『変わらないものはない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『変わらないものはない』
変わらないものはないと思っていた。何事も変化が現れるのが「人生」だと思っていた。それなのに、僕はあの人に対して気持ちが変わることは無い絶対的な自信だけが胸の中に溢れ返っている。
______やまとゆう
今日久しぶりに親友だった子の夢を見た。
親友と喧嘩別れした続きの夢
私が親友に謝る夢
「ごめんなさい」その一言を
言えた夢
でも、目を開けると
そこには親友はいなかった。
夢のように「ごめんなさい」と勇気を持って
言えるような自分だったら
きっと、すぐ仲直りして
親友と一緒にいれたんだろうな。
親友だったMちゃんへ
たった一つのMちゃんのドタキャンで
自分の価値が下がった気がして
自分なんてMちゃんにとって
どうでもいいんだなって
思えて
バカバカしくなった。
Mちゃん、もう少しで
あなたと一緒にいなくなって
1年が経ちます。
Mちゃんには事情があってドタキャンしたのも
わかったけど、バカにされたような気分だったの
あの時は。
あの時、LINEもインスタのDMも
無視してごめんなさい。
Mちゃんは寄り添ってくれたのに
私が逃げたよね。
Mちゃん、私がいなくても
ちゃんと楽しんでますか?
ちゃんと幸せになってますか?
あなたの幸せを願ってる。
中学の時の人に流されるようなあなたじゃなく
Mちゃんらしくいて欲しい。
またいつか会えたら
私たち友達に戻れるかな。
「変わらないものはない」
【変わらないものはない】
満点の星空を君と二人で並んで見上げる。白銀の星々がまるで地上へと降ってきそうなほどに大きく輝いていた。いつもはうるさいサイレンの音も、僕たちを捜索する兵士たちの声も、今は聞こえない。夜の闇に身を委ねて、僕たちは手を繋ぎ合った。
「大丈夫です。あなたは僕がお守りします、殿下」
君の指先が少しだけ震えている。少しでも安心してもらえるよう、その手をぎゅっと握り込んだ。
変わらないものなんてこの世にはない。絶対だと思っていた王家の権力は潰え、明日も訪れると思っていた平和な日常は消え去って久しい。それでも今、僕は君の隣にいて、君は僕の隣にいる。その事実さえあれば、僕には十分だ。
星々だけの見守る静かな夜に、僕たちは今日も二人きりで生きている。
こうしてずっと星空を眺めていると、時が止まったような感覚を覚える。
観測をすると地球ではなく星が動いているように見えるが、人の目では分からないほど、ゆっくりとした速度で大地は動いている。古い時代の人々が、地球ではなく天球が動いているのだと主張する理由も分かる。
星座は標本のようだ。手足を星に縫い付けられ、空という板から動けない。
神様は、観測者は常に理不尽だから、天地が逆さまだったり、自分の知らないものと星を繋げられたりと、星座という標本には案外適当さがある。古い星図なんかは面白おかしい絵が多く見れる。
この景色はこれからもずっと変わらないだろう。
もちろん固有運動によって少しずつ星座という形は変わるけれど、少なくとも、『自分』という世界が終わるまでは標本のまま、時を止めたまま空を巡る。
だからこそ、僕はベテルギウスの爆発が待ち遠しいのだ。『自分』という世界は常に移ろう。それは、僕が観測する星座だって恒星だって銀河だって、例外ではないのだ。
……寒くなってきた。馬鹿なことを考えていないでもう帰ろう。エネルギーを作ることが出来る恒星と違って、ヒトは外部からエネルギーを摂取しないといけない。コンビニの適当なホットスナックでも買って帰ろう。
さっきまで使っていたレジャーシートをおざなりに折り畳んでリュックへ突っ込んだ。
お題:変わらないものはない
「変わらないものはない」って言われたら
「変わらないもの」見つけたくなるよね
だからこのままアマノジャクでいるよ
そう言って笑ったね
小さいけれどキラキラしたものが
たくさん降ってきたみたいだった
変わらないものはない
またねと言って別れたけど多分もう会わない。
彼女には彼女の生活がある。それに気づいた時、変わらないものはないのだと思った。
「この世には変わらない物はないんだよ…」
と親友の佳奈が言った。
「そんなこと言わないで」と一言言えばよかったのかな
佳奈は無言の私を睨みつけてこう言った。
「なんで黙ってるの?私はこんなに苦しいのに…」 と
ずっと無言だった私もやっと口を開いた。
「ごめんね。私、佳奈の事まだわかってなかった…」「あと…変わらない物ってあるんだよ。何かわかる?」
「知らないよッ変わらない物なんてあるはずない!」
「そっか…じゃあ正解は『愛』だよ」
子どもの頃から、明日になるのが怖かった。
だって、明日になるってことは、時間が進むってことだから。
時間が進むと、大人になる。
大人になったら、いまこうやって、お父さんとお母さんと並んで寝て、この天井を、この電球を見上げることができなくなる。
それが怖かった。
変わらないものはないから、いまこの瞬間、時間が止まって欲しかった。
大人になった今。やっぱり明日になるのが怖い。
ベビーベッドにすっぽり収まる息子は、いずれ一人で寝起きするようになる。そしていずれ家を出る。
ニコニコと、喃語でなにやら一生懸命話しかけてくる、膝の上で大人しく抱かれる息子の時間が進むのが、嬉しくて怖い。
いつか来る別れ。それが怖い。
変わらないものはないから、だから今が尊い。大事に過ごそうと思う。
けれど、今この瞬間、時間が止まって欲しいと、願ってしまう。
変わらないものはない
時が経てば
やがて変わりゆく
その時に何を抱きしめているのか
それが大切
変化……
どんなことでも
かたちを変えていく
好きから嫌いへ
一生懸命から面倒へ
恋から愛へ
少しずつ 少しずつ
かたちを変えていく
その時々で 心は揺さぶられるけど
それも 長く続くわけではない
この揺さぶりも
いつか きっと
思い出に変わっていく
人生を振り返った時
あたたかい
大切な 大切な
思い出に変わっていく
【変わらないものはない】#50
君の声を聞かせてよ。
いつもみんなの顔を見て
意見に流されて
君の声聞いたことない。
変わらないものはないから
僕は君の声を聞きたいよ。
─────『変わらないものはない』
変わらないものがあるとするなら、
みんな変わってゆくって事なんじゃないかな。
それは良くも悪くも前に進んでるって事。
今、どんなにどん底に居たって変わるよ。
時間は掛かるかもしれないけど、
自分では気付かないかもしれないけど、
必ず変わるよ。
それはいいことも同じ。
だから、 いま を大切に。
変わらないものといえば「時間は戻らない」ということである。
時間は決して逆行することなく、常に一方向に進んでいる。
#変わらないものはない
死にたいと願う毎日に
いつか希望という光が見えるのか
日々の変化には気づかなくても
ある時フッと気づくのだろう
”変わらないものはない”
この居場所や状況に とどまることはない
”変わらないものはない”のだから
大丈夫 大丈夫! 大丈夫!!
きっと永く添い遂げていく中で
貴方への我慢や悲しみが増えても
思いやりや接し方を忘れても
それは紛れもない愛なのだ、と
無理やり自分に言い聞かせながら
大人になっていくんだろう
『変わらないものはない』
向かい合った平行線をみつめて
君と僕を並べる…
何でも話せる
男友達だと笑う君と
当たり前だろ
そんな言葉に
後ろめたさを
詰まらせる僕。
最初からわかってたんだ…
まるで LIKEとLOVE
同じ意味に聞こえても
かけ違えてたら
ズレていくボタンのみたい…
君を知れば 知るほど
友達じゃいられなくなる
きっと 男と女の中に
純粋な友情なんて
存在しない…そう思うんだ。
- My girl friend... -
雲の形
影の大きさ
波の大きさ
頭頂部
体格
知識量
時代
価値観
記憶の保存量
寿命
命の重さ
自分の周囲
「変わらないものはない」
一生を誓った友情も
永遠を誓った愛情も
いつかどこかで変わっていく
けれど本当に 変わらないものがないのなら
「変わらないものはない」なんて世界のルールも
いつか変わっていくのかもしれない
『変わらないものはない』
昔、昔ね。あるグループを盲目的に推していた。
彼らを悪く言われるのに耐えられなくて泣いた。
彼らの努力は必ず報われると信じていた。
グッズを買って、CDを買って、
生まれて初めて握手会に行った。
それがほんの六、七年前。
「一生ついていく」だとか、
「ずっと応援してる」とか。
「何があっても大好きだよ」なんて言ってたのに。
ついていけなくなったのはいつからだ。
かけられていた魔法が解けたようだった。
純粋で無知な少女はもう居なかった。
外から見た熱の渦は奇妙に見えた。
私が彼らを応援していたことは事実。
今だってそりゃあ、上手くいってほしいとは思う。
あの時、彼らは私に幸せを与えてくれたから。
だから彼らも、どうか末長く幸せであって欲しい。
変わらないものはないの。
あんなにも愛していたはずのものも、
今はもう奥底に眠る思い出なの。
きっともう、二度とあの頃のようにはならない。
彼らももう、あの頃とは変わってしまった。
それでも、形や意味は変われども、
彼らへの『愛』を失くしたわけではないのでした。