君のメッセージは気まぐれだ。
特別ではない青空。ブレたねこのしっぽ。古くなった張り紙の切れはし。
無言の画像にまず首をかしげて、スタンプでも首をかしげる。
君の視点は独特だ。
「この青空が落ちてきたらちょうど雲の間にハマって私は助かる」
「シュレディンガーのねこのしっぽ」
「切れ端だけ残されてかわいそうだから連れ帰った」
僕はそれをねこの視点と呼んでいる。
一ヶ月空くことは当たり前の君のメッセージは、ときおりふらっとやってくる。
とってきた獲物を見せて無言でこちらをうかがっている。
僕は大体決まってこう返す。
「わからん」
そしたら君はねこの視点を教えてくれる。
それがなんだか面白くて、僕はきまぐれなねこのメッセージを興味半分で待っているのだ。
題:君のLINE
9/15/2024, 1:54:23 PM