『君の奏でる音楽』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君の奏でる音楽
君の奏でる音楽が
私を呼んでくれたから
君を見つけることが出来たんだ
噪音がついに僕の律動をかき消そうとした夜に
凡庸な楽譜を転調する君のアジタートな独唱が響く。
あの時はありがとう。僕はこれからもクレッシェンドを続けるよ、君の分まで。
君の奏でる音楽が好きだ。
ネット上で出会っているから生で聞く機会は今後ないかもしれないけれども、その繊細だけど力強い音は電子越しでもとても魅力的に映る。
きっと小さい頃からその腕を磨いてきたのだろう。
私はその音と、君の人生そのものがとっても気になっているし、好きなんだ。
虚実と現実が混ざるこの電子の画面の先からでも、静かに応援させてくれないか。
表情豊かに楽器を吹くあなたを見ていたい。
後ろから聞こえてくるあなたの音から、あなたが吹いている姿を想像する。
大きく息を吸うときに膨らむほっぺ。低い音を出す時に見開く目。「酸欠になりそ〜」って言いながらゆっくりと楽器を置く姿。
あなたの音が、みんなを支える。それに少し嫉妬してしまう。
#君の奏でる音楽
君の奏でる音楽がどんどんうまくなってゆく
その様子を見ていくだけで幸せだった
君の奏でる音楽と君自体が愛しくなってゆく
胸が張り裂けそうだ
君の奏でる音楽と君と僕は出会った
…10年前に…
幼馴染としての関係はある。
でも、俺は______
お前はなんかでかくなったみたいだな
俺はずっとお前のことが…
え、何、もしかして大っ嫌いだってゆうの?
え、私…
昔は、大好き💕っていってくれてじゃん。
💕はついてないかもしれないけど、慕ってくれてたと思ってたんだけど、私
最近木下先輩と仲良く付き合えてるからってこと?
え、リア充爆発しろってこと?
え、ひどくない?
俺はもう何も言えなかった。
そっか、こいつ、先週の月曜は峻先輩に告ってたんだ
峻先輩、同じサッカー部で秋から部長をつとめる2年の木下峻先輩だ。
峻先輩、いい人だ、サッカー部の先輩はすごい人ばっかだけど、2年の先輩の中では峻先輩が1番すごい。
3年生の山中青斗先輩がサッカー部の中では1番モテる。カッコいいし。
峻先輩もモテる。外見もいいし、勉強と運動ができる。ここまではみんな知ってる。
でも、先輩は努力家だ。働いてる両親に変わって弟さんと妹ちゃんを世話してきてる。料理は小5の華那ちゃんの方が先輩によるとうまいらしいけど、この前家にお邪魔した時、先輩が作ってくれて、めっちゃうまかった。
勉強は予習と復習が大事だからそれでどうにかなるって。
運動はなんとなくできるらしいけど、華那ちゃんや小4の陸くん、小3の理音ちゃんと理央くんとかの練習に付き合ってたら体力つくとか言ってた。でも、それ以上に努力してるし。
性格がいいとかこの辺りは知らない人が多い。
サッカ部くらいだろう。
ほんとに尊敬してて、大好きで隠れ大ファンしてる先輩と
昔からずっと可愛くて成長してる、大好きなこいつが両想いって。
参っちゃうわ、先輩。
先輩なら、こいつを幸せにやってくれるだろう。
最後に、こいつの奏でる音と俺が歌って音楽を作ろう。
奏でる音楽と君と君と過ごした時間にさようならしよう。
名残惜しい初恋だけど、幕を下そう。
こいつと先輩はいい初恋ができたみたいで、いい人と付き合えて、よかったって笑顔で言えるようになりたい。
高校はいいところ目指して頑張ろう。
俺の名前は湊なんだな…
いつかこいつと先輩とミュージシャンとしてコラボしたい。
そん時は俺は2人の大親友って紹介されたいな
来月の結婚式にはスイートピーを贈る。
萊夏と峻先輩にむけて。
花言葉は 青春の喜び
門出
永遠の喜び
優しい思い出
なんてとこの意味がある花だ。
/君の奏でる音楽/
従姉妹の菜子ちゃんが音楽を辞めた。
「そろそろ働こうと思って」と、所属していたバンドを抜けたらしい。私の10個上だから、29歳。考える年齢なのかな、と私の未来に置き換えて少し考えた。けど、それでも私は音楽を続けて欲しかった。
その菜子ちゃんが、私がバイトしているカラオケ店にやってきた。正直なところを言うと、もうそれだけで私は凄く安心した。 歌うことの好きな菜子ちゃんがまだそこに居たから。でも、欲が出た。
この時間に私が働いてるとは思わなかったのか、一瞬しまったという顔をして踵を返した菜子ちゃんを捕まえることに成功した自分を褒めたい。代理でバイトに入っていて運が良かった。
そして運が良い私は、菜子ちゃんの歌を一曲聴く権利を得た。「一曲でいいから!お金払うから!」と縋った私は相当うるさかったと思う。必死さを憐れに思ったのか、渋々了承してくれた菜子ちゃんは優しい。お金はしっかりと辞退された。
シフトはもう終わる時間だからあがっていいよと店長が声を掛けてくれて、すぐに菜子ちゃんのいる部屋に行くことが出来た。
「光、ホントに一曲だけだからね?もう夜遅いんだから聴いたら帰るんだよ」
「うんうん、分かってる」
イントロが流れる。この曲は、死んだ恋人を想うしっとりとしたバラードで、私の好きな曲だった。
「前にこの曲、光が好きって言ってたから」
マイクを握った菜子ちゃんは「私も好きなの」とちょっと笑って、歌い出した。
もっとステージで、沢山の観客の前で、歌う菜子ちゃんを見ていたかった。でもそんなの菜子ちゃんが一番思っていたに決まってる。
カラオケルームは狭くて、観客は私だけ。いや、元々観客は居なかった。どういう思いでカラオケ店に来たのか、知る権利は私には無い。
最後の一音まで丁寧に歌い切った菜子ちゃんは、マイクのボタンをカチッとオフにした。
やっぱり菜子ちゃんはすごかった。
「アンコール、アンコール」
「絶対言うと思った……」
昔から2人でカラオケに行ったらそうだった。お決まりのノリって菜子ちゃんは思ってるけど、いつだって私はその時まだ聴きたいと思ったから言ってるだけだ。
「ね、ね。アンコールだからオマケでもう一曲」
「ばか」
とすん、と私の横に座った菜子ちゃんが私に全体重を預けて寄りかかってきた。多分結局のところ、また菜子ちゃんは歌ってくれる。菜子ちゃんは優しくて、私はずるいから。
この言葉が呪いになってるのか、救いになってるのか、はたまた特に重みは無いのか。菜子ちゃんの表情からは読み取れない。
でも例えばこれが呪いの言葉だとしても私は歌を求めるだろう。菜子ちゃんを苦しめるとしてもだ。
私がアンコールを待ち望んでるって、貴方の歌が好きだって、知っていて。
誰よりも透き通って聞こえる
僕だけの音楽
「君の奏でる音楽」
秋の落ち葉を
踏む音
夏の雨上がりの蝉の音
冬の雪の上を歩く音
春の風の音
学校のチャイムの音
今気づいた。
どんな音にも
君がいた
軽く歌い出されたその一節だけで。
あたりの静寂に色がつく。
君の奏でる音楽。
「きのうの南陽台で」
大人2人、子ども3人、小犬一匹
歩幅も、靴で地面を叩く強さも、様々で
どんどんどん ちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃ
どーんどーん てんてんてんてん
ぺたぺたぺたぺた とっとっとっとっ
湿った風も頬をなでる ふお〜 ずぉー
僕らのすぐ横をすぎる車 ぬいーん
鶏モモガーリック んじゅじゅわ〜
ポップコーン んぺぺぺん
冷たいビール びしゅっ
冷たいハイボール じじびぎじじにじ〜
ちょっと眠くなったな グオー
君の奏でる音楽が聞きたい。
どんな音になるのか、、。
想像するだけで感性が広がる
一人、一人違う音、そして自分自身。
さあ、一緒に音楽を奏でよう。
m
『君の奏でる音楽』
──あぁだるい。
イヤホンから流れる軽快な音楽を聴きながら、その心にはドロドロとした惰性が覆っていた。
だるい。何もしたくない。面倒臭い。
だるい。
だるい!
かったるいっ!
仕舞いには怒りさえ湧いてくる始末。何がなにやら自分でも分からない。
ウゥ〜と呻くもおさまらない。
イヤホンからは未だに空気の読めない音楽が流れている。
タッタカタカタン♪タッタッタッ♪
タタッタタンタン♪タッタカタン♪
両手を頭に持ってきて、ズズっと前髪を掻き上げる。頭皮も一緒に持ち上がり、目付きが少し鋭くなった。
少し気になって立て掛けられた鏡をみれば、そこには酷い顔をしたブスが一人、変顔晒してこちらを見ていた。
──あぁ泣きたい。
理由はないが情けない。
なんかもう生きたくない。
死にたいわけじゃない。
生きたくない。
生きたくない。
仕方が無い。
タッタカタカタン♪タッタッタッ♪
タタッタタンタン♪タッタカタン♪
軽快なBGMが流れる中で、思考がクルクル踊り出す。鈍くて重い思考のダンス。
ワン・ツー・ワン・ツー
ドン! ドン! ドンッ!
……醜悪すぎて観てられない。
チクタクチクタク時計が進む。
今日も私は──
「……何してたっけ?」
君の奏でる音楽に惚れました。
力強く、そして優しく鳴るギターの調べ。その音楽に、君の美しい歌声も混じり合って、私はとても心地よく穏やかな気持ちになれました。
流れる旋律は川のように、低く高く響く音は飛び跳ねる魚のように。歌声は川を撫でるように吹く風となって駆け抜けていく。そんな情景が思い浮かんで、私はどこか別の地にいるような気分になります。
その時間はとても幸せで、そんな世界を見せてくれる君に、溢れんばかりの感謝を届けたい。この胸の奥に燻っている気持ちを伝えることはないけれど、ただ一言、ありがとうとだけ伝えたいです。
音楽を紡ぐ君へ
いつも素敵な時間をありがとう。
『君の奏でる音楽』
君の奏でる音楽は
老若男女が楽しくなる
君は天才だね
楽器を演奏する君は
誰よりも綺麗で輝いていて
演奏している姿を見られてよかった。
また君の奏でる音楽で
みんなを楽しませて
─────『君の奏でる音楽』
私オーケストラ部の飛花(あすか)バイオリンをやっていて中2先輩たちをがんばって背なかを追っているけどなかなか追いつかないでも、今日嬉しい事が1つ「君の奏でる音楽ってキレイだね」先輩からの一言の言葉だった。 うれしい!
ゆらゆら
さらさら
ひらひら
ぷちぷち
ざあざあ
きりきり
くるくる
こつこつ
君の奏でる音楽って すてきだね
何か一つくらいくれたっていいじゃないか
同じ言葉でも君が音にのせればみんな褒めそやす
その口で、その手足で、空気を震わせただけなのに
誰も彼もがたちまち虜になっていく
天地がひっくり返っても追いつけないほどの才
僕にもそれがあったならよかったのに
【題:君の奏でる音楽】
"栄"
空冷星型複列14気筒
かつて日本の空に轟音を響かせた傑作エンジン
三翅のプロペラを遮二無二動かし、
小さな翼で初めて空に舞い上がったとき、
そのエンジンサウンドは、
この世に生まれた喜びを歌うようだった。
やがて自由に飛べる場所も狭くなり、
満身創痍で最後の空に舞い上がったとき、
そのエンジンサウンドは、
まるで護国の鬼が泣いてるようだった。
今はもう、
その音を聴く者はいない。
// 君の奏でる音楽
8/12 お題「君の奏でる音楽」
流れるような指遣い。重厚な和音も、楽しげなスタッカートも、あなたの思うがまま。わたくしは目を閉じてそれを楽しむ。
情熱的な響きが耳をくすぐる。触れられたい。あなたの目で見つめられていたい。
演奏を終え、わたくしのもとに歩み寄って、あなたは囁く。
「今宵は、貴女の奏でる音楽が聴きたい」
「何も弾けないわ。歌も苦手よ」
「私の指で貴女を奏でてて見せましょう。お嫌でなければ」
「ふふ、構わなくてよ」
そう。わたくしは、あなたの思うがまま。
(所要時間:12分)
【君の奏でる音楽】
誰も居ない放課後の屋上に、ギターの音とのびのびと響く女声が響く。
辺りを暖色に染めている太陽は、そろそろ地平線に飲み込まれそうなところまで来ていた。
もう帰らないといけない時間だ。
「そろそろ時間」
歌が途切れた時にそう声を掛けると、まだ歌いたかったのか「あと一曲だけ!」と彼女が言ってきた。
別に門限は無いし良いか、と置いたギターをまた構える。
「やった!ありがとう!」
俺のギターに合わせて彼女が歌う。
力強くて美しい歌声は、夜が見え始めている夕暮れにはとても合っていた。
お互い名前も知らない、そんな脆い関係だが、そんなもんで良いと思っている。
放課後ギター練習をしていたら歌好きの彼女も歌うために来て、どうせだから合わせているだけ。
そんな細すぎる糸で繋がっているこの関係は、いつプチっと切れてもおかしくない。
でも、それはそれでいいんじゃないかな。
ーーー
友人が言った言葉に、思わず噎せた。
「いや、は?どゆこと?」
「だから、これお前じゃないの?」
友人がずいっとスマホの画面を近付けてくる。
そこには、昨日の屋上でギターを弾いている俺と、歌を歌っている彼女が映っていた。
隠れながら撮ったのか、屋上の扉の窓から撮影がされている。
「いや、まあ、俺だけど…」
俺の言葉に周りに居たクラスメイトがざわざわと騒ぎ出す。
静かだと思ったら盗み聞きしてただけかよ。
「再生数やばいよお前」
友人の言葉に再生数の丸の数を数える。
というか何で丸の数が数えられるんだよ。どんだけ見られてんだ。
「なにこれ、10万?」
「そう、これ一日で」
はー、やばいな。と実感もなく言うと、友人から突っ込みが入った。
言うに、『もっと喜べ』らしい。
「いやぁ、だって投稿するの許可も撮ってない動画でバズっても…」
ずっと俺はカメラに背を向けているが、彼女は横顔が見える構図だ。
一応ぼかしはしているらしいが、顔も見せていない俺がバレたのだ。彼女もバレてしまっているだろう。
無許可なの?!と騒ぎ立てる周りに適当に返事を返しながら、俺は少し思った。
彼女との関係がちょっと太くなっちゃったかなぁ。
「それはそれで良いのか…?」
…でも、勝手に投稿したやつは許さん。