『君に会いたくて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「生きていたって」
君にただ会いたくて
君とただ話したくて
17年振りに繋がったのに
重い扉を閉じられた
僕が悪かったのかな
僕が消えたらいいのかな
大切にしてる気持ち
そんな気持ちなんて
届かない
届かない
届かないなら
僕は生きていたって
無意味なんだ
君の為に
何も出来ないのなら
僕は生きていたって
無意味なんだ
2023年 8
「あの子、さっきからずっとうちの校門の前を行ったり来たりしてるね」
「ね。あの学ラン、近くの中学生かな?」
とうとう噂され始めてしまった。
紺のブレザーに青と白のチェックのスカートを身にまとった女子高生たちが、チラチラと俺を見ながら囁き合っている。
耳が熱い。いたたまれない。
もう帰ろうかな。30分くらい経ってるような気がするし。
唇を尖らせて、必死に何でもない顔を作りつつ、俯きながら踵を返そうとしたその時。
「あれ?コウくん?」
爽やかな澄んだ声に、バッと振り返る。
俺の目線の先には、さっきの女子高生たちと同じ制服を着た、幼なじみのサキ姉ちゃんが立っていた。
「奇遇だねー!どうしたのこんなところで?」
「べ、別に。たまたま通りかかって……帰り道だし、ここ」
「そっか!よかったら一緒に帰らない?」
ニコニコと目尻を下げて笑うサキ姉ちゃん。
俺は赤い顔を見られまいと、無愛想に斜め下を向きながら、黙って頷いた。
「あ、あの子、サキを待ってたんだね」
「かわいいね〜。片思い中って感じかな?」
さっきの奴ら、まだいたのかよ。
俺はサキ姉ちゃんの耳に奴らの言葉が入らないように、少しだけ声を張りながら今日の出来事を話し始めた。
今はもう会えない君に会いたくて。
また追い続ける。
あなたの後ろ。
いないとわかっていながら探し続ける。
あなたの声を、匂いを、姿を。
世界一周したって見つからない。
でも、もう会えないなんてくだらない。
私が会いに逝けばいいのだから。
痛い目も見たのに、
会わなくなって時間が経ってたのに、
凝りもなく自分から連絡して、
でも会ってくれたから、
まだ好きでいてくれると思ってた。
もう連絡し合う関係でなくなったから、
あの日々は、遠い昔の事。
思い出もだんだんと薄れていく。
でもそれでいいのかも。
会いたい気持ちが、きっと
強くなるだけだから。
「君に会いたくて」
『君に会いたくて』
君に会いたくて
ただひたすらに
荒野の中を駆けた
直ぐに既読にならない君が憎らしい
確認したって反応ぐらい欲しいじゃない
君の気持ちは何処にあるのか?
確かめたくて『君に会いたくて』とLINE
君に会いたくてって言ったのは嘘でした
会いたいと思ったこともないんだ
君のことは何とも思ってない
だから勘違いするのは止めて欲しい
心と心は簡単には結べないものなんだ
僕の気持ちはきっと君へは向くことはない
勘違いしていたんじゃない
君のことは友達以上でも以下でもない
気にも止めない存在なんですよ 分かってる?
君に会いたくてって言ったのは嘘でした
会いたいと思ったこともないんだ
君のことは何とも思ってない
だから勘違いするのは止めて…
君に会いたくてって言ったのは嘘でした
会いたいと思ったこともないんだ
君のことは何とも思ってない
だから勘違いするのは止めて欲しい
#君に会いたくて
糸電話で事足りるくらい
この世が小さかったなら
返事がない時は糸を辿り
君の元へ歩いて行くのに
終わらない呼出音のなか
おかしな空想と君の顔を
ずっと心に浮かべている
君に会いたくて
高校生の時付き合っていた彼女の|愛由《あゆ》とは、もう別れてから十年が経つけど忘れたことなんか一度もなかった。
十年の間に新しく彼女が出来て別れて⋯⋯そんな日々を繰り返しながら過ごしてきたけど、まだ結婚はしていないし、今はフリーだ。
別れたのは何方一方が浮気をしたでもなく、ただなんというか⋯⋯気づいたら別れていた感じで、卒業と同時にお互い忙しくなり、何時しか連絡が途絶えて自然消滅的になった感じだと思う。
機会があればまた君に会いたいと思っているけど、だからと言って同窓会なんてものがある訳でも無いから、会う機会なんてものは存在しないので、自分から連絡すればイイだけの事かもしれないけれど、それをしないのはただの意気地無しだからである。
絵に描いたような結婚生活を夢見ていても、相手がいなければ始まらないわけで⋯⋯だから、もし、愛由がフリーならまた付き合えないだろうかと思っているのだけど、|遥人《はると》は電話番号を知ってる癖に連絡するのを今日も躊躇った。
ところが、会社で外回りの最中、偶然にも愛由とバッタリ街中で会うことに⋯⋯。
「あの、もしかして愛由?」
「えっと⋯⋯?」
「遥人です⋯⋯山崎遥人」
「あっ、思い出した、遥人じゃん⋯⋯元気してた?」
「うん、まぁね⋯⋯そっちは?」
「うん、元気してたよ⋯⋯あっ、今日暇なら夜一緒に飲み行かない? 久しぶりだから話したいこともあるし⋯⋯ね?」
「うん、イイよ! 夜なら空いてるから、じゃぁ駅に待ち合わせで良い?」
「それでイイよ! 了解!!」
こうして偶然出会った愛由と飲みに行くことになったのだけど、久しぶりに会った彼女は随分大人びていて⋯⋯遥人は会話してる最中ずっとドキドキしていた。
待ち合わせの時間、遥人はなんだかデートに行くようだな⋯⋯とか思いながら、夜になると約束した駅まで足取り軽やかに向かう。
「遥人くんとの再開に乾杯!」
「うん、乾杯」
飲み屋に入ると先ずはビールで乾杯をする。
それから今の近況報告というのだろうか、お互い勤め先など話していたはずなのに、気づいたら高校時代付き合っていた頃の話題に戻っていた。
「卒業してからずっと遥人連絡無かったじゃん⋯⋯あのまま私達自然消滅したけど、ずっと好きだったんだからね」
「そうだったんだ⋯⋯愛由から連絡来ないからてっきり忙しくなったんだと思っていて⋯⋯それでこっちから連絡出来ずにいたんだよ⋯⋯ずっと連絡無いままだったけど、好きな気持ちはずっと変わらずあった」
「そうだったんだ!! 私達どちらからも連絡しないとか⋯⋯ほんと似たもの同士だね えへへ」
それから昔の話題で盛り上がったりなんかして、気づいたらもう二時間も経過していた。
お店を後にした帰り道、遥人はお店では伝えられなかった愛由への気持ちを伝えることに。
「あの、あ、愛由⋯⋯」
「ご、ごめん⋯⋯もう⋯⋯ね!」
そういうと、愛由静かに遥人の目の前で左手の甲を見せる。
「ほら⋯⋯ね!! だからごめん、今日は楽しかったよ! 今日はお友達と飲むってことで会ったけど、もう二人きりなんかで会わないと思う、じゃぁまたね⋯⋯元気でね」
「う、うん、またね⋯⋯」
「ずっと⋯⋯遥人のこと大好きだよ」
「うん、ずっと結愛のこと大好き!! またね」
背を向け先にゆっくり歩き出した結愛は、少し寂しげに見えた。
もし、もう少し早く君に会いたいと伝えていたら⋯⋯そしたら、未来は違っていたのかな⋯⋯。
そんなことを思ったら、連絡し無かったあの時の自分を悔やんだけど、もう前を見て進まなくてはいけないとハッキリわかったので、今日君と会えて良かったのだろう。
「ありがとう結愛、ありがとうございました」
結愛の背中に向かって静かに言うと、遥斗も背を向けその場を立ち去った。
――三日月――
tsutsuに会いたいよ。
スゴく会いたいなぁ✨
どうしてるのかな?
元気にしてるのかな?
声が聞きたいなぁ👂️
遠い感じがするのは
ワタシの勘違いかな?
#君に会いたくて
最近気づいたことがある
これは愛でもなんでもない
ただの性欲だと
自分の中で高尚で尊いものだとおもっていたが
もはや君の顔も声も思い出せないのになにが愛だ
結局ただの性欲か
君は今、何を想っているだろう
君は今、何を見て何を感じているだろう
同じこの空を一緒に見上げていたのなら届けたい
離れていても繋がっていると
だから会いたいの我儘は言わないでおこう
「君に会いたくて」
君に会いたくて 会いたくて
君が好きだった場所、もの、買ったり行ってみたりもした。
君に会えると思ったから。
あぁ、なんてバカなんだろう。
君に会えると思って、僕は…
崖から飛び降りた
寒い日が続く。
暗い空は嫌だ。
太陽を観ると活力がでることがある。
またやれる。 頑張れるっていう気持ちになる。
そんな人はいない。おわり。
これでおわりじゃ短すぎるので別のことを書こう。今日は玉子の話でもしようか。
なぜ玉子の話かというと昨日目玉焼きを食べて玉子の気分だから。
玉子は美味しい。基本の目玉焼きにゆで玉子、スクランブルエッグ、玉子焼き、どう食べても美味しい。
メインとしてだけではなくて材料の一つとしても優秀で、人類は玉子なしじゃ生きていけないね。玉子に感謝せよ。
最近はまっているのがにんにくを入れた玉子スープ。これが美味しい。にんにくを入れることで満足感が高まる。
コンビニで売ってる玉子のサンドイッチもめちゃうまだ。なんかあれだ。美味い。うまく言えないけど技術の進歩を感じる。
ダイエットにも玉子は優秀らしいね。ゆで玉子がいいとか。消化がどうとかでサラダチキンと並ぶ定番の食材だ。
もう過ぎてしまったけど正月といえば伊達巻もあるね。玉子を使ったデザート系はいろいろあるけど伊達巻は結構好きなほう。
デザートといえば甘い玉子焼きというのがあるな。食べた記憶があるようなないような。どっちにしろ俺が育ったのはおかず系の味付け。
でも甘い玉子焼きいいよな。むしろそっちで育ちたかった。甘いの好きなんよ。
酒をやめてからすごく甘いのが食べたくなってるんだよな。なんでだろ。
まだたまごかけご飯とかいろいろあるけどこの辺でおわりにしとくか。
僕は犬。
元は捨て犬だった、でもそんな時、とある優しいお爺さんが僕を見つけてくれて拾ってくれた。
その人の家はそんなに裕福では無く、田舎町のどちらかと言うと昔の雰囲気が漂う家。でもとても心地の良い家だった。
その家にはお婆さんが居てどうやら夫婦で暮らして居るみたいだ。二人はとても仲が良く毎日笑っていた。そこに僕が近寄ると優しく頭を撫でてくれる。
僕がこの家に来て半年、お爺さんが体調を崩した。
前から患っていた病気が再発したみたいだ。日に日に体調が悪くなっていくお爺さんを見るのは辛かった。少しでも安らぎになってもらおうと僕はずっとお爺さんの傍に寄り添って居たんだ。
そんな僕の頭を撫でながらお爺さんは呟いた。
『 お前に会えて良かった、お婆さんを宜しくな。』
そんな事言わないで欲しい。でもその声色は死を覚悟したような、そんな声色だった。
其れから一週間後、お爺さんは何とも幸せそうな表情で深い眠りについたんだ。僕はそれからと言うものお婆さんに精一杯の幸せを注いであげた。
お爺さん、ありがとう。最近気付いたけど、僕は
お爺さんに会うために、いや、お爺さんに会いたくて産まれて来たんだと思う。貴方の飼い犬になれて僕は光栄だったよ。僕が死んだら絶対迎えに来てね、そしてまた僕の頭を優しく撫でてよ。
それまで僕はお婆さんに一生分の幸せを贈るから。
#君に会いたくて
春人sido
君は小さくて、優しくて、天然で、たまに毒舌でよく笑っていた。人に興味がないっていってたけど、君が一番周りを見ていた。興味のない話も、熱心に聞いてくれて知らないことを教えると、「いろんな事知ってて凄い!」と褒めてくれた。授業はあまりクラスにいないけど、社会の時間は、凄く集中していて、真面目だと思った。君は皆は私に無いものを持ってて凄いと言った。君は実は、ノーマル以外はいける亊を知って俺はビックリした。実は私小説を書いてると文集に書いた時は俺も周りも驚いた。君は価値のない人間で必要ないと言ったけど、俺は君がいるおかげで、毎日が楽しい。
「君に会いたくて」というドラマが流行っている。最終回はサグラダ・ファミリアが完成する日の予定だそうだ。
生きている間には、君に会えそうもない。
学校なんてつまらない。
授業も退屈だし、先生はうるさいし
クラスメートは幼稚な奴らばっかりだ。
アイドルや動画配信者の話しかしない奴らと
話すことなんてない。
周りがうるさいから登校しているだけ、
誰にも何も言われたくないから行ってるだけ、
そう思っていた。
つい半年前までは。
夏休み明け、先生に連れられて、君がやってきた。
物怖じしない、飄々とした雰囲気で
自己紹介をして、
すとんと自席に座った。
あとから聞くと、すごく緊張してたんだという。
そんな風には見えなかったというと、
「そういう顔だから」と言ってのける。
仲良くなったきっかけは
君がたまに呟く一言に笑ってしまったことからだった。
多分、担任のひどく適当な言い回しに、
「責任感のない言動」と呟いたのを聞いてしまったのだ。
担任はいい人なのだが、全体的に雑なところがある。
いいように言えば前向きなんだろうけど、
時々気に触る、と感じていたので
君の一言にひどく納得した。
担任が去ってから、君の「笑ったよね?」という一言に、
堪え切れずに声を上げてしまった。
それからは、お互いの考えていることをこっそり伝え合うようになった。
校外学習って意味ある?
アイドルって大体みんな同じ顔じゃない?
悪ふざけ動画は苦手。
ポテトチップスはうすしおにかぎる。
冬より夏が好き。
どうして大人ってやろうとしてたことを言ってくるの?
わからないのに偉そうなのはなんで?
そういうささやかなことをたくさん話す。
不思議なことに2人でぶつぶつ言っていると
退屈や不快が
遊びになる。
「ああ、むかついた」と言いながら、元気になる。
君に会いたくて、学校に行っている。
そう言いあえることが、こんなにも、嬉しい。
君に会いたくて
…とにかく働く。
…手数料とかもったいないから引き出さない。
…日々節約してやっと出会えた諭吉。
…いつも足早に去ってゆく君。
…もっとゆっくりしていって。
狂気と快楽のはざまで
壊れても請われても やめない愚かな自分を肯定するのは貴方1人
おかしい オカシイ 可笑しいよ
人間は多くの肯定を望む生き物だから
ここは少し息がしずらいね
何気ない仕草 何気ない一言 何気ない優しさ
それは時にお互いを傷つけるけど、お互いをあたたかくつつんでくれる
きみのかいなにいだかれて
きみのこえにみみをすまし
きみのほおにふれて
旅にでてしまった君と
ボクらを否定するこの世界を否定したいよ
#君に会いたくて