"栄"空冷星型複列14気筒かつて日本の空に轟音を響かせた傑作エンジン三翅のプロペラを遮二無二動かし、小さな翼で初めて空に舞い上がったとき、そのエンジンサウンドは、この世に生まれた喜びを歌うようだった。やがて自由に飛べる場所も狭くなり、満身創痍で最後の空に舞い上がったとき、そのエンジンサウンドは、まるで護国の鬼が泣いてるようだった。今はもう、その音を聴く者はいない。// 君の奏でる音楽
8/13/2023, 1:23:29 AM