『君の目を見つめると』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
真実の鏡というものがあるとするならば、それはきっと彼女の目のことだろうとずっと思っている。
「こっちを見て」
意思のこもった静かな声。いつも遠慮がちに服の裾を引くやわらかな手は、今このときだけは力強く、それでも男の自分からすれば振り払うなどいともたやすいほどの加減で、手首のあたりを掴んでいる。記憶にあるよりも大きなその手に、ああ、成長したな――と場違いに思う。
少女と呼ぶには大人びて、女性と呼ぶにはいまだ幼さの抜けきらない年頃だ。どちらかといえば小柄である彼女は、長身の己と並ぶとことさらに幼く見える。それをひそかに気にして、一時期などはともに連れ立って歩くのをひどく嫌がっていた。あの頃に比べれば、今の彼女はずいぶんと垢抜けている。日々楽しげに大学の友人たちとやれ化粧が、服が、と研究していた成果だろう。
ああ、本当に、成長した――。
「見ているぞ。どうした?」
覗きこむように背を曲げて視線を合わせれば、こちらを見上げる落栗色の双眸が一つ瞬き、見返してくる。どれだけ背が伸びても、垢抜けても、そのまなざしとこちらを見透かすような目だけは幼い頃から変わらない。あらゆる虚飾を剥ぎ、すべての嘘を許さず、奥底の真実を捉え、真実のみを告げろと望む冷たい無垢な色。
愛おしく、そしてなによりも恐ろしい、目だ。
「こっちを見て、先生」
「見ているよ」
「先生、先生。あのね」
『真実の鏡』がまっすぐに己を映している。やわらかな笑みを浮かべて見せ、腹の底にはなにも抱えていないのだと、清廉潔白なのだと言わんばかりの己が、そこにいる。
その先の言葉を飲みこんではくれないだろうか。柄にもなく、祈りのように思う。できることならば問わず、目をそらし、変わらない日々へと戻ってほしい。そうしていつものように笑って、怒って、レポートが終わらないとむすくれる姿を見せてほしい。そうすればきっと己はいつも通り、笑い、なだめ、助けになれることはあるかと聞くのに。
――お前の庇護者であると、まだ、正しくいられるというのに。
(お題:君の目を見つめると)
「やっば〜 忘れ物した」
焦って教室に取りに帰る途中
廊下の角で人とぶつかった
「いて」
咄嗟に顔も見ずに
「ごめん」
顔を上げた時、相手と目が会った
【ドキドキ】
相手は同じクラスのあや子
普段は大人しく、俺も気にして
いなかったが何故かドキドキした
それから急いで教室に向かった
次の日から、あや子を見るたびに
ドキドキ💓、、、。
【恋はいつ始まるかわからない】
【君の目を見つめると】
嘘はつけない、そんな顔。嘘は見抜けない、きっと優しさ。君の目を見つめると悲しそうな顔をしていた。
「なんであの人たちなんかを庇ったんですか。いや、違うか。なんであの時置いて行ってしまったんですか?」
そんな言葉にも嘘で返してしまう。申し訳ないとも思いながらもう後戻りなんてできなかった。
「君が嫌いだったからだよ。」
違う、そんなんじゃない。君の冷めた目にはもう慣れた。いつの間にか大きくなって前は頭一つくらいの差があったのにもう君の方が高くなっていた。
「嫌いならなんで泣いているんですか。」
仕方のないことだった。これ以上ここにいたら悪夢がいつまで経っても終わらないから。逃げ出して、連れ出して。君のことを優しいおばさんの元へ置いて行った。理由なんて聞かせたくなくて顔を背けてしまう。ふと、君の顔を見ると話したくなってしまう。君の視線に弱いんだ。
「もう一度聞きます。なんで、置いて行ったんですか。」
「君、言っていただろ。美味しいご飯が食べられて優しい人のところで暮らしたいって。」
でも、それじゃあ、意味がないのなんてずっと分かっていた。君のために何もしてやれなかった罪へのせめてもの償い。望んでないことも嫌われていることも分かっていた。自分のした事が正解かなんて分からなくて嫌なんだ。
「偽名まで使ってそんなに僕のこと嫌いだったんですか。一緒にいてほしかった。僕が貴方のことを嫌いだなんてありえない。名前で呼ぶのも嫌がるでしょう?」
それでも、俺は君の傍にはいたくない。好きだから嫌いになるんだ。ごめん。幸せに
「また、置いていくんですか。」
「俺は、君に幸せでいて欲しい。優しい人のところで温かいご飯を食べて好きな人を見つけて幸せに暮らして欲しい。」
君の元から逃げたのも全部言い訳で優しい嘘なんかじゃない。きっと、自分がクソみたいだって思ってるから自分の嘘を守りたかっただけ。
「僕の幸せに貴方のこと入れちゃダメなんですか。答えてよ、兄さん。」
もしこれが償いで悪夢だと言うのなら早く終わってくれればいいのに。
君の目を見つめると
君への憧れが強くなって
自分のことが少し嫌になる
君はどんな時でも真っ直ぐで
誰にでも優しく、笑顔を見せる
そんな眩しいくらいに輝いている君が
私の憧れだけど
君の目を見つめると
どれだけ努力したとしても
君のようにはなれないと思い知らされる
#君の目を見つめると
あなたにもう二度と会えなくても
私はまだあなたの事を考えてしまいます
きっとあなたは1度も私のことを思い出して
ないでしょう。
これからたくさんの人と出会い、多くの場所の行き経験をして自分の財産にしていくあなたの姿が見られないのはとても心が痛いです。時間が戻るのなら、公開して欲しくない、そう思うけど、時間は戻らない。
今日が終わり、明日が今日になって今日が終わり、
その連続です。自然と涙か流れました。明日はとても大切な日なのに。あなたにとっても私にとっても。
もう私とあなたが二度と合わないとしても、私はあなたを一生忘れません。
私に、愛と恋、失恋の痛み、幸せを
見つけさせてくれてありがとう。
お題『君の目を見つめると』
︎ 将軍殿、どうかお気をつけ下さい、嫉妬というものに。 それは緑色の眼をした怪物で、人の心を喰い荒らし、翻弄するのです。
︎ 強弱のある抑揚で台詞に命を吹き込み、洗礼された身振り手振りで演者の視線すら縫いつけにする。思わずその熱演ぶりに息を飲んでしまった僕は、彼が纏うオーラにまるで唆されるように身を乗り出した。彼に比べれば月とスッポンに等しい僕の演技。この立ち稽古では、おそらく先生の視線を奪うことは叶わないだろう。それでも構わない。相対する彼をキッと睨み、喉笛に噛み付いてやる勢いで舞台を深く踏みしめた。
「今回の稽古、すごく良かったぞ」
︎ 舞台袖に上がってきた先生に軽く肩を叩かれる。僕は身体中から溢れ出る汗をジャージの袖で拭いつつ、かけられた言葉に頬を緩ませた。僕のことも見てくれていたんだ。思いもしていなかった僥倖に狼狽えながら、バネが跳ね上がるように立ち上がる。
「ありがとうございます!」
︎ 腹の底から絞り出せば、無理をするなと頭を撫でられた。先生の細やかな手のひらが頭の輪郭をゆっくり沿っていき、おでこの汗を優しく拭う。このやりとりが好きだ。演技よりも、何よりも。そうして先生の激励を快く受け入れていると、やはり割り込んでくるのは月の彼。
「センセー、これ返すの忘れてましたぁ」
︎ 僕の頭からスッと手を退けた先生に白絹のハンカチを渡すと、彼は唐突にこちらを振り返り、お疲れ様ぁと柔らかい声で僕に話しかける。しかし彼の目はちっとも微笑んでおらず、その瞳の奥には、緑の怪物が低い唸りをあげていた。
引用元『オセロ/ウィリアム・シェイクスピア』
君の目を見つめると、私は我慢できなくなる
好きだよって言いたくなる
だけど、ほんとは君に言ってほしいから、精一杯君に好かれる努力をしてみようと思うんだ
待っててね
君の目を見つめると
なんだか異空間に来た雰囲気になる。
だって君は
新たな島へ冒険しに行く人のように
いつもキラキラ瞳を輝かせて
前だけを
希望だけを見つめて生きている気がするから。
だから、吸い込まれて
虜になってゆく。
周りのみんなも、そして自分も。
〜君の目を見つめると〜
君の目を見つめると
ずっと思っていたんだ
世界は汚くて疑いにあふれている
信じられるものなんて何もなくて私はどこまでも一人なんだ…と
世界は美しいと君は言ったね
ならば…どうか信じさせて
私がどこにも行かないように
君の傍に居られるように
君の目に映る世界この茜さす世界で君と…
柔らかな細い髪
太陽のにおい
ちいさな手のひら
シロツメクサと天道虫
ピンクの花の蜜の味
雨のあとの虹のふもと
あなたの透き通った瞳に映る世界は
今日も色鮮やかに輝いている
𓏸︎︎︎︎𓈒 𓂃虹色の瞳
君の目を見つめると
自然と笑みが溢れる
笑っていて欲しい
いつまでも今が続いて欲しい…
君の目を見つめても
もう合わせてもらえない。
少し前の冬なのに
今はとても懐かしい…
私が何をしたのかと…
今だに思うことすらも
ただただ、惨めでたまらない。
テーマ「君の目を見つめると」
君の目を見つめる。
君はとても不安そうだね。
この世界から逃げ出したいの?
僕の手を掴んで。
とびっきり幸せな場所に連れて行ってあげる。
[ お題 - 君の目を見つめると ]
君の目を見つめると
吸い込まれてしまいそう。
いいよ、吸い込んじゃってよ。
君の中に入りたいな
#君の目を見つめると
青だった。
ただただ一面に広がる、豊かな広い海のような。美しいという陳腐な言葉だけでは、到底言い表せない。
今まで見たことのないような、透明な青だった。
新学期。新生活。入学初日に斜め右前となりの席に座ったその人は、ひどく魅力的に感じる青年だった。
理由など、言いようもない。
黒髪、黒目、中肉中背。いたって普通なようすで、
前の席の男子生徒と会話をしている。でも。やはりその人は何か他の生徒とは違う。しかし、その何かが分からない。何だろうか…。匂い?は特に、柔軟剤って感じだし。顔?は整ってはいるけれど、別に自分の好みってわけでもないし。声だって、低すぎず高すぎず、特段目立っていることは無い。身長だって、制服だって、上履きだって、なんだってその人を一身に見つめ続け、ひたすらに観察をした。気持ち悪いことこの上ない。だがしかし、これは大事なことなのだ。自分にとってはとても。
これこそ「運命」なのではないか、と若干感じてしまっている。俗に言う「ひとめぼれ」ってやつだ。でも、何にひかれているのか分からない恋だなんて嫌すぎる。
絶対、絶対突き止めてみせる…!そう意気込んでいた矢先、その人は私の方へと振り返った。
「ねえ、鑑さん?だっけ、さっき言おうと思ってたんだけど…もしかして俺とどこかで会ったことある??」
「…えっ」
「なんか、知り合いだったかな?って。俺、なんかわかんないけど鑑さんのこと知ってる気がする。…あれ?なんか怖いな俺?!笑」
青だ。濃く、澄んだ、透明な青だった。彼は、唯一無二の美しい青を持っていた。そして、私はこの青を知っている。純粋無垢で誠実なこの瞳は、ひどく遠いむかしの記憶を呼び覚ます。ああ。これは、「ひとめぼれ」なんかじゃない。
運命の人と再びめぐり逢えた、恋の「始まり」だ。
お題ガン無視ですが書かせてください
私の高校生活の抱負です
私はこれから友達をつくる、休日でも机に向かう、心身ともに健康に、を目標に日々を送ろうと思います
私の出身校は入学したら知らない顔は先生方だけです
先輩とはすでに全員顔見知りです
それにクラス替えという概念が存在する人数ではありません
学級のみんなとは小1から9年間の付き合いです
そういうわけで私にとって高校は大海なのです
井の中の蛙頑張ります
私は締め切りが遠い課題のために机に座ることが苦手です
そのせいで週末は金土日の3日分の課題を溜め幾度となく自分の日曜日夜の首を絞めてきました絞殺した日もありました
繰り返しに繰り返してきたこの悪い習慣を高校で絶対断ち切りますチャンスは毎週来るので、めげずにチャレンジしたいです
私はメンタル強いと思っていましたが最近、強いふりをしているだけではないのかと思えてきました
大海は多種多様な生物がいるでしょうから、心が毒殺されてしまわないように強靭なメンタルを身に付け、仲間を守れる大きな器をつくりたいです
身体面の方でいうとスリムになって朝型の人間になれたら嬉しいです
とりあえず私は柔らかい正義をもって、武器にも盾にもせず平和な人間関係を構築したいですね
あと卑屈にならないように心清く生きます
本物の賢さを手に入れたいです
完
以上、左利きで2月生まれの女の叫びでした
#11 君の目を見つめると
傍らから君の目を見つめると
夏の夕日のフィルタのせいで
伏せた睫毛の形をした藍色の陰が落ちていた
かなしいけど、きれいだな
そう思うけど、声にはならず
代わりに風鈴がリンと鳴った
きみとぼくとは、決して目が合うことはない
奇妙に香り立つ正方形の部屋の隅
きみは、写真の中のぼくばかり眺めている
正面から君の目を見つめると
待つのが少し、つらくなる
夜の帷を下ろすため、ぼくは煙の後を追う
君の目の中に
昔の私がいて
これからの君の瞳に映る全てが
うらやましいんだよ
ああもう一度
アオハルを過ごせたら
あんなことこんなことして
あそこいってここいって
渦中の時はわからない
だから刹那的で
尊いのかも
夢がまだない
とか
サイコーじゃない?
君の目を見つめると、君は笑う
君の目を見つめると困った様子で、目を逸らされてしまう
君の目を見つめると考え込んだ様子でニヤついている
猫なで声で話しかけている、君の目が見れない。
けれど、小さい動物に話しかけている君は興味深い。
いくら私が見つめても、君は私を見ていないようで。
だから見てほしくて、今日も君の目を見つめる。
お題:君の目を見つめると
君の目を見つめると
一瞬のことだった。その瞳と目が合ったその一瞬で、体の自由が奪われて、石のように動かなくなった。
呼吸が浅くなり、息が止まるのに、鼓動はその存在を主張するかのように強く鳴り響く。
美しい人だった。艶やかな長い髪をなびかせ、日に焼けていない白い柔肌が太陽の光を反射するように眩しくて。歳を取ることを忘れたような若々しさがあるのに、その憂い帯びた横顔はどこか大人びていた。
もう一度目が合って、ようやく息を吸い込む。固まっていた体が動き出して、風に押されるように近づく。
その人はしぃー、と唇に指をやって、その瞳を隠すように瞼を閉じていた。
「目を合わせてはいけません」
まるでおとぎ話に出てくるような人を石に変えてしまう存在のように、いたずらっぽく笑っていた。
有名になりたい。
たくさんの人に歌を聴いてもらいたい。
キレイな服を着て、キラキラした世界で生きたい。
ドライブで来た夕暮れの海辺で、
君はそう話していた。
それから2年。
チャンスをつかんだと君は言った。
決して明るい笑顔ではない。
決意を込めた、まっすぐな目。
この世界には、悪どい人も多い。
夢見る若者を、笑顔で食い物にする。
俺もその一人だった。
「夢を叶えるためには、下積みが必要なんだ」
「みんな必死に頑張っている」
「泥をすする思いをして、みんな表舞台に立つんだ」
成功者の苦労話は、
みな、美談にすり替えられ、若者の忍耐を試す。
たくみな言葉選びで、若者たちの夢を弄ぶ。
この2年、俺は心を削ってきた。
君にまで、この毒牙をかけたくはなかった。
君の目を見つめると、声が出なかった。
何も言えなかった。
もう二度と、この海には来ない。