『君と最後に会った日』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#3 君と最後に会った日
あの日は言葉にできないくらい辛かった
もう戻らないって決心したから。
今でも君を想い出してしまう
それぐらい貴方を愛していたし貴方に傷つけられた
会いたくはない。
もう前に進むって決めたから。
さようなら。
6/26 お題「君と最後に会った日」
君は5つ上の少女で、あの日蛇神様の生贄として捧げられた。
君を追いかけ、大人たちに押さえ付けられ、必死で大声を出す僕を、君がちらりと振り返ったのを今でも覚えている。
そして、今。
「迎えに来たよ、テルヒ」
あの時と変わらぬ姿の君が、僕に向かって手を差し伸べる。炎に包まれた村を背景に、巨大な大蛇に跨り、煌々と瞳を光らせて。
「村はもう終わりだ。でも君だけは助けてあげる。友達だから」
僕は、その手を―――
(所要時間:8分)※構想除く
私には保育園の頃からの友達がいた。
地区が離れていたから、別の小学校に進学した。
でもまたすぐに、少子化の影響で、自分たちの地区で
1番大きい小学校に通うことになった。
またあの子と一緒で楽しみだなって思ってた。
でもクラスが離れてたから、話せなかった。
5年生になって、たまたまあの子と同じスポーツクラブに入って、たくさん話したけど、
いつしかあの子はクラブに来ない日が増えた。
そして学校にもあんまり来なくなった。あの子と同じクラスの友達に聞いてみたけど、
誰も彼もその理由を知らなかった。
季節が過ぎて、気づいたらあの子はクラブを退団してて、学校にも来なくなっていた。
6年生になって、あの子と同じクラスになったけど、
結局、学校生活の半分以上は教室に来なかった。
そしてあの子と最後にあった日、
それは小学校の卒業遠足だった。
あの子は笑っていて、また学校にも来てくれるかなって思ったら、もうそれ以降会うことはなかった。
中学も同じところに進学したけど、3年間の中学校生活はおろか、卒業式でも見かけなかった。
今はどうしてるのかもわからない。
元気ならいいな。
テーマ:君と最後にあった日
君と最後に会った日
私が高校2年生のとき、小さな黒猫
が数日だけ姿を見せたことがあった。
我が家は団地の2階だったが、玄関
ドア横の階段を数段上がったところ
に、いつもちょこんと座っていた。
出掛ける時はいないのに、帰ってき
た時だけ何故か見かけた。
玄関を開ける度に中に入ろうとする
ので、『ごめんね。中には入れない
よ』と声をかけてドアを閉めていた。
そんなやり取りを数日繰り返してい
たある日、私の両足の間を八の字に
身体を擦り寄せてきたので、『おば
あちゃん?』と声をかけると、私を
見上げてから階段を降りていった。
少し前に亡くなったおばあちゃんだ
と思い、とても嬉しかった。
その日以来、ぱたりと見なくなった
が、あの可愛い黒猫を今でも覚えて
いる。
「信号」
青い夏の煩い蝉の声が君の声をかき消していく。白線の上で告白した僕に君が手を伸ばしてくれるから僕の気持ちは晴れやかで、それでいて嬉しくて。
黄色い学生帽の下が歪んで今にも泣き出しそうだから、僕も泣いてしまいそうになった途端、目の前が真っ赤に染まった。
テーマ「君と最後にあった日」
君と最後に会ったのはもう2年も前だね。
ずっと独りよがりな僕についてきてくれた君は
もう僕のことを忘れたのかな
連絡もなくなって会うこともなくなったね。
僕は君のことが好きだったけど、君は僕のことが嫌い
だったってこと、知ってたよ。
でも友達のふりしてくれてありがとう。
あれから2年経って僕は変わった。
もしまだ友達のふりをしてくれるなら
変わった僕を見てほしい。
もう一度、振り向いてほしい。
〜君と最後に会った日〜
その時君は笑っていた
その微笑みがいつまでも続くと思ったし
無くなることが無いだろうと感じた
だから、僕は君にもう会えないと分かって、分かったはずだけど
頭の中には笑っている君がずっといた。
永遠なんてない
その笑顔に一生はない
だから、だからこそ、その瞬間を大切にして
そして、大事に大事にこの時間を温めて
そうしたらきっと、悲しい別れも前向きな1歩になるから
君と最後に会った日なんて私にはなかったんだ
だって君と会う前に君に恋をして君のことを諦めたのだから
次にあったら今日の答えをきちんと話そう
真剣に言葉にして目を見て伝えよう
そんな覚悟で連絡したけど、もう音沙汰すらなかった。
会えると思ってた数年間、もう会えないのに夢だけ追っていた自分はつくづく幸せなひとだと痛感した。そしてやっとその数年の無意味な妄想に膝をつく
君と最後に会った日
「…ん、これで最後かな」
最後に手に取った1冊の日記
これはいつから書いてないんだろうか、
俺は日記など付ける事などした記憶が無い
…少し読んでみるとしよう
○/△
今日はあいつと2人で山を登った
あいつはすぐバテてなん回足止めを食らったんだろう
でも楽しかったまた2人で行きたい
「あいつ…?誰のことだ?」
○/×
俺はどうしたらいい
誰かたすけて
△/×
今日はあいつの誕生日
あいつは何が好きなのか教えてくれなかった。
だから好きそうだなと思ったものをあげようと思う
どんな反応をするのか楽しみだ
△/○
あいつはあんまり嬉しそうじゃなかった
悲しそうだった
俺はなにか良くないことをしたのかな
それとも、プレゼント嫌だったかな…
△/△
今日はあいつと風景を絵に描いた
俺のはものすごく下手だったけれどあいつはものすごく上手くて驚いた
その絵はなんだか美しいと言うよりも儚いような悲しい、そんな感じだった
――――――――――――
×/○
あいつは来年ここから居なくなるんだってさ
あいつ、何年も一緒にいたのに、名前も教えてくれないし…好きなことなんて何も知らない
どこに行くのかも教えてくれない
なんでなんだよ
☆/△
あいつはもうここにいない
「さよなら」
そう、初めてあいつが言ったんだ
そして初めて「ありがとアキ」って俺の名前呼んでまた会おうって。
俺は泣きたくなかったのにあいつのせいで涙が溢れてきて泣いちゃった
俺はあいつの名前は知らないけどまた、会えること願うよ
ここで日記は終わった
その時俺は何故か泣いていた
忘れ去っていた
姿も上手く思い出せてなかった
あいつが、なにか、誰か分かった気がしたんだ
最後にあいつにあった日にまた会いに行こう
そしてまたあいつと一緒に約束の場所に…
【 6/26 君と最後に会った日 】
大好きな私のおじいちゃん
病気で食欲すらなかったのに、
私の誕生日に笑いながらケーキを食べてくれた
看護師さん、びっくりしてたよね
おじいちゃんが亡くなった日、母は泣き崩れてた
まだ小学生にもなってない私は理解ができなくて、
母に「大丈夫?」って言うことしかできなかった
今になって、やっと母の気持ちがわかるようになった
ものすごい寂しいなって…
「◯◯は俺が上野動物園に連れて行くんだ」
って言ってくれたよね
一緒に行くって夢は叶わなかったけど、
いつか必ず動物園に行くよ
だから、絶対私が行くところ見ていてね
君と最後に会った日
卒業式かな
自分2年生の時に無視してしまったことがあってそれ以来君と話すことを避けてたんだよね。
素直にごめんって言えばよかったのに。
卒業式で親に「一緒に写真撮ったって」君に言って撮ったね。めっちゃ恥ずかしかった。多分あの景色は一生忘れない。また会えたらいいな。
あの美しい夏の日、私は彼に出会いました。
貴方は精霊みたいね___私がそう口にすると、彼は微笑を浮かべました。それなら君は、お日様のような人だね。口数の少ない彼が不意に発する、淡く爽やかな言葉に、私は酔いしれました。
静けさがよく似合う人だったんです。木陰で、涼しげに詩集を眺める彼の姿は、まるで一つの絵画のようで。私は決まってその横に寝転び、頬杖をついてそんな彼を見つめていました。彼は私をお日様のようだと言ってくれましたが、私には彼しか見えていませんでした。みんなを明るく照らすことより、彼に寄り添い、彼に私だけをみてもらうことのほうが、よほど魅力的だったから。
でも、私の想いは彼を縛ってしまいそうで、怖くもありました。精霊は自由であるべきです。愛に溺れる彼も、それはそれは美しいでしょうけど、彼は私を充分に想ってはくれませんでした。
つり合いのとれない天秤は、無価値も同じ。不良品です。彼は私の前から姿を消しました。
一体どうしたんでしょう。愛に見返りを求めないことなど私には無理だったんだと、そこではじめて気がつきました。
最後の日、それは美しい夏の日でした。
「君と最後に会った日」
#君と最後にあった日
恋をしてここでキスして振り返る
面影探すあの日のバーで
あなたと最後に会った時
それが最後だなんて思わなかった
今日はありがとう、またね
互いにそう言って
またの日があると疑わないで
会者定離 一期一会
サヨナラだけが人生だ
言葉をいくら知っていても
この悲しみは 無念は
何度も味わうものなのか
無常の風は
くるくると回りながら
何度も吹きつけてくる
「君と最後に会った日」
#147
君と最後に会った日は
快晴でとても暑かった
雲一つない空と
風のない世界
それと笑顔で溢れた君
最高の空間だった
君はただひたすらに「ありがとう」と言い
私はただひたすらに「ごめん」と言った
君は本当に優しかった
あの時は言えなくてごめん
ありがとう
〈君と最後に会った日〉
待てど暮せど
来ぬ人を
宵待草の
やるせなさ
今宵は月も
出ぬそうな
詩 竹久夢二
繊細な花…
胸に浮かんだのは
この花
この詩でした
月の雫で染めたような
黄色の花は
一夜限りの儚い命
夕暮れを待って
密やかに
花開きます
心惹かれる宵待草
季節到来です
# 繊細な花 (189)
僕は、意気地無しのせいで、君と会う最後のチャンスを逃した。君は引っ越してしまおうとしていた。迷っていた。まだ会いに行けるときでも、君が忙しいかなとか言い訳して、「最後」から逃げた。最後にしたかった会話ができなかった。
もう君に会えないのだと悟った。それでも会いたくて会いたくて。場所さえ分からないのに君を捜した。見つかる訳もなく、程なくして僕は帰宅させられた。
引っ越しから半年後、君から葉書が来た。どれほど喜んだか。住所が分かってようやく会いに行けるのだと、確信した。けれど、葉書には絶望の言葉が書いてあった。
「うちの子と仲良くしてくれてありがとう」
君は、もうこの世には居なかった。交通事故らしい。苦しかった。僕はどうすれば良かったのだろうか。どうしたとしても、君がこの世には居れやしないけれど。
もう振り向かないことにしよう。だって、僕が泣き続けてたら、君も悲しいでしょ? ずっと君は僕の心に住んでいるって信じて、僕は前を向くことを決意した。ただ、これだけは言いたかった。ありがとう、って。
#君と最後に会った日
君と最後に会った日
雨が降っていた。
君と最後に会ったその日が
もうこれから先、
君に2度と会えなくなった日だった。
一生分の涙を流したのではないかと思う。
君と最後に会った日の雨は、
やむことなく、降り続け、空はずっと暗かった。
この空は、年月がたてば
私の目に、
輝かしいほどに青くて、眩しくて、明るい空に
映るんだろうか。と問いかけていた。
あの日から随分と年月を重ね
私は君の年齢をさっさと飛び越えている。
もう、“お兄ちゃん”と呼んでよいのかすら
わからないくらいになった。
最後に会った日のまま歳をとらない君の写真と。
歳を重ねていく自分。
ふと空を見てみると
今の私の目に映る空は、あの日と同じような空だった。
まだ、晴れていない。
でも、私、負けない、頑張るよ。とポツリ呟き、
涙を流す。
今、君がいる空は
君と会った最後の日のような空ではなく
青くて、明るくて、眩しいくらいの空でありますように。
いつかまたそこで会おう。
また一緒に笑おう。
それまで頑張ってみるよ。
『君と最後に会った日』というタイトル
私にはどうやら、ちょっと辛いようだ。
歳をとらない君の笑顔の写真を見ると、涙がでる。
もう何年も何年も経ってるのに。
泣くな私。頑張れ、私。
#君と最後に会った日 -3-
お題 「君と最後に会った日」
君と最後に会ったのは学校だね。
転校するんだってね…
僕の周りの人は皆引っ越したり、転校したり、亡くなったり、縁が切れたりする。
それに慣れたせいなのか僕は、別れに悲しみをあまり感じなくなったんだ。
本当に俺はその人を愛していたのかを疑ってしまう。
愛していたのなら別れを悲しむはずだもの…
関係ない話ですが、
これはノンフィクションです。
本当に周りの人が引っ越したり、転校したり、亡くなったり、縁が切れたりします。
一昨年だって、去年だって、今年だってそうでした。
別れを泣けなくて、悲しめなくて逆に辛いもんです。