君は今
小学生のときに、1クラスしかない、小学校と中学で生徒も変わらない、小さな世界で、
八年間片思いした、クラスの男の子
今は顔もおぼろげにしか、思い出せない
きちんと会話した記憶もあまりなくて
今思えば、目ががあったことも、そういえばなかった
小学生の低学年の時、夏の自由工作にあの子が作った赤い屋根の家をもらった。
すごく綺麗にできていたから、すごいね。と伝えただけだっけんだけど、わたしはなぜか嬉しかった
中学生のバレンタインに、一緒に入っていた生徒会のみんなと、バンドを組んでたみんなにばら撒きした、一口のチョコのお返しに
かわいい小さな、犬のぬいぐるみをもらった
犬もぬいぐるみも、あの時のわたしは好きじゃなかった
思い出はそれくらい。
9年間も、毎日同じ教室にいたのに、
教室の中の彼をおもいだせない。
野球をしていたきがする。ピッチャーだったかキャッチャーだったようなきもする。
テニス部にいたような気もする
修学旅行、一緒の班だったようなきもする
9年間、毎日同じ空を見ていたはずなのに
彼のことを何も思い出せない。
彼の声も、覚えていない。いや正確に言うと、
多分知らない。
でも、キミは定期的に夢にでてくる。その夢はとても幸せだ
わたしはその時のわたしで、わたしはいつもとてもみたされていた
思えば、その小さな世界の9年間
わたしは、誰かと本当の話をしたことがなかった
先生が求める言葉
周りのみんなにあわせた会話
場をつなぎ、雰囲気をあわせ、本当が何かさえ知らなかったんだと気がついた
キミは今
わたしは今、
キミを思い出して、わたしを思い出した
春の風がすき
夏の風がすき
秋の風も、冬の匂いもすき
変わらないわたしがいた
わたしは、すぐに忘れてしまうけど、
私はいつも、私の好きな空をさがして、心地よい風の中にいる。その時間が今もあることと、
変わらないわたしがすきだと思った
それから、相変わらず、本音で人と話をしないわたしをすごいな。と理解し、褒めてあげたくなった
2/27/2026, 3:57:27 AM