君に会いたくて
電車が駅に止まる。
プラットフォームが人で溢れて来る。
人混みの中をかき分け 一つ一つ車両を
目で追い 会いたい 目的の人物を探す。
そうして見つけた。
手を振り 駆け寄る。
「お兄」呼び掛ける。
兄は、呆れた様に私に目を向け
「お前来たのか わざわざ迎えに来なくても 家で待ってれば良かったのに...
寒いだろう」
「いいの だって早くお兄に会いたかった
んだもん!」 私は、そう言ってお兄の
腕に飛び付く
お兄は、苦笑して
「仕方ない奴だなあ」と私を何だかんだ
受け入れる。
二人で歩く家までの道 久しぶりに
帰省する兄の時間を私一人余分に
一人じめ
ブラコンだって周りから言われても
私は兄が大好きです!!。
1/20/2024, 4:52:42 AM