『君と最後に会った日』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
最後に会った日、冷たい風が街を包み込んでいた。私たちは予定通りの場所で待ち合わせをし、ふたりでゆっくりと散歩をすることに決めた。
街の中心部を抜け、公園に辿り着くと、そこには季節の移り変わりを感じさせる美しい景色が広がっていた。紅葉が一面に広がり、木々が風に揺れる様子はまるで絵画のようだった。
私たちは静かに歩きながら、思い出話に花を咲かせた。過去の冒険や笑い声が鮮明に甦り、心温まる時間が過ぎていった。時折、寂しさが胸をよぎるが、それでも私たちは笑顔を絶やさずに歩き続けた。
公園のベンチに腰掛け、夕陽が空を染める様子を眺めながら、私たちは言葉を交わした。互いに感謝の気持ちを伝え合い、これまでの旅路に感謝すると同時に、未来への思いを語り合った。
「最後に会う日が来るなんて、少し寂しい気もするけれど、私たちはたくさんの思い出を作ったね。これからもそれぞれが輝いていく未来を歩んでいこう」と私は言った。
君は微笑みながら、頷いた。「そうだね、私たちが出会ったことは奇跡だった。君との旅は私の人生に色を添えてくれた。ありがとう」と君は言った。
夕日が沈み、夜が訪れる頃、私たちはゆっくりと立ち上がった。手を握り合い、再び歩き始めた。そして、別れの時が迫っていることを受け入れながらも、私たちは前を向きながら進んでいった。
最後の別れが近づく中、私たちは互いの瞳に映る思い出を胸に刻み込んだ。喜びや悲しみ、成長や笑いが交差する時間の中で、私たちは大切な存在として共に過ごしたことを心に抱き続けることに決めた。
そして、別れの場所に辿り着いた。深い呼吸をして、私たちは最後の言葉を伝えた。
【君に最後に会った日】 2023/06/27
また、あの時の夢を見た。
電気時計を見ると、6月27日の8:00と表示されていた。
ダメだってわかっているのに、やっぱり夢ではどうしようもないらしい。
君に最後に会った日。
僕はその時の光景を、未だに忘れることが出来ない。
あの時、冬の雪景色の中、雲に打ち消すほどに、明るく、輝かしい満面の笑みで、時間に遅れてきた僕のことを迎えてくれた彼女。
こんな僕でも好きだと言って、告白してくれた彼女。
そんな彼女と会う日でも、あの日はいつもより増して、ものすごく大切な日だった。
彼女がずっと忙しくて、学校にも来れていなかった。なぜ忙しいのかは、僕にすら教えてくれなかった。だから、本当に久しぶりに会える日だったのに、貴重な時間を無駄にしてしまった。
「・・ほんとに・・・・遅れてごめん・・・・!」
息も絶え絶えになりながら声を振り絞った。
しかしその頭上からは、そんな僕とは正反対な明るい声が返ってきた。
「全然大丈夫!!もう、走ってきたの?」
彼女は笑いながら僕の背中をさする。
そして、本当に久しぶりに、真正面から彼女の顔を見る。
「本当に、久しぶりだね。」
僕が大好きなその笑顔。
輝かしくもどこか悲しげな彼女にのその笑顔を見たのが、君に最後に会った日だった。
部屋の中に聞きなれたスマホのアラームが鳴り響く。
起きたら、電機時計には6月28日の7:41と表示されている。
-また、同じ夢を見ていたのか。
今日で何回目だろう。数えているわけじゃないけど、もう記憶でたどれないほどに沢山見た夢。
君に最後に会った日の次の平日。
急遽知らされた君の転校。それたか何回もこの夢を見ている。
何度も、これが正夢になったくれればいいと思った。
どこかでもう一度、君に「久しぶりだね」と言って貰えたらどんなに良かっただろうか。
そんなこと、都合よく起きるはずないって、わかっているのに。
まだ君に、何もしてあげられていないのに。
もっと沢山、その笑顔を間近で見ていたかったのに。
君にちゃんと、好きだって言えてなかったのに。
-ごめんね。こんなに都合のいい夢ばっかりみて。
突然だが床にうずくまって苦しそうにしている親友に会った。
3年ぶりくらいだろうか。
どうやら気持ちが沈んでいるようだ。
どうにかして元気になってもらおうと必死に話しかけるが親友は「いや、後にしてくれ」と言って譲らない。
こうなれば意地でも笑わせてやる。私は必死に知恵を振り絞り寒いギャグを言い続けた。
20分後〜
「今日はめでたい日、サイコー、ハーイハーイウルトラソウル、ハーイ」
完全にネタ切れになった私は全裸で叫ぶ不審者と化していた。
ここまでやって誰も止めに入らないのはわけがある、実は多額のお金を支払い周囲をSPに囲ってもらっていたのだ。
まさに無敵。
まあ20分の契約だからもう帰るだろうが。
ふと親友を見ると小刻みに震えていた。
ついにやったか。
しかし彼は無表情で立ち上がると近くにあった木魚を手に取り私に襲いかかってきた。
「やばい」私は命の危機を感じ全速力で駆け出した。
何がいけなかったのだろう。私は疲労で大して回っていない頭で必死に考えた。
葬儀場でちょっとふざけてしまったのは少々まずかったかもしれないが殺される程だろうか。
チラッと後ろを振り返ると彼は血走った目で追いかけてくる。
葬式で殺人を企てるなんて正気じゃない。
彼にはモラルが無いのだろうか。
そうして走っていると、葬儀をさぼって床に寝そべっている僧侶に引っかかって転んでしまった。
もう最悪だ。
私は言った。
「もう二度と来ないからな」
君と最後に会ったのは、いつだろう
もう何年も経ったから
君は元気かな?
知らない方がいいのかもしれない
胸の古傷(いたみ)がまた疼くかも
綺麗な想い出だけを留めておくため
さよなら
大好きだったキミへ
【君と最後に会った日】君と最後に会った日から10日ほど
たっているけど、早く会いたい(笑)。最後にあった日は、最高だったけど、最悪な日で・・・・。まさかあんな展開になるとは誰もしが予想していなかったねぇー。
でも、お初な姿がみれて、そして、まさかのメンバーも揃って、最高な姿もみれて幸せだった。ありがとう!
次に会う君も楽しみ。つぎは、何事も起きませんようにーやはり好きなものは好き‥。
たとえ叶わなくても・・・いつか想いよ、とどけ!!
ねぇー、でもしってるんだろうか?私の気持ち・・・??
3年後のpure
晴天の下公園で今日も君を待つ。最後に会ったあの日を思い出しながら。出会ったのは3ヶ月前の事で、私はランニングをしていて一休みをしようとたまたま通りがかった公園へ入ったらそこには隣町の高校の制服を着たベンチで本を読んでいるとても綺麗な女の子がいた。
どこか儚い感じがあり目を離すと消えてしまいそうな印象があって視線を反らすことが出来ないでいると、
「どうかした? 私の顔に何かついてる?」
「い、いいえ。ただその綺麗な人だなって思って。」
「そんなこと面と向かって言われるの初めて。でも
ありがとう。」
容姿だけでなく声も綺麗なんて、と羨ましさを感じながら彼女の持っている本に目をやる。それはあまり知られてはいないが私が面白いと思い買った本だった。
「ねえ、あなたもその本好きなの?」
「うん、バッドエンドなんだけどどこか美しさを感じる話で何回も読んじゃうの。」
「分かる! 心が抉られるのが分かってても情景描写が綺麗でまた読んじゃうだよね。」
私たちは意気投合し気がつけば30分以上も話していて空を見るともう夕暮れになっていた。
「こんなに話が合う人初めて会った。」
「ええ、私も。」
そして私がさよならと別れを告げて帰ろうとすると、
「ねえ、良かったら毎日この時間帯に話さない?
私帰宅部で暇なの。嫌なら断ってくれていいから。」
「ふふっ、別にいいよ。私も帰宅部だし。」
そう言うと彼女は嬉しそうに笑った。その笑顔が泣きそうに見えて私は何故か胸が苦しくなった。
その後、彼女とはどんどん仲が深まり最初はぎこちなかった口調も砕けてきていた。けれど彼女のあの消えそうな儚さは強まっているような気がした。
「でねその時妹がさ───」
「あはっ、面白い妹さんね。」
「あのさ、無理してない?」
「何が?」
「いや私ばっかり話してるし、なんとなく言いたいこと我慢してるんじゃないかなって。」
「そんなことないよ。あなたの家族の話を聞いてると私も幸せな気分になるから。」
「そうかな。」
「ええ、いつも楽しい話をありがとう。」
なんだか照れる。けどどうしてか彼女の顔は暗い。
「今日なんか変じゃない?何かあったの?」
「────っ。あの私実は、」
5時を告げるチャイムが鳴る。
「やばっ。もう帰らないと。」
「そうだね。帰ろう。」
「いいの?何か話そうとしてなかった?」
「ううん、何でもない。」
二人で公園を出ようとした時強い風が吹き目を瞑る。彼女を咄嗟に見たその時見えてしまった。スカートの端が捲れ上がりふくらはぎが晒される。そこには包帯がしてあり痣もあったような気がした。
「どうしたの?」
「な、なんでもない。」
その後はどうやって帰ったのか分からない。ただ漠然と嫌な予感がした。そしてその嫌な予感はすぐに当たった。
時間になっても彼女が来ないのだ。心配になる。でも彼女にも予定があるのだから仕方ないと帰ろうとしたら入口に姿が見えて走る。
彼女の格好はボロボロでまるで誰かに襲われて逃げてきたようだった。
「何があったの?大丈夫、落ち着いて。」
「ううっ、ひぐっ。」
「さあ、座って。」
彼女を座らせる。こんな風に苦しげに小さく丸まって泣く姿に悲しくなって背を撫でる。
「落ち着いた?何があったのか私に話せる?」
「ごめん。ごめんなさい。」
「大丈夫、大丈夫だよ。私はいつだってここにいる。あなたのそばにいる。」
「うん、ありがとう。」
暫く今までのことを忘れるように帰る時間になるまで語り合った。
「本当に大丈夫?」
「大丈夫だよ。」
彼女の後ろ姿を見送る。なんだか二度と会えなくなるような気がして大声を上げる。
「明日も来てくれるよね!」
彼女はただ何もいわずに微笑んだ。それが彼女に最後に会った日だった。あれから3か月経ちもう季節は春になろうとしていた。私は彼女の事を何も知らない。なぜ包帯や痣があったのか。なぜ近くの公園ではなくここまで来ていたのか。なぜスマホを持っていないのか。私は何も知らない。だから私に出来る事はいつか来てくれると信じ待つこと。
「ねえ、桜綺麗だよ。君にも見せたいな。」
例え二度と君には会えないとしても、私は君のそばにいると約束したから。ずっとここに居るから。だから今日も私は待ち続ける。
『君と最後にあった日』
【君と最後に会った日】
友人と顔を合わせて話したのは、いつだろう。
いまだに表情や仕草は思い出せる。
けど、鮮明には思い出せなくて、どこかおぼろげだ。
1週間に1回の頻度で、友人の声は聞いているのに。
片手で握りしめたスマホ越しに。
君と最後に会った日
あの日は今日のように晴れていた。雲一つない青空の朝、君は空へと飛び立った。君が飛び立つ姿はまるで、天使のようだった。そんな事があったのは丁度1年前の今日だった。
今日もいつものように写真の君におはようをして、初めて空に飛び立った。光がとても眩しくて、目がチカチカ痛くて目を閉じてしまう。でも、君のように眩しくて明るい太陽を見るには目を開けなければならない。目を開けると、太陽のように眩しくて美しい君が、僕に微笑んだような気がした。
【⠀君と最後に会った日 】
僕と君は仲が良かったじゃないか、
一緒に笑いあったじゃないか、
授業なんて毎日のようにサボりあって、
お互いに喧嘩なんてしたり、
あだ名で呼びあったり、
本気で勝負したり、
君は…………………………
君はいつも…………笑顔だったじゃないか……
なのに…なんで…
屋上から……………
なんで…なんで…
僕を置いていったんだよ……………
笑顔の裏に必ず幸せがあるなんて誰が言ったんだい?
君と最後に会った日
大切な時間を分け合って、
共有してきた私たちだけど、
最後に会った日はいつになるのかな。
いつも、一緒にいたような気もするけど、
いつから、分け合えなくなったんだろう。
でも、私たちは、
また明日会ったら、この間の続きから、みたいな
前と同じノリで話せる気がしてる。
もう会えなくても、
ずっと大切に想っているからね。
君と初めて出会った日は、快晴だった。
心も体も私のモノ。
だけど、だんだん曇ってきて。
あなたの中にある宝を私が切り裂いてしまった。
今も吊られているあなたの宝。
土砂降りの中、雷の光で照らされる
唯一無二の宝。
君と最後に会った日は、君の泣き顔すら見れないのね
最後に君に会ったのは、数日前だった
あの時は確かに君は笑っていた
でも、もうそんな君はこの世にはいない
それは、唐突だった 君が死んだ
僕は君が死んだって聞いて、考えられなかった
死因は、交通事故だった
数日前君はとても笑顔だった、それなのに
死んだと聞いて受け入れられなかった
僕は葬式には行けていない
まだ頭の整理ができていなかったんだろう
頭の整理ができたの、葬式が終わってからだ
僕は行けなかった僕は君の最後を見届けられなかった
僕は君の墓の前に来た
もう君の顔は見れない
僕も前を向いて歩かなければ
だからってきみ忘れることはない、僕が愛した人だから
僕がそっちに行くまで待っていてほしい
そっちに行ったら
共にいよう
会えなかった分、色んな話をしよう
君と最後に会った日
爽やかな風
青くて広い空
光差す太陽
あの日あの丘で
たわいもない話で
君と笑いあった日
あの日が
君と会った最後の日だった
君と最後に会ったのはいつだっけ?
高校の卒業式、いや春休みにも会っているはずだ。
君が県外の大学に進学するから、最後に君の家でパーティをしたんだっけ。
俺は君の家の前、俺の家の隣でそんなことを思い出していた。
久しぶりに君が実家に帰ってきた、という連絡を受けた。
チャイムを押して、随分と雰囲気の変わった君がドアを開けた。
綺麗になったな。
君と最後に会った日のこと。僕はもう覚えてないや
ようやくお気に入りが見つかった。
わたしは何人目ですか。
#100 そして、大人になろうと決めた
じゃーまた明日!
あの日の僕は、手元にあるゲームステージのクリアが重要で、惰性のさよならを君に送った。
何よりも、明日も明後日もずっと今日と同じ朝がきてまた会えるものだと疑う余地もないほど僕は子供だったのだ。
あの頃の僕は君と憂鬱を共有しあえるほど大人ではなかった。
でも、あの時、せめて、君と向き合って「また明日」と別れていたら、もしかしたら、少しは君の思いとどまる理由になれていたかもしれない...
なんて、あの日から安っぽい偽善を僕はずっと抱えているよ
少なくとも
明日が必ずしも今日と同じとは限らないと、
思い知らされたあの日、
子供すぎる自分にやっと気付いて
もっと真剣に、真面目すぎるほど懸命に
君の分も大人になってやろうって決めたんだ
お題「君と最後に会った日」
君はもうほんとうにボロボロだった。
正直、私も見たくなかったのよ。
いつもの笑顔で迎えてくれる君で、
上書きしたままにしておきたかった。
だけど会いたかったから.........
視界に入ったのは、
くしゃくしゃの笑顔が貼り付けられた君だった。
あんなに赤く染まるものなのね。
君も「もう会いにこないでくれ」なんて不器用なこと言っちゃって。
馬鹿。
誰に言ってると思ってるのよ。
ーーこの後、君の母親から全てを聞いたわ。
もう自分は治らないから、硝ちゃんにはこんな姿見せたくなかったんだって。
だけど、
会えて良かったって。
最期に話せて本当に嬉しかったんだって。
君のせいで本当に辛かった。
...なんて、1度たりとも言うつもりはない。
君が1番頑張っていたから。でしょ?
今日も寂れた家で、赤い彼岸花を一輪。
お題
『君と最後に出会った日』
僕が最後に見た君は笑っていた。
僕はその笑顔に、ふわっとしたその心地良さに惚れんたんだ。
僕は中学の時ヤンキーだった。自分で言うのは恥ずかしいけど、、今の性格とは程遠くグレていた。
あの日も当たり前のように他校と喧嘩しては勝って眠かったから中庭で寝てた。起きたらいつの間にか隣に女がいて…
『あ、起きたんだ。如月くん』
俺は知らない女だった。聞いてもないのにそいつは話し出す。
『如月くん、知らないと思うけど私たち同じクラスなんだよっ!』
『いつも気になってたんだよ、怪我したまま寝てるから』
「あそ、」
人と話すことが嫌いなのに、何故か話せた。
『ほら、絆創膏貼っておいたからね。』
顔にも腕にも足にも貼ってあった。
『じゃあね!ちゃんと手当するんだよ〜』
笑っていた。彼女は笑っていた。
その笑顔と優しさが気がついたら大好きになっていた。その後も彼女は手当をしに中庭に来ることが多くなった。弁当だって作るようになった。そしていつの間にか俺の隣にずっといるようになった。
気づけば3年。俺は中3になっていてヤンキーもやめていた。未だに彼女とは一緒にいて、、でも付き合っている訳では無かった。受験もまじかになって会わなくなった。でも連絡は途切れなかった。
『やっほ〜!うわ、似合ってる!』
久しぶりに見る彼女はやっぱり綺麗だった。
「同じ高校、、なんで言わなかった?」
『うーん、サプライズ?』
なんのサプライズだよ、とツッコミを入れて高校の門をくぐる。
「また、3年間よろしく」
僕がそう言うとひとつ間を置いてから彼女は頷いた。
高校でも隣にいた。付き合いたかった。でも言い出せなかった。隣にいるのが当たり前で、でも彼女は時々悲しい表情をするから、こんなに長く一緒にいる僕にも言わないから。タイミングが分からなかった。
そしてまた、会わなくなった。連絡もなくなった。
また明日、!そう言って笑顔で言ってたじゃないか。何を、こんだけ隠してた…。
君に会ったのはそれが最後。
どうかお元気で。
『楽しかったよ。ありがとう。』
君と最後に会ったのはいつだっただろう。
たしかあの日は夏祭りだった、沢山の屋台が並び、人が沢山居て混んでいたんだ。
リンゴ飴を頬張る君のほっぺたが紅くてまるで君のほうがリンゴ飴みたいで可愛らしかった。
そして花火が上がる時間となり僕らは人気の無い穴場に移動して花火を見た。
夜の静けさと暗闇を打ち消す花火はとても綺麗で、この永遠にも思える時間が一生続けばいいのにと願った。
そして花火がもうすぐ終る時に君は口を開いた
「絶対に、来年も見に来ようね…!」
君はそう言いながら儚い笑みを浮かべていた、それと同時に最後の花火が打ち上がった。
今僕は病院のベッドの上に居る、「どうして…今…こんな事を、思い出しちゃったんだろうな~…」
僕は生まれつき病気があった、春の暖かさから夏の暑さに変わろうとする時期、僕の病気は悪化した。
今日は毎年恒例の夏祭りの日、結構僕は約束を果たせそうに無い「ごめんな…」そう呟いた言葉は誰にも届くことはなかった。