『声が聞こえる』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
強いものに従うのが賢い生き方だ。無理に反発したってどうせ意味なんかないんだから。
強い彼女はクラスの主。彼女よりは少し劣るくらいに、でも他の人よりは綺麗に映るよう容姿に気を使って、彼女の意見に耳を傾けて同調する。
そうやって大人しく従っていれば、従者だってそれなりに楽しく過ごせる。
そんな事も出来ずに反発しようとしたり我を貫いたりすると排除されちゃうの。ほんと馬鹿みたい。
「さっきのマジで有り得なくない!?」
「そうだよね」
「もうさ、あいつのこと無視しようよ」
「うん」
『どうしてそんな事するの?』
ああ、声が聞こえる。
「泣いてんのまじウケるw」
「そうだね」
「動画撮ろーよ」
「分かった」
『ごめんなさい。ごめんなさい』
あ、声がどんどん小さくなってる。
「ほら、盗んで来なよw」
「行ってきなよ」
「早く行ってこいよ」
「そうだよ」
『やめて。もうやめて』
あ、そろそろ消えるかな。
「もう死ねば?w」
「それがいいよ」
「ほら、死んじゃいなよw」
『助けて…』
あ、もう消える。
もう声が消えるな。
私が無視した彼女の声が。
私が無視した私の声が。
もう、声が聞こえなくなるな。
いいのかな?
よくないよ。
『よくないよ』
ダメだよ
『ダメだよ』
もうやめよう
『もうやめよう』
「もうやめよう!」
【解説】
「」 →私が口に出した声
『』→私が閉じ込めた本音の声&彼女(被害者)が思っている
だろうと私が思っている言葉。
かっこなし→私の心の声
我が身可愛さの残酷さと罪悪感、そして少しの正義感という
相対する3つの感情をかっこの使い分けで表してみました。
この物語のように顕著でなくとも、多くの人が日々直面して
いる悩みでは無いかと思います。
ぜひ日常に置き換えながら読んでみて下さい!
逃げたい
辛い
苦しい
そんな時、
涙に紛れて声がした。
それは叱咤であったか、
定かでは無いけれど。
声は届いた。
それだけは確かなんだ。
/声が聞こえる
姿を消した彼氏の声が聞こえる
いや私の名前を呼んでいる
安心する声で名前を呼ばんでいる
私は振り返って涙を流しながら
抱きついた。
冴えわたる
月の明るさに誘われて
想いのしずくを
ぽつり ぽつりと
零す夜
あのひと宛のラブレター
出すこともないラブレター
書いては破りの繰り返し
秋の夜長は罪作り
片想いのせつなさが
涙とともに溢れだす
# 秋恋 (284)
星が眠る夜
月影を掬って
ささやかな祈りを注ぐ
朧気な輪郭と
微かな声を辿って
さやかな光を望みながら
/お題「声が聞こえる」より
何となく開けた引き出しの、奥底に眠る箱。
自分だけの、タイムカプセル。
そっとひらいて、閉じ込めた想い出を手繰る。
いつもなかよくしてくれてありがとう。
これからもよろしくね。
だいすきだよ。
つたない文字が綴るあいのあることば。
なんとなく、だったはずなのに。
想い出はあたたかな雫となり、頬を伝った。
つらくても、苦しくても。
輝いた日々が道標となるから。
いつまでも、たいせつで。
忘れないよ。
「声が聞こえる」
ある日、彼女は自宅で一人でいると、何か声が聞こえた。最初は気のせいかと思っていたが、その声が何度も聞こえてくる。
彼女は不安を感じながら、声のする方へと近づいていく。すると、そこには見知らぬ男性がいた。
男性は彼女に向かって微笑んだが、彼女は怖くて声を出すことができなかった。しかし、男性は何も悪いことをするつもりはなく、ただ彼女に会いたかったのだと言った。
男性は彼女に自分の話を語り始めた。彼は長年一人で生きてきたため、人と話すことが苦手になってしまった。しかし、彼女に出会ってからは、彼女の温かい言葉と優しい態度に触れ、人と話すことが楽しくなったと言う。
彼女は彼の話を聞きながら、彼の孤独を感じ、彼に対して優しく接した。そして、彼女の優しさに触れた彼は、彼女に対して想いを寄せるようになった。
声が聞こえたことがきっかけで、彼女との出会いが始まり、お互いに心を通わせていくのだった
声が聞こえる。
泡沫が上っていく、水底。
水面はゆらゆらと揺れて、美しい。
それは、どこか世を儚んだ、少女の心の声と、呼応していた。
耳朶に入るのは、あの人の声。
私は、あなたの声を聞くまで、生きたい。
転生して得た二度目の生でも、やはり私は不幸なのか。
こうして、溺れて死んでいってしまうのか。
ざぶん。
水面が際立つ。
激しい水音と、伸ばされる手。
そう、その褐色のあなたは、赤い眼をしていた。
「なにやってんだよ。こんなところで」
口はこう、形作っていた。
馬鹿じゃないのか?
と。
でも、その優しさ、と理解していいだろうか。
彼の優しさが、それを口に出さなかったのかもしれない。
彼は私の背中に大きな布をかけてくれ、また、さすってくれた。
咳き込むと、肺の中の水が、吐き出された。
「良かった。ひとまずは身体を温めないとな」
そう言って、器用に火打石で、火を起こす。
なんだか、その火を見ていると、涙が溢れてきた。
「私、死ななくて……よかったんだ……。ありがとう。セルべ」
「何言ってんだよ。人が死んで喜ぶ奴があるか」
声が聞こえる
押し込められていた
ほの暗い奥底から
重い蓋を押し上げて
溢れ出て来た言葉たちが
優しく悲しい
歌になる
曖昧さなど一つもなく
ただ本当を
聞いて
聞いて欲しいと
このまま記憶の中
錆び付いても構わない
いつか誰かが
口ずさんで
私を抱きしめてくれる
「声が聞こえる」
声が聞こえる
深くて暗い
耳を塞いで、目を閉じる
逃げれなくて、泣くばかり
冷たくて触れれないそれは
引く事も押すこともできずに
私を捉えて離さない
それでも、優しくて私だけが分かる声
透き通る、少し高いその声は
涙を止めて、勇気をくれる
開いた眼に映るのは
照れくさそうに笑うあなた
勇気をくれるのは
私があなたを呼ぶ声
祭り。外で声が聞こえる。
楽しそうな声。
そして私はテンションが下がり、
祭りに参加したく無くなる。
賑やかな場所は私を悲しくさせる
死んでしまおうと思った。
だから、マンションの一番上の階に来たんだ。
階段の踊り場から、柵を乗り越えたら、あと一歩。
だけど、おまえの声が耳元を離れない。
おまえは、「どこにも行くな」と言った。
オレは、最後の一歩を踏み出せなくて。夕闇の中で、泣いている。
疲れすぎなのかなんなのかわからんが
誰かの声が聞こえるつか誰かに話しかけられたみたいな事があるなって高い確率で気のせいなんだけども
耳鼻科行った方がいいのか精神科行った方がいいか悩む
【声が聞こえる】
恋人(あなた)がいなくても声が聞こえてくる
君の声を聞くだけで嬉しくなるし、
君を見るだけで顔が赤くなる。
私は、君が好きなんだ。
でも、このなんとも言えない距離感が好き。
LINEだけのやり取り。
好きなんだぁ…この距離が。
『声が聞こえる』
「幼少期のスーパーにて」
好きなお菓子を買ってもらいレジを済ませる
ビニール袋に商品を詰め込む台には
電気ケトルくらいの大きさの箱がある
プラスチック製だ
箱には紙が貼られていて
「お客様の声が入っています」
創造力のスイッチが入った瞬間だ
「蓋を開けたらお客様の声がこぼれ聞こえてくるのだろうか」
周りを見回しても
声を入れる人はいない
その蓋をお客様を見ることはなく
スーパーを去るのだった
※声が聞こえる
#2 声が聞こえる
海が唸って
風が轟いて
家がひしめいて
太陽が燦々として
空を飛んで
池に飛び込んで
心を躍らせ
私が歩く
自然の唄は心地が良い
2023/9/23
ひとりひとり思っていることを口に出すことは難しい
誰もが何かしら思っているということを...
心の"声が聞こえてくる“
隠れてて聞こえないだけで
無理せず誰かに救いを求めることも
一言、言ってあげるだけで変わるかもしれない
あなたの声、一つが…
I.m.
不思議だね。
どんなに周りが騒がしくとも、君の声をはっきりと捉えられるんだ。
堪らなく愛しいその声を、ずっとずっと聞いていたい。
僕に向けられたものでなくとも、それでいいんだ。
君の声が聞こえる、ただそれだけが本当に幸せ。
〝声が聞こえる〟
大事にしたいって言ってくれた方有難う。
勇気が無くてごめんなさい...