『喪失感』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『喪失感』
【ハイパーグラフィア】
書きたがる・描きたがる人
一人黙々と書(描)かずにはいられない状態
【グラフォマニア】
書きたい見せたい人
出版したがる人
【ハイパーレキシア】
過読症、読まずにいられない
【ディスレクシア】
失読症、文章が読めない
覚えたての言葉を並べました。
「グラフォマニア」を見たとき、なんとなく、なんとなーくですが、自分の事のように思え、書くことへの意欲が下がり、喪失感を持ちました。
ちなみに、日本語圏はグラフォマニアが多く、世界のブログの37%は日本語のブログなんだそうです。
2023/09/11 編集にて
暗くなるから、書くのを避けた『喪失感』が、書かないために、心の底にこびりついてモヤモヤと広がってきてしまったので、やっぱり書かせてもらいます。
わたしは自死遺族です。
祖母と母が自死しています。
ネットで希死念慮はよく見掛けますが、自死遺族の投稿を見ることがなく、書いてはいけないのか未だ迷っていますが…
自死遺族の精神的ダメージは大きく喪失感はもとより「救えた可能性」に自責の念に苛まれ、一生心に痛みを抱えて生きることになります。わたしも例外ではありません。
わたし自身、希死念慮がありました。
でも、大切な人たちに、わたしと同じ想いをさせたくないので、「前を向いて生きる」と、自分で決めました。
なので、スマホの画面に「死にたい」と目にするたび、複雑な気持ちになります。
届かぬ願いですが、、、
生命の輝きや神秘に気付き、血が通い、呼吸し、活動する細胞を感じ、失うことを恐れて、相談出来る人に相談して欲しいと、本当に心から願わずにはいられません。
自死は5〜6人の親しい人の人生に大きく影響すると言われています。他人を慮る心をどうか忘れないでください。
命は自分だけのものではないのです。
なんて、宛のない言葉になりましたが、本音の『喪失感』です。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
喪失感。
それはまさしく、ある日突然、生家を失った出来事ほど喪失感はもう二度とないだろう。
それでも日常はめまぐるしく続くし、ようやく落ち着いて自分の感情と向き合う時間ができた時は
とんでもなくジェットコースターのように落ち込み、悲しみと虚しさと後悔、懐かしみ、過去の思い出とそしてあの家で続くはずだった未来はもう掴めない。
姉の結婚式で、あの家の和室で綺麗な着物を身に纏い、家の前でたくさん写真を撮った。
子どもの頃は、近所の子ども達と一緒に家の前で遊んだことも、写真に残っている。
「家」というのは、誰もが生きる上での人生の土台だと思う。
みんなも、自分では当たり前の事すぎて思い入れも普段はそうは思わないだけで、実はしっかりと人生に組み込まれている。
失ってから初めて解ることもある。
だから家は大切なもの。家も、人が住んで初めてその意味を持つし、誇りを持つだろう。
今まで数十年間、私達を守ってくれてありがとう。
時々、夢に見ることもあるくらい、更地になってしまった今もずっとずっと大切な家。
『喪失感』
私は、彼が嫌いだった。
ある日告白されて、付き合った。
その時は、好きだった。
けど、段々と嫌になっていった。
嫌なところが目につくようになった。
だから、私の方から、一方的に振った。
それなのに。
なんでかな。
どうして。
どこからか溢れてくるこの雨粒は、
とめどなく落ちてくるんだろう。
喪失感
どうして、いっちゃったの。
一緒に、くらげ降らせるって、約束したじゃん。
あんなに、強くて、明るくて、元気だったあの子が
どうして病気で死ななきゃいけないの!!
どうしてこんなにも早くいってしまったの、?
最後にあの子と図鑑で見たミズクラゲ。
「ミズクラゲきれいだね。降ってくるとこ一緒に見ようね!!」
お願いします神様。
あの子のために、クラゲを降らしてください。
この理不尽な世界にクラゲを降らしてください、
そうしないと、私はもう壊れてしまいそうです。
私は強く願った。
ボトッ
足元にミズクラゲがいた。
今日、大量のミズクラゲが世界中に降った。
存在を知らなかった時、
傍にいなかった時があったはずなのに、
出逢って、知り合って、過ごしてから
居なくなる喪失感はどう喩えようか?
【喪失感】
「まって、ねぇずっと一緒って言ったよね、?
なんで、おいていかないで…ねぇ、ひどいよ…
はやくもどってきて、こっちきてよ!
はなしてっ、ねぇおねがい…はなして…いたいよぉ、」
『ごめんね、また迎えに行くから。』
監禁、約3年間。行方不明になっていた__さん。
昔はこいつ無しでも生きられていた。
でも今となっちゃ__さんはこいつなしじゃ生きていられない。
『喪失感』と『絶望感』に押しに押されている。
でも数十年後には、こいつを見たらきっと
震え上がってトラウマが蘇るだろうな_。
喪失感
あと何回泣けば、いいんだろう。
目を閉じれば、思い出はたしかにそこにあって。それなのに、その思い出すらもだんだんと薄れていくから。
ああ、あと何回君がいないことに気がつけば、いいんだろう。
ふと隣に目をやったり、探すように手を伸ばしたり、静かすぎる部屋で自分のすすり泣く音しか聞こえなくて、また涙が落ちた。
拭ってくれる人は、もう、いない。
それでも生きていかなくちゃ。そう思うけれど、せめてこの喪失感を味わいつくすまでは、すがらせてよ。
喪失感
幼い頃から投げられた、言葉の刃。
つまらない、出来損ない、愚か者。
成長して、与えられた使命感。
真面目な子になれ、愛嬌良くなれ、完璧にな子になれ、統率を取れる人間になれ。
それが私の生きる理由だった。それしか、認めてもらえなかったから。
つい数ヶ月前、の話だが。
周囲の人間が、私を取り巻く環境に気付いてくれて、今私は施設にいる。
周りの大人達は、私を責めることは無く、よく褒めてくれた。
友達はあまりいる方じゃないけど、よくお話する子はいるし、その子と話す時は楽しい。
私は、前よりのびのびと暮らせるようになった。
今なら分かる。あの環境がどれだけ非道だったのかということを。
その道から外れる喪失感は、とても甘美に思えた。
それだけなら、どんなに良かったか。
たまに、私の過去が私を蝕む。
本当にこのままでいいのか。
お前の本当の使命は、忘れたのか。
――出来損ないが。
その度に、完璧にならなくては、良い人にならなければ。そう焦る時がある。
私の大半は、あの環境で育ってきた。
つまり、私の考えは、行動のほとんどはあそこの人達によって作られ、与えられ、それらを抱えてここまで生きてきたのだ。
それが無くなった今、私はなくなってしまったのではないか。
それなら、本当の私とは一体――?
非道から外れて進んでいく道はあるはずのものもなく、途方もない喪失感に襲われた。
「あ……」
ぐしゃり。窓から外の道路を眺めていると、不意に、何かがつぶれた音がした。
それは、あとに残った残骸で分かった。
――鳥が、車に轢かれたんだ。
残ったかけらは、あまりにも酷くて。
とても、言葉に表せられない。
私は、走って部屋を抜け、そのまま先程の道路まで駆けつける。大人にバレない裏道なら、もう何度も通ってる。
道路はそこから近い。
大人の人にもらったゴム手袋をつけ、私は鳥のそばで近付いた。
そっと、これ以上壊れないように鳥を持ち上げ、歩道の人が居ないところまで連れてきて、そのまま地面に置いた。
私は、この鳥に深い思い入れがあるわけじゃない。
でも、足元につけられた、跡形もなくなったリボンで分かった。この子は、ぴーちゃんだ。
ぴーちゃんは、私がここの施設にきた時に出会った。
友達と外で遊んでる時、よくここに遊びに来る鳥がいて。仲良くなりたくて、目印になるようにリボンをつけた。
その子が、ぴーちゃんだ。
そのぴーちゃんが、たったこれだけの事で。こんな姿になった。
私は、何も言わずに、手袋をゴミ箱に捨て、さっきよりゆっくり施設に戻った。
戻った時、友達とすれ違った。
「どこ行ってたの?」
その子が私に問う。
「あのね、ぴーちゃん、車に轢かれて死んじゃった」
そう言った時、目から涙が伝ってきた。
「え?ぴーちゃん……え?」
友達は私が突然泣いたのを驚いて、ポケットから勢いよくハンカチを取り出した。
「なんで、泣いてるの?ぴーちゃん、死んじゃったの?なんで?どうして……」
「ぴーちゃん……」
ぴーちゃんが死んだ。
その事実を言葉にしてみると、なんだか、心の中がすっぽり空くような感覚がした。
あんなにも、あっさり死んじゃうなんて。
私は、心にある何かを奪われたような気がして。
それがあまりに勢いよく、代償として涙が溢れている。まるで瘡蓋を取ったみたいだ。
でも、同時に。
これが、あの環境から抜け出した、本当の私がわかる1つの情報となるのなら。
なんて皮肉なんだろう。私は何故か満たされた気がした。
あいつが、亡くなった日。
その時は、驚く程何も感じなかった。
頭が真っ白になって、何も考えられなかった。
けれど、日が経つにつれて、あいつが居なくなったことへの自覚が
徐々に強まり始めた。
あいつの太陽のような笑顔も
いつも私を元気づけてくれる優しい声も
私の存在に気づくと、必ず振り返って声を掛けてくれるあいつの姿も
ふとした時に、無意識のうちに探してみても、結局は見つからなくて。
その度に、苦しくて辛くて、悲しい気持ちに襲われ続けた。
嗚呼、こんな気持ち。知りたくなんて無かった...。
#喪失感
54作目
□喪失感
喪失感かぁ…。
考えたくないので考えません!
題 喪失感
喪失の対義語を調べてみると、
『獲得』だと知った。
不思議だけど、喪失した時こそ、はじめて『獲得』したと思える。
それは私の中に本当の意味で根付いたサイン。喪失感という感情を持って、教えてくれてるんだろうな。
今、まさに喪失感に襲われている。
ただ、与えられた毎日をこなしているだけ。
そう思っているからだ。
どう生きて良いのか、わからない。
テレビをつけてもスマホを見ても時間を潰しているだけになっている。
なぜ、私の心はこんなガスの抜けた風船みたいになってしまっているのだろう。
目標、夢、憧れ、希望。
何か1つでも持っていれば、風船は膨らむのか。
とりあえず、今夜は早めに寝る。
明日、起きたらゴミを出し、仕事に行く。
それだけは決まっている。
あとは何があるか、わからない。明日の私が知っているはずだ。
喪失感、、、私は何を失っているのだろう。
それすら、わからない。
少し考えてみたい。
消えた名前
還らない声
墓に埋めた記憶
もう2度と戻らない
#喪失感
「喪失感」
喪失感と、いえるうちは
なくしたような気になっているだけで
本当はまだある。
無色透明になって
目には見えなくなっただけ。
だからこころでみないとね。
「喪失」してないわけで。
あなたがそのことを思って
口に出して話題にしているなら
「なくなっていない」んだから。
「喪失」した気になってるだけ、
ってことだろうが。
だから大丈夫。
そこにあるから。
そばにいるから。
「喪失感」
何となく別れることを感じていた。
そしてそうなった。自然にそれを受け入れた。
だから喪失感は無い。
思い出は過去に置いて、普通に生活している。
だけど、どうして離れていったのか、
それはもう分からないままで。
未練は無いけれど、もし何かで再会したとしたら、
訊いてみたい気持ちがわくかもしれない。
でもそれを口には出さないだろう。
なぜなら、それをすると、思い出が顔を出し、
今の生活が変わっていくかもしれないから。
そしてそうなった時、今度は再開が終わった後、
喪失感を味わうのかもしれない。
「喪失感」
蟻地獄のような喪失感を
ゆめで君と会うのが幸せ
どうかボクを覚えていて
喪失感
母が連れてきた子犬。小さくて暖かい子犬。よちよち歩くその子犬は、兄弟がいない私にとって弟のような存在になった。
暑くても寒くても散歩に行き、寝る時も一緒、時々、お風呂にも一緒に入った。元気がない時は心配し、私が体調を崩した時は寄り添ってくれた。
一緒にたくさん笑った。辛い時、いつも側にいてくれた。
子犬はすぐに大きくなって、そして私よりも早く歳をとっていった。散歩の時間も短くなった。
ごはんもあまり食べられなくなった。
そしてある寒い雪の日、その犬は冷たくなって死んでしまった。
喪失感。心にぽっかり穴があいた。
雪が穴を埋めてくれるだろうか。
雪はたぶんすぐに溶けてまたぽっかり穴が空く。
だから春を待とう。
散歩の時、ふたりで見た桜の下。
きっとピンクの花びらが暖かく穴を埋めてくれるだろう。
彼女が小説を書いていると知ったとき、私の中には少しの喪失感がわいた。
彼女は可愛くて、人気者で、生徒会に入っていて、彼氏がいて、私とはとても似つかない。
小説を書いているのは、この学校で私だけだと思っていた。
喪失感____.
ごめん、喪失感って何?
___________________________
喪失感って何から始まったこの物語。
そういえば私の大切な人がいなくなっちゃったんだった。
私の心の中は喪失感でいっぱいだ
喪失感
舞台でかがやく友を観客席から観ている自分。
自分もあそこにいたはずなのにと思い渦巻く。
思うように動かない身体と心が、もがくほど
蟻地獄のように落ちていく。
でも、それも終わりが来る。
失うことで身軽になって、新しく得るものが
あるのだから。