『変わらないものはない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【150,お題クリスマスの過ごし方】
クリスマスの過ごし方
ケーキを食べる?プレゼント交換?
誰かと一緒にわいわい?それとも1人で自由に楽しむ?
みんなこの時ばかりは、ちょっぴり自分に甘くなって
少し高めのお買い物、ケーキ、洋服、プレゼント
さあみんなでお祝いしよう
ハッピーメリークリスマス!
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【151,お題:変わらないものはない】
「全てのことは移ろい変わる、変わらぬものなど存在せぬのだ」
いつもいつも、口癖みたいに君が言ってた言葉
僕は頭悪いし、なんとなく分かるような分からないような難しい言葉だ、とずっと思ってた
「人は脆い、弱くて孤独で儚い者だ。...お前も何時しか私の元を去るのであろう」
どこか君にしか見えない遠い場所を見つめて、僕の顔なんて見ずに君はいつも話すんだ。
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...変わらないものはない、って本当にそうなんだなぁ
薄れる意識で、ぼんやりと思ったのは 君にあって少したった頃の、会話
あの時、僕の事を避けて 逃げて 拒絶した君は、いま 僕の身を案じて 慌ててくれてる
本当に、変わらないものなんてないんだなぁ
例えそれが千年以上生きた、人外の心でも
この世に、この宇宙に、変わらぬものの一つとてあろうか
と、かつて道行きを共にした友を思い出しながら「変わりゆく」ことを寂しがる者に言ったことがある。聞いて応じるに「…そうだね…」とまた寂しい顔をしていた。寂しがるおぬしも変わって来たろう、と言ってみたが応えはなかった。
私もぐんぐん変わって来た。それは子供の頃から絶えずそうだった。誰も彼も、皆変わりゆく。だが、それは「見知らぬ者になる」のではない。それぞれの核となる“存在のユニーク”は揺るがない。それに、成長すればいろいろ変わるものだ。それは「めでたき、よろしき変化」であり、「変わるな」とは「成長するな」と同義の場合もある。芽吹きの双葉がやがて苺を実らせるのを悲しむだろうか? 冬芽で冬を越した桜が咲くのは寂しいだろうか? 赤子が無事に育ち、自分の人生へ歩み出すのは喜ばしいことだ。
日々、ときには瞬々、自分なりに愛してきたところから、新しいありようが咲くことを指して「変わりゆくもの」と考えるほうが、過去から流れてくる思いも未来から吹いてくる風も、明るくあたたかく感じることができるし、それは「今」を生きゆく力になる。
変わりゆくものに祝福を、変わりゆく自分にエールを。
変わらないものはない
穏やかに…ゆっくりと
少しずつ変わっていくの
さみしく…切ない気持ち
とときめく気持ち…
複雑に作用して…
緩やかに…
「冷たかったな。ごめんな」
細い指を掬い、なんて華奢なんだと思った。この指で雪を掻き出していたのか…と自然に口付けていた。
「ちょ…!」
すぐに引っ込められてしまった。それに少しだけいらっとした。なんだ。見られたくないのか。
「なんだよ。心配だったってのは嘘なのか」
「嘘じゃ、ない…けど」
「オレだってお前さんの体が心配だったんだよ確認ぐらいさせろよ」
確認……。ああ、そうだ。自分で言って気付いたけどこれは確認なんだ。
ベッドに彼女を押し付ける。今度は雪ではなくて白いシーツと毛布に沈むのだ。
凍傷になりかけた耳を唇で辿る。湯浴みの香油の匂いしかしない。甘くて涼やかだ。
「ひゃ」
縮こまった首に顔を埋め、凍っていたかもしれない細めの体躯を辿る。
「や…」
猫のように身体をよじり逃げ出す素振りにまた余裕が無くなる。
確認させろよ。
服の合わせ目を探して指が苛立たしげに這い回るけど、無茶したお前のせいなんだからな。
変わらないものはないというけれど、
本当にそうだろうか?
変わらないものとして良い例は何かないだろうか。
暫し足りない頭を捻っていると、
学生時代の化学の教科書が脳裏に浮かんできた。
懐かしさに惹かれて教科書を手に取り開いてみる。
パラパラと捲れば懐かしい知識が──
全く出てこない。
パラパラと捲っていた手を止め、
じっくりと教科書を眺める。
あぁ、なんということでしょう。
写真はおろか、文字なんて一度も存在したことがないとでも言うのでしょうか、この脳内の教科書は。
──なんて、驚きの白さ。
こりゃ漂白剤も裸足で逃げ出すな。
そんな、くだらない事を思っていると
「原子」という文字の跡が微かに見えた。
「原子」
確か、ずっと変わらない性質があったような。
早速ググってみると、
──化学変化によって、新しくできたり、別の原子に変わったり、なくなったりしない。──と出てきた。
変わりゆくのが当たり前のこの世界でも
この世界を作る元は
変わることはないようだ。
また一つ賢くなった気がする。
…。
まぁ、何れはこの知識も
あの教科書の二の舞いになるのだろうな…。
いやいや、今度こそは覚えておこう。
ギリ筆跡が見えるだけとなっていた「原子」の文字を黒字でなぞり、ググった知識をそっと添えておく。
次開いた時は、少しだけ役に立つ教科書になるはずだ。
変わらないものがこの世界にある。
それだけで心強いではないか。
【変わらないものはない】
coming soon !
テーマ:変わらないものはない #406
変わらないものはない。
人は変化し続けるもの。
だから年を取るし。
だから好みも変わるし。
だから性格も変わる。
今日の私と昨日の私は違う。
今日の私と明日の私も違う。
常に変化していることに気が付かない。
小さな変化すぎて
変化が大きく分かりやすければいいのに。
そしたら変わらないものはないって
一目でわかるのに。
変わらないものはない
そう、
全てのものが
一瞬一瞬の存在
変わらないという方が
難しい
だから
今に集中する
自分の心が
今心地よく感じていることに集中する
瞬間瞬間を
自分が舵を取って
自分の思い描く人生を進む
――変わらないものはない――
花を想いて微睡む卯月
明日変われるとも思わぬままに
儚き花束揺蕩いて
みどり揺れること知る文月
織物纏う番の空に
三頂点も羽ばたいて
希み満つる事なき神無
眺めるそれは柔く妙味に
落ちるおぼろは竹を光らせ
おわりはじまり白紙の睦月
枕元からはじまる夢と
飾りつけだけの大人の世界
たった四期を忙しく走る
今も昔も歳月の中
変わらないものはない
と気付き呟く変われぬ詩人
人の気持ちというのは、しっかりしているようで
脆く、流されたり、変わっていったりするものだ。
良くも悪くも。
時間は優しく、ときに厳しい。
辛い事を、流れるような経過の中で癒やしてくれたり、逆に、忘れたい事をいつまでも記憶の中の存在にしたりする。
時間に翻弄されて、私たちの気持ちは揺れ動く。
悲しいけれど、揺るぎない永遠の気持ちというのは、おそらく無い。
好きだったけれど、そうでなくなった。苦手だったけれど、受け入れられるようになった。
そんな風に、変わっていくものだと思う。
あるいは、変わっていかなければ、人は上手に生きられないかもしれない。
「変わらないものはない」
高校生の頃、彼氏からブレスレットをもらってそれを無くしてしまった事を伝えたら彼は一緒に探してくれた。
結局みつからなくて落ち込んでいたら
怒るどころか「形あるものはいつか壊れるし無くすこともあるんだから気にしないで大丈夫。」って何度も言ってくれた。
高校生の彼はとっても大人だった。
大人になった今考えてもこれはなかなか言えるセリフではないと思う。
今は別れてお互い別々の人と結婚したけど
今でも時々このセリフが頭をよぎる。
この言葉をもらってからブレスレットは無くしてしまったけどこの考え方は無くしてない。
変わらないものはない。
田んぼと古びたゲーセンしかなかった私の町は、
近くの山に大学が建ってから、ものの十数年で大通りにビルが立ち並んだ。
町並みが街並みへと変わってゆき、気づけばここに住まう人並みも変わっていった。
人の数は増えたが、ふと、あの頃を思い出すと、どこかもの寂しさを感じてしまう。
「へい、お待ち!」
だからせめて、この味だけは変わらないでいて欲しい。
ふと思い出す
小さかった頃
よく母親に抱きついていたことを
安心した
平和だった
あの頃にはもう戻れない
そう実感すると
怖くなり泣きそうになる
あの頃はよかった
そう思う今も
悪くない
変わらないものはない
ただ
形を変えて
今も心のなかに
存在する
『変わらないものはない』
『変わらないものはない』
さんまの苦いところ
字幕の映画
雨の日
紐を結ぶ靴
苦手だったけど好きになった
あなた
好きだったけど大好きになった
「祇園精舎の鐘の声。諸行無常の響きあり。沙羅蒼樹の花の色、盛者必衰の断りを表す。奢れるものも久しからず、ただ、春の世の夢の如し。猛きものもついには滅びぬ。ひとえに風の前の塵に同じ。」
ー平家物語 冒頭ー
変わらないものはないと言われれば思い浮かぶ一例だ。
わたしはこれを小5の時に暗唱テストがあったので、覚えた。「ぎおんしょうじゃかっけぇー!!」程度にしか理解していなかったが、中学へ進学し、本当の意味を知った。確かに、変わらないものなんてないのかもしれないと思うけど。
わたしが家族を思う気持ちは、なにがあっても変わらないだろうと思う。
変化するのは大変である。故に生活はそう簡単には変化しない。
食べるものも、寝る時間も、着る物も、おいそれとは変わらない。何かを新しく始めることも、変化であるから続けることは難しい。
変わらないことの何と易いことか。
だが、変わろうとしなければ毎日は変わらない。続けなければ明日は変わらない。つまり変わるとは、未来を作ることと言えるだろう。
変わることの何と難しいことか。
Thema「変わらないものは無い」
凍えるように寒い、冬の日。
広大なこの世界に、もう人類は存在しない。
生きているのは、ただ1人。
『エルフ』のみだ。
【孤独のエルフ】
人類が滅亡したのは、もう数千年前の話だ。
正直に言うとあまり覚えていない。
私は『エルフ』だ。昔、人間に捕まったことがある。そこからだ。私の研究が始まったのは。
人間にとっては、何千年も生きる生物は珍しいらしい。というか存在することすら知らなかったらしい。
まぁ、ずっと姿を隠してからか。人に見つかると色々めんどくさい。だから見つからないようにしてたんだけど、ちょっとした油断で見つかってしまった。
そして何十年かは、色々あった。
「お前はどこで生まれた?」
「他にエルフはいるのか?」
「何年生きたんだ?」
質問責めだった。まぁ、それもすぐ終わったけど。
その時は突然訪れた。
「もう出ていっていい。自由にしろ」
って。酷いよね。勝手に捕まえといて、さっさと出てけって。
でも彼らにとって、それどころじゃなかったんだろう。
いつしか人間は、増えすぎた人口を抑えることができず、食糧不足へと陥った。
そしてどんどん餓死していった。
研究者たちも生きていくので精一杯だったんだろうね。
1つ、びっくりしたことがあった。
ある日、私を餓死しそうな子供と勘違いした人がいた。
なんせ私は痩せ細ってるし、背も小さいからね。
その人は言った。
「お前、見た感じだと子供だよな。俺はもう40超えてるんだ。俺が生きるより、お前が生きた方がきっといい。長生きするだろう」
そう言って、彼は最後のご飯を私に渡した。
驚いた。まさか今にもお腹が減って餓死しそうな人間が、持っている最後の食べ物をあげるだなんて。
私はその時、初めて。
「いい人間もいるんだな」
と思った。
そしてそんなことから、数千年前経った。
人間が完全に滅亡し、生きているのは『エルフ』だけ。それもエルフはもともと数が少なく、恐らく生きているのは私だけだろう。
毎日毎日つまらなくて仕方なかった。どこに行っても何もないし、誰もいない。
そう私は『孤独のエルフ』なんだ。
そんな時、ふと思った。
あの時、食べ物をくれた人がいた場所に行こうと。
別に深い意味はない。
ただ、行ってみたかっただけだ。
そして予想通り、そこには何も残ってなかった。
何もかもが壊れていて、腐っている。
その時、私も変わったんだなと思った。
彼の墓を作ってあげようと思った。
あの優しさが、今も心に残っている。
だから私は、彼の墓を作り、あの時の借りを返す。
石を重ねて、色々私なりに工夫して、それなりの墓ができた。
そして私は祈りを捧げる。
「借りを返すのが遅くなっちゃった。ごめん。私は今、生きてるよ」
この世界は何もかも、変わってしまった。
人間が滅亡するなんて思ってもいなかった。
変わるんだな。この世界って。
そしていつか私も変わるのだろう。
私もいつか、彼のいる場所へ旅立つ時が来るのだろう。
「この世界に変わらないものはないもんね」
ゆっくりと昔から通ってきた道を歩いていく。
遠くの方で太陽が沈みかけていて綺麗な景色を映し出している。
通る人、遠くに見える景色、雰囲気、一見変わってなさそうに見えても人々が働き生命を築き生活していく中で少しずつ少しずつ変わっていっている。
「今日は随分と上の空だね、何が思い当たることがあったの?」
ふわふわと目の前に浮いて出てくるのはうざったい幽霊。
「何でもねぇ、行くぞ」
適当に返事をして再び歩き出す。
僕も変わっていく、時計が時間を刻む事に
『変わらないものは無い』
変わらないものはないんだね。
君の心も、私の心も。
去年は傷つけてごめんね。この前、ちゃんと向き合ってくれてありがとう。
昔より君を信じてるよ。これからも一緒にいたいな。
失った過去を必死に取り戻そうとするより、
何もせずに立ち止まることの方が容易くて、
未来に向けて歩くのはもっと簡単だ。