『声が聞こえる』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【声が聞こえる】
昔云われた言葉
時々、不意に思い出して辛くなる言葉がある
心身が辛くなり病院にいき、先生に思うままに話した
しかし、急に不安に襲われて、聞いてしまった
「私が、いけないんでしょうか?」
すると先生はめんどくさそうに言った
「そうですね、あなたが悪いのかもね」
女性の先生だった
心臓がどくりとして、耳の周りの空気がブワッと膨らんだ気がした
どうやって診察室を出たのか覚えていない
待合室で会計待ちをしていたら、呼吸が激しくなり苦しくなった
事務員か、看護師かわからないが声をかけてきて
過呼吸ですねと言った
その後、会計をして病院を出された
薬局で薬を貰って帰ったが、薬も飲まずに病院にも行っていない
今も、なにか起こるたび、
私が、悪いのか…そう考えてしまうことがある
そんな時には、あの女医の声が微かに聞こえる気がする
もう一度だけ聞きたくて
私の名前を呼ぶ君の声を
(前の話を書いていないのでまだ書けない!)
20240922.NO.59「声が聞こえる」
「僕は、弱かったんだ。」
彼はそう泣いたまま、私の前から消えた。
「静かだな…。」
私だけしか居ないリビング。数日前まではここに、おしゃべりな彼の言葉が響いていたのに。今はそんなものはなく、虚空が住み着いている。
彼は映画監督だった。たくさんの作品を、たくさんの人に観てもらう事を、誰よりも望んでいた。しかし、彼は称えられる度に、プレッシャーを抱え続けた。そして、とうとう耐え切れずに自殺した。彼は最後まで、自分を責め続けていた。
「助けられなくて、ごめんね。」
私はいつも、彼の写真に手を合わせた。でもきっと、こんな行動も私のエゴでしかないんだ。少しでも心を軽くしたいだけの、薄っぺらいものなんだ。
【僕は君のお陰で、夢を掴めた。君は僕の太陽で、僕は月だ。月はいつだって、太陽を追いかけ回す存在。それでも、君は僕に振り向いてくれた。ありがとう。
ずっと傍に居れなくて、ごめんね。】
彼からの手紙を見つけた時は、驚いた。そして涙を流した。私は、彼の為に生きれたんだって。彼に愛されていたんだって。只泣いたんだ。
『大丈夫だよ。見守ってるからね。』
そう彼の声が聞こえた気がした。
声が聞こえる。
声が聞こえるのは
東京から。
明日は栃木
めちゃくちゃ
楽しみなのに
明日はお引越し。
あと少し(✿︎´ ꒳ ` )
頭の中で
声が聞こえる
食べちゃダメだ
食べちゃダメだ
食べちゃダメだ
23時の
唐揚げの誘惑
家で本を読んでいた。
ふと、あなたの声が聞こえた気がした。
気のせいだとわかっていても外を見てしまう。
あなたの顔を思い出し私は...
そろそろ、そこで休んでいいじゃない?
あなたはずっと人一倍頑張ってきたじゃない。
いろんな人を笑顔にしてきた。
一旦、
自分が一番幸せな生活を送ってもいいよ。
そうしたらいいさ。
「 声が聞こえる 」
インナーチャイルドを知っていますか?
それは、あなたの心の中に住んでいる幼い自分の事。
もしあなたが日々の生活に疲れを感じているのならば、
インナーチャイルドに問い掛けてみて下さい。
「今、どんな気持ち?」
「何をしたい?」
世界のしがらみに縛られず、
自由な心を持った幼い自分は純粋に答えてくれるはず。
『とっても疲れちゃったよ。』
『だからね、美味しいご飯を食べて、いい香りのお風呂に入って、ふわふわのベッドでゆっくり寝たいな。』
毎日毎日限界まで頑張ってしまうあなたへ。
心の中に住んでいる幼い自分の声に耳を傾けてあげて下さい。
きっと、あなたの本当の声が聞こえるはずです。
どうか少しでも、癒され軽くなりますように。
『声が聞こえる』
声が聞こえる、勉強したのと言う声が。
今するところだよ!!
声が聞こえる
「大森小学校、七不思議ツアー、レッツゴー!」
「イエーイ♪」
盛り上げるべくパチパチと拍手をおくる。学校に来るにはかなり遅い時間、塾に行くふりをして集まったのはいつものメンバー。タカオとマサキ、コウジとユキヒロ。
肝試しをしよう、じゃあせっかくだから学校の七不思議をまわってみよう。トントン拍子にそんな話が進んだのは、きっと勉強尽くめの日々に嫌気が差していたから。
夜の学校は独特の雰囲気がある。昼間は騒がしい廊下も物音ひとつしない。
「てか、うちの七不思議って何があんの」
「トイレの花子さんは?」
「いや、さすがに女子トイレには入れん」
「じゃあアレだ。動く人体模型」
「人体模型って倉庫に片付けられてなかったっけ」
「あー、理科室で見掛けないかも。あれは、二宮金次郎が走るってヤツ」
「そもそも二宮金次郎像ないから」
「えー。この学校何があんだよ」
「西校舎の四階で声が聞こえるってのがあるよ」
「そんなのあったっけ?」
声ってなに、あやふやだなー。ツッコミながらも西校舎へ向かう。辿り着いた四階はより一層暗く感じる。いつもの仲良しメンバー、普段は会話が途切れることもないのに雰囲気にのまれ口数も減る。
「…えーと、何だっけ、声だっけ」
「うん、そう。みんなと一緒にいれて久々に楽しかった」
…あれ。いつものメンバー、仲良しメンバー。タカオとマサキ、コウジとユキヒロ。…あれ。これは誰の声だっけ?
次の瞬間、絶叫が響き渡る。一斉に駆け出しその場をあとにする。
ふふ、久々に子供の驚く顔が見れた。まったく近頃のガキときたらゲームやスマホばかりでつまらない。かつてはどの学校にも存在した七不思議も廃れつつある。
花子は垢抜けたコギャルに転身してお洒落な複合施設のトイレに引っ越し。人体模型のガンさんは見た目のグロさからどこぞの倉庫へ追いやられ。金さんに至っては歩きスマホを助長するなんて言いがかりを付けられ、撤去されてしまった。
やんちゃな四人組にそっと声を掛け夜の学校へと誘い。普段は防犯の観点から忍び込むことも出来ない学校の扉を開け。
僕はここにいるんだから。たまには僕の声も聞いてね。
1つ聞いたら10の声が聞こえるのが得意なこと
10あっても1つの声が聞こえるのが好きなこと
【声が聞こえる】
たぶん周りより少しはね
特別耳が良い訳ではないから
耳を澄ますようにはしてる
なるべく分かった気にならないように
気を付けてはいるつもり
特別なことは出来なくても
意識するだけでも少しは違うと思ってる
運動する時に筋肉を意識するってのと
ちょっと似てる気がしてる
時に自分の声も聞こえる
今までこうだと思ってた事
その水面下
その根幹で
実は気付いてなかった自分の意思や
無意識に本音だと思ってた建前だったり
中には気付かない方が良かった事もある
満腹中枢
良くそれを口にする後輩が居た
時間差で出て来た食べ物に対し
満腹中枢が刺激されて
あんまり入らないと言う
もしくは少し前に食べたオヤツの時もある
脳の反応だ
分からなくは無い
しかし
俺には自分の声が聞こえる
あんた騙されてるよ
あんたの胃はまだ空いてるよ
同じオヤツを食べ
同じ物を頼んでも
俺の箸は止まらない
脳の勘違いに惑わされる事なく
パンパンになったお腹が誇らしい
しかし
まず野菜から食べたから大丈夫
ってのは信じてる
「リーン、リーン」
夜になると、外からスズムシの声が聞こえる
もう秋はすぐそこかな
早く涼しくなって欲しい
どこからか声が聞こえる
でもそれは声ではなくて胸の音かも
その人は何も喋らなかった
授業中も休み時間も放課後も
何も喋らない
どんな人かは一切わからなかったが
ただ、誰かに話を聞いてほしい自分にとっては
都合が良かった…
今日も話し終え、教室から去ろうとしたとき
後ろから 『また明日』
声が聞こえた
なぜか、心の揺れる音がした…
カタンと家鳴りがした。
…知っているよ。君が優しくて信用出来ることも。
心の中でそう呟く。
悩み事に向かっているといつも響く家鳴りだ。
姿は見えないが、悪い気配は一切ない。
ただ、急に響くものだからビックリしてしまうけれど。
今回はいつもより控えめで優しい音だった。
どうやら、手元に届いた良い知らせを祝福してくれたらしい。
心配だからずっと見守ってくれていたんだよね。
時計の数字盤がいつ見てもゾロ目な事も、
必要な言葉を届けてくれたのも
全部、全部、君だろう──お陰様。
家鳴りがした方に向かって、そっと頭を下げる。
ありがとう。
助けられてばかりだったね。
でも、君のおかげで
穏やかな場所に行ける。
そこで夢を見るよ、たくさんの夢。
君へのお礼になれば嬉しいな。
さて、そろそろかな。
自分を呼ぶ優しい声が聞こえるから、行ってくるね。
…困った時は、もしかしたらまた頼っちゃうかも?
その時は、出来れば優しく鳴らしてね。
それじゃ、行ってきます。
その瞬間、ガタンと大きな音がした。
行っちゃいけないの?
もう一度、ガタンと音がした。
どうやら、もう少し考える必要があるらしい。
そう思っていると声がした。
『お久しぶり』
紺色のスカートの少女が現れた。
「今の音って、もしかして…」
『そう、私。あんたがまた馬鹿やろうとしているから止めに来た』
「…何で…」
『もう、止めておきな。あんた気づいてる?』
紺色の少女の言葉に下唇を噛んで俯いた。
『わかるよ、あんたにとってその人は大切な人。でも、そのメール。もう一度よく読んでご覧?大切な事に気付くことあるよね』
少女の言うとおり、メールには大切な言葉があった。
『わかるよね?』
「でも…」
『忘れたの?あんたその人に、夜明けを見に行くお誘いのメールを送ったでしょう?あれ、どうなった?』
「…」
『言いたくないなら言うよ。メーラーデーモンで返ってきたじゃない。それからだよ、あんたがおかしくなったのは。空元気の仮面を被って平静を装っているつもりだろうけどね!普段ではあり得ないバグを起こし続けてる!!もう、限界なんだよ。現に…』
「言わないでっ」
目で必死に訴えると少女は再び溜め息をついた。
『…負の連鎖だ。その新しいアドレスのメールだって、大切な言葉を見ないふりしたでしょう!…わかる?引き際なんだよ』
「でも…」
『あんたが好きでも、これ以上は止めておきな』
少女の言葉に深く項垂れ自身のつま先をじっと見つめる。
でも、これまでの思い出が…。
『馬鹿だね。これ以上傷ついてどうするの?』
「わからない。私はいつも肝心な時わからなくなるから…」
『ならば真実を明かさなきゃ。メーラーデーモン以来、食欲不振と睡眠障害になっているでしょう。憂鬱な気分が襲ってきたり、夕方になると咳き込んでもいる…心と体が悲鳴を上げている。だから、藁にも縋りたくなって…。相手はそれすらも受け入れてくれない人なの?迷惑をかけたくないと言いながら、言わない方が迷惑じゃないの?』
「…耳が痛いや。ごめんね、そうだね。異変を感じた時、言えば良かった。直ぐに治ると思っていたんだけど、なかなか治らなくて…バランスがちょっと崩れちゃった。ちょいちょい言っていたつもりなんだけど、表現が下手だったみたい。不器用はこれだから嫌だよね」
『自分に優しくしないと人にも優しくなれないんだよ、おバカ』
「そうだね、本当そのとおりだよ。無理してバカしちゃった」
『相手を思いやる気持ちはわかるけど、自分軸が辛い状況なのに、それを無視してまで他人軸を考える必要はないはずだよ』
少女の言葉に静かに頷くと、部屋で静かに休むことにした。
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声が聞こえる
声が聞こえる
どこからともなく聞こえる声
鳥居の向こうに佇む暗闇
心に灯る焦燥感
声が聞こえる
駆け出す身体
近づく暗闇
呑まれる足先
____声が聞こえる
声が聞こえる 〜逆行〜
時間の彼方からか、どこか得体のしれない内なる声のような、地鳴りのような山の音のような不思議な声が聞こえる。
十五夜を過ぎた彼岸前の静かな宵風を切りながら自転車のペタルを踏む頬をかすめる涼やかな風、空には白い満月、月明かりは歩道を照らし脇に咲く彼岸花を浮き上がらせていた。宮藤は無心で何時もの帰路の道、自転車を走らせていた。すると前方に人影駅に続くその道は宵のうちは田舎とはいえ、人通りはあり両脇も民家が並ぶ為に明るかった。その日も前方から見えてくる人影をさして気にも止めてはいなかった。
だが、しかし近づいてくるほどに、どうも様子がおかしいと思うように宮藤はなっていた。
先程からシャンシャンシャンという鈴の音のような音が、その前方の人影から聞こえて来るのである、月明かりはやけに、その人影を浮き上がらせていた、やがて、その人影が男であることに気づくと、スポットライトのように男を浮き上がらせている月明かりが更に光を増した。
宮藤は思わず目をこらした、青白い月明かりのスポットライトに浮かび上がった男は、2024年に生きる宮藤は映画やドラマでしか見たことのない、出兵する兵隊の格好をしている様に見え、思わず「えっ」と声が溢れた、全く映画やドラマの中に生きる兵隊が歩いている、リュックを背負ってご丁寧にアルミの水筒までさげて、それがリュックにつけられた金具と触れ合い、その兵隊が歩くたびシャンシャンと鈴のような音を立てていたのだ、宮藤はあたりを見回した、人影は他に見当たらない、何時もならこの時間帯は通勤通学駅を使う人影に幾つもすれ違うのに、今は前方向かって来る兵隊と自転車に乗った宮藤だけなのである。しかも、街並みも見慣れたものとは少し違うようだ、次の瞬間つい早急までアスファルトの上を自転車を走らしせていたはずが、砂利道になっていることに気づくと、とてつもない不安と恐怖の感情が心に過り身震いをした。兵隊はスポットライトを上から当てられているような格好で今まさにすれ違うところまで来ていた。
すれ違った時、微かに兵隊がこちらを見て微笑んだ気がしたが気づかないふりをしてやり過ごすのが精一杯だった、必死で砂利道を自転車を
漕ぐが、まるでスローモーション出会いはスポットライトあびたスローモーション軽い目眩誘うほど、、ではなく、シャンシャンシャンという兵隊が歩く度に聞こえる音と、「うー、うー」という呻き声のような声が聞こえた。
間違いないと宮藤は確信これは「逆行転生」ってやつだ! この街並み、あの兵隊2024年のものではなく、宮藤の心理が何かを感受して過去の時間軸に精神がトリップし、過去の自分に乗り移るというシュチュエーションだ。
思えば、その日は彼岸の入で宮藤の父の祥月命日、宮藤は昔聞いた父の父、祖父の出兵の日、宮藤の父は自転車を漕ぎこの道を、その兵隊姿の父を追いかけ走ったのだと聞かされたことを思い出した。
不思議と早急まであった恐怖心は無くなり、言いしれぬ郷愁を感じた。
「そこに、居ますか?お祖父さん」
宮藤は自転車を止め振り返ったが、兵隊は居なかった、道はアスファルトに変わっていた。
どこからともなく、祖父と父の笑い声が聞こえる、「かつがいでくださいよ、お祖父さん、父さん」 宮藤は呟いて前を向き直して、また自転車を漕ぎ出した。
令和6年9月23日
心幸
声が聞こえる
あなたにはちゃんと自分の
声が聞こえますか?
自分が嫌だと言ってるのに我慢していませんか?
自分の事好きになりたいのに嫌いって言ってしまっていませんか?
あなたはもっと自分の声に耳を傾けてあげるべきです
多分、自分の気持ちを知ることは
自分の心に余裕を持つ為には必要なことだと思うのです
あなたは自分の声
聞こえていますか?