『喪失感』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
喪失感は、桜吹雪。
君は、そんな悲しい気持ちや負の感情を、良く花の一生に例えていたね。
けれど、僕は……君のように、そんな負の感情を花の一生には例えられない。
君が居ないから、そうする意味を失ってしまった。せっかく覚えた言葉も、その意味も、全部、全部……………。
ポタッ、ポタッ、
「………何で、君は居ないの?」
僕の問いかけに、君が答える事はもうない。
君が優しく笑う顔も、君が困る顔も、何もかも、もうない。
「君は、僕に沢山の事を残してくれた筈なのに、今の僕には、何も見えない。思い出せない………、嫌だな、君がしてくれた事が、全部無駄になってしまったみたいだ………」
サアアアアッ、
晴れた空を風が吹いて、今年も綺麗に咲いた桜の花びらをハラハラと漂わせる。
そんな桜の花びらが一枚。
僕の頬に落ちて、貼り付いた。
まるで、君のようだと思った。
「君が残したもの、今は無理でも、ちゃんと覚えているから、思い出すから、だから、待っててね…………」
僕は桜の花びらをそっと掴み、手のひらに乗せてふうっーと優しく息を吹き込む。
そうしたら、桜の花びらはフワッと舞い上がり、また違う場所へと運ばれていく。
桜の花びらが、今日、初めて散った日だった。
その年の桜の花びらが初めて散った日、君は桜の様に優しく散った。優しく、旅立っていった。
僕の、初恋の君。
さようなら。
さようなら。
大きな塔を見上げた。
「上に行くと、いつもは見えない景色があるのよ」
おばあちゃんは私にそう言って大きな塔の地下に繋がる階段へと消えていった。
「おばあちゃん待って。」
私の呼び止めた声だけが大きな塔の中でこだました。何処かも分からない場所に、とりのこされる。私はどこへ迎えばいいの?
地下へと繋がる階段は真っ暗で塔のてっぺんにある、たったひとつだけの窓から漏れ出ている光は届かない。
おばあちゃんについて行く前に、私が見えない景色を見てみたい。
私は階段を登り始めた。ああ疲れた。私はここまで歩けた。やっとてっぺんだ!私は窓から暮らしている街を見下ろしていた。なんだ、こんな景色いつも見てるよ。私の期待していた景色じゃない。
私はおばあちゃんについて行くことにした。後ろを振り向くと、そこに階段はなかった。
お母さんが私の肩を揺さぶる。
「紀子!紀子!起きて!起きなさい!」
「……どうしたの?お母さん今日は学校はお休みだよ。ゆっくり寝たいよ」
「おばあちゃんが病院で亡くなったのよ。準備があるから手伝って。」
「うん」
多分おばあちゃんは、塔のてっぺんには登れなかったんだ。
「喪失感」
剣を取り落とした。足の力が抜けて崩れ落ちるように膝をつくと、鎧の音がガシャリと鳴る。前にも後ろにも倒れることのできぬまま、俺は呆然とその首輪を視界に入れていた。
信じられなかった。―――あいつが、死んでいたなんて。
本来、決して外すことのできない首輪だ。魔法文明時代の名残だという。文明をまたぐ長きを生きたあいつが、まさかこんな所で。
「さて、どうするかね?」
大魔導士は俺の反応を愉しんでいる。俺はあまりのショックに怒りすら湧かなかった。戦う気力も忘れ果てた。
―――檄を飛ばす仲間の声が届くまで。
(所要時間:10分)
喪失感
おさげ髪した小学生の私
下校途中
街の中で無くした物がある
髪ゴムだ
お小遣いで買ったばかりで
真新しく
透き通るあめ玉のような飾りが付いていた
初めて付けた日だった
ルンルン気分で歩いている時
側溝の蓋に空いている小さな穴に
吸い込まれるように髪ゴムは落ちて行き
コツンと言う音が聞こえた
あり得ない一瞬の出来事に
電流が走るようなショックを受けて固まった
私の不注意だが
何故故ピンポイントに其処へ落ちるのだ
私は
残った傷1つ無い
綺麗な髪ゴムの片割れを見つめながら
青ざめた喪失感と共に
ションボリ家路に向かった
" もう私たち終わりにしよう "
私から君にお別れを告げた
私から告げたはずなのに
どうして涙が止まらないんだろう
この喪失感は何だろう
" ずっと私のなかの1番は君だけでした "
あなたのいない喪失感は、急にやってきて、なんでだろうと思い出して仕方ないと自分に言い聞かせる。この繰り返し
もう戻ってくることのない現実
喪失感を抱きながらの生活
こんなものかと思いつつ
楽しかった日々を振り返る
あぁやっぱりいない
舞
今日私は失恋をした。
相手は同級生のKくん
最初は友達の友達という曖昧であまり関わりのない
立ち位置に居たのに
いつの間にか2人で休み時間を過ごす時が出来たり
頭を撫でて貰ったりと親しくなったのに
このまま丁度いい関係を続けられたら良かった
私はただの友達で 同級生
それだけで良かったのに、もっと独占したい。
幸せになりたい。 もっと彼を知りたいと思ってしまった。
結果はそう最初に書いた通りダメだった
ココロにポッカリ空いた穴
もう得られない幸福感
ただ今感じるのは友達と好きな人を失った喪失感だけ
あの日から何度、朝陽が昇っただろうか。
君が今、何処で何をしているかは僕なんかには到底わかりやしない。
ずっと、ずっと。
好きだった。どうしようもなく大好きだった。
昨夜、君の夢を見たんだ。
あの大好きな声で僕の名前を呼んでくれたんだ。
目が覚めると、そこはいつもと変わらない真っ白な天井で。
それはまるで、色が消え去った僕の心のようだった。
ずっと、ずっと。
好きなんだ。どうしようもなく大好きなんだ。
〝喪失感〟
「喪失感」
大切な人、思い出きえたことはありますか?
でも、その喪失感を無くす事は一生むりだろ
うし、消さなくていいよ。
苦しい時辛い時は吐き出そう?
少し言葉にするだけで少しはスッキリするよ!
喪失感になったら、無理に立ち直ろうとせず、
自分のペースで人生歩んでいこっ!
あの日、失くしたものは、なぁに?
「大好きな両親。オレの居場所」
あの日、失くしたものは、なぁに?
「平穏。かけ替えのない日常」
あの日、失くしたものは、なぁに?
「無口な自分。怠惰なオレ」
あの日、手にしたものは、なぁに?
「友達。大切な他人」
あの日、手にしたものは、なぁに?
「親友。オレの月明かり」
あの日、手にしたものは、なぁに?
「恋人。世界で一番、特別な奴」
どうかもう、失くさないでね。
28「喪失感」
なんかやる気が出ない。
これが喪失感か。
あいつも生かしておけばよかった。
地上では、お金に凄く苦労していたといい。
表面上は優しいけど、心に闇を持っているといい。お金しか信じられない、その闇に自分も気付いていないといい。
お金を稼いで何がしたいんだろうか。何かが欲しいわけでも無さそうで。お金を稼ぐこと自体が楽しいのかな。
お金で買えないものが欲しくて、身なりを良くして自分は愛されてるんだなあとか思ってたらヤバい…
中国人は何故お金を稼ぐことが好きなのか、みたいなタイトルみちゃって私は…
失うということは
それまで
何かを持っていたということ
かたちに見えない
心のつながり
あたたかく包み込んでくれた人
優しい笑顔
厳しい言葉
失うのは
お金で買えない
心に響いていたこと
喪失感に苛まれるのは
それまで
幸せに包まれていたということ
当たり前ではないと気付こうよ
感謝の気持ちを忘れずに
そしたら きっと
喪失感も消えるはず
私には推しグループがいる。今日、推しグループの推しメンバーが卒業した。前から卒業することは知っていたが、卒業すると何か喪失感がある。
隣にいてくれる貴方が帰省するというだけで、心にぽっかり穴が空くのよ。
もう終わったと思っていたのに。
アパートの騒音はもう解決したと思っていたのに。あんなに丁重な手紙を綴ったのにダメだった。
朝から晩までコンコンコンコン音がする。
こんなくだらないことに時間を費やしているんだったら勉強しろよと言いたくなる。
同じ大学生として、なんて情けないんだろう。しかもひとつ上の学年であるはずなのに。
すべきことを全部やった結果何も得られないこの感覚。私は喪失感に駆られた。
#喪失感
喪失感。
たまに訪れる
人生にはつきもの
そういう時は何もしない。
次の行動のためのエネルギーチャージ期間
喪失感
幼馴染の彼に彼女ができたそうだ。
もう2人で一緒にくだらないことで笑ったり勉強をしたり映画を見たりできないのだろう。私がどんなに頑張っても君と同じ時間、経験を共有することはできないのだろう。
私は、貴方とあまりにも長い時間を過ごした。
だからこそ見向きもしないんだろ。
あんたは何とも思ってないだろうが、あんたが私の心の中で占めていた空間は大きい。
この空間は埋まらない。
喪失感を感謝に変える。
時間はかかるかもしれない。
なかなか立ち直れないかもしれない。
大切な何かを失ったのだから。
良い思い出だけが頭をぐるぐるして取り戻したいと
落ち着かなくなるかもしれない。
私はあなたを失ったことを受け入れられずに
自分を誤魔化しながら
生ぬるい期待だけを胸の片隅に残して
気がついたらもう1年。
良い思い出だけが残ってるうちに
そんなあなたに出会えたこと、
本気で愛されたこと、
そんな自分でいれたことに
今は感謝してる。
時間かかったなぁ。
この喪失感も、あなたがくれた最後のプレゼントだと思って、感謝に変えてこれからも生きていく。
ありがとう。
今日の私は何も勉強していない。ヨーヨーもしていない。かっきーの文字コラで抜いただけだ。