『君に会いたくて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君に会いたい。
まだ会ったことのない、
いるかもわからない、
僕が堂々と好きと言える人に、
僕のことを心から好きと言ってくれる人に、
いつか、会えるといいな。
あの子にまた逢いたくて
同じくらいの時間この前見かけた道を通る
曲がり角からふいにあの子が現れた
その真っ白なフワフワの子は
この前と同じように元気そうで
機嫌良さそうにいそいそ歩いて
風や匂いや感じるものすべてに嬉しそう
あの子にまた逢えて嬉しかった
君に会いたくて
百夜をば一夜にちぢめ
一夜をば
このたまゆらにちぢめたる恋
―吉井勇―
祇園の花街文化を愛した歌人、吉井勇の短歌です。
思うように会えない恋をこんなに鮮やかに詠んだ歌があるでしょうか。
初めて知った時、息を呑んで、何度も何度も読み返しました。あれから何十年経っても胸に刺さっています。
震えるほど君に会いたくて、駆け出す夜。
#151
◯君に会いたくて◯
ぽこん。ぽこん。
君がお腹に宿って、もう少しで10ヶ月。
今日も元気だよって教えてくれる愛しいサイン。
“ママとお喋りでもする?”
ぽこん。
タイミングよく君がお腹を蹴る。
お返事してくれて、ありがとう。
“君はね、ママとパパの人生一番の宝物なの”
愛しくて、大切で、幸せ。
君が私達を選んでくれた、親にさせてくれた。
“君に会いたくて、ママとパパ待ってるからね”
何があっても君を守るって決めてるの。
会えるまで、あと少し。
初めて見かけたときからすこし不安定なところがあってヒヤヒヤすることも少なくなかったけど、それでも光と希望で満ち溢れていた。
あなたのつくりだす独創的な世界が大好きで、それと同時におなじクリエイターとして尊敬していた。今でも、ふとした瞬間に誕生日プレゼントと称して送られたイラストを見返しては元気を貰う。
だけど、……ああ、あなたは私を置いていった。
ある夏から弱音を吐くことが増えて、八月の中旬、帰らぬ人となってしまった。
知らせを受けた時、私は泣けなかった。やるせない気持ちでいっぱいで、おめでとうと言うべきか、どうしてと言うべきかわからなくて。
ただ、津波のように寂しさと哀しみが押し寄せたことだけをハッキリと覚えている。
あの感情ですら、今では風化してしまって、あなたとのやり取りも思い出せない。見返そうにもあなたのお姉さんが、あなたの願い通りにアカウントを消してしまったからそれも出来ない。
だんだんと私の中であなたが風化していく。
その事実が、私はつらい。
私はあなたの顔も名前も知らない。端から見ればきっと赤の他人も同然だけど。
今、どうしようもなくあなたに会いたい。
▶君に会いたくて #55
折りたたみくしを胸ポケットにしまうとき、ただひとつ、ぱちん、とひびき、拍動がくしに絡みつく、まぬけな音に春のぬくもり
ありがとね、せにきみをみるうしろそで ひかれたきがしてふりむくぼくに
「ありがとね」。背に君を見る後ろ袖引かれた気がして振り向く僕に
あめのみ
君に会いたくて
ただ進み続ける
会えない
なぜ
おかしい
ただ
君に会いたくて……
けど抜け出せない
この場所に
私は学校に行けないくらい辛い。でも、あなたに会いたくて。あなたの近くに居たくて。あなたは私に幾ばくか遠くて、手の届かないすぐそばにいる。そんなあなたに会いに学校へ行く。学校はとっても辛いけど、あなたに会えば更に辛くなる。それでもあなたに会いたくて。あなたの近くに居たくて。
君と話すのが楽しくて、君と一緒に過ごす時間が僕にとっての宝物で…。君ともっと話したい、遊びたい、一緒にいたい、毎日の小さな幸せを君と噛み締めたい。
君に、会いたい。
だから、君を僕のお家に招待することにした。
僕の自慢の歌で君を呼んで。
君の手を掴んで、僕の、お家に。
最初は喜んでたけど、僕のお家があとちょっとのところで手を振り払われた。なんで?
そのまま君は上に上がろうとするから僕の自慢の尾びれで暴れる君を捕まえた。さっきまで楽しそうにしてたのに、なんでだろう?
僕のお家はもっともっと下にあるんだから、君にはもっと頑張ってもらわないと!
……あれ、急に大人しくなった。
なんでか分かんないけど、これでようやっと僕のお家まで行けそうだ!
《君に会いたくて》
遠距離の僕ら
中々会えなくて虚しく思う
少しの時間でも君に会いたいの
距離的に難しくて会えない僕ら
その問題があるから僕らは苦しいんだ、そう思った
だから僕は君の近くに引っ越すことにした
次の日君の家へ会いにいった
“ごめん、我慢できなくて会いたくて引っ越してきちゃった”
私は待ってたんだ。
この日を待ってたんだ。
ずっとこの時を待ち望んでいたのに、
なかなか叶わなかった。
でも、やっと叶うよ。
やっと会えるんだね。
君に会いたくて、会いたくて、仕方なかった。
その瞬間は多分本当に一瞬だろうけど。
でも、やっと叶うから。
その瞬間ですら、貴重な時間だから。
君に会えることを楽しみにしてるね。
■テーマ:君に会いたくて
君に会いたくて
電車が駅に止まる。
プラットフォームが人で溢れて来る。
人混みの中をかき分け 一つ一つ車両を
目で追い 会いたい 目的の人物を探す。
そうして見つけた。
手を振り 駆け寄る。
「お兄」呼び掛ける。
兄は、呆れた様に私に目を向け
「お前来たのか わざわざ迎えに来なくても 家で待ってれば良かったのに...
寒いだろう」
「いいの だって早くお兄に会いたかった
んだもん!」 私は、そう言ってお兄の
腕に飛び付く
お兄は、苦笑して
「仕方ない奴だなあ」と私を何だかんだ
受け入れる。
二人で歩く家までの道 久しぶりに
帰省する兄の時間を私一人余分に
一人じめ
ブラコンだって周りから言われても
私は兄が大好きです!!。
君に会いたくて
授業中も君のことを考えて
部活中も考えてるのは君で
気づけば君のことしか考えてなかった
今日を逃せばもう会えないとわかっているから
君に会いたくてたまらないくなるから
だから会えるように
今君に伝えます
好きです。卒業しても君に会いたいです。
寒空の下、辺りを見回しながら独りトボトボと歩く。
上着のポケットには煮干しとチュル。
心許ないソレをポケットの中で握りしめて、車の下や植込みの中、塀の中を覗き込む。
不審者通報されても構わない、既に警察には届け出を出しているから。
ダンゴになって暖をとっていた一団に聞いてみたりもするが、知らぬ存ぜぬと目を細めるばかり。
何処へ行ってしまったのか。
立ち竦み途方に暮れる私の足の間を何かがすり抜けた。
聞き慣れた君の声。
ピンと立てた尾をクネクネさせながら君が足元で鳴いた。
テーマ「君に会いたくて」
君に会いたくて
君に会いたくて、嫌いな学校も無遅刻無欠席、
君の名前の隣に並びたくて、勉強も頑張った。
そのおかげで、今の私がいる。元気にしてるかなぁ。
死ぬことが1番の救いだと
気が付いてしまった日から
酷く脆くなってしまった。
私はこの世を拒んでいる。
生きることを拒んでいる。
求められる理想像にも疲れ果てた。
産まれたくて産まれた訳ではない私は
いつも誰かに求められた。
求められたそれは世間一般で言う
できた人間ってやつで
私はそれからは程遠いそんな人間だった。
私はどうやら生きることが正しくない人間らしく
色んな人が口に出す
「生きていかなくちゃならないんだからね。」という
言葉に違和感しかない。
みんな生きるために生きていた
でも、私は一日でも早く死にたくて生きている
そんなこの世で欠陥品のような私は
生きたくても生きれない人を侮辱しているらしい。
ご飯を食べたくても食べれない人がいる
この世界でご飯を食べられる私は
どうやら恵まれているらしい。
全部疲れちゃった。
生まれた時は「生まれてきてくれてありがとう」と
感謝されていたはずの子供はいつしか
学校へ行くこともテストでいい点を取ることも
正しい大人になることも結婚することも
マイホームを買うことも
子供を産むことも子供を正しく育てることも
親から求められた。
そこには生まれた時の感謝も
産むことを選んだはずの自分たちの選択も見えない。
私は兄弟の中でも特別ダメな人間らしくて
結婚もしてマイホームも建てて
立派な企業に勤める兄弟は
私に比べてとても「良い子」らしい。
良い子になれなかった私は
まだ親から求められている。
私ははやく世界から居なくなりたい。
ダメな人間だと指を指される人生から
逃げてしまいたい。
死んでしまえばきっと
この人生も許される気がするから。
君に会いたくてこの学校に来たのに。
君に彼女がいたなんて…早く知りたかった
まぁいいや、どうせ殺すし。関係ないよね?
『君に近づく女は徹底排除』これが私のモットー。
ね?いいでしょ? 早く来ないかなぁ…
あ、来た来た。フッ…バカな女だなぁ。じゃーね
ザシュッ
フゥ、これでいいでしょ。あー、やっぱり楽しいなぁ。
女遊びする男について良かったぁ。ん?あれ、君も
「殺して欲しいの?」
『不時着』
駅のホームでひしめいて 私はその他雑種になってしまう ただの数字だ ひとふりの粉糖だ 会いたい人がいるのに溶けてしまいそうだ あなたが遠い 銀河みたいだ
君に会いたくて
君に会いたくて。ずっと待ちわびていた。
連絡はこない。なんでだろうか。
聞いてみてもいいのか。
LINEの既読はついていないが。