『向かい合わせ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君と向かい合わせになる。
僕は君に微笑みかける。
君は、僕に微笑み返す。
その笑顔のまま、君は僕に向かってくる。
と思った。
君は僕めがけて
近づく
近づく
触れる
わけなかった
僕の体は透けて
君をすり抜ける
ねえ
誰か気づいて
ずっとそう願ってきた
君なら見えるかと思ったのに
なんで消えれないんだろう
「だれか気づいて
助けてよ、、、、、、、、」
そう呟いて流した涙は
君に触れることもなく
すっと
空に溶けた
【向かい合わせ】
「せっせっせーのよいよいよい」
友人とリズムに乗って手を合わせる。
年齢が上がるにつれやる機会が少なくなったこの手遊び。他の楽しいことや面白いことなどを知ってしまったからだろうか。
でも思い返せば、無邪気に声を合わせ手を叩くあの頃が一番楽しかった。
『向かい合わせ』
向かい合わせに座ったあなたを見ていた
見て、聞いて、あなたの事を知る。
そして、勇気を出して言う。
「こんな私だけど、友達になってくれませんか」
〈いいよ。私も気になってたんだ。〉
「奇跡じゃん!」
〈確かに笑〉
そんな会話だけど、これまでで一番楽しい会話になった。
終
向かい合わせ
青いワンピースを着て、頭には麦わら帽子を被ってはある所に向かう。年に一度、必ず向かうところ。
「今日はいい天気だ〜」
桔梗の花が当たり一面に咲いている。
今年はこの花なんだね。
「今年は白いテーブルに白いチェア…センスいいねぇ。あ!私の好きな紅茶だ」
この紅茶飲んでみたかったんだよね。欲を言えば、お菓子も食べたかった。買ってきてくれないかなぁ…そんな事を考えながら、チェアに座り花畑を眺めていると後ろから懐かしい声が聞こえた。
「久しぶりだな」
「jnpi!!…柄悪」
「うるせぇよ」
着崩した黒いスーツ姿にサングラスって…ガラ悪いなぁ…。
「相変わらず警i官には見えないね」
「うるせぇよ」
「痛っ!!暴力反対!!」
「暴力じゃねぇよ。教育的指導」
「うぅうぅ」
「唸るなよ」
jnpiはテーブルを挟んだ前の席に座っては、こちらを見て笑っている。そして、「可愛い顔が台無しだから、さっさと機嫌を直せよ」と言って頭を撫でた。もう、誰のせいで怒ってると思ってるのよ
「あ、jnpiこの紅茶ありがとうね」
「気に入ってくれたか?」
「うん。我儘を言えば後でチョコレートケーキ食べたい!!」
「あー…冷蔵庫に入れっぱなしだったな。後で出すわ」
「やった♪楽しみにしてるね」
「おう」
花の甘い匂いが香る中でお互いに最近起こったことを話した。jnpiは、新しいパートナーのstuさんの事や、新しく後輩になったtkgさんの事を話している。なんでも、二人はお互いに気が合うくせにいつまで経っても付き合わなくて焦ったいとか言ってる。
「全く。さっさと告っちまえばいいのによ」
「それ…jnpiが言うの?」
「……」
バツが悪そうにあさっての方向を向いている。彼の頬をムニムニと摘むとジロリと睨まれる。怖くないよ。
「私達もお互いに惹かれあってたのに、素直にならなかったからね。まぁ、最終的に私が先にjnpiに告ったからねぇ〜」
「…お前の場合は言い逃げしたじゃねぇか」
「だってー」
「俺はお前にもっと、いろんな事を言いたかった。もっと好きだって言いたかったよ」
「jnpi…」
「…俺は今でも、お前が好きだ。この想いは変わらない」
真っ直ぐな眼差しで、そんなこと言わないでよ。
もう少しだけ、ほんの少しだけ、ここにいたいって思っちゃうじゃん。
「私は幸せになって欲しいんだけど…」
「お前を思うことが俺の幸せなんだよ。何度も言わせんな」
「もう…何遍言っても頑固だよね」
「諦めが悪いんでな。お前も知ってるだろ」
jnpiは私の頬に手を伸ばしては、優しく撫でた。
あったかいなあ…大好きなjnpiの手だ。
「うん。知ってるよ」
目を瞑ってjnpiの温もりを感じる。もう少しだけ居たかったけど…残念ならが時間だ。
「jnpi、そろそろ時間だよ」
そう告げると一瞬だけ悲しい表情をしたと思ったら、jnpiは目を閉じていつものように笑顔になってくれた。
ありがとう
「来年も…来てくれるか?」
「うん。あ、来年はケーキ忘れないでね」
「おう」
「体に気をつけてね。あと、煙草の吸い過ぎも駄目だからね」
「…」
「jnpi?」
「分かった。気を付ける」
「よろしい」
満面の笑みを浮かべて私は、jnpiの額にキスを落としてた。
*•*•*・*•*•*・*•*•*
カーテンから差し込む光の眩しさで目を顰める。
もう少しだけ、一緒にいてくれてもいいだろうに…
気だるい体を起こしてはリビングに向かう。いつもだったら洗面台に行くんだが、今日は顔を洗うより先にやる事がある。
「約束のチョコレートケーキだ。出してなくて悪かったな」
桔梗の花瓶を少し動かしてはケーキを隣に置く。
顔洗ったら新しい紅茶も淹れるから待ってろ。
「来年は口にキスをしてくれよな」
笑顔を浮かべている写真に言うも返事はない。
また、来年逢おうな
題【向かい合わせ】
「男女の2人組をつくって~。次の授業までにな」
いきなり先生がそんな事を言いました。
「え~、どうしよ!ふうまと組みたい~!」
「分かる~!!」
やっぱり、ふうまは人気者ですね。
「誘えるような人もいないし、どうしましょう?」
次の授業までに男女ペアって!
「すーみれ!決まった?」
「葵~どうしましょう?組む人なんていませんよ。」
「私はもう決まったけど?」
「え!?私だけ、決まってないのですか?」
「ん?かもね!」
「ねぇ、すみれ!」
「またふうまですか!?」
「あの、良かったら、次の授業のペア、すみれが良いかなって思って…。」
「えっ!なんで?ふうまなんか一緒にやる人は数えきれないほどいる…、」
「すみれ、OK出してあげなって。どうせやる人いないでしょ?好きな人だよ!?」
小声で葵にそんな事をいわれました。
「まぁ、組む人がいないのなら。分かりました。」
「やった!」
「声大きいです!!」
わぁ、みんなに睨まれてる。だからOK出したくなかったのに。
「ほら、いくぞ?遅れる。」
「あっ、すみません!てか、一緒にいく意味はないと思うのですが?」
「良いだろ?俺が一緒に行きたい!」
「そんな、素直に言わないで下さい。」
向かい合わせでやったら、緊張どころではないですって!
好きな人ですよ!?無理 無理 無理!!
ダンスの練習だったなんて~!
しっかりと先生の話を聞くべきでした~。
2「おっ!お前の負けじゃん!笑」
1「ほら罰ゲームな!笑」
「はぁ〜マジかよ……」
2「約束は守れよな?笑」
「分かってるって」
ーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ー
「あ、あの……」
「ご、ごご要件はな、なんでしょうか?」
「……!?」
「あのさ……」
「俺と付き合ってくれ……!」
「……うぇ?!」
「本気ですか?!」
「ああ、本気だ……!」
「な、ならいいですけど……」
「ほんと?ありがとうな!」
ーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
1「はは!あれは本気だと思っちゃうでしょ笑」
2「可哀想!笑」
2「お前、イケメンだしな笑」
「な!俺の演技すごいだろ?」
1「1週間、根暗女と付き合うの頑張れ笑」
1「じゃあな!」
2「またな!」
「おう、じゃあな」
「…………」
「…………っ」
「(あの子……可愛いかったぁあー!//)」
「(向かい合わせになったとき
前髪の隙間からめっちゃ可愛い顔見えたし……//)」
「(告白したとき
めっちゃ赤面してたし//……可愛すぎだろ……)」
「……付き合うとか普通に幸せだろ……」
「…………」
「スゥーッ……どうしよ……」
ーーーー
ふざけた告白からのガチ恋好きっす……
初めての二人暮らしの食卓で照れつつ手と目と声を合わせて
題-向かい合わせ
私がこの本二感動した点は、瞬時の創造力に溢れ、笑いと感動を同時に呼び起こすというところに感動しました。この絵を描こうと思った理由は、自由な発想と表現を通じて創造力を広げたいから。その瞬間の驚きや感動を得に残し、他人と共有することで新たな発見や交流が生まれると感じたからです。また、工夫したり大変だったところは、
向かい合わせ。
僕は、ひと言多いとよく、怒られた
目を見て話せと叩かれた
なんだその目はと叩かれた
何をしても、しなくても。
王様の耳はロバの耳
僕にとっての井戸は、自室の壁。
おでこを当てて自責の念仏
不思議と落ち着くから習慣になった。
ある時ふと、おでこを当てる場所が
黒ずんできた事に気付いた。
数年経つ頃には、もう一人の僕になった。
名前をつけた、カイリ
僕の病名と同じ名前にした。
カイリはいつも黙って僕の話を聞いた。
いつも最初は冷たいが、離れる頃には暖かく
ずっと離れたくないと毎回名残惜しんだ。
ある日、カイリにくっついた時
カイリは最初から暖かかった
顔の所が濡れていた、カイリ
泣いてるの?
数日後、僕が出かけている間に
カイリは居なくなっていた。
僕の自室の茶色の壁は、真っ白な壁に
変わっていた、サラサラで最初から少し
暖かい、でもカイリが居ない。
真っ白な壁にするのにお金が掛かったと
僕は髪を捕まれ、平手打ちされた
助けてカイリ。
夜、泣いていた僕の所にカイリがきた。
僕は泣きながらカイリと話した。
わかった、カイリ。
王様は、いらない。
そうだよね。
僕の部屋は真っ白な壁。
でも僕には、カイリが見えていた。
だからいつも向かい合わせで
ずっとおしゃべりを楽しんだ。
お薬を飲むとカイリが悲しんだ
僕も悲しいから、いつもこっそり吐いていた。
カイリが微笑んだ、僕も微笑んだ。
2人はいつも、向かい合わせ。
#向かい合わせ
死んだら楽になれるのかな…
生きてたらいいことあるのかな…
死んだら誰かが泣いてくれるかな…
生きたてたら誰かと笑い合えるのかな…
死にきれなかったら怒られるのかな…
生きていけば褒められるのかな…
ふわりと揺れたカーテンに
小さな人影が一つ
彼女は、
生と死の間にいた
手すりに手をかけて
呟く
ほら、また…
仕事が休みなので、資格の勉強をする
向かい合わせにいるあなたはパソコンに向かって仕事をしている
小気味よいタイピングの音が部屋に響く
普段見ることのない表情
同僚になった気分だ
邪魔にならない程度に観察する
仕事が終わり普段の表情に戻る
今日もお疲れ様
自分と自分と向かい合わせして
聞いてみて覗いてみて頭の中と胸の内
見えなくてもいい解らなくてもいい
多分判るよその内に、
ずっと自分に向かい合わせてきた人は必ず理解
できるから。
✼•┈┈向かい合わせ┈┈•✼
死と生は向かい合わせで
死はみんなに平等に等しく訪れる
だからこそ、向かい合わせの死が来るまで、
生と共にある僕らはこの世界を生きる。
どんなに死にたくても、明日が見たくなくても
生きる、生きる、生きる、
背一杯、生きる
たとえ笑えなくても、どんなに苦しくても、
生きなければ、いけない。
生きて、生きて、生きて
自分の限りある時間、全力で駆け抜ける。
何言ってんだって思うかもしれないけど、
兎も角、僕は、たしかに顔を見たこともないけれど、
それでもあなたにこの矛盾した言葉を伝えたい。
僕だって、明日が見たくないときがある。
死にたいと思う日も、苦しくて仕方ない日もある。
でも、それでも、心臓は止まらなくて、
死にたいのに、生きなきゃいけないくて、
でも、死ぬのは怖くて、痛くて、
でも生きたくて、でも死にたくて、
大きな矛盾を抱えて、それについて考えて、考えて
この感情はなんだろうと考えながら僕は生きる。
いつか来る終わりである死と向かい合わせで生きる。
だから、結局言いたいのは、ただ一つ
どうか生きててください。
死が、顔を見たこともないあなたに訪れるまで、
どうか生きててください、死なないでください。
自分で自分の心臓にピリオドを撃たないで下さい。
僕が言いたいことは、それだけです。
「前座ってもいいですか」
「どうぞ」
1度も話したことの無い同じクラスの男子に声をかけられた。なんとかかんとかレクリエーションの授業中だった気がする。眠過ぎて声かけられるまで半分寝てた。
「……字めっちゃ綺麗すね」
「……どーも」
会話は特に弾まないまま、淡々と言われた言葉に返す。たまに男子が話しかけてきて、一言返す。一言返したら一言返ってくる。レクリエーションも終わりを迎え、解散の言葉が教室に響いた。
「……すんません、名前聞いてもいいです?」
「…………𓏸𓏸です」
「よろしくな𓏸𓏸」
すっ、と差し出された手と、手を出してきた男子の顔をチラチラ交互に見る。握れよという圧に負けて少しだけ握り返した。
「ん、よろしくな!」
「……はぁ」
ふんす、と満足気に去っていく男子の姿を見て、わざわざ自分の向かい合わせに座ってきた理由が少し分かったような気がした。
『向かい合わせ』
「同じだね、鏡のように」と言う君に、「それは逆だ」と言えない、僕は。
/お題「向かい合わせ」より
時々、友人とランチに行く
多人数でグループランチではなく
ほとんどが一対一だ…
ふと思い返すと「向かい合わせ」を
何故か避けている…
椅子が2つなら真正面は致し方ないが
4つ席がある時は、暗黙の了解で
斜め向かいに座る…
私たちは変わっているのだろうか?
そう思って少し調べてみた…
【以下ネットより抜粋】
女性は正面に座るよりも、斜め前に座るほうが好意を持っている可能性が高いです。 斜め前に座る場合は、あなたに良い印象を持っており、「もっと親しくなりたい」と考えています。
………良かった〜!
無意識にやっていた行動だったが
やはり、潜在意識というのだろうか
これからも、友人を大切にして
楽しいランチタイムを過ごしたいと思う
向かい合わせ
常にそのはずでは
向かいにしか目はない
誰が相手でも
それなりに見てるし
それなりに聞いている
誰だったかは忘れるけれど
ずっとは無理だけど
度々なら可能
繰り返しが同じだと
聞かなくなる
効かなくなる
言葉を変えるなりした方がいい
通じなくなる時って
同じ話に感じてるんだと思う
過ぎたるは及ばざるが如し
日々の日常は
刺激で出来てる
目覚めから就寝まで
度々だから行えてるけど
ずっとだと病気みたいなもの
向き合っていられる数には
限りがあるみたいだけど
それも含めての自分なら1つだね
まずは自分と向かい合わせ
外らせても逃げられないものだよ
「向かい合わせ」
机を合わせてペアワーク。
ふと目の前のペンを走らせる君が気になってしまう。
──綺麗な字
しばらく見てしまった。
君が伸ばした足があたる。
パッと顔を上げれば、君と目が合う。
「ごめん、足あたった。
てか、全然課題進んでないじゃん。」
と笑う君。
なんとなく特別な時間だった。
「向かい合わせ」
人と向かい合わせになって話すのってすごく緊張する
ご飯のときでも相談事でもそうだけど、相当仲のいい子じゃないと私はしんどい
なんだろう、威圧感というか常に見られている感じが気が張ってしょうがない。あとは足をどのくらいまで伸ばしても当たらないかな、、とかしょうもないことも考えたりしてる。
向かい合わせ
何年振りかに再会した、かつてのクラスメート。
そして私の中学時代の片想いの相手。
同じクラス、同じ班、そして隣同士の席。
彼はクラスのムードメーカーで、面白くて、優しくてかっこよかった。
高校も同じだったけど、クラスは違ってしまった。
それだけで、あんなにたくさん話していた関係が、あっさりと終わりを告げた。
ただ隣のクラスになっただけで、こんなにも隔たりが出来てしまうとは。
いや、私が勇気がなかっただけだ。
遠くから見つめることしかできなかったのだから。
そんな片想いをしていた相手と再会した。
中学校の同級生同士が結婚したからだ。
再会しても彼は当時と変わらずで、ほっとした。
むしろ、大人になった彼に変わらずドキっとしてしまった。
と言っても、もう私の中では消化した恋だ。
懐かしいなと思うくらいで、それ以上の胸の高鳴りはない。
二次会は向かい合わせの席になった。
何だか中学校の給食の時を思い出した。
向かい合わせで食べていた時のことを。
昔も、そして今も彼のムードメーカー役は相変わらずで、私は笑った。
中学同士の友人たちが集まれば、昔話に花が咲く。
私は『今だから言うけどね』と言って、昔好きだったことを告白した。
当時は『好き』なんて言葉に出すのが恥ずかしかったけれど、今はこんなにも素直に言える。
それが自分の中で、清々しかった。
彼は一瞬驚いた顔をしたけれど、にこりと笑って『実は、オレも』と言った。
「なんだ、告白すればよかった」とお互いに笑いあった。両思いだったんだと知れただけでも、何だか嬉しかった。
向かい合わせで座る彼から、熱を帯びた視線が刺さる。
「今、付き合っている人いるの?」
「いないよ」
一瞬の沈黙。
「じゃあさ、どう?今からでも」
周りの友人がどんなに騒いでいても、彼の声はハッキリと聴こえた。
中学校の時に向かい合わせで見ていた彼の顔。
こんな真剣な顔は初めて見た。
男の人の顔になっていた。
そして私も女の顔になっているのだろう。