4/30/2024, 10:04:23 AM
あの人は、他人を唆す蛇みたいなところがあった。
普段は決して見せない面。
詐欺師のように。悪魔のように。
「こんな才能しかない」と、カウンセラーの恋人は、悲しそうに言った。
4/29/2024, 10:03:27 AM
少しの猶予が与えられた。
だから、君のことを見下ろしている。
君は、ごく普通に日々を過ごすから、ちょっとつまらない。
ただ、たまに私の遺影を見つめる目が、寂しそうだった。
4/28/2024, 10:08:43 AM
たった一頁。それが、私の人生。
だけど、大切な生きた証。
私が証明した、私が生まれた意味。
君と過ごした、私の時間。
忘れないで。
4/27/2024, 10:06:59 AM
ただ君に、私の存在を遺せたなら。
生まれてきて、よかったな。
さよなら。
もう会うことは…………。
いや、違うか。
待ってるから、会いに来てね。
4/26/2024, 10:04:56 AM
白か黒か。この世界は、ふたつには分けられない。
私は、白衣を着ているけど、“白”じゃない。
「灰になるまで、傍にいてね」
「ああ、もちろん」
君が隣にいてくれるなら、何色にでもなってやる。