『君と最後に会った日』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君と最後に会った日は
君と最初に会った日で
君と一緒に飲んだアイスティーは
きっと ずっと 忘れない味になるんだろうな
#君と最後に会った日
僕があの人と最後に会ったのはもう何年も前のことだった。
彼女と会ったのは僕が高校生の時、バイト先の先輩で慣れないことが多く、分からないことだらけだった僕に声を掛けてくれたんです。僕が彼女のことを好きになるのにそう時間はかかりませんでした。
ですが、ある日…その人はバイトを辞めることを聞きました。せめて気持ちだけでも伝えようとバイトが終わった後に好きなことを伝えました。結果は見事に振られてしまいましたが今でも好きな気持ちに変わりません。その人と会ったのはそれで最後でしたが、また会う日が来るのであれば今度は僕があの人に声を掛けるつもりでいます。
あの時の臆病だった僕は……もういないんだから………
何回くらいさよならをしたんだろう
それなりに歳を重ね
いろんな出会いがあった
さよならをしないままになっている縁は
ずっと繋がってると思ってたんだ
だから安心していたんだと思う
どうやらだいたいの場合は最後に会った日で途切れてしまうらしい
きみとはまだ繋がっているんだろうか
もしくはやはりあの日から今私がいる場所までは繋がっていたいなだろうか
君と最後に会った日
「またね」
そう言って、わかれたはずだった。
静かに降り続ける小雨の中、少し頼りない折り畳み傘をさして、手を振る。振り返した君は、たしかに口元に笑みを浮かべていた。
君がいる次の日を当たり前に望んで、そうなると信じて疑っていなかったんだ。
でも、また、は来なかった。
今でも、あの分かれ道を通る度に君のことを思い出す。もうどんな声をしていたか、思い出せないけれど。そのときの服装や顔すらもよく覚えてはいないけれど。
記憶の中に生き続ける君は優しく微笑んでいるから、またね、をまだ期待しているんだ。
君と最後に会った日
最後の顔を思い出せない
笑ってた?泣いてた?
永遠に靄がかかって霧がかかって
朦朧とした意識みたい
君の顔を思い出したいのに
もう二度と思い出せない気がする
SNSのアカウント、全部「移行します」とかふざけてるの?って思ってた頃はまだ良かった。今の君の住んでる所も知らないし、LINEもDMももう動かせない。またね、って言ってくれた声も思い出せなくて顔もおぼろげ。唯一覚えてるのは君のカラオケの十八番の曲。原曲聞いてもなんか違うから、もう一度だけ君の声で聞きたい。それだけ。
(君と最後に会った日)
君と最後にあった日。
それは今日のような日だった──。
その日は茹だるように蒸し暑かった。
僕がしっかり見てしていれば…。
「君」は6年前に夏風邪をこじらせて
他界してしまった。
天で楽しくやってるだろうか。
僕はもう高校生になったよ。
君と最期にあった日。
お題 : 君と最後にあった日 #17
「君と最後にあった日」
君はいつもと同じ
面倒くさいって
言って扉を閉めた
今も思い出すのは
不器用な後ろ姿
繊細でそのくせ寂しがり屋
君のことは僕が
1番知ってるつもりでいた
でも1番は君自身
自分の気持ちに正直すぎて
この世界は不自由過ぎた
今
元気かい?
そこは楽しい?
情けないけど
僕はまだ君の後ろ姿しか思い出せないんだ
㉛【 親友 】
俺には親友ヤスって奴がいた⋯極度のあがり症でテストが迫る度に緊張する
そのせいで点数がよくない⋯実力はあるのにもったいない⋯。
それでもアイツは努力する⋯。
気がついたら学校のテストで緊張する事は無くなってた。
良い点数を取れ学年でも、そこそこ良い成績を取っていた⋯。
俺?
俺は⋯平均から少し上くらいかな?
でも運動神経は良いからアイツには体育とかでは負けた事は無いぞ。
まあ俺は体力バカでヤスは秀才で運動音痴の凸凹コンビだった。
幼稚園~中学まで、ずっと一緒の腐れ縁ってやつだ。
でも高校で別れる事になる⋯俺は成績平均くらいだから、それで行けそうな高校に普通に行った⋯。
ヤスは そこそこの高校を受けたけど⋯ド緊張したらしい。
実力の半分も出せずに落ち⋯滑り止めの高校に行く事になった。
滑り止めといっても俺よりは全然いいんだけどね⋯。
そんな感じでヤスとは学校が別々になったが繋がりは、それなりに高校3年間あった⋯。
いつまでもこの関係がコイツとは続くんだろうなと思った⋯。
それから3年たち⋯俺は就職した。
ヤスはどうしても行きたい大学が、ありそこしか受けないと言っていた。
あいつ⋯本番で緊張するの治ったのかな?
少し心配したが俺は人のことより自分のことの方が心配だなと放ったらかしていた。
俺は、なんやかんや自分なりに頑張って近くの工場に就職が決まった。
ヤスは⋯⋯⋯
落ちたらしい。
慰めにでも⋯と思って電話したらアイツの母親が出て俺からの電話で喜んでいた?
なんで?
と思ったらアイツ落ちこみすぎてノイローゼみたいになってるらしい⋯。
すぐアイツと電話に変わったが一言も発しないからコッチから『今からソコに行くから待ってろ』と言いい、ヤスの家まで行った。
家に行くとおばさんが、すぐドアを開けてくれた。
勝手知ったら何とやらで何年も行った事ある屋内をスタスタ歩きアイツの部屋のドアを開けた。
アイツは体育座りして力無く項垂れてた。
『よう✋』っていつもの調子で挨拶したら
「いらっしゃい⋯」って小さい声で返事した。
落ち込んでるが返事するくらいは元気あるんだな⋯。
『それでは、インタビューしたいと思います⋯今どんな気持ちですか?』なんて明るい声で茶化しエアマイクをヤスの口に持っていき聞いてみた⋯
「終わった⋯全て終わった⋯何かどうでも良くなった気がしてる⋯。」
『まあ⋯あんなに行きたがってたもんな⋯なあ⋯今から遊びに行かないか?』
「遊びに?」
『そう⋯遊びに⋯コレからお前がどうするかは分からんけど⋯いつまでもココで電気もつけず真っ暗な部屋にいてもしゃーないだろう⋯久しぶりにゲーセン行こーぜ』
「ゲーセンか⋯エアマイクなのにカラオケじゃなく?」
『カラオケは俺下手だから嫌だ⋯ゲーセン行こう⋯勉強ばっかだったんだろ?頑張ったんだから今日⋯っていうか暫くパァ〜と気晴らしに遊びに行こうぜ』
「そうか⋯そうだよね⋯うん⋯ヨシ⋯行こうか?」
『おう むかし良く行ってたチャランポランって店で良いか?』
「チャランポラン⋯マジアカまだあるかな?」
─────────── ᗢᘏڡ ──
補足
マジアカはクイズマジックアカデミーの略
アーケードのクイズゲームです
─── ᗢᘏڡ ──────────
『おう!まだあるぜ、お前がやってた時よりアップグレードされてるから問題もキャラも増えてるぞ⋯』
「そうなんだ⋯楽しみだな♪」
『対戦する?』
「そんなモードあるの?」
『ない⋯けど点数を競う』
「OK⋯でもキミ君僕に勝てるの? 」
『おう?落ち込んでるお前には多分負けないからハンデとかいらん』
「言うね⋯。ボロボロに負かせてあげよう⋯」
そんな感じで徐々に生気を取り戻しつつあるヤスを連れチャランポランに遊びに行った⋯⋯
結果⋯マジアカでアイツにボロ負けした⋯帰り道
『なんだよローマ五賢帝の最後の皇帝の名前めっちゃ長くね?マリウス何とかってバカかよアイツ』
「マリウスじゃなくてマルクス・アウレリウス・アントニヌスだよ」
『長すぎて覚えられるわけ訳ないだろうが⋯』
「まあ、興味ない人からしたらそうだね」
なんてやり取りしながら家に帰った。
まあそれ1回でいつもの調子に戻ったから良かった良かった⋯おばさんにも感謝された。
そんな事があった⋯しかしクイズで負けたのが正直悔しかったので仕事で儲けたお金で時々 マジアカやろうと思った⋯。
そこから立ち直ったヤスは予備校に行き⋯
俺は工場で働きつつマジアカ時々⋯
といった調子で1年が過ぎて⋯また受験のシーズンが、来た。
時々ヤスとは息抜きにマジアカで勝負してたが全敗⋯( ‘ᾥ’ )グヌヌ
受験半年前くらいから気を使った俺がマジアカ2人でしに行くのをやめた⋯まあ向こうから呼び出しきたらやるつもりだったけど来なかった⋯それからアイツとは受験が終わるまで会わなかった⋯というより工場が忙し過ぎて残業残業また残業⋯家に帰ったらぶっ倒れる
若いかは持つけどね( ・́ࠏ・̀)ヘヘ
まあ日曜日はほぼ1日死んでる⋯。
だからアイツとはそれから一切繋がりもなく音信不通だ⋯。
そんな毎日が終わり気がついたら⋯受験終わってた⋯。
友達にヤスがどうなったのか聞いてみたら⋯また落ちてたらしい⋯しかもノイローゼっぽいとまで聞いた。
またかよ⋯。
仕事も落ち着いてるし久しぶりに行くかってなわけで次の日、ヤスの家に行った。
ヤスの家に行ったらおばさんにメチャクチャ歓迎されて家に通された⋯なんか1年前と似たような状況(°▽°)ハハハ
ヤスの部屋のドアを開けたら⋯
「いらっしゃい⋯」
『いらっしゃったぞ⋯って、なんだ?思ったより落ち着いてるじゃん?』
「そう?コレでも結構ショックだよ?」
『何だよ前みたいに励ましに来たのに⋯』
「マジアカ?」
『行くか?』
「そんな気分じゃないよ⋯」
『今度は五賢帝、間違えないから大丈夫だったのに残念⋯』
「マルクス・アウレリウス・アントニヌス?」
『それ!』
「それだけ覚えても勝てないよ(笑)」
『1回もまだ勝ててない⋯悔しい(;`皿´)グヌヌ』
「フフフ⋯多分、僕に一生勝てないよ(笑)」
『なにお!今度は絶対勝ったるからな!』
なんて馬鹿な話しながら、いつもの雰囲気のまんま時間が過ぎて夜10時くらいなった「お?もうこんな時間か⋯じゃあ俺そろそろ帰るわ」
『うん』
「またな✋」
『うんバイバイ✋』
そうやって家を出たらおばさんからお礼を言われた。
お礼言われるほど何もしてないんだけどな⋯まあ良いか⋯。
思ったより落ち着いてたから良かった良かった⋯。
なんて⋯
思ってた⋯
俺を殴ってやりたい⋯。
次の日いつも、どうり仕事に行き⋯仕事して⋯いつも通り家に帰ってきたら携帯が鳴った⋯友達からだ⋯⋯
「もしもし?どした?」
『大変だ!!!間が死んだ』
「はぁ?ヤスが?どういう事だ!!」
『自殺したらしい⋯アイツ受験で失敗して、それで⋯』
「そんな訳ねぇだろ?昨日俺が行った時かなり落ち着いてたんだぞ」
『それが嘘じゃないんだよ⋯早くアイツの家行け!』
「嘘だろ!?」
そう言うと切り⋯ヤスの家に行こうとしたら別の友達から電話が⋯内容は似たようなもんだった⋯。
それからも他の友達に「お通夜とか葬式行きたい奴いるかもしれんから繋がりある奴に連絡してくれ」と言われた。
本当なのか?と思ってたら
リビングにいた母から「さっき間さんのおばさんから⋯ヤス君、亡くなったって⋯出来たら葬式来てくれたら、ありがたいってさ⋯。」
と言われた⋯⋯。
なんだよそれ⋯おかしいだろ⋯。
「⋯わかったけど⋯行くかどうかは⋯考えさせて欲しい⋯。」
『わかった⋯決まったら教えて⋯私達は行くわ⋯』
「ありがとう⋯」
それから色々考えてたら友達から携帯がかかってきて⋯『間のおばさん達が多分 大変だろうから迷惑かけない程度に明日、数人でアイツの家に行くけどお前どうするのか⋯』と聞かれて⋯。
葬式行くかもしれないから俺は良いとだけ答えといた。
それから⋯
しばらく考えた⋯⋯どうやら本当にアイツは亡くなったらしい⋯
でも何故、自殺なのか最後に会った時そんなに落ち込んでる気はしなかった⋯。
何故だ?コレばかりは間のおばさんに聞かないといけない⋯。
俺も葬式に行くことにした⋯。
葬式の数日前から俺の家族はヤスの葬式の手伝いをしに行った⋯
ヤスの家と俺の家は家族ぐるみで付き合いがあるからな⋯
そしてその為に最悪の言葉を聞かされる事になる⋯
それは⋯
間のおばさんの一言だった⋯
『うちの息子ね⋯受験に落ちた時にずっとキミ君に会いたい⋯キミ君に会いたい⋯って何度も呟いてたのよ⋯昨日、会えた時、本当にいつものような穏やかな顔してたの⋯最後に貴方にあえて⋯幸せだったと思うの⋯ありがとね⋯。』
と⋯⋯。
俺は心の中で【何でそんな事このタイミングで言うんだ】って思った。
そしたら一緒に聞いてた親父が『すみませんこれからチョット休憩がてら息子と近くブラブラしていいですか?』と言い了解を得て外に出るなり親父のクルマに促された⋯。
どうやら親父な嘘をついたらしい⋯。
車に2人で乗り近くの河原についた⋯2人で車から降りて河原のベンチに腰掛けてた⋯。
『親父⋯ありがとう⋯。』
「いや⋯あれは俺も何考えとんねんって思ったわ(笑)」
『やっぱり?』
「うん⋯でも気にするな⋯若い息子が無くなったら平常心でいるつもりでパニック状態で気が回らないなんて事もあるのかもしれん⋯俺が間さんの立場でも変なこと言ってるかもしれん」
『そうなんだ⋯親父はそんな感じないけどな⋯』
「そうか?メチャクチャ泣くぞお前が死んだら⋯あかん涙出てきた⋯。」
『何だよそれ(笑)俺まだ生きてるって⋯』
「そうだよな⋯でもな男でもたまには泣いても良いって思うんだよ⋯俺は⋯てなわけで俺はその辺でタバコ吸いながら泣いて来るわ⋯泣いてる所⋯見せたくないから着いてくるなよ⋯あと、お前は車の中で号泣しとけ」
『なんだよそれ⋯ってマジでどっか行ったし(笑)』
何て言いながら⋯言われた通りに近くに置いてある親父の車に戻り⋯助手席に座る
最後にヤスにあった事を思い返してみた⋯アイツの最後の言葉⋯『バイバイ』だったな⋯。
いつもは『またね』なのに⋯そうな事考えてたらボロボロ涙が出てきた⋯。
何で気づいてやれなかったんだ俺⋯
幼稚園の時からの付き合いだぞ⋯クソ!何がマジアカ『一生勝てないよ⋯』だ!!
勝ち逃げしてんじゃねぇーよ!!
何で気づけなかったんだよ!!
俺が、あの日ヤスの家に行かなかったら、まだ生きてたかもしれねぇだろーー!!
なんで、あんな事言うんだよ!!
チクシャーーーーー!!!
俺は⋯⋯クルマの中で1人号泣していた⋯⋯⋯。
テーマ【君と最後にあった日】
最後の音
耳を塞いでも反響する
目の前にいるのに
誰もいないみたいに
君の瞳に反射して
無意味な僕が映ってる
―君と最後に会った日
「君と最後に会った日」
友人でも、知り合いでもなくて
私が勝手に好きなだけ。
連絡先も知らないし、今どこにいるのかさえ知らない。
夢に出てきた貴方は、あの頃より大人になっていて
白いドレスを身に纏い幸せな結婚式をあげていた。
横にいるのはもちろん私ではない。
私はただ君が幸せであることを祈っている。
【君と最後に会った日】
スマホの小さな画面の中で、君が朗らかに笑っている。日常を切り出しただけの何の変哲もない動画を、もう幾度見返しただろう。
『ねえ。次の土曜日に、一緒にさ――』
何かを告げかけた君は、僕が動画を撮っていることにそこで初めて気がついて、わざとらしく唇を尖らせた。
『もう、勝手に撮らないでよ。今日、化粧も全然してないし』
別にそんなの気にしないのに。僕の声が画面の外から響くのを最後に、動画はぷつりと止まる。ああ、これから訪れる未来を知っていたなら、もっとちゃんと撮っておいたのに。
突然崩れ落ちた君の身体。救急車のけたたましいサイレンの音。その全てが僕の記憶に色濃く焼き付いて離れない。
君がもう、どこにもいない。その現実から目を背けるように、君と最後に会った日の光景を僕は無心で再生し続けた。
君と最後に会った日
君は冷たくなって綺麗な棺の中で眠っていた
もう話す事も出来ないんだね。
君と最後に会った日。それは、昨日だね💕︎私達は、基本毎週土日のみデートする。昨日は、2人で日帰り旅行として、神奈川県の逗子や、葉山まで行ったね💕︎一昨日は、2人で原宿や新大久保にデートに行ったね💕︎昨日は、クルージングで、些細な事で言い合いしちゃったね…でも私達は、珍しく、10分くらいで仲直りしたね💕︎いつも、時々見せる君の無邪気な笑顔が好き♡君は、時々子供の様に無邪気に笑ったり、些細な事で喜んだり、はしゃいだり、盛り上がったり…でも、そう言う君の少し子供っぽい所も何もかもが好き♡あと4日で付き合って5ヶ月記念日だね💕︎改めてこれからも末永く宜しくね💕︎
君と最後に会った日
日付までは正確に覚えていない。
夏、日差しが強かった。
その日の君の表情も覚えていない。
後ろめたさがあったから。
君に会いたい。
その日からずっと、後悔している。
君が旅立つ日、運悪く事故渋滞に遭って、出発の時間に間に合わなかった
結局けんか別れした日が最後になってしまったね
謝りたかった
でも、気づいたときには連絡が取れなくなっていた
あれから月日は流れた
君は僕のことなんか忘れて新しい人生を歩んでいることだろう
でも僕は、まだ君を思い出にできない
白い薔薇の花畑の真ん中できみは眠っている。
わたしたちが初めて出会い、最期に会った場所。
躰が白い薔薇に蝕まれる病に冒されきみは命を落とした。
きみの命が尽きても躰は朽ちることなく、薔薇は咲き続けいつしか白い薔薇の花畑になった。
ガラスの棺で眠るきみは美しくて眩しかった。
#君と最後に会った日
“天気予報は雨だね”
別れてから、1年ぶりに会う君に
掛けた一言は
『ごめん。傘、忘れちゃった笑』
なんて、バカなふりをした待ち合わせから始まった。
2人を一つの傘が優しく包み込む。
離れていた時間を忘れるかのように近付く距離。
こんなに愛しい人が近くにいるのに
簡単に触れられないもどかしさがわたしを襲う。
『ねえ、わたし雨も好きだよ』
【君と最後に会った日】
君と最後に会った日
わたしの心の底にある、あの子との思い出。中学の授業が終わった後に、あの子の家に遊びに行った。結構大きな家。商売をやってて、サラリーマンの家の子のわたしはびっくり。
でも気があった。好きな男の子の話、将来の話、家庭の内情の話。なんでも話せた。
夏休み、あの子の家にひとり遊びに行った日。あの日がふたりだけで会った最後だったのかな。
高校進学して学校は別々。携帯などなかったあの頃は連絡するのも一苦労。だんだん疎遠にはなつた。
大学進学が決まり、家を離れることになったわたしに、結婚式の招待状が届いた。あの子がお婿さんをとって結婚式をするのだ。家を継ぐための縁談と人に聞いた。あまりの急な話に言葉もなく、連絡さえ出来なかった。
わたしの入学式と重なったあの子の結婚式。
わたしは入学式に出席し、学生生活に慣れるため必死だった。
あの子の事は忘れて暮らした。
風のうわさで、家業の商売を夫婦で継いだこと、女の子が産まれたことなど知った。わたしは心の中で、結婚式に出席出来なかったこと、疎遠になったことを詫びていた。
月日は過ぎ、わたしの子育てもひと段落した40歳半ば、思い切ってあの子に年賀状を出した。住所が変わってないのが救いだった。頑張ってやつてるよ、と寒中見舞いを貰った。凄く凄く嬉しかった。あれから、年賀状のやり取りだけだか続いている。会おうという話にはならない。わたしとの縁は薄い人なんだな、と思う。
長く生きていれば何かが、縁を遮ぎるような出来事が起きます。それで心残りなら、自分で縁を繋ぐことが大切なんだと思いました。
前世の事だった。
それは綺麗で、まるで、花の形にカットされた宝石の中にでもいるような気がする、そんな花畑だった。
そんな花に照らされ陸明、私の愛人は笑っていた。器用な彼は花冠を作り、私の頭に乗せてくれた。
刹那、体に異変を感じた。体が固まるような気がした。死期が近いのか。
そうか、私はもう陸明とは会えないんだ。そう悟った。だから私は不器用ながら、花のブレスレットを作り
「じゃあね。」と言ってその場から去る。そしてその後私はー
それから何年、何十年経っただろうか。私はもう一度、姿は変わったけれど、シチュエーションは全く違うけど
貴方と会えた。
貴方と会った最後の日。それは
今をも引き寄せるナニカだったのかもしれない。