死んでしまおうと思った。 だから、マンションの一番上の階に来たんだ。 階段の踊り場から、柵を乗り越えたら、あと一歩。 だけど、おまえの声が耳元を離れない。 おまえは、「どこにも行くな」と言った。 オレは、最後の一歩を踏み出せなくて。夕闇の中で、泣いている。
9/22/2023, 10:22:03 AM