とぅるとぅるな酢飯

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「ひんやりとした君とのやり取り」
暑くてとろけそうな日に、学業が終わり帰宅した私は冷たい物が眠る冷蔵庫へ駆けた。好きなチョコミントのアイスとスポーツドリンクを手に取り、椅子に腰を下ろし一息をつく。アイスの一口をほうばろうとするころスマホが震えて音を立てた。お預けになったアイスを見つめスマホを手に取った。
塾が同じだったのでノリでLINEを交換した君。友達追加してからスタンプしか送っていない君。君からのLINEだった。気づかぬ間に悪行をしでかしたのかと思うとなんだか体が冷えてきて、さっきよりもアイスの輝きが引いて見えた。そんな君が返した返信は爆笑の嵐。私は頭がハテナでいっぱいになり、過去の私が何を送りしでかしたのかを確認した。
私は真っ白になった頭に従い、震える手でアイスを一口食べた。うん。味があんまりしない。ちょっと溶けてて食感はよかった。なんと私が送った画像は、ズッ友的な信じられないくらい仲がいいマイフレンドに送る予定であったはずのおもしろ画像や推しのちょっぴりセンシティブゥな画像を君に送ってしまった。うん。やばいね。
とりあえず送信ミスであることの謝罪を送ってその場をくぐり抜けた。今後の君との関係性の変化に考察しながらアイスのゴミを捨てた。end
追記:ちなみにスポーツドリンクは送った画像にツボりながら美味しくいただきました。ご安心を。

9/15/2023, 12:37:33 PM