっとない
「明日の公式戦、負けたら三年は引退だ、夏の公式大会は大目に見たんだから、
そろそろ三年は就職やら受験やら真面目に考えなさい」
『はい、監督』
「明日、ぜってー負けねぇ」
「私は、戦うことはできないけど、応援は人一倍するから、勝ってね、大悟」
「瑞希ちゃんが甘えてる…明日は雪か?」
「どつき回すぞ」
「これでこそ我らの瑞希ちゃん」
「槍でも降らしてやろうか?」
「終わりの大会、日常が、どんどん変わっていくのが怖い」
「変わんねーもんはねーよ、けどさ、明日は終わりの大会じゃねーし」
「明日、負けたら、終わりだよっ!」
「馬鹿、勝って勝って、優勝して、サイコーの状態で卒業すんに決まってんだろ」
「相手は、強豪だし、ふつうに考えて勝てるわけ…」
「さっき、変わんのが怖いつったろ、それが良い方向に変わってもか?」
「大悟、カッコつけてやんの」
「なんだとー!」
嗚呼、この日常が変わんなければいいな
変わらないものはない
「あ~あ退屈だぁ!」俺は大きく伸びをし
欠伸を噛み殺す。
たまの休日 明日からは、又変わらず仕事
毎日 毎日 同じ事の繰り返し
暇だぁ~ 退屈だぁ~
「あ~あなんも変わんねェ つまんねー」
俺はそんな事を考えゴロゴロしていた。
そろそろ小腹が空いたので
コンビニにでも出掛けようと思っていた時
突然 電話が鳴った。
着信表示を見ると 実家からだった。
俺は、出るのを躊躇う
又 お袋の小言や愚痴を延々に聞かされる
羽目になると思い 俺は、そのまま
着信音が止まるのを待った。
だが いつまで経っても 着信音は、
鳴り止まない。
俺は、苛立ちに負け とうとう画面を
スクロールする。
「もしもし お袋!」
俺は、怒り気味の声で電話に出た。
しかし 何分待っても 電話の返答が
来ない
いたずら電話かと思い 俺は、切りボタンに手を伸ばそうとした その時
「孝弘...」低い 重々しい声が 俺の耳に
飛び込んだ。
「親父...」親父が俺に電話を掛けてくるとか珍しい事もあるもんだ
親父は、無口でお袋の言う事を黙って聞き
入れている印象が強い為 そう思った。
「何」俺が聞き返すと 親父のさらに
重々しい声が響いた。
「母さんが亡くなった...。」
俺は、その言葉を聞いた瞬間 電話を
落としそうになった。
俺は、親父との通話を切り
取るものも取りあえず 貴重品と鍵だけ
持って駅に向かった。
駅に向かう足が自然と早足になる。
俺は、数秒前の自分を思い出す。
『あ~あ何も変わんねェ つまんねー』
あんな台詞を吐いた自分を殴りたくなる。
変わらないいつもの日常が欲しくて
たまらない
今の俺には、残酷な程 変わらないものなどない事が 辛く 重く のしかかった。