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ビューラーは思っているようにまつ毛をあげてくれないし、
リップは気が付けば血色皆無になっているし、
散々苦労した前髪も変な分け目になっている。


自分の最大値を常に出すのはとても困難。

iPhoneの画面を暗くしてはチェックし修正を繰り返すが、次見たときには合格点を下回っている。

こんなに頻繁に確認するなら鏡を持ち歩けばいいのだが、あまりに鮮明に写されると余計落ち込むから画面の反射くらいがちょうどいい。

結局、自分と向き合うのが怖いのだから期待するだけ無理な話なのだ。



でも、

ほんの僅かの希望であっても、


いつお誘いが来てもいいように
少しでも、前を向ける自分でいたいんだ。


あの人の隣を歩けることを想像して。




まだ震えぬiPhoneを鏡がわりにして、
今日も私は淡い期待をしている。




【君からのLINE】2024/09/15

9/15/2024, 2:22:53 PM