『君は今』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君は今
さっきまでは何気なく話が続いていたのにどうして間が空くようになってしまったの。親に呼ばれて一瞬スマホを見ていないだけだよね。もしかしたらお風呂に入っているのかも。
何にせよ、たまたまだよね。
僕だけとお話ししていようよ。
君は君の好きな人と連絡しているなんて思いたくない。
早く既読をつけてよ。
早く僕の気持ちに答えてよ。
不安。
君は今、何をしているの。
【君は今】
君は今、どうしているのだろうか。
回らない頭で、あの子の行く末を願う。
出会って数時間だけど、とある共通点が私たちを強い信頼で結び付けてくれた。
それは、【殺人鬼の被害者】。
残酷な方法で殺されるために、私とあの子は誘拐された。
アーティストと名乗るイカれた狂人、奴と同じ空間にいるのはごめんだ。
どうせこのまま死を待つならと、あの子と共に脱出を試みた。
あと少しというタイミングで奴が帰ってきてしまったけれど、あの子だけでも逃がせて満足している。
「可哀想に。大人しくしてくれたら、もう少しだけ生を楽しめたのにな」
注目はこちらに向いている。
あの子はきっと大丈夫。
警察か親に助けを求められるはずだ。
まぁ、間に合うかわからないけれど。
「さぁ、素敵な悲鳴をあげてくれ」
奴がナタを振り下ろす。
やめてくれ。
このままだと死が訪れる。
奴に。
「なんだその姿は……」
その目に映っているのは私。
ヒトの姿とかけ離れたバケモノ。
あの子を逃がせなかったら、この姿になれなかった。
素敵な悲鳴をあげるのは、私ではない。
すぐに噛み砕いたから、これ以上は聞けないけれど。
あとは、警察が来る前に元の姿に戻るだけ。
「おねーさん、ぶじ?」
下の階から、幼い声が聞こえる。
君は今、どうしているの?
どこまで逃げているの?
まさが戻ってきてないよね?
目の前の扉のドアノブが、大きな音を立てて回った。
君は今何をしているの?
そう聞かれて前なら会社を休んでいて…
今はキャリアブレイク中で…と答えていた。
でも今はWebデザイナーとして少しずつ案件をいただけるようになってきた。
StudioでのLP作成、企業のLPデザイン作成、
TikTokでのアフィリエイトも始めた。
これからクラウドワークスやWantedlyでも案件獲得を目指すつもりだ。
まだ1人前稼げてはいないけれど、目標の中では半年以内に自立すると決めている。
そして何より自分の人生にとって大きな転換期が来た。
パートナーとの入籍を来週に、7月には第1子を出産する予定だ。
Webデザイナーという肩書き以外に、
妻、母という肩書きが出来た。
自分を示すアイデンティティが増えた。
あと1週間で今の名字とはお別れ。
君は今何をしているの?
Webデザイナーであり、現在は第1子を妊娠しています。
『今』
「今」はすぐに過ぎ去る
だから「今」とは
過去とも未来とも捉える人がいる
あなたは
どんな生き方が得意?
未来を見据えた進み方
過去を信じた積み重ね
未来を考えない猛進撃
過去をかえりみない切り離し
今日を幸せにする努力
はたまた私には考えつかない
チカラの使い方を知ってる?
いずれにしても
私はどうかあなたには
「今」を大切にした生き方を
ひとつでも多く選んで欲しい
これからを納得できる
今が幸せになれる事を
ひとつひとつ、選んで欲しいです
〜シロツメ ナナシ〜
「センパイは今、何をしてますか?」
かれこれ1時間、自分の部屋に閉じこもって、真っ暗なスマホの画面に向かって呟いている。
5月の体育祭で、1学年上のセンパイに一目惚れをした。
高校生にとっての1学年差は、とてつもなく大きい。
だからこそ猪突猛進して、猛アプローチを重ね、なんと、数週間前から付き合えることになった。
毎日のメッセージは欠かさず、一緒に帰れるときは家まで送ってもらえて、これが付き合うってことなんだなぁと少し浮かれていた。
ふと冷静になって、ここまでの状況を整理してみたら、
年下のヤツに毎日追いかけられて、
そうこうしていたら今度は毎日メッセージが届くようになった、
という状況であることに今更ながらに気がついた。
急に恥ずかしくなってきた。
「センパイは今、忙しいですよね、たぶんきっと」
そんなことを考え始めたら、昨日まで気軽に送っていたメッセージが書けなくなってしまった。
ちょっと外の空気でも浴びてこよう。
じっとしていたら、余計にわけがわからなくなる。
体勢を変えて、立ち上ろうとした瞬間、スマホの画面が明るくなり、電話の着信を知らせてくれた。
「もしもし、センパイ?」
声より先に騒がしい音が飛んできた。
「外ですか、今?」
「うん、散歩中。なんか横を、チャリンコ軍団が追い抜いていった」
さっきよりクリアに声が聞こえる。
「なんか、毎日メッセージをくれる子から連絡がこなくて、体調でも悪いのかと心配になっ……」
「心配してくれたんですか⁉︎」
思わず大きな声を出してしまった。
「アハハ、なんだ、元気じゃん」
心配してくれていた。どうしよう、嬉しい。
窓の外から、近所に住む小学生たちだろうか、賑やかな声が多重奏になって響いている。
今の私はどんな音も祝福してくれているみたいに感じられる……
ん?多重奏?
同じ音がスマホからも聞こえてくる。
「センパイは今、どこにいるんですか⁈」
慌てて窓を開けると、2階の私の部屋を見上げているセンパイの姿を見つけた。
「考え事してたら、ここまで歩いてきちゃったよ」
バッチリと目が合う。そして反射的に窓から身を乗り出していた。
「散歩にお付き合いしてもいいですか?」
スマホを持つ手とは反対側の手でOKの合図をくれた。
すぐさま、階段を駆け下りる。
嬉しさのあまり、豪快な音を立てながら。
繋がったままのスマホからは笑い声が聞こえる。
いとしい君は今、すぐそこにいる。
【君は今】
「君は今」
君は今、小さな翼を広げて、まさに飛び立とうとしている。七色の翼が太陽の光で煌めき、君の姿は神々しく輝いていた。僕に別れを告げるように一度だけ振り返った後、力強く青い空の向こう側へと飛びだした。
あっという間に見えなくなっていく君の後ろ姿。
君は今、飛び立った。
僕もいつか、あの大空に飛び立ち、君と並んで飛ぶことができるだろうか。
漏弱さに飢えた獣が
医師の仮面を付けて
シリンジ片手に笑ってる
「いい子ですね」
「大丈夫ですよ」
好きな飼い主は
守銭奴か
はたまた金の亡者か
餌やり機
知識を暴力として使う
専門家
情弱さに共感めいた
経営理念
こちとら
あいにく物分りの悪い
馬鹿だからな
それでも馬鹿は馬鹿なりに
預かる命のデータを日々記録
目の輝きと毛並みもチェック
言葉がなくても声でわかる
親馬鹿けっこう
大いにけっこう
冥利に尽きる
己の無知を恥じることなく
質問したまで
おやおや
論理破綻で牙を剥きだした
「牙に豆腐」は
刺さらんよ
言質と証拠は掬っておいた
いつでもおいで
怖くないから
さぁ、おいで
今の君は医師なのか?
#156「君は今」
君は今
どうしているだろう。
夫に出会うだいぶ前、結婚の約束をして式場探しまで行っていた人がいた。
旅先で素敵なシチュエーションを用意してくれて、プロポーズされる気配を感じていた。
私は彼のことが大好きだったし、心の中や頭の中をあんなにすんなり理解してくれる人には今もまだ出会っていない。
それでも、旅の途中から「言わないで、お願いだから今は言わないで」と祈っていた。
そう思っていたのに、その時に限って心の内を相手に話せなくて受けてしまった。
今振り返っても、断るや保留に足る理由が見つけられない。
「なんか違う」としか言葉がない。
似た環境で育って、価値観も理解しやすく、話は尽きないししょっちゅう笑い転げていた。
双方の家族の中にも友達の中にもすんなり受け入れられていて、こんなに何も引っ掛かりのないことってある?ってぐらいの相手だったから、心の叫びを理性で押さえ込んでしまったのかな、マリッジブルーってやつかなとかなんとか。
「なんか違う」一本槍では踏みとどまれなかった。
すんなりすんなりその後も進み、その速さと同じスピードで心の声が抑えきれない大きさになって。
パーンと破裂して結局別れた。
すぐに心の内を伝えられなくて相手には申し訳なかったけど、それでも心の声を無視しないで良かったなと今も思っている。
別れた後も長く引きずったし、自分から破談を切り出しておいてなんですが喪失感がめちゃつらかったけど。
自分でも自分を理解できなくてもがいてジタバタしましたけど。
ご縁…としか言えないことが世の中には度々あるから、こういう概念の言葉が昔からあるんだろうね、便利だわぁ。
ここまで読んでくれた方に朗報です、彼は私と別れて1年後に結婚したと風の噂で聞きましたヨ!
若さって素晴らしい〜。
このことを聞けてなかったらずっと自分を責める形で後悔してしまったかもしれないから、私にとっても本当に朗報で末永いお幸せを遠くから祈っているわけです。
君は今どうしてるかなーって思いながら。
「君は今!
カントーちほうへの だいいっぽを ふみだした!」
26〜7年前に御三家の水タイプを連れて冒険したのが、懐かしい思い出の物書きです。
手持ちに某バイオな危機のキャラ名を付けておったのも、懐かしい思い出。
というハナシは置いといて、今回のおはなしのはじまりはじまり。
「ここ」ではないどこか、別の世界に、「世界線管理局」なる厨二ふぁんたじー組織がありまして、
来月からその組織に都内某所在住の稲荷子狐が、最短1年の修行に出されることになりました。
体験入学ならぬ、体験入局も無事終了。
お母さん狐やお父さん狐、おじいちゃん狐におばあちゃん狐を含めた面談・相談もスムーズに、
契約手続きまで全部終わりまして、
ちょっと早めに、ささやかな入局式が、稲荷子狐のために執り行われたのでした。
「君は今!
君の世界を別の世界による侵略から守る、最前線の組織に、正式な協力者としての籍を得た!」
ピシッとした制服を来たイケボさんが、よく通る活力たっぷりな声で、子狐に言いました。
「来月から君は、世界線管理局の法務部執行課に所属して、そこから環境整備部に出向するカタチで、私達の仕事を手伝ってもらうことになる」
コンコン子狐にはイケボの言葉が、難しくてサッパリ分かりませんでしたが、
入局式に集まった収蔵部のお嬢さん、
経理部のエンジニア、
法務部執行課のいち部署の部門長と副部門長、
それから環境整備部のイケボさんと白ヤギ獣人さん&黒ヤギ獣人さんタッグが、
それぞれ子狐を温かく歓迎しておったので、
コンコン子狐はそれだけで、嬉しくなりました。
「これが、君が1年使う局員証。
そして君が使っても良い局員寮の個室のカギだ」
紛失したら、法務部でも、私にでも、すぐに正直に相談するのだぞ。
イケボ制服さんが子狐用に、ヒモの長さを調節したストラップを、すっと、かけてくれました。
「他に君が必要なものは、既に、君のご両親に渡してある。心配しなくて良いぞ」
少しずつ慣れていこうね〜。
収蔵部のお嬢さん、子狐の頭を撫でて言いました。
ひとまず初日は、まず俺様のコタツに来いや。
経理部のエンジニアさんも、笑って言いました。
イケボ局員による説明が終わった後は、法務部所属の野郎2人のおはなしです。
「さて、子狐」
部門長が難しいハナシを云々するのを、副部門長が要約して、子狐にも分かるように翻訳します。
「君は今から……厳密には来月からだけれど、
私達の仲間として、私達の仕事のお手伝いをしてもらうことになる。
分からないことも多いだろう。困りごともでてくるだろう。誰でも良いから、頼るんだよ」
キツネ、たよる!こやこや!
ちょっと偉くなった気のする子狐は、胸を張って、尻尾をピタピタ、ぱたぱた。
元気よく返事して、イケボ局員から貰ったカギと局員証を、じっくり、観察しましたとさ。
—心理テスト—
君は今、夢をみている。
楽しい夢だ。
隣にいるたった一人と、どこか遠い地で、笑い合い、手を取り合い、幸せな時間を共に過ごしている。
君は、隣にどんな人を思い浮かべる?
家族でも友人でも良い。
誰か一人を思い浮かべて欲しい。
今、君の頭に思い浮かんだその人は、きっと君の一番大切な人だ。
もし。
僕のように、たったの一人も思い浮かばなかったそこの君。
どうか、そんな君に幸あれ。
お題:君は今
たしか、新学期になってクラス替えをして、皆が浮足立っていた頃。
僕の隣の席には、不定期に学校に来る奴がいた。毎日来る事もあれば、数週間来ない日もある。そんな奴と隣り合ってしまったので縁ができてしまった。
学校に来ない日にはプリント類を届けに行ったり、学校に来た日にはノートを貸したり。自慢じゃないが、その献身的な支えによって、あいつは学校に来る頻度が増えていた。
けれど、それも僕と隣だった1年の事しか知らない。学校ですれ違う事はあるけれど言葉を交わしたりはしない。いつもと変わらない表情、いつもと変わらない姿。それは、変わりゆく交友関係に流される僕にとっては、安心できるものでもあったし、心配になるものでもあった。
学校も卒業した今では行方すら知らない。けれど、たまにあの怠惰で他人に依存しきっているあいつと話したくなる。あいつのことだからきっと変わっていないだろう。だから、その懐かしさにどうしようもなく縋りたくなる。
今この瞬間、あいつは何をしているんだろうか。
題:君は今
君は今/朝に
僕は今日も
昨日をくぐり
今日の朝を迎える
チェダーチーズを乗せて
パンを焼き
コーヒーを淹れて
さくさく朝が過ぎる
君は今
どんな日を暮らしていますか
君に教わったチェダーチーズ
毎日美味しく食べているよ
仕事は大変だけど
なかなかに忙しい
君は東京で
どんな仕事をしていますか
空も大地も繋がっている
けれど
2人で笑えていた
高校のあの息づかい
軽い体が
とても懐かしいよ
君は誰かと幸せですか
僕はまだ友達止まりです
君は今。
君は今、何処にいて、何をやっているの?
と僕の事を思っている人はいる。
だが、僕が九州に移住し、今の職業に就いているのを知る人は家族しかいない。
別に秘密しているわけではないが、誰にも聞かれないので教えてない。
前の職場は、嫌な奴が多かったから話のネタになりたくない気持ちがあるからだ。
そういう人には僕は謎のままでいい。
自分自身、まさかこんな人生を歩むとは思わなかった。
世の中は不平等。
せめて仕事運が良ければ、恋愛運、友情運にも恵まれて普通の幸せを得られたと思う。
お金で買えない物は容易に手にはいらない。
心の隙間は埋まらない。
今更だけど、人が羨むような物を得て心を満たしたい。
君は今
小学生のときに、1クラスしかない、小学校と中学で生徒も変わらない、小さな世界で、
八年間片思いした、クラスの男の子
今は顔もおぼろげにしか、思い出せない
きちんと会話した記憶もあまりなくて
今思えば、目ががあったことも、そういえばなかった
小学生の低学年の時、夏の自由工作にあの子が作った赤い屋根の家をもらった。
すごく綺麗にできていたから、すごいね。と伝えただけだっけんだけど、わたしはなぜか嬉しかった
中学生のバレンタインに、一緒に入っていた生徒会のみんなと、バンドを組んでたみんなにばら撒きした、一口のチョコのお返しに
かわいい小さな、犬のぬいぐるみをもらった
犬もぬいぐるみも、あの時のわたしは好きじゃなかった
思い出はそれくらい。
9年間も、毎日同じ教室にいたのに、
教室の中の彼をおもいだせない。
野球をしていたきがする。ピッチャーだったかキャッチャーだったようなきもする。
テニス部にいたような気もする
修学旅行、一緒の班だったようなきもする
9年間、毎日同じ空を見ていたはずなのに
彼のことを何も思い出せない。
彼の声も、覚えていない。いや正確に言うと、
多分知らない。
でも、キミは定期的に夢にでてくる。その夢はとても幸せだ
わたしはその時のわたしで、わたしはいつもとてもみたされていた
思えば、その小さな世界の9年間
わたしは、誰かと本当の話をしたことがなかった
先生が求める言葉
周りのみんなにあわせた会話
場をつなぎ、雰囲気をあわせ、本当が何かさえ知らなかったんだと気がついた
キミは今
わたしは今、
キミを思い出して、わたしを思い出した
春の風がすき
夏の風がすき
秋の風も、冬の匂いもすき
変わらないわたしがいた
わたしは、すぐに忘れてしまうけど、
私はいつも、私の好きな空をさがして、心地よい風の中にいる。その時間が今もあることと、
変わらないわたしがすきだと思った
それから、相変わらず、本音で人と話をしないわたしをすごいな。と理解し、褒めてあげたくなった
毎日のように会っていた君と、連絡を取ることも少なくなってしまったね。どうか健やかに暮らしていてほしい。君は今どうしているのだろうか。
一緒にいたいというので心のなかで付き添った
もう踏み入ることのない母校を遠目に
胸元に飾る花
えにしを結び 断ち切る桜
月日に洗われ汚染された今
もう出会わないほうが良いのだと
君を美化する
【君は今】
例え他人が何を言っても、何を話しても、何をやっても
君の人生は君が主役であり、君にしか進められない
例え隣に居る距離だとしても、心が寄り添っていても、他人の存在が影響を及ぼしても
君を動かすのは君自身である
君は今、君を生きている
それってすごいことだよね
#君は今
君は今
この手のお題はどうしても君の名は、を連想してしまう。見たことないのにね。
ずっと気になってるけど見たことない映画。これがもう数え切れないくらいある。
コナンとかドラえもんとか、実写だと国宝なんかも見たいなと思った。でも見てない。
その理由は単純で金がなくて時間もない。映画見に行く時間があるなら家でバイトの疲れを回復させたい。次のバイトに備えないといけないのだ。
今なら映画館にいかなくてもサブスクとかで見れるのかもしれないけどこれは金がない。それに映画見るのにも気力が必要なんだよな。
いつの間にか娯楽をただ楽しむことができなくなってしまった。楽しむことにすら体力と気力が必要で、だからなにもしない時間が増えた。
そうしていつからかただ生きているだけの男ができあがった。ああ無情。
君は今
悲しいことしか思い浮かばない
ただ、私が哀しいだけで
あなたは幸せなのかも 幸せであって欲しいよ
美しく気高い君にあなたに
【君は今】
僕はあの時、君の手を離してしまった
それがずっと心に残っている
あれはきっと自然なお別れで
どちらが相手を突き放したわけでもないけれど
重なっていた手のあたたかさを
離れた手を冷やしていく風の感覚を
今でもふとした時に思い出す
あの時の行動に後悔はないのだ
きっと何度繰り返しても
僕はあの瞬間に君の手を離す
そんな確信めいた何かがあって
それでも
思い出などという美しい言葉では飾れない
少しだけザラついた何かが消えない
君は今、何をしていますか?
なんて言葉で思い出すこともないくらい
僕のことなんて
消してしまってくれていい
僕もそう、できればいいのに