『変わらないものはない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【変わらないものはない】
変わらないもの…って何?
みんな1日1年過ぎれば
身体は変わるし
気持ちも変わる
昔好きだったあの子は今は全く興味なーしみたいな
この世に産まれて変わらないものなんてないんだよ
追記
今好きな事、例えば歌を歌うとかスポーツとか絵を描くとかも大人になるにつれ好きな事に対する気持ちは少しは変わると俺は思う(´-`)oO{
変わらないものはない。
時代も、時刻も、自然も。
食べ物の好みも、好きな場所も、好きな言葉も。
あなたの考え方も、価値感も、あなたが置かれている環境も、人間関係だって。
私の心も、あなたの心も、気になるあの人の心も、大切なあの人の心も。
今あなたが抱えているその悩みも、葛藤も、後悔も、苦しみも。
全部、全部、変わらないことはない。
時計の針は、動き続けているのだから。
変わらないものはない良くも悪くも、人間変わるもんだよなと、ずいぶんと久しぶりにあったクラスメイトを見ながら思う。当時は真面目で余り人と話すことのない、言い方は悪いが堅物といっていいような人物だった。当時と今あれこれと話している姿はあまり重ならない。熱心に話すなんたらアドバイザーやらうんたらシステムやらについてずいぶんと手慣れた、流れるような熱のこもった話しぶりに比例するようにこちらの内心は冷めていく。年末に来た連絡に懐かしさからあってみたものの、懐かしいクラスメイトの思い出がどこまでも遠くなっていく。自分よりもよほど成績も人柄も良かった、選べる選択肢だってたくさんあっただろうに、どうして、と、なんとも言い難い気持ちに押し潰されるように昔の思い出があせていく。似合ってないよそのギラギラした時計もどこかのブランドだろうスーツも精一杯の羽振りがいいふりも。懐かしさや思い出をそっと過去の中にしまい込んで閉じてしまうまで、そのどこか懐かしい声で話すどこかでマルチ商法まがいと聞いたことのある勧誘は聞き流してあげるよ。クラスメイトだった人を眺めながら、そんなことを思う。
変わらないものはない。わかっていたはずなのにわかろうとしていなかったのは一番僕だった。
夕暮れの街も少し目を離せば日は落ちて暗い夜に近づく。胸の高鳴りも明日になれば孤独に変わる。休日は平日になるし、夏があれば冬もある。
全ては時に支配されていて、僕らは、その時に逆らえないことを一番近くで見て知っていたはずだ。なのにどうして変わらない、当たり前にあるものだと思えたのだろう。
君の顔がもうこちらを向かない変化を僕はまだ受け止められないでいた。
『 変わらないものはない 』
私は祖父が苦手になった
お母さんの実家に遊びに行く時、祖父はベットに横たわったまま
言葉を発したかと思えば意味もわからないことを話すだけだった
「認知症」
私がまだ幼かったからかその言葉を上手く理解することが出来なかった
認知症を患う前までは大好きだったおじいちゃん
今はもう、私の名前すら覚えていないだろう……
そう思いながらも何年かぶりにお母さんの実家に行くことになった
居間に入ると珍しく祖父がいた
「あぁ、、ああ、七美おかえり…」
おじいちゃんは涙を流しながら私の名前を口に出した
覚えていた…
私は思わず泣いてしまった
おじいちゃん…ごめんなさい。
ずっと大好きだよ
当たり前、普通
何が当たり前なの?腕があること?足があること?話せること?当たり前じゃないよ奇跡だよ…
全て奇跡で生まれてきた命。
最近人生はパズルみたいだと思ってるどんなにぐちゃぐちゃでも個性溢れるパズル、数が足りないパズルも何もかも合っていないパズルもあるけど不正解はない。君たちの人生を表しているパズルなんだから不正解なんてないし間違っている訳でもない。どんなに汚くてもぐちゃぐちゃでもそれが君の人生なんだから恥じることは無い。個性豊かで美しいじゃないか。もっと自信を持ってもいいんだよ。君は美しい
今年も残すところあと数日
昨年よりも少しはなにか変われただろうか
わたしはなにも変われなかった気がする
今年は、今年こそはと、毎年伸びていくゴール
『変わらないものはない』2023,12,27
「ねえ」
後ろから声をかけられて振り返った。いや、振り返ろうとした。
ガクンッと微かな衝撃とともに、身体が傾き視界が揺れた。宙に浮いたかのような感覚は何かに躓いて転びそうになったときとよく似ている。たった一瞬の感覚を他人事のように味わいながら、バランスをとろうと無意識に身体を捻りつつ足を引いたのだけはわかった。
踵から思いきり床を踏んだはずの足元からは鈍い音がして、背筋がゾワゾワするような感触に思わず目を見開いた。身体を捻った反動で振り抜いた腕が何かを視界の外へ吹き飛ばすのもみえてしまってもうだめだった。
自分でもびっくりするくらい大きな悲鳴をあげた。
結論からいうと、彼は私を驚かそうとして失敗した。
後ろから声をかけて私が振り向くタイミングで足技をかけて転ばせようとしたらしい。もちろん受け止めるまでを想定して他の人と練習までしていたのだとか。
だが、私は転ぶことなく体勢を整えてしまった。それも背後で受け止める準備をしていた彼の足を思いきり踏んづけた挙げ句、その整った顔面に肘鉄をいれるというおまけ付きで。
彼は左足と顔面を腫れ上がらせていて、もうどちらが悪者かわからないくらい酷い状況となった。呆然としたままの彼と彼の兄弟たちに謝られながら私も謝罪し続けている。こんなことなら素直に転んでおけばよかった。
土下座をしつつ彼の様子を覗き見ていた。呆けているのにどこか悔しそうな笑いをこらえているような、ちぐはぐな表情をしている。以前は能面のような薄い笑みを浮かべているだけだったのに、こんなにも人間味のある表情もできるのかとなんたか嬉しくなってしまった。
今回は結果こそ最悪だったけれど、いい収穫もあった。
変わらないものなどないのだ。人形のように決まったことしかしなかった彼に悪戯心が芽生えたんだ。
なんだかそれだけでほっこりしてしまう。彼の兄弟が必要以上に彼を構う理由がわかってしまった。
「ねえ、今度はもっと上手くやってよね」
【題:変わらないものはない】
変わることが怖い。今もそう。
私の大事なおじいちゃん、おばあちゃんがいつ
かはいなくなってしまうとわかっているから。
環境が変わることで、その時々に適応しようと
もがいていかなきゃだから。
だから怖い。というよりかは嫌だ。
でも、何かは必ず変わっていくから時間が経つと自然と無くなっていく。そしたら、亡くしたものの空いた部分を埋めるために自分にとって大事なものを探しにいくことになる。
だから、私も私のいる環境も変わっていくことを嫌がって拒んではいけないんだと思う。
また自分の空いた部分を埋めるために。
この場所には変わらないものなんてないんだ。
今回は自分の気持ちを文章に綴ることがとても難しかったです。なので少し読みづらかったかもです。それでも最後まで読んでくださってありがとうございました。
今日のお題は『変わらないものはない』でした。
変わらないものはないよと 君が言う
そうだねそれでも君が好きだよ
お題【変わらないものはない】短歌
自然と意識が浮上して、そっと目を開ける。恋人が分厚いカーテンを引いた室内は暗く、外の時間を悟らせないが、長年の習慣からいつも同じくらいの時間に目が覚めるようになっている。
身を起こしても傍らの恋人はまだ眠っていて、それもいつものことだ。ジェレミアより三つ程歳下の男の寝顔は存外あどけないもので。初めのうちはジェレミアが目覚めると彼も目を覚ましていたが。いつの間にかこうして寝顔を拝めるようになった。彼は幾分夜行性らしく、自然に起き出してくるのはジェレミアよりも少し遅い。
彼とこうして並んで眠る日が来るとは、以前の私には想像も付かなかったことだろう。身体を重ねるようになったことよりも、2人の関係に『恋人』という名前が付いたことよりも、それが一番不思議だった。
おとろえた林のこだまを呑む山羊のあくびをよるべと杖のあしどり
先日、バイト先である発掘現場で、甕が出土した。
埋め甕といって、子供を埋葬したものらしい。
底に、翡翠の装飾品が埋まっていた。
どうやら、母親が、自分の首飾りの一粒を、子供と共に壺に納めたそうだ。
この辺りでは翡翠は希少品である。
「いつの時代も変わらないね」
息子を亡くした同僚のことばだ。
変わらないもの。
変わらないもの
どうしても
好きになれない
母親を
感謝はしている
自分の過去を整理できない
変わらないものはないなら
いつか私は
心から
偽りでも
好きだと
嫌いではないと
感じる日がくるんだね
変わらないものはない
時の流れは皆平等に、過ぎていく。
変わらないものはなく、風景も文化も記憶も風化する。
英雄の名前も、立派な建物も、美味しい料理の味も。
いつか皆の記憶から消えていく。
ーそれがいいのかもしれない。
変わってしまうことは、怖いし、悲しい。
誰の心にも残らないのは、寂しい。
しかし、変わることで良くなることもあるはずだ。
変わらないものはない。
なら時の流れに流されながら、自分らしく変わろう。
その変化さえ、楽しめばいいんだから。
変わらないものはない
祇園精舎の鐘の音諸行無常の響きあり…確か平家物語の冒頭の文句だったかな…
この間降った雪で作ったらしい雪だるまが、半分溶けて薄汚れ乍ら、残されているのが、何故か哀しく見えた…多分最初は、純白の雪だるまだっただろうに…其処に、年々老いて行く自分の姿を重ねたら…どんどん変わりゆくことが、ちょっと怖く、でも一方では、変わるチャンスにも思える…まだまだ暫くは、冬景色が続く、また新しい雪だるまに出会えるだろう…
なんだかんだ自分が一番
変わってないのかもしれない
変わらないものは無い
あなたと友達だと思っていたけど
友達ではないね
酷いことするんだもん
本当に信じられない
すごくムカつく
変わらないものは無いだろう。
時間と共に過ぎる形は溶けて綺麗に無くなってしまう。
昔の貴方は遠くに行ってしまった様で今では返事が聞こえる事も減って悲しくなる。きっと私よりも大切な人だから、そうは思ってもそれじゃあまるで私は大切じゃ無いみたいだ。深く傷付いてしまうが、貴方の笑顔が綺麗だから側に居たいと今日もお気に入りの茶葉と菓子を持って向かった。
玄関をバタバタと音を立てて開けられては、出てきた貴方が笑った。
あぁ、もう綺麗にも見えない。私も変わってしまった様で何だか異様に寒く感じた。
人が変わっていくのは当たり前で当然なのだ。
変わっていないと言うのならば、見落とされるほどの些細な変化である。変わらないものなど、何一つとしてない。
ただその変化を楽しみたい。
蕾がある日突然花開く様に。白い反物に何度も染料を浸して色を定着させる様に。
弾ける様な感覚。ため息が出るほどのグラデーション。
変化を見届けることは、恐ろしいほど一瞬かと思えば微睡むほど緩やかである。
変わらないものはない