君と出逢ってから私は
100年ぶりに小説を書くことにした
初めは文字を思い出す事でさえ
困難な状況だった
文章の頭と末尾の意味が食い違って
視点はぐちゃぐちゃで
起承転結はなってなくて
本当に酷い出来上がりだった
あれから1年が経ち
私は30の小説を書いた
全部主人公は君だ
これからもまだ書いていくと思う
書く度にこれで最後と思いながら
筆を置いて2、3日するとまた
書きたい気持ちが湧き上がってくる
君のことがまだ分からないから
それを解明するために今日も書く
君を手に入れるために書く
いつか私が書くのを止めたなら
それはこの恋が成就したということなのかもしれない
5/5/2023, 3:26:56 PM