君の目を見つめると』の作文集

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君の目を見つめると』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/6/2023, 5:25:45 PM

君の目を見つめると、
希望が見える。
安寧が分かる。
浄化されたような気分になる。
自分がまともになったと勘違いしてしまうほどに、醜く鬱陶しい感情が顔を出す。
君は君だけで幸せになってほしいと熟々思う。

4/6/2023, 5:22:31 PM

『 君の目を見つめると』

君の目を見つめると君の目の中にある人は私じゃなくて別の女の子

4/6/2023, 5:17:27 PM

大好きな君の目を見つめると
自分に余裕が無くなる




焦ってしまう
もっともっと今までなかった感情が込み上げて
苦しい……(>_<)

君を苦しめたくない悲しい気持ちにさせなくないでも君の目を見つめているとね
本当の自分が出てくるの。

4/6/2023, 5:14:48 PM

君の目をみつめると恥ずかしそうにうつむく。
君の目をみつめると期待まじりで上目遣いする。
君の目をみつめると瞳の中緊張している僕が映る。
君の目をみつめると惚けた表情が堪らない。
君の目をみつめると聖母のような優しい微笑み。
君の目をみつめるととろんとした淫靡な視線。
君の目をみつめると恍惚として全てを受け入れる。
君の目をみつめると苦悶のような視点が定まらない
君の目をみつめると離れまいと必死にしがみつく。
君の目をみつめると全てを曝け出した痴
君の目をみつめると微睡みの中愛しいものを癒す


『君の目をみつめると』

4/6/2023, 5:04:27 PM

そこには必ずぼくがいる。
控室で今日の反省会に没頭し過ぎて、つい試合後のインタビューのアポイントを忘れてしまった時。あるいは負けが続き、SNSでも下らない罵倒がぼくの名前に並び始めた頃。

そもそも今のぼくの立ち位置は危ういものだ。現在もリーグの一流選手である母が用意した跡継ぎの氷の椅子を蹴り飛ばし、自分の道を選んだことを良く思っていない人も少なくはないことを知っている。
親子喧嘩にわざわざ街を巻き込んでしまったぼくの(そして少なからず同じ戦いを強いた母の)責任に違いない。

『意地になっていわタイプの道に進まずにこおりタイプを選んでおけばよかったのだ』
『今のマクワの事は見たくなかった』

聴衆は好き放題インターネットの海で自分の気持ちを一時的に慰める。そこに本人が繋がっていて、いつでも覗くことが出来るというのは、思考の隅にも置かれていないのだろう。
とはいえ普段であれば、気にも留めないものだ。大衆が見下ろすガラルの中心に立つ以上、そういった感情のやり過ごし方はきちんと身に着けているはずだった。
結果が芳しくない今、どうしてもそれらが心の中で凍てつき貼り付いてしまっていた。小さな霜のようなそれは、じわじわと範囲を広げてぼくの精神を凍り付かせてゆく。

ああそうだ。確かに無謀だったのかもしれない。母の行動は正しかっただろう。
この結果主義かつ弱肉強食のガラルリーグの中、最初から丁寧に用意された環境と長く鍛錬した技術がぼくを必ず勝利という幸福に持ってくのだと。
将来ぼくを苦しめない為のものだったのだと。

目を瞑ればいつだって思い出せた。何もかもを真っ白に染めあげるこおりの難しさとその力強さ。
ぼくはこおりの中で生まれて、こおりの中で生きることこそが定められた美しい道なのだ。
観客も母も喜ぶのであれば、何も迷う必要はなかった。たとえそれが親が引いた、自己を殺す道だとしても。
大きく息を吐くと、かき消すように現れたのは、真っ黒に磨かれた黒曜石そっくりの、愛嬌たっぷりの優しい眼だった。
背中の石炭の山の中で燃える炎は静かに揺れながら、ぼくの頬を照らして温めているのが伝わった。古い木のような、埃っぽい特有の香りが鼻を擽る。
ぼくよりも3倍も大きな真っ黒な石炭の身体を持つ、ぼくのバディがモンスターボールの束縛を抜け出してその姿を現したのだった。
セキタンザンは小さく鳴くと、じっとぼくを見つめていた。

出会った頃は真っ赤に燃えていた、優しくも逞しいその黒曜石そっくりの瞳が大好きだ。ぼくの鋭利なサングラスは彼の影響を受けて身に着けたものと言っても過言ではない。少しでも彼の姿に近づきたい心の顕れ。
今でもあの時の赤は、相手と戦う時に見せてくれる。猛々しく相手と戦う強い力を持つもの。
だけど笑い方も、ぼくと接する時も優しくて、大昔寒波の時、たくさんの命を温めて救ったという彼らの逸話は本当なのだと教えてくれた。
いわで出来た身体は無骨であまり多くを語らないが、それでもじっと耳をすませばとても雄弁だということをぼくは知っている。
だから彼らの言葉のない言葉が、もっとたくさんの人に伝わるようにしたいというのが、彼らに憧れるぼくの夢であり、そしてこおりを蹴り飛ばしていわの道を選んだぼくの使命だと考えている。

「シュ ポォー!」

セキタンザンはにっこり笑った。もうそれだけで十分だった。指先が温かくなって、血が通っていくのが分かる。気持ちが溢れてくる。
それは全て、きみの瞳の中に映してくれるぼく自身が戻って来たからだ。
セキタンザンはいつだってぼくを見つめてくれていて、そうしてぼくのありたいぼくを返してくれるのだ。ぼくが選んだぼくは、きみの瞳の中にある。
ぼくはそうっとお礼を告げると、その大きな顔を撫でた。背の炎を受けて、ぼくの双眸がちらちらと輝いているのが分かる。そこには必ずぼくがいる。

4/6/2023, 4:47:22 PM

ある日は壮大な宇宙を見ていたり
ある日は神秘の深海を見ていたり
ある日は清々しい植物を見て

いろんな世界をその目にうつし
きらきら輝いている

そんな君の目にうつるわたしも
君のきらきらが舞ってるみたい

__君の目を見つめると

4/6/2023, 4:31:54 PM

昨日はメールは長くできた
朝はこないだろいと思ったげと送ってきた
貴方は忙しいのに仕事で疲れてるのに送って来てくれる
でも段々メールをしていると、貴方の愛は本当なのか?
口だけなのか?分からなくなるときがある
たまに貴方から心が離れていく様な気がする。
返事も送るのを戸惑う事もある
今は貴方には何もしてあげれないから離れるしかない
そう思うようになった。
メールをしてるとストレスだけ溜まってく
ずっと思ってたけどやっぱり私は貴方には都合のいい遊び相手だとしか思ってない
そんな感じがした....
なかなか忘れることはできないかもしれない
時間が解決してくれるかもしれない
早く貴方からサヨナラを言ってほしい。
良い愛はあなたを一人での人から全世界を見せ、悪い愛はあなたを一人の人のため全世界を見捨てさせる。
本当に貴方は私を愛してるなら、貴方は会いに来てくれるはず
会いに来るとは一度も聞いたことがない
偽りの愛でずっといるのなら偽りの愛で終わらしてほしい。
私は本気で貴方を忘れるから...
今までの事をすべて嘘だと言ってほしい。
これは今は思う
私からは忘れてほしいと言ったら忘れてくれますか?
二度と貴方を見ること思い出すことを内容に全てこの記憶から消したい。
貴方はこれを送るたら分かったと言ってくれればいいだけ。
2度とメールもないように
私は友達とメールをします。
貴方とは全然違う人、何も求めない人ただ笑い時には怒り、泣き、支え合える友達がいい
貴方は求め、貴方は貴方自身の事は何も話してくれない。
分からない、他に誰かいるのかもしれないから私は貴方とはさよならをするしかないのです。
いままでありがとう、さよなら

4/6/2023, 4:30:10 PM

君の目を見つめると

「人の話しは目を見て聴きなさい」と誰かが言っていたっけ。
だから私は学生時代、先生の目を見て授業を受けていた。
たまに先生と目が合う。
少しドキリとするが、嫌いではなかった。
いつからか、先生と目が合うのが楽しみになった。
授業も頭によく入るようになったし、先生からの評価もよくなったような気がする。
ある時「いつでも見つめてくれていて、その瞳に支えられて授業をすることができた」と言われた。
こんな形で人を支えることができるということを知った。
確かに、自分の話しを目を見て聞いてくれたら安心する。
目の力は凄いとその時思った。

4/6/2023, 4:27:56 PM

君の目を見つめると
大阪駅のホームを思い出す

君の目を見つめると
難波界隈を5時間も散歩したのを思い出す

君の目を見つめると
こんなにも以心伝心するものかと思う

君の目を見つめると
楽しい時間はあっという間ということに絶望する

君の目を見つめると
まだ見抜けていない気もする

4/6/2023, 4:25:34 PM

「ねえ、どこ見て喋ってんの?」
「床」 
「目見て話せよ」 

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『適当の解釈』

4/6/2023, 4:25:16 PM

お題【君の目を見つめると】
タイトル【君のわがまま】

好きだった。
君のことが。
だから君の想いを知ってしまった時、
僕は君を見たんだ。

君はクラスの人気者。
僕なんか釣り合わないことはわかっているつもりだった。
周りからも、『諦めろ』『夢にも程がある』と馬鹿にされた。
でも僕に優しくしてくれた君を忘れることなど、
弱い僕には到底できない行為だった。

君への想いを拗らせていた時、君が声を掛けてくれた。
「放課後、教室に残ってくれない?」
何か言われるのだろうか。
それとも何かを押し付けられるのだろうか。
こんな僕に話し掛ける用途など、それくらいしか思い付かない。
でも、もしかしたら。
その『もし』に賭けることにした。

放課後。
クラスの奴等は部活へ向かった。
いつもの騒々しさのない教室には、ただ一人。
寂しさを纏った、男子生徒だけ居た。

嗚呼、やっぱり悪戯だったか。
好きな人に仕掛けられるなど、僕も不幸な者だ。
否、これは神様からのお告げなのかもしれない。
『お前には釣り合わない。諦めなさい。』
神様もそう言いたいのかもしれない。
神様にまで見捨てられるとは。
本当僕は不幸な者だ。
君にはもう『もし』なんて賭けたりしないよ。

僕の想いが枯れかけていたところだった。
「ごめん!私今日、日直だったからさ。」
遅れてごめんね!と僕に言った。
そして君は僕の前に来た。
少しの沈黙の後、君は言った。

「私ね、あと1ヶ月しか生きられないの。」

僕は驚いた。
ただ君は、そんな僕に目もくれず続けた。
「××病って言ってね。治る確率がとても低い病気なの。」

「...なんで僕にそのことを話したの?」
「わかんない。誰かにこの事知って欲しかったのかも。
余命がわかってたら、笑顔で...笑って送ってくれるかなって。」
彼女が言うにはこうだ。
自分が死ぬ時は笑顔で送ってほしい。
笑顔で送ってくれるほうが嬉しいから。
そして最後にこう言った。

「最後までわがままでも、笑顔で許してほしいから。」
その時、君は空を見ていた。
僕は君の目を見つめた。
よく見ると、涙がたまっていた。
それを見て、僕はこう言った。
「どんなにわがままな君でも許すよ」

君は死ぬのが本当は怖かったんだ。
でも周りを心配させない為に我慢してたんだ。
そんな君に掛ける言葉はあっていたか分からない。
でも、君のことは忘れないよ。
あの時、君が僕に笑いかけてくれたから。

優しい君のいる空に、今日も言った。
『どんな君でも愛してる。』

4/6/2023, 4:22:48 PM

机の上に無造作に放り出された黒い塊。研磨される前のゴツゴツしたその石を指で突きながら「君みたいだね」と呟くと、ふわりと長い黒髪が左右に揺れる。いいえ。それが彼女の答えらしい。そうかなあと食い下がろうと口を開きかけたが、彼女のくちびるが困ったように結ばれていると気づいてしまったら、もうこれ以上何も言えやしない。
 幾重にも黒いレースが重ねられたヘッドドレスがこちらを窺うように揺れ、かさりと音を立てる。その帽子はオーダーメイド仕様なのか、それだけのボリュームを持つものを被っている人も、店内で並べられているのも見たことがない−−彼女のトレードマークだ。
「なんだい、レディノワール」
 彼女の本名は誰も知らない。そのため街の人からは、トレードマークの色に由来する形で、レディノワールと呼ばれている。
 主に天然石を扱って生計を立てている彼女の見立ては、いつ見ても見事なものだ。そう遠くないうちにこの黒曜石もだれかの手に渡るであろう。指でつまんで弄んでいると、レディノワールのやわらかな手に包まれた。
「触ってはいけなかったかな。すまない」
 彼女は本名と同様にその声をだれにも聞かせたことがないが、その手がわずかに震えていたら何かしたことくらいわかる。彼女が発さないから何を訴えようとしているのかはわからない。ただいつもより肩が下がり、不安を滲ませていることは長年の付き合いから察することができる。
「君のものを勝手に触って本当にすまなかった。泣いてはいないかい」
 ヘッドドレスのレースの境界線である頬に手を添えると、その上から彼女の手が重ねられる。
「レディノワール?」
 まるで制止するかのような力の入り具合に驚いていると、親指がわずかにレースに引っ掛かった。あ、と言葉を漏らすより早くに手が弾かれ、その拍子にふわりと彼女のヘッドドレスが手前に大きく靡いた。
 これまで隠されていた彼女の素顔があらわになる。夜空のような輝きを放つ右目。
「ああ……そうか。それで君は……」
 もう一方の目はぽっかりと空になっている。見立てが間違っていなければ、この黒曜石はそこにすっぽりと収まるだろう。
 絶望に染まる表情を心苦しく思いながら「君の左側に触れることを許してくれるだろうか」許可を乞う。
 戸惑いの色を隠さないままの彼女が怖がらないよう努めて微笑み、その窪みにほのかに熱を分けた黒曜石を埋め込んだ。
「ほら僕の言った通りだったろう? 君みたいな石だった」
 これ以上彼女の頬を滑っていく涙が見えないように肩口に引き寄せた。


【君の目を見つめると}

4/6/2023, 4:21:36 PM

人の目、久しく見つめていない。

今度君に会って、覚えていたら

君の目を見つめてみようか。

君の目を見つめると、

どんな感情が揺らぐのだろう。

見つめられた君に

どんな感情が伝わるのだろうか。

少しわくわくするね。

4/6/2023, 4:16:35 PM

曇りのない、澄んだ瞳。
そんな瞳を私のせいで濁らせたくない。

(君の目を見つめると)

4/6/2023, 4:12:43 PM

君の目を見つめると
君は目を逸らし空を見上げた
そこにいた月は私達を見てはいない
私達が月を見上げてるだけ
月は静かに佇んでいて
何も語ってはくれないけど
ちょっとだけ安心させてくれる

君の目を見つめても
君には何も伝わらないけど
君と見た月は綺麗で
君の見た月はどうだったのか

君がなんで空を見上げたのか
私には判らないけど
私が見た君の目には月が映っていて
君は月を見てないように思えた

君が見た私の目に
何かを見つけたんだろうか?

ふと目が合うと不思議そうで
でも逃げるわけでもなく
ただ私達は月を見上げては
そこにはない何かを探してる

私は
それがある場所を知ってはいても
見つけられなくて困ったりしてるのかも

君は月を見上げて
私も月を見上げた
そこにはないと知りながら
君にもないのかもしれないけど
私はここにいて
君もここにいる
だから月を見上げたのかもしれない

4/6/2023, 4:11:27 PM

お題/君の目を見つめると
 
 すべてが、見透かされている気分になった。吸い込まれそうな深海を湛えた色だ。その瞳を向けられると、時間が止まった。
 すべてが見透かされて、何もかもを晒される恐ろしさに震えながらも、その美しさからは、逸らせなかった。息を小さく呑む音と、君と私の呼吸音だけが響く。
 ひとつだけ、君に話せなかったことがあった。
 たった二文字の、それでも大切なことば。君と目が合って、見つめた瞬間から、私の中に育てられていたことば。
 君はどう思うだろうか。気持ち悪いと思うだろうか。嬉しいと思ってくれるだろうか。
 私は臆病だから、傷付くことが怖いから。君との関係を壊したくなかったから。だから、だから、それを呑み込んでしまった。溢れる言葉の濁流の中の、途中で引っかかった石。君に話した幾千の言葉の中に、ひとつだけ君に言えなかった本音。
 あのとき、君に想いを伝えることができなかった私の臆病さと、幼さと、後悔を、まだほんの残る不安と恐怖を。すべて、すべて、それでも伝えたくて、再会した君に言葉にした。
「……好き」

4/6/2023, 4:11:18 PM

君のその夢と希望に溢れたその目を見つめると、僕はいつもどうしようもなく顔が熱くなって、つい俯いてしまう。
 君はいつも僕に夢を語った。些細なことから、大きなものまで、なんでも。僕にしか話せないから、といっていたけれど、僕はどうして僕に話すのか、分からない。
「遠い異国に、旅してみたいわ。そこで、色んな人と話してみたいし、そこのお料理を食べてみたい」
「オーロラ、見てみたいわ。たまにテレビでやってるけど…。それじゃ見たことにはならないわ。この目で見て、初めて見たって言えると思うの」
 そんな話をされるたび、僕はなんて言ってあげたらいいか分からなくて、だた曖昧にそうだね、と返していた。
「今は…まりとっつぉ、ってのが流行ってるんですってね。食べてみたいわ」
「たぴおか、飲んでみたいわね」
 じゃあ買ってきてあげるよ。一緒に食べよう。…なんて言えたらいいのに。そしたら、どんなによかったか。

「…お外、出たいわ」
僕は、病室で窓の外を見つめる君に…やっぱり何も言えなかった。

 彼女は、難病を患っていた。患者数が少なくて、まだ治せない…不治の病。
 体の機能が上手く機能できなくて、食事制限が厳しかった。特に、甘いものは駄目だった。詳しい原理は、当時の僕には分からなかったけれど。
 筋肉も、ちっともつかなくて。歩けない彼女は、いつもベットで横になり、学校にも行けていなかった。

 初めは、そうじゃなかった。幼稚園位の時はなんの問題もなくて、よく家の近くの公園でかけっこして遊んでいて…それが急に、病気だってなって、全部出来なくなってしまって。

 幼馴染のよしみとか、普通に彼女と話すのが好きだとか、色んな理由を考えたりもしたけれど、結局自分自身よく理由もわからないまま、ほぼ毎日彼女の病室に通っていた。
 そんな風にしているうち、彼女は自分のしたいこと…夢を、僕に語りだしたのだ。
 そんな彼女の姿が、僕にはあまりに痛々しく見えてしまって一緒にいるのも辛いのに、でも行かないって考えはわかなくて…。
 こんな僕と一緒にいて、楽しいのかと聞いてしまったことがある。
 そしたら彼女はきょとんして後、フッと吹き出したかと思ったら、大笑いした。
「あら、なぁに急に!フフ…笑わさないでよ!」
 そんなに笑わなくても、と僕が顔を赤くして俯くと彼女はごめんなさいね、と少し誤魔化すと続けて言った。
「楽しいに、決まってるじゃない。私ね、アナタと話すのを毎日の楽しみにしてるのよ?アナタは、私の知ることのできない外の話をいっぱいしてくれるし…その度に、絶対にこんな病気治してやるって、思えるのよ?」
 そうじゃなきゃとっくの昔に私は死んでるわ、と洒落にならない事を付け加えて、彼女は笑った。
「私、アナタのお陰で明日も生きていようって思えるの。だから、自信を持って?ね?」
 そんな彼女の姿は、やっぱり眩しくて。僕はただコクリと頷いた。


 …でも、ある朝君はその眩しくて美しい目を、永遠に閉じてしまった。


 君の目を見つめると、僕はどうしようもなく胸を締め付けられるのだ。そして、勇気が湧いてくる。
 僕は今、君を苦しめた病気の研究をしている。君のような人が一人でも多く救われるように…救えるように、努力している。
 まだまだ分からないことだらけで…心が折れそうになることをあるけれど…。君の目を見れば、その夢と希望を最期まで失わなかった目を見れば、絶対に叶えてみせると頑張れる。
 写真の中で美しく笑う君の夢を、叶えることが出来るようにと。


きょうのおだい『君を見つめると』

4/6/2023, 4:05:18 PM

私は君の目が嫌いだ。だが、瞳は好きだ。
色素の薄く、澄んだとても美しい瞳。
きっと誰が見ても綺麗だ、と思うだろう。
でも、目は嫌いだ。大嫌いだ。
君の目を見つめると、自分が何者なのか、
わからなくなってしまうから。
何もかも見透かされているようで、
私が君を好きだと思う気持ちを、
知られてしまいそうだから。

4/6/2023, 4:02:12 PM

※BL表現がありますので、苦手な方はご注意ください。


 彼の瞳を見つめると、水滴が一粒落ちた水面のように揺れたあと、すぐに目線を外してしまう。頬の赤さが、理由だ。

「恋人になっても、恥ずかしがり屋なのは変わらないねぇ」
「人に見つめられるのはそもそも苦手なんですって」
「恋人相手だと特に、ね?」

 唇をとがらせてしまった。そういうところがたまらなく可愛いのだが、指摘したら意地でも直そうとするから言わないでおこう。
 と、珍しく彼がまっすぐ見上げてきた。眉間がぷるぷるしているさまに吹き出しそうになりつつも、見守ることにする。
 ああ、やっぱり彼の瞳には不純物が全くない。いくら観察されても不快にならないどころか、心の奥があたたかくなる。

「……あなたは全然平気ですよね。今のはわざとらしすぎましたけど、いつも全然余裕だし、考えてることも読めないし」
「そんなことないよ? 俺だって恋人に見つめられたら恥ずかしい! ってなるさ。顔に出してないだけで」

 彼は納得のいかない表情をしていた。嘘のつけない性格だから、とても自分の言葉が信じられないのだろう。
 人間の裏の感情だけでつくられたような場所で生きてきた自分に、彼の存在はとてもまぶしくて、まぶしすぎて、痛く感じることもある。
 だからこそ大切で仕方なくて、できれば閉じ込めておきたい。
 ――もちろん、そんなことをしたら彼らしさが死んでしまうから、なんとか実行には移さないでいられるけれど。
 頬を包み込んで、改めて正面から見つめる。ああ、口元がだらしなく緩んでいるかもしれない。彼と付き合うようになって自分もだいぶ変わった。
 彼が小さく「ずるい」とつぶやいたのを見逃しはしなかった。

「ずるいってどういうこと?」
「そういう表情が、です」
「俺、そんなに変な顔してた?」
「おれでもわかるくらい……おれが、好きだって顔」
「それは仕方ないよ。だって本当に君がとても大好きで、愛しいんだもの」

 呆れた台詞が、互いの唇の奥に消える。
 再びの彼の視線からは、羞恥にまみれながらも確かな愛が伝わってきていた。


お題:君の目を見つめると

4/6/2023, 4:02:10 PM

何もかも全否定してくるやつは近づかない方がいい。べろんべろんに甘やかされてきて自分が一番でないと気が済まないやつか、同じように全否定される環境で育ったかの大体二択。
 目ぇ合わすな。逃げろ。

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