「君は今!
カントーちほうへの だいいっぽを ふみだした!」
26〜7年前に御三家の水タイプを連れて冒険したのが、懐かしい思い出の物書きです。
手持ちに某バイオな危機のキャラ名を付けておったのも、懐かしい思い出。
というハナシは置いといて、今回のおはなしのはじまりはじまり。
「ここ」ではないどこか、別の世界に、「世界線管理局」なる厨二ふぁんたじー組織がありまして、
来月からその組織に都内某所在住の稲荷子狐が、最短1年の修行に出されることになりました。
体験入学ならぬ、体験入局も無事終了。
お母さん狐やお父さん狐、おじいちゃん狐におばあちゃん狐を含めた面談・相談もスムーズに、
契約手続きまで全部終わりまして、
ちょっと早めに、ささやかな入局式が、稲荷子狐のために執り行われたのでした。
「君は今!
君の世界を別の世界による侵略から守る、最前線の組織に、正式な協力者としての籍を得た!」
ピシッとした制服を来たイケボさんが、よく通る活力たっぷりな声で、子狐に言いました。
「来月から君は、世界線管理局の法務部執行課に所属して、そこから環境整備部に出向するカタチで、私達の仕事を手伝ってもらうことになる」
コンコン子狐にはイケボの言葉が、難しくてサッパリ分かりませんでしたが、
入局式に集まった収蔵部のお嬢さん、
経理部のエンジニア、
法務部執行課のいち部署の部門長と副部門長、
それから環境整備部のイケボさんと白ヤギ獣人さん&黒ヤギ獣人さんタッグが、
それぞれ子狐を温かく歓迎しておったので、
コンコン子狐はそれだけで、嬉しくなりました。
「これが、君が1年使う局員証。
そして君が使っても良い局員寮の個室のカギだ」
紛失したら、法務部でも、私にでも、すぐに正直に相談するのだぞ。
イケボ制服さんが子狐用に、ヒモの長さを調節したストラップを、すっと、かけてくれました。
「他に君が必要なものは、既に、君のご両親に渡してある。心配しなくて良いぞ」
少しずつ慣れていこうね〜。
収蔵部のお嬢さん、子狐の頭を撫でて言いました。
ひとまず初日は、まず俺様のコタツに来いや。
経理部のエンジニアさんも、笑って言いました。
イケボ局員による説明が終わった後は、法務部所属の野郎2人のおはなしです。
「さて、子狐」
部門長が難しいハナシを云々するのを、副部門長が要約して、子狐にも分かるように翻訳します。
「君は今から……厳密には来月からだけれど、
私達の仲間として、私達の仕事のお手伝いをしてもらうことになる。
分からないことも多いだろう。困りごともでてくるだろう。誰でも良いから、頼るんだよ」
キツネ、たよる!こやこや!
ちょっと偉くなった気のする子狐は、胸を張って、尻尾をピタピタ、ぱたぱた。
元気よく返事して、イケボ局員から貰ったカギと局員証を、じっくり、観察しましたとさ。
2/27/2026, 4:38:08 AM