『君と出逢ってから、私は・・・』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君と出逢ってから
私は私じゃないみたいだ。
ちょっとでもかわいくなりたいとか
シャンプー変えて自分の香りどうかなとか
仕草とか
休みの日に偶然会ってもいいようにオシャレしたりとか
今までなんも気にしてなかったのにな、、
君に少しでも良く思われたくて、さ。
、、恋してるからさ。
友達じゃなくて女の子としてみてもらえるように
努力するのも苦じゃないくらい
恋は楽しい。
楽しいことばかりではないけれど
それでも、
好きって必ずいつか伝えようと思うから、だから
そのときはちゃんと聞いてほしいな。
tsutsuと出逢ってから…
ワタシなんか変わったかな?
本当に大好きすぎて
tsutsuと毎日でも逢いたいって
騒いでるかも…
毎日逢えたら泣いちゃってるかも。
笑わなきゃね╴
嬉し笑い😄嬉し泣き😞
恭とも会いたいなぁ✨
恭はワタシの特別のたった1人の妹…
1番血の濃い人…
会いたくてももう今は遠い人
また会えるよね?
こんなに逢いたいって思う人
他にもたくさんいる。。
ワタシは逢いたいって思う人は
数 かぞえれないほどいる。
#君と出逢ってから、、私は╴
「君と出逢ってから、私は…」
麗しの君。
劇場で歌う彼女に出逢い、男の世界は色を変えた。
この花は彼女に似合う。このネックレスの石は彼女の瞳と同じ色。このリボンは彼女の髪と同じ色。
麗しの女神のフィルターを通せば、世界の全てが美しく見える。
「ああ、我が女神。今日の舞台も素晴らしかった!」
女神の歌と演技に感動して泣き腫らした目で、男は楽屋で女神と相対する。
男の世界を輝かせる女神を支援することは男の喜びであり、その胸に溢れる女神への賛辞を直接伝えられる権利は何物にも代えがたいものであった。
「いつもありがとう。あなたは本当に女優としてのわたくしを愛してくださるのね」
「それはもう! 私の心をこんなにも震わせる役者はあなたの他おりません。あなたが演じるならば、たとえ道端の花役でも生き生きと魅力的に映るでしょう」
「まぁ、嬉しいわ」
女神はクスクスと笑う。
男はその美しさに目を奪われたが、背後から響くノックの音に眉尻を下げた。
「ああ、我が女神。楽しい時間は何故こんなにも早く過ぎてしまうのでしょうね」
女神を男が独り占めすることなど出来やしない。女神のパトロンは男だけではなかったし、男はその中でも支援額としては大きなものではなかった。
けれど、女神はいつも男との時間を惜しんでくれる。なんと素晴らしい人柄か。
「また、観に参ります。本当に今回の役柄も歌も素晴らしいから。どうぞ、身体に気をつけて」
「ええ、ええ。待っていますわ。あなたもどうぞ無理はなさらずに」
名残惜しくも、そっと女神の指先にキスを落とし、男は楽屋を辞した。もっと舞台に通うためにも、腰を据えて働かねばならぬと決意しながら。
男を見送り、女神は男がキスをした指先にそっと唇をあてた。
「非道い方。あなたに逢わなければ、わたくし、どんな方に触れられても苦しくなんて思いませんでしたのに」
女神の呟きは、崇拝者の耳には入らない。
次の瞬間には、女優は妖艶な笑顔を浮かべ、楽屋に入ってきたパトロンの男にしなだれかかる。
どんな役柄だろうと、演じてみせる。
女は、女優なのだから。
2023.05.05
【君と出会ってから…私は、】
君と出会ってから、私は。
「二頭追う者は一頭も得ず」
とは、よく言った物だが、
初めから一頭を追い続けていても、
得る事が出来ない時もある。
これを学ぶ為に、君がいたとでもいうのだろうか。
これはもう、運命だったんだと思う。
私の人生を大きく変えるターニングポイントだ。
君との出逢いは。
いつも教室の隅で、物静かに大人しく窓を眺めていた私。
そんな時に、「数学のノート見せて欲しい」と、手を合わせてお願いしてきた君。
全然勉強できない。
でも、運動神経は抜群。
「勉強を教えてくれ」って頼まれたら、教えるしかない。
「一緒に帰ろう」って笑顔で言われたら、帰るに決まってるじゃん。
だって、君を好きになってしまったから。
恋愛に興味なんてなかったのに。
〜君と出逢ってから、私は・・・〜
君と出逢ってから
2歳年下の親友と思っていた彼奴に告白された
俺は混乱して何も言えなかった
彼奴は震えた声を誤魔化すように息を少し吐いて
俺に 一言ごめん、忘れて。と呟いたあといつもの明るい声色で何事も無かったかのように話しはじめ今日はもう遅いから帰ると言い足早に部屋を出ていった
彼奴と出逢ったのは俺が通信制に入学して2回目の夏
平日の昼過ぎ社会人や全日制の学生たちが汗水たらしながら働き勉強をしている時間帯
俺が人が滅多に来ない場所にある小さな丘で楽器の練習をしていた時に出逢った。
彼奴は後ろから「その曲俺好き!」と人懐っこそうな笑顔で話しかけて来てまさか人に聞かれていたなんて、と驚いて固まっている俺を他所に「他にもなんか弾けるの?」と陽気に話しかけてきたのだ。
それから戸惑いながらもよく弾く好きなアーティストの曲や今流行りのアニメのOP曲なんかを数曲弾いてやったらすごく喜んでくれたのを覚えている
それからは世間話をしてお互いの事について話し合ったりした
彼奴はとても話しやすく、趣味も似ていて話し込んでいたらあっという間に時間が過ぎた。
夕方頃にもう俺帰らなきゃ、と言った彼奴と連絡先を交換し「また明日、今日と同じ時間にここで会おう」と言われ
わかった と一言返しお互い家に帰った。
家に帰ってからもずっとメッセージのやりとりをしていて分かったことがある。
どうやら彼奴は不登校であまり学校に行っておらず俺の家から結構近い所に住んでいる、という事だ
次の日も昨日と同じ時間小さな丘の上であいつと待ち合わせをして彼奴と色んな話をしてどんどん親しくなり、気が付けばお互いの家に行き来したり一緒に遊びに出かけたりと親友になるのにそう時間はかからなかった。
それから数年経った時
家に遊びに来てた彼奴がふとした様に初めて出逢った時
本当は自殺を考えていたと言う事を教えてくれた
「あの時兄貴と出逢えて本当に良かったと思ってる、救ってくれてありがとう」と言われた。
彼奴は照れ臭くて言いづらい事があると俺の事を兄貴と呼ぶ癖があり、勇気をだして話してくれたんだなと思いながら信用してくれているという事に嬉しくなったが、彼奴が言う程
俺は何もしていないし、あの時は俺も漠然とした不安に襲われて精神的に不安定な時期でもあって、そんな不安から救ってくれたのはいつも明るく話し掛けてくれたあいつのお陰なのだ、救ってくれてありがとう感謝をしたいのは自分の方だった。
そして俺はそんな彼奴に告白された
━━━今までずっと気の合う親友と思っていた男であり俺が初めて恋愛的に好きになった人間に告白されたのだ。
忘れてと言われて忘れられるわけが無いだろ━━━━
君と出逢ってから私は
100年ぶりに小説を書くことにした
初めは文字を思い出す事でさえ
困難な状況だった
文章の頭と末尾の意味が食い違って
視点はぐちゃぐちゃで
起承転結はなってなくて
本当に酷い出来上がりだった
あれから1年が経ち
私は30の小説を書いた
全部主人公は君だ
これからもまだ書いていくと思う
書く度にこれで最後と思いながら
筆を置いて2、3日するとまた
書きたい気持ちが湧き上がってくる
君のことがまだ分からないから
それを解明するために今日も書く
君を手に入れるために書く
いつか私が書くのを止めたなら
それはこの恋が成就したということなのかもしれない
――君と出逢ってから、私は・・・――
真っ白な花があることを知った
小さな見た目と裏腹に
曲げ難い心
曲者の芯
真っ暗な夜に共に堕ちたいと考える
私こそが闇なのか?
光り輝く幻想へ導いて欲しいと考える
影の方が善良か?
恋のように凍りつく日が在ることを
あなたはなんとも思わない?
感じた色が世界を変え多様に往来を繰り返した
結果はあなたも知らないだろう
在の様に
君が嘲笑うことなんだよ
私は変わった
ある日を境にして、変わろうと決意した。
私は絶賛片思い中。
始めはただの男友達だった。
けど、彼が他の女子と話してるのを見ると、
凄くモヤモヤしていた。
友達に相談すると、『それって絶対に恋だよ!!』と。
それから私は自分の気持ちに気付いた。
けれど気付く前から知っていた。
彼が恋してる事を。
私は{自分の恋}と{彼の恋}を天秤にかけていた。
私が告白すれば彼は断る。
そして今後も話しにくい。
彼の恋を応援すれば、彼とは親しい友達でいられる。
彼は幸せになれる。
だか、私は届かぬ恋心を持ち続けるだろう。
嗚呼、君と初めて会った時、私はドキッとしていた。
自分では「不調だろう」と思っていたが、違った。
今になって気付いた。
貴方と居るのは楽しかった、他の友達よりも。
それに私は気付いていなかった。
もっと早くに気付いていればなぁ、。
君と出会ってから変わった。
その変化に気付いたのは二、三年経った今だけどね。
お題〚君と出会ってから、私は...〛
あんたと出会ってから私の人生は壊れた。
あんたさえ私の人生に現れなければ。あんたさえ私に関わってくれなければ。あんたさえ生きていなかったら。
私は私は私は私は私は私は。
こんなはずじゃなかった。
こんなことありえない。
どうして私がこんな、こんな……!
呪ってやる。絶対に、地獄を味あわせてやる。
これは私からの祝福だ。受け取らないなんて許さない。
——アイテム【瑠璃の涙】のフレーバーテキスト
このアイテムを所持したものは1週間以内に大運に恵まれ、1ヶ月以内に死す。
《君と出逢ってから、私は・・・》
最初は天敵だった。
私がどんなに努力しても、悠々と一歩先を行く君が、憎たらしくてたまらなかった。
それから暫くして、好敵手になった。
飄々とした態度の裏で、君もたゆまぬ努力をしていることを知って。
苦手な科目を教えあい、切磋琢磨できるのは楽しかった。
君と出逢ってから、私はずいぶん成長したと思う。
誰かと競いあう方が張り合いがあること、共に学ぶことで新たな視点が生まれることを知った。
一人で黙々と学ぶより、身に付くことが多かった。
あんなに憎たらしかった一歩先を行く君が、いつしか先導してくれているようで頼もしく感じるようになっていた。
「結局最後まで勝てなかったなあ」
卒業前の最後の試験、貼り出されたその順位表を見上げながらぽつりと呟く。
一番最初に試験の結果を見た時にはあんなに悔しかったのに、今は納得している自分がいる。
全く悔しくないわけではない。
最後の試験くらいはせめて負けずに肩を並べたかったのに、それが叶わなかったのはやっぱり悔しい。
でも、その悔しさは、自分の努力不足を嘆くものだ。
そしてもう1つ。
密かに掛けていた願が不発に終わったことも、残念でならない。
好敵手。級友。親友。
私達の関係を表す言葉に色気はない。
もしもこの試験で君に勝てたら――勝てないまでも、せめて同点で肩を並べられたなら、胸の内で密かに育ったこの気持ちを告げようと思っていたのだけれど。
よく考えたら、これで良かったのかもしれない。
告白しても受け入れてもらえる保証はなかったんだし。
たまにいい雰囲気になってたように思ったのだって私の錯覚だったかもしれないし。
告白して玉砕したらそれまでだけど、言わずにおけば少なくとも友達のままではいられるわけだし。
言い訳がましく頭の中で繰り返していると、本当にこれで正しかったのだと思えてくる。
これで大事な友達を失わなくて済むと安堵さえ覚える。
「結果は?」
「おめでとう。いつも通りの順位だったよ」
「やった!」
遅れてやってきた好敵手殿に結果を問われ、私は笑顔でそれを告げた。
普段は順位なんて気にしないのに、今日は珍しく喜びを露わにしている。
在学中の全試験でトップを死守したという偉業を達成したのだからそれも当然かもしれない。
「良かったね」
「うん。実は願掛けてたんだ」
「願掛け?」
「そう。今日の結果で1位を死守できたら、君に好きだって言おうと思ってたんだ」
「え?」
聞き違い?
私は都合のいい白昼夢でも見てるんだろうか?
信じられずに目を丸くする私と、はにかむように微笑む君。
周囲から音が消え去り、まるで時間が止まったかのよう。
順位表を見に来た人達は、突然の告白劇を固唾を飲んで見守ってる。
恥ずかしさのあまり、私は君の手を取って、脱兎の如くその場から逃走した。
衆人環視の中で答えるなんて冗談じゃない。
ああ、本当に、君と出逢ってから、私はいつもジェットコースターに乗ってるみたいだ。
感情のアップダウンが激しすぎて寿命がいくつあっても足りやしない。
だけど、君と出逢ってから、私の世界は鮮やかに色付いて、もうモノクロームの世界になんて戻れっこない。
告白の返事を聞いた君の笑顔は、私が見たどんなものより色鮮やかに輝いていた。
ここに縛りつけられている。
簡素な額縁に頬杖をついて、熱心なその横顔を眺める。片手のパレットも、沈黙の間に時折キャンバス上を撫でる絵筆も、それらを持つ骨ばった手も、迷走の果てに作り出された複雑な色合いで汚れていた。
深く記憶を探るように眉間に皺を寄せ、自分の描いた彼女があの愛しい人と重ならない原因を探してはまた色を厚く重ねる。鮮明に残った写真でさえ、貴方は複製物だと悲しく笑ったのに。折り跡が付き、少し色褪せたそれを横目で見て、未完成ながら瓜二つな自分の姿に虚しさをおぼえた。
ああ、なんて笑える話だろう。私は神様には選ばれたかもしれないが、貴方には選んでもらえなかった。
意志なんて奇跡が付与されても、結局貴方にとっては失敗作だったのだ。今は離れた場所から眺めることしかできない、その狂気的なまでに真剣な表情は、以前は自分に向けられているものだった。
私があの人に近付く度に貴方は捨てられない思い出を語り、時には涙を滲ませた。そのどれもが私そのものに向けられたものでないとわかっていても、私を構成する絵具に込められた想いが他人事で済ませてはくれなかった。
ひどい人。私は本物にはなれなかった。所詮は人工的に色を練って生み出された塊。人の記憶は望まずともねじ曲がる。本物に、実在していた人間に成り代わることなんて到底無理なことだった。別人として名前を付けて貰うこともなく、もうその恋焦がれるような眼差しを正面から受けることも叶わず、それでも何処かへ行くこともできずに愚かな貴方を見続けている。
「いつまで続けるの、それ」
納得できない複製を生み出し続けても何の得もない。貴方がいつか本物と見紛う彼女を描き出すことなんてきっとない。消化できない過去を抱えて無為に時間を浪費している。八つ当たり気味に投げかけた言葉は、貴方の閉じこもった檻を壊すことなど出来なかった。
自分の目覚めた奇跡を無意味だと自嘲した。
なのに貴方の愛しい人を模して生まれてしまったからか、それとも生み出したのが貴方だからか。私が愛されることがなかったとしても、貴方を見放し、目を閉じることなど出来そうもないのだ。いつか向けられたあの瞳を忘れることなど出来そうもないのだ。
自覚してしまったこの感情は本当に単純でいやな呪いだと、シンナー混じりの重いため息をついた。
【君と出逢ってから、私は】
君と出逢ってから、私は、なんだかとっても我儘になった気分。
何でも許してくれる君のせいだよ。
なんて、自分勝手な自己弁護。
【君と出逢ってから私は・・・】
君と出逢ってから私は
世界の美しさを知った
君と出逢ってから私は
人間の感情を知った
君と出逢ってから私は
愛を知った
君と出逢ってから私は
世界の皮肉さを知った
君と出逢ってから私は
人間の儚さを知った
私は森の精霊よ
人間はとてつもなく
儚く脆いだから
人の子は嫌い
「ライ麦畑でつかまえて」
この本と出会ったのは
確か数十年前のアーティストから。
「人っていうのはいつだって見当違いなものに拍手をする」
本当に大切にしないといけないもの。
目を逸らしてきた。
無駄なものに支配されていた。
時はこの瞬間。
さよなら無駄族。
私からも無駄。
お前は個人で幸せになれ。
己の悪態で幸せな人を巻き込むな。
お前に拍手するものは他人だ。
且つ敵だ。
幸せになるためには
自我を抑えなければダメなんです。
共存。
反論は本人だけにしましょう。
いつも全体に送ってるから、
あなたは今本当は1人です。
今、貴方の代わりに背負ってあげている人
知ってますか?
貴方が1番嫌がらせしている人です。
自分は貴方をまだ守って悪者になっている
いい加減目を覚ましなさい。
御局様。
違うんだ
君が握ってるそれを、僕は落としたんじゃない
捨てたんだ
もう要らないって
二度と浮かび上がってこないようにって
沖に放り投げてお別れしたのを
君は見ていただろう
なんで
なんで拾いに行ったんだよ
ああ、口の中がしょっぱいや。
君と出逢ってから、私は・・・
強くなったり弱くなったりもした。
諦めなかった。
君と出逢ってから、私は君が中心で世界が回ってると思った。
君と出逢ってから、私の世界は色がついた気がした。
君と出逢ってから、私はむやみにナンパとかしなくなったよ。
君と出逢ってから、私は君みたいになーんにも出来なくて可哀想な女の子以外好きになれなくなったよ。
私には君以外の選択肢があるけど、君には私以外の選択肢がない。きっと、きっとこのまま君は私に墜ちてくる。君と出逢ってから、私はこんな風になってしまった。
君はどうなのかな。
君に出逢ってから、僕は君を中心に世界が回ってると思ったよ。
君に出逢ってから、僕は誰かに必要とされてる気がしたよ。
君に出逢ってから、僕は生物に愛されてる気がしたよ。
僕には君以外の選択肢がない、けど同じように君にも僕以外の選択肢がないよね。
君は自分が有利な立場にいると思ってるのかな?
今度教えてよ。
【君と出会ってから…私は】
今日も今日とて天気が良い。
陽の当たるリビングには、愛する君が寝転がっている。
本当に気持ちよさそうに寝るもんだな。
そんなこと思いながら、頭を撫でた。
しかし、反応はない、真昼間に爆睡中らしい。
よくある事だが、構ってくれないのが少しだけ悲しかったりするんだぞ。
「まあ、構ってくれないなら掃除でもしようかな。」
なんて独り言を言いながら重い腰をあげた。
もちろん君はぐっすりと寝て起きようともしない。
「まったく。出会った頃は、昼寝どころか睡眠不足でやつれてたっていうのになぁ…」
掃除機をかけ始めるとようやく君は、ムクリと起きる。
「あ、起こしちゃった?おはよ。」
そう声をかけると、「にゃぁ〜」と返事をする君。
すんごく迷惑そうな顔。全く、どこで覚えたんだか…。
まあ、関係ないから掃除機は止めないけれど。
掃除機が余程嫌いなのか、ものすごい勢いで飛びかかった君の姿を見て、2年前家の近くでボロボロになってた君を見つけた時を思い出す。
今の姿からじゃ考えられないな笑
「僕も、あの時は君と同じくらい心がボロボロで今みたいにニコニコ笑うなんて無理だったんだぞ?
けど、僕よりもっとボロボロなやつを見て僕も頑張ろう!ってなったんだぞ〜知ってたか?」
「にゃぁ。」
「そうかそうか」
君と出会ってから僕は、人間らしくなれたんだ。
そんなこと思っていたら、僕の考えがわかるのか愛する君が擦り寄ってきた。
なんだ?私もってか?笑
そうだな。僕達2人ともいい風に代わったよな。
まあ、これからもゆっくりまったり生きてこうよ。
卒業してから何年もあっていなかった友人と帰省のタイミングでばったり出会った。
まだ他人の人生狂わせガールしてるの?と友人は私に問う。なんの事か思い出せずに一緒に遊んでいた大学生の頃を思い返す。恐らく、数ヶ月ごと別の人にストーカーされていた時期のことだろう。
「あー違うの。今はね、他人に人生狂わされてるんだよ」
日々、連絡不精の繋がりからの返事が来ない、心配だから会いに行きたい、という気持ちを抑えて過ごす。ここで一歩踏み出したら、恐怖の対象になってしまう。そのことは自分がよくわかっている。
#君と出逢ってから、私は・・・