『君からのLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
消えないで。消さないで。
本音は、どっちなんだろう。
きっとどっちも本当で、どっちも嘘なんだろうな。
天邪鬼な”君からのLINE”は、いつだって複雑。
それでも、もらえるだけでホッとする。
だって、まだ必要なんだって、安心できるから。
君からのLINE
君からのLINE
君からのLINEにはずいぶん楽しませてもらった。
冗談やお笑いが好きで、サービス精神旺盛な君のことだから、スマホを通してではあるけれど、会話が楽しみだった。
でも、突然君が自ら命を断つなんて、驚天動地の出来事だったよ。何が理由だったのかはわからない。ただ、単に面白いだけではない、思慮深い一面もあった君のことだから、よほどの何かがあったのだろう。
君がいなくなってから、君とのやりとりは振り返ることができないでいる。それを開くことは僕の心の傷に塩を擦り込むことのように思われて、どうしてもためらわれてしまう。
そしてつい先日、不思議なことがあったんだ。君とのLINEに新しいメッセージが届いたんだ。それはつまり君からのメッセージ、ということかい。もうこの世にはいないはずの君からの。
このことがあって、余計に僕は君とのLINEを開けなくなった。それはおそらく今後もずっとそうなのかもしれない。
だから、君からのメッセージに何が書いてあるのかは、見ることができないでいる。
君からのLINE
君からのLINEは来ない
LINEは活用していないから
でも
LINE以外のメッセージアプリで
誕生日のお祝いしてくれた後
君の質問に答えたのに
スルーされてるの
何で
何でなん?
どうでもいい人からや、dmによって君からのラインが埋もれていく。
ついさっきまで上から数えていたのに今や下から数えた方が早くなってしまった。いっそ、ピン留めしてしまおうかという欲に駆られる。
だが仕事上そうも行かない。
うんうんと悩んでいるうちに取引先から確認が入った。それに返信している間に上司、同僚ときて部下三人からも連絡が入る。こうなってしまえば嫌でも仕事に切り替わる。
ついに最初の問題に取り掛かるのは誰も彼もが帰路に着く頃。
いいや、なにを迷っているんだ。消してしまおう。
それがいい。どうせ、連絡など来るわけが、ない。
そうアイコンを長押しする。
だがその操作を停止していた。
赤い丸と数字が現れたのだ。
一瞬しかめ面を作る。
ひらくもんか。開かなくとも通知で解るのだ。
「君からのLINE」
スマホをひらいて、
気付いた。
君からの短な文。
使い始めたばかりの君と、
使うのが苦手な私。
どうしても、
淡々とした文になってしまう。
気持ちが分かりづらいけど、
君との会話は、楽しい。
君から来れば、私は嬉しい。
私から行けば、君は何を思う。
産まれてまもない子猫がするような、かるく、その日のうちに忘れてしまえるような、挨拶がわりの口づけをしたい、ふにとやわらかく、ただきみのくちびるに触れる口実として
#君からのLINE
あの日は、朝から携帯の調子が悪かった···。
いつもは頼まれないのに残業が入って、
帰りも遅くなった。
家に帰りついて、LINEを開くと通知音が鳴った。
LINEの入っていた時刻は12:52ー···
〖 〗
すぐ君に電話をかけた。
遅い時間だったけど、許してもらおう。
『 』を言葉で伝えたいんだ。
君からのLINEは、いつも突然途切れたね
それが僕への気持ちなんだなって、なんとなく気づいていたけど
君からLINEが来なくなって、僕も送らなくなって、いつの間にかSNSのフォローも外れていた
もう滅多に思い出すこともない、遠い昔の話
命が燃え尽きるまで
最初は、何が始まりだったんだろう。
ただ、言われた通りの道を進んで、空気を読んで。
何も考えず、何も感じずに。
生きる意味なんて無い。ただ相手に印象がつけばそれでいいと思っていた。
そうやって、自分を覆い隠して数年。
消えかけた自分の意思を、
感情を
主張も
貴女が、灯してくれた。
娘が生まれた、彼女の世話をしばらく頼む。
そう頼まれ、迎え出てきたのは、人形のように整った顔立ちの女の子だった。
今までも年頃の女の子の世話を任されていたから、今回特に動揺した、ということは無かったが、
貴女は、私を見つけてくれた。
私は、自分の意思を言うことができない。
貴女は、一緒に考えてくれた。
遊びをする、勉強するにしても、私のことを最大限に優先してくれた。
私は、貴女が楽しければ、あとはなんでもいいと本当に思った。
貴女は、一緒に歩いてくれた。
私がどれだけ完璧な対応をしても、貴女は私の不調を見つけてくれた。そして、十分なくらいの休みを与えてくれた。
嬉しい時は一緒に喜んでくれた。
貴女は、寄り添ってくれた。
私が、幼い頃から雷が苦手だと言ったある夜のこと。
私と貴女、2人で雷雨を過ごした時。
家が停電した時。貴女はそばで抱きしめてくれた。
貴女も本当は震えていたのに。泣くのを我慢してそばにいてくれた。
全部、全部。
私は貴女の召使いなのに。
貴女より身分は下なのに。
もっと邪険に扱ってもいいのに。
貴女は私を大切にしてくれた。
貴女といれば、心が暖かくなる気がした。
でも最近は、貴女といなくても心が暖かい。
それはきっと、貴女が私に灯してくれたから。
何にも興味が湧かなかった私を、情熱的にしてくれたから。
この感情は、恋とか、愛とか、そんな言葉じゃ表せられない。
いま私は、この仕事の他に美容師を営んでいる。
貴女の髪を結う度に、心揺れる感覚があった。
それを貴女に話せば「興味があるんだよ」と笑ってくれた。
それ以来、資格を取る為にコツコツ勉強して、この間髪の毛を切ることが出来た。
貴女のおかげです。お嬢様。
貴女のおかげで、自分らしい自分が、わかった気がした。
貴女のおかげで、私の意思が分かった。
貴女のおかげで、好きなものがわかった。
お返ししたい。この恩を。一生かけて。
私は、この命をかけ、この思いが燃え尽きるまで。
あなたのおそばに、いさせてください。
そう願った思いを眠る貴女の手を両手で握り、伝わりますように、と願って、次に目覚めるのを待った。
次は、「おはようございます、お嬢様」と笑って言おう。
……いや、意識せずとも笑えているか。
君からのLINE楽しみにしてる
だがそれからLINEは来なくなった。
君は別の人を選んだから…
Episode.28 君からのLINE
いくら待っても既読がつかない。
あの日から、もう2年が経とうとしている。
2年前の7月14日午前9時過ぎ、君は突然自ら命を絶った。
毎日起きたらおはよう、その日の事や遊びの予定を話して、寝る前にはおやすみ。
そんな当たり前なことを繰り返していた。
それが当たり前だと思っていた。
君が遺したLINE。
僕はその日、早く家を出たため丁度見れなかった。
君が命を絶った日、家に帰ってからLINEに気が付いた。
" ○○くんへ
今日もおはようって言えて嬉しいです。
そんな中僕は今日、自分で命を絶とうと思います。
理由は単純で疲れたから、耐えられなくなったから。
あのね、僕、お父さんに×××されてたの。
言ったら気持ち悪いだろうし、お父さんに殺されるかも
しれなくて、それが怖くてずっと言えなかった。
ごめんね、 ○○くんはきっとそんなことないって、大丈
夫だって信じてたけどやっぱり怖かった。
もし、僕が死んだ時警察の人に何か言われても、このこ
とは2人だけの秘密にして欲しいんだ。
○○くんと話せなくなるのは辛いけど、でも、お父さん
や他の酷いことから逃げるにはこれしか無かったんだ。
○○くんはずっと幸せでいてね。
○○くんが助けて欲しい時は助けてって、僕に助けてって
言ってね。
辛くて話聞いて欲しい時でも、危ない目に遭いそうな時
でも、いつでも絶対助けるよ。
よーし言いたいこと全部言えた気がする!
○○くん、今日まで僕と仲良くしてくれてありがとう。
今日はおやすみ言えなくてごめんね。
○○くん大好きだよ、またね "
その後、僕の家に警察官の人達が事情聴取をしに来た。
「あなたにとって、今は辛いと思いますが…もし何か知
っていることがあったら教えてくれませんか?」
「…ごめんなさい、2人だけの秘密にして欲しいんだっ
て、そう約束してしまったので…言えません…」
「……そうか、分かりました。
もし話せることがあればいつでも教えてください。」
あれから2年後の7月14日午前9時過ぎ、僕はなんとなくLINEを開いた。
まだ君のことが忘れられない、完璧に受け入れられても立ち直れてもいない。
でもあと日のように全部諦めることはやめた。
君が助けてくれるから、君は僕を最後まで信頼してくれたから。
きっと大丈夫。
僕には君が見えなくなってしまったけど、傍にいてくれているような安心感がある。
もう2度と、既読もつかない相手にLINEをした。
" おはよう、今日は休みだからカフェでまったりするよ。
もし時間があったら、君も一緒がいいな。"
一瞬苦しくなった胸は、すぐに安心へと変わった。
今日は久しぶりに、2人で出かけられるのだと分かった。
【君からのLINE】
なんだかそわそわして、スマホで何度も時間を確認する。
二一時〇五分。まだLINEを送ってから五分も経っていない。
僕は落胆した。たったの五分しか過ぎていないだなんて。僕は、密かに思いを寄せている彼女からの返信がくるまで、こんなにも落ち着かない気持ちで過ごさなければならないらしい。
思い人とのやり取りとは不思議なもので、あんなにも練りに練って修正を加えた文章を送ったとしてもその数秒後には、いやあちらのほうが良かったか、いやそれでは馴れ馴れしすぎるか、と修正案が次々に浮かび上がる。ただの友人であればこんなこと思いもしないというのに、恋というのは不思議なものである。
なかなか気持ちが逸ったままなので、僕は彼女とのLINEのやり取りを見返す。
『おはよう! 今日も学校頑張ろうね〜』
『部活おつかれ! 窓からみえたよ〜! シュートとかなんかすごかった!笑』
『塾がんばる!笑』
傍から見たら他愛もない会話だが、僕にとっては一つ一つ大切な思い出だ。
なんだか自分が意気地なしのように思えてしまうが、学校で声を掛けようにも彼女は仲の良い女子たちと会話しているし、自分の友人からからかわれるのも少し億劫だ……とつらつら並べてみたが、どれも言い訳にすぎないような気もする。
僕は自分が意気地なしであることを一人で勝手に認めながら、先ほど送ったばかりのLINEを見返そうとした、その時--
『塾終わった! その映画私も気になってた〜!笑 今週末行けそうだけどどう?』
「うわぁっ!」
突然の返信に驚き情けない声が出る。どくどくと心臓が早まり、顔がみるみる熱くなるのを感じる。ふるえだした手でスマホを掴み画面を確認した。
彼女から続けざまにLINEがくる。
『既読はや!笑』
もうなにもかも投げ捨てたくなった。すさまじい羞恥心に苛まれたが、それに勝るほどの喜びが後から押し寄せる。
デート、OK貰えたんだ!
僕は内側から溢れ出す喜悦を必死に押さえ込み、画面に目を向ける。
……まずはどう返そうか。話はそこからだった。
日付けが変わる午前0時に届いたLINE
『迎えに来て』
可愛らしい兎のメッセージ入りスタンプと
訪れた彼女の誕生日に
僕はスマートフォンに"チュッ♡"とキスをした
#君からのLINE
君からのLINE
君からのLINEをずっと待っている。
LINEの通知がくればいつも真っ先に君からかなって。
ロック画面に君のアイコンで通知があると
たまらなく嬉しい。それだけで幸せなんだ。
そんな僕をよそに君からのLINEは1日に1回。
でも知ってるよ。君が返せない理由。
体だけには気をつけてね。
だからこそ1日1回の君からのLINEを心待ちにしている。
返信も毎回言葉を大事に選んでる。だって
大切にしたいから。1日1回の君と繋がれる時間を。
この小さな画面の中だけじゃなくてさ
昔みたいに顔を合わせて話がしたい。
けれど遠すぎる。
君と僕との心が。
僕には届かない。その笑顔に。
君からのLINE
LINEは凄く便利ですね。既読がつくから。読んだか、確認を取らなくて良いし。
既読スルーってのもあるから、使いづらいこともあるけど、わたしとしては便利なツールです。
君からのLINE、直ぐに返信して既読が付くかソワソワしていたあの頃。もう戻りたくないな。
相手がどう思うか、相手がわたしの事気に入ってくれるか‥ここから卒業することにしたから。
この先、そんなに長く無い人生は、社会性だけは保って、好きに生きてくことにしました。
悲しい時、辛い時
必ずと言っていい程、あいつからメッセージがする
と、言っても。
その送られてくる文章の内容は、いつも同じ。
素っ気なくて、ただ一言だけしか書いてない
けれどそのメッセージは、
俺を暗い暗い沼の底から引っ張りあげてくれる
救いの手だった
#君からのLINE
59作目
「ひんやりとした君とのやり取り」
暑くてとろけそうな日に、学業が終わり帰宅した私は冷たい物が眠る冷蔵庫へ駆けた。好きなチョコミントのアイスとスポーツドリンクを手に取り、椅子に腰を下ろし一息をつく。アイスの一口をほうばろうとするころスマホが震えて音を立てた。お預けになったアイスを見つめスマホを手に取った。
塾が同じだったのでノリでLINEを交換した君。友達追加してからスタンプしか送っていない君。君からのLINEだった。気づかぬ間に悪行をしでかしたのかと思うとなんだか体が冷えてきて、さっきよりもアイスの輝きが引いて見えた。そんな君が返した返信は爆笑の嵐。私は頭がハテナでいっぱいになり、過去の私が何を送りしでかしたのかを確認した。
私は真っ白になった頭に従い、震える手でアイスを一口食べた。うん。味があんまりしない。ちょっと溶けてて食感はよかった。なんと私が送った画像は、ズッ友的な信じられないくらい仲がいいマイフレンドに送る予定であったはずのおもしろ画像や推しのちょっぴりセンシティブゥな画像を君に送ってしまった。うん。やばいね。
とりあえず送信ミスであることの謝罪を送ってその場をくぐり抜けた。今後の君との関係性の変化に考察しながらアイスのゴミを捨てた。end
追記:ちなみにスポーツドリンクは送った画像にツボりながら美味しくいただきました。ご安心を。
『君からのLINE』
スマホが振動した。
目を向けると、それは君からのLINEだった。
勇気をだして声をかけてもらった、大切な宝物。
今思い出しても口角が上がってしまう。
けたたましくなる心音落ち着かせ、スマホを開く。
そこには、「よろしく!」と書かれたスタンプがひとつ、届いていた。
ただそれだけ。その一言で。
こんなにも舞い上がってしまう。
あぁ、君は罪深い人だ。
何も無いように、私も一言を返した。
「これから、よろしくね。」
※君からのLINE
Eメールって発明を知ってるか?
「既読」なんて機能はないんだぜ。
気になる相手からメールが来たけど
返事に困っても、
「既読」なんてものは表示されない
返事が遅れた理由だけ添えて返事をするのだ
「ゴメン風呂入ってた」
「ゴメン夕飯食べてた💧ウチ厳しくて」
LINEではありえない時空のゆがみだな
なかには、ウソだろってタイミングで
「ゴメン寝てた」っておい!!!
何が、幸せなのだろう。
あぁ!センター問い合わせしてぇぇええぇええ!!
君からのLINE
君からのラインと言われても、まだピンと来ない。読みも合ってるか自信がない。LINEが韓国の親会社から、日本に来たのは平成23年(2011年)らしいが、今年ガラ系からスマホデビューしたばかりで、何やら訳の解らないカタカナ言葉を解析している。いっそ、カタカナ言葉は全部ENGLISHにして欲しい。
基本アナログ人間なので、スマホより真空管ステレオ、CDよりアナログレコード、二眼レフカメラとかが好きだ。
十年一昔と言わ、LINEという言葉自体、アナログぽく感じる。むしろ電車の中で、今年見た高校生の男の子は、ガラ系携帯電話を自分に見せびらかすようにしてきた。CDよりアナログレコードが音が良いとか言っている若者たちがいるという。
歴史は繰り返すというが、流行は廃れては、また流行る。
子供の頃、流行った🤪ピース😐😛(子供には、またうけそう)が、今マイブームの、佳子さまがお嫁さんにするなら1番ぐらい大好きな、でも実際は血が濃いので出来るわけがない、 LINEは仕事と企業のお友達登録だけの、今日(9/15)交通事故にあった
🤕徳博
P.S
(今上陛下63才はLINEされているのだろうか?~君からのライン~お友達登録お願いとか‥‥‥) 27作目