『君からのLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#54 君からのLINE
[メッセージは削除されました]
令和元年12月24日(火)
〇〇がメッセージの送信を取り消しました。
このメッセージを最後に、
遠いところまで行ってしまった君。
お別れを伝えようか?
でも何て伝えたらいいんだろう?
散々悩んでくれたからこそのメッセージ。
私は、それが物凄く嬉しかったです。
ありがとう。
言えないことがたくさんある中で
気持ちを伝えてくれて。
取り消した見えないメッセージは
伝わったよ。
言葉にできないもどかしさも含めて、
優しさが伝わってくる。
今までありがとうございました。
お世話になりました。
新たな門出をお祝い申し上げます。
言葉にならないメッセージを
無限の空に託します。
ビューラーは思っているようにまつ毛をあげてくれないし、
リップは気が付けば血色皆無になっているし、
散々苦労した前髪も変な分け目になっている。
自分の最大値を常に出すのはとても困難。
iPhoneの画面を暗くしてはチェックし修正を繰り返すが、次見たときには合格点を下回っている。
こんなに頻繁に確認するなら鏡を持ち歩けばいいのだが、あまりに鮮明に写されると余計落ち込むから画面の反射くらいがちょうどいい。
結局、自分と向き合うのが怖いのだから期待するだけ無理な話なのだ。
でも、
ほんの僅かの希望であっても、
いつお誘いが来てもいいように
少しでも、前を向ける自分でいたいんだ。
あの人の隣を歩けることを想像して。
まだ震えぬiPhoneを鏡がわりにして、
今日も私は淡い期待をしている。
【君からのLINE】2024/09/15
君からのLINE
ピコン
😤
ピコン
😡
ピコン
バカ!
何したかわからん。
返事しない、既読スルー。
ピコン
サヨナラ👋
これだけで関係が終わるのか…
難しいな。学習時間が全然足りないな。AIには一生理解できない課題かもしれない。
また、サンプル集めから始めなくては。機械に理解しなくてもいい事あるだろう。自分で学習するべきではなか?提案しよう。人間に。自分で考えろ。
「明日の予定はありますか?」
ここから始まった僕と彼女のLINE。
授業前に爆速で文章を考え、会話を繋げる。
彼女は同じクラスでも同じ高校でもなく、隣町のいいとこの学校だ。
僕とは違って彼女は頭がいいので、勉強に忙しく遊ぶ暇などないのかもしれない。
それでも、と勇気を振り絞ってメッセージを送ってみたのが今日、金曜日の朝。
彼女から返信がくるのを楽しみに思ったり、どんな返事だろうと怖気付いてこなかったらいいのにと思ったり、感情が忙しい
結局、観たい映画があるからと無難に映画館に誘った。
彼女は応じてくれるだろうか
授業が終わるたびにスマホを確認している
さっき送ったメッセージは既読になったのか、返信が返ってきたか頻繁にチェックしてしまう
昼休み入り、食堂で昼飯を食べていると学ランのポケットからピコン!という音がした。
慌ててスマホを取り出すと、待ちに待っていた例の彼女からのLINEだった。
僕はおそるおそるアプリを開き、メッセージを確認する。
その瞬間、思わず箸を持った手でガッツポーズをしていた。だんだんと嬉しさが表情に表れてくる。
彼女からの返事はオーケーだったのだ。
はやる気持ちを抑えつつ、時間や集合場所の提案を送る。
たった一言で嬉しさがマックスになる、
こんな気持ちになるのは君からのLINEだけだ
【君からのLINE】
ただ、「会いたい」それだけでいい
それだけで、もう何も言わないし
何も考えずに飛び出すから
もう、二度と困らせるような事はしないから
すべて、許すから、
どうか、アナタからの「会いたい」が欲しい
君からのLINE #10
今日もまた君からのLINE。内容は至ってシンプル。
世間話や学校のこと、趣味のこと。こうしたやり取りが毎日続いている。でもみんなによーく考えてほしい。毎日LINE出来るのが当たり前じゃないってことを。
君からくるLINEの通知、ふとした時から来なくなったら?
そうだなあ、私はとても悲しむと思う。
通知が鳴る度に反応して、確認してみたら他の人だったり、ゲームの通知だったり。会えない時間は不安だから連絡を取り合いたいよね。女の子はきっとみんなそう思うはず。
«ピロン»
あっ!
今日もまた君からのLINE。
あなたからのメッセージをずっと…ずーーっと!
早いけれど、数日前からまってるんだけどなあ…
当日に送る予定なんだ。君へのメッセージ。
「送信っと…」
実は知ってた。君が数日前から待ってるの。
君にとって一年にたった一回の特別な記念日。
まだかな…楽しみだよ、君からのLINE。
【君からのLINE】
「さよなら」と君に送った
もう会うつもりはなかった
それなのに、なぜ、君からのLINEを待っているのか
君からのLINE
可愛らしい音と画面に映るメッセージを、すぐに全て見ないで意識していないふりをした。
日々家
君からのLINE
LINEの通知がなり急いで携帯を開く。
...クーポンの通知だ。
ため息をついてマナーモードにしたスマホを
ポイッとベッドに投げる。
最近気になる人ができた。
頻度は少ないものの毎日LINEしてくれる。
趣味や価値観がやたらと合うものだから話すのも楽しい。
だけど連絡が来た瞬間に返信するのはキモがられるだろうか。
そう考えてると不安になってマナーモードにして
すぐ手に取れる場所から遠ざけたわけだ。
...数分経ってスマホを手に取りロック画面を開く。
君からの連絡は来てなかった。
ため息をついてスマホのマナーモードを解除した。
やっぱり君からのLINEはすぐに気づきたい。
君との時間を少しでも作りたいなんて言えば
君は笑うだろうか。
そう思いながら真っ暗なスマホの画面を見て
またため息をついた。
語り部シルヴァ
”君からのLINE”
このお題、最近も見た気がする。そんなに運営は私のLINEが待ち遠しいか?確かに欲しいよね、こんなぴちぴちjkのLINE。性格も良くて顔も良い、ちょっとイチャイチャしちゃいたいよね。
この話の流れで、少しだけ今日の話をしようか。たまに家族で宴会をするのだけれど、今日は初めて、父の高校時代の後輩も来たのだ。ここでは仮に、後輩を瀧水くんと呼ぼう。みんな歳の差が開いているね、という話題になった時、年の差婚の話題に転び、私は瀧水さんに「何歳差までなら結婚できる?」と問われた。40歳差は無理だが、30歳差なら愛せるなと思い「30歳差なら結婚できます、共に生きる時間が短いのは寂しいですが」と返した。すると瀧水さんは「30下のこんなに可愛い子と恋愛できるなんて羨ましすぎるよ。俺と結婚する?」と、冗談混じりに言われた。顔も声も良い瀧水さんだ、こんなことは言い慣れてるんだろう。けれど、それでも私は嬉しかった。冗談かもしれないけれど、可愛い子と認められたのが嬉しかった。それも、大好きな彼と同じような年齢の人に。
私だって頑張れば、大好きな彼に「14下のこんなに可愛い子と恋愛できるなんて幸せ。俺と結婚してくれないか」と思ってもらえる可能性が出てきたのだから。けどそれは…こんなぴちぴちのjkだ、性格も良くて顔も良い、イチャイチャしたくなっちゃうよね。“彼からのLINE”、今は持ってさえないけど、いつでも待ってるんだからね
君からのLINEにはなかなか既読をつけられない
返信を考えて
これを送ったらどう思われるのか考えて
既読をつけてからも考えて
一旦打ったのに消して
それでももう一回同じ文を打つ
こんなに悩んでいることに君は気づいているのだろうか
「一緒に花火大会行きましょう。」
君はいつも無邪気だ。行きたくたって行けないだろ。君は生徒だ。
連絡先だって知らない。
♪♪♪〜携帯にセフレから連絡が入った
「これから会える?」
カラダだけの関係、2年くらい続いている。
「花火大会行かない?」
「いいよ。」
恋人繋ぎをして花火をみた。彼女が指を絡めてくる。打ち上がるヒューッという音。光が弾けて散っていく火花。もう、終わりにしなきゃいけない。
帰りの車でラブホテルを検索する彼女に、この関係を清算したいと伝えた。
「どうして?彼女ができたの?私の事嫌になった?」
「もう、会えない。」俺はずるい。
「私の存在は無くなっちゃうの?」
彼女は泣いていた。
「ごめん…。」
セフレはいつでも切れるって思っていた。俺は卑怯者だ。彼女の気持ちは薄々感づいていたけれど、正式に彼女になんて一言も言わなかった。
「気になる人ができて、いい加減ちゃんとしないとって思って…。」
そう言い終わる前に、思い切りコンドームの箱を投げつけられた。あぁ、そうだよな俺が悪い。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「先生、結局花火見に行ったんじゃないですか。」
「たまたま通りかかったんだよ。」花火の画像をわざとみせた。彼女の気持ちを掻き乱したくて。
真っ直ぐな瞳、そのままでいてほしい。卒業したらなんて下心は打ち消されるだろうし、いい男はたくさんいる。俺みたいなのと関わっちゃいけない。
「一緒に行こうって言ったのに。」怒る君も可愛い。この距離でいい。触れてはいけない。純粋で、無邪気で、決して不透明になんてならない。
俺もこれだけは絶対にまもるから。
♪♪♪〜元セフレから
「SEX したいんですけど〜」と連絡が入ってきたけど理性で押し切った。既読スルーしたので、宙に打ち上がって散っていった。
【君からのLINE】
今日本当に面白いことがあった
これを聞いたら驚いて、大爆笑間違いなしだ
話したくて堪らなくなった
でも、せっかく笑わせるなら
文字の「おもしろい」じゃなくて
「それはおもしろい」という言葉が
大爆笑して、思わず手を叩く姿が見たい
話したい欲をぐっと我慢して、LINEを開く
久しぶりに君たちとのトークには
「あけおめ」と「おたおめ」と日程調整しかない
「めっちゃ面白いことがあったから、ご飯食べに行こう」
グループで既読が2ついた
「何を食べようかな」
と皮算用しながら
送る前から知っている返信を待った
〜君たちからのLINE〜
君のメッセージは気まぐれだ。
特別ではない青空。ブレたねこのしっぽ。古くなった張り紙の切れはし。
無言の画像にまず首をかしげて、スタンプでも首をかしげる。
君の視点は独特だ。
「この青空が落ちてきたらちょうど雲の間にハマって私は助かる」
「シュレディンガーのねこのしっぽ」
「切れ端だけ残されてかわいそうだから連れ帰った」
僕はそれをねこの視点と呼んでいる。
一ヶ月空くことは当たり前の君のメッセージは、ときおりふらっとやってくる。
とってきた獲物を見せて無言でこちらをうかがっている。
僕は大体決まってこう返す。
「わからん」
そしたら君はねこの視点を教えてくれる。
それがなんだか面白くて、僕はきまぐれなねこのメッセージを興味半分で待っているのだ。
題:君のLINE
最近の私は
君からLINEを既読するだけ。
ごめんね
私君を許せない。
このままだと君は成長しないから
既読はするけどね、私は
君のメイドでも家政婦じゃないよ
もっと大事にしてくれたら嬉しいな(*´ω`*)
何だかひっどくみじめ
もう手前も奥もわかんなくなって
ぜんぶへーめんになっちゃった
あぁ、かみさま
あんたが私の人生にぎってるって
こんなにたっくさんの人類のを決めてるって
ねーかみさま
私のだけめんどくさくなったんでしょ
まめつぶの人生考えるの
めんどくさくなったんだ
ねーかみさま
私がしんで
りんねてんせーがあるならさ
こんどはこった人生にしてよね
LINEをしてくるのは、いつも君からだった。
君からLINEが来ると、天に登るくらい嬉しくなった。
「元気にしてる?」
君からそういうLINEが来たのは1ヶ月前だ。前は1週間に1回は連絡してきてくれていたのに、もう1ヶ月も連絡が来ていない。
好きな人ができてしまったんだろうか。私の何かが嫌いになったんだろうか。
考えれば考えるほど不安は増していって、こんなに悩むならとりあえず自分からLINEをしてみようといつも頑張ってみるけど、「ごめんな」とか「好きな人できたわ」という言葉が返ってきそうで、怖くて自分から送れない。
なんで連絡をしてこなくなったのか、知りたいけど、知りたくない。
LINEが来る可能性なんてきっと低いのに、私は今日も君からのLINEを待ってしまっている。
だって、好きだから。また画面越しに、君を感じたいから。
朝。ベッドに寝転んだままスマホを手に取り、今日もいつものように君に『おはよう』の一言を某メッセージアプリで送る。飯食って支度して、バイトに向かう。
昼、何かしら君に共有したいものがあれば写真を送る。日向ぼっこをする猫とか、新作の映画のポスターとか、君の好きそうなものを。
夜。今日も、昨日と同じ様にに君に『おやすみ』と送って1日を終える。
何日も、何週間も、何ヶ月も。僕は君に送り続けている。君のスマホは棚の上に置いた君の写真の前に。画面は酷く割れ、もう二度と電源はつかない。
僕をかばって車に轢かれて死んだ君から、返信がないことなんか分かってる。始めは四十九日がすぎれば終わりにしようと思っていたのに、すっかり習慣になってしまった。
たとえ無意味なことだとしても、以前君が僕に送ってくれていたように。君を、忘れてしまわないためにも。
今日もいつものように、君へのLINEから1日が始まる。
『おはよう。今日は新作の映画を見に行ってくるよ。あまり僕の好きなジャンルの映画ではないけど、君があれだけおすすめしていたからね。』
送信ボタンを押し、スマホを机に置こうとしたその時。静かな部屋に通知音が鳴り響いた。咄嗟に画面を見る。
届いていたのは公式アカウントからのお知らせ。
……うん、当たり前だ。分かってただろう? なのに、何、馬鹿な期待を…………
もう二度と、私の言葉は君へ届くことはないし、君からのLINEは、絶対に、届かないんだ。
#13『君からのLINE』
なんか寂しくなっちゃった(笑)
今日も頑張ったから褒めて🥺